レビューメディア「ジグソー」

あれも撮りたいこれも撮りたいのわがままを叶える

※フルサイズ用レンズ2本目のライトユーザー&α7 IIの感想です。
※画質の細かい差とかは判りません。使用感メインです。
※出たばかりなので実使用2日程度での内容です。

※2022/10/10 もう1日持ち出したのでその分をざっくり追加 &後半を一部再構成

 

自分はα7IIを買ってから実質TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) 1本だけを使用していた。

それ自体に大きな不満は無かったが、車を撮る上でもう1歩望遠が欲しくなった。
ある程度望遠が効いた時の車のシルエットが好きなので、スペースに余裕のある場所で車を撮るときは75mm固定で使っていたくらいだったのだ。
で、レンズ用に予算を用意して追加の1本を検討しだした。順当に行けば同シリーズの70-180mmあたりだが、お出かけした時にぱっと車を撮るとなると70mm始まりだと駐車場のスペース次第では厳しいので結局2本持っていくことになる。
ならいっそ追加レンズは現地での交換前提とすべきか。そうなると使用頻度が少なくなるのは目に見えているので、車撮影での使用は限定的と割り切り、100mmはじまりの望遠レンズにして、今まで撮れなかったものを撮れるようにしたほうが楽しいのではないか。

 

とかなんとか悩んでいたらなんか流れてきた発売予定新商品の情報を見てしまい、あーもうこれ行くしかないじゃんと思って突撃したのがコレ。

TAMRON 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A067) 2022年9月下旬発売。
検討時点では試作機による事前レビューがあるだけだから基本的にはいい情報しか流れてこないのだが、それにしたってなんか凄そう。


文字通り400mmでの望遠レンズでありながら標準レンズの域になる50mmまで撮れるやつ。8倍ズーム。
こういう高倍率モデルはある程度画質を犠牲にして利便性を求める傾向なのだが、これはあくまで「高倍率レンズ」ではなく「50mmも撮れる400mm望遠レンズ」という位置づけらしい。

普通に400mmの望遠レンズとしては軽量な部類に入る1155g。サイズもそこまで大きくない。あくまで望遠レンズとしての位置づけだから(そりゃ大口径レンズや高級モデルには及ばないだろうが)画質もいいらしいし、手振れ補正も強力らしい。

 

お値段も実売15万円+税前後。いやカメラ世界はインフレで感覚がマヒしてるし高いものに違いないが、このスペックだと決して高くない。
何よりこれから出るものだから物価がお高くなっている昨今「あの時買っておけばよかった」と過去の価格を見て嘆く事もない(重要)。予算オーバーだが、このスペックならマルチに使えて使用頻度も高いハズ。
ヤフーショッピングのポイント還元率が一番高いタイミングを狙って購入したので、税込み165000に約42000ptがついたので実質12万円代(しかもペーペーポイントだから使う機会無くても自動車税に使える)

更新: 2022/10/10
サイズ感

標準レンズから乗り換えればそりゃでかいがスペック考えればすごい

 

重さは先述の通り1.1kg。このクラスの望遠としては軽量だが当然これまで使っていたレンズよりは重い。カメラ+小物類を含めて1.7kgくらい。気軽に動きながら撮るには自分の腕力だとこれが限度かな。

 

全長はカタログ値183.4mm。フードをつけて本体にセットすると280mm程度にまでなる。これまで使っていた28-75mm(フード装着)にあわせて買ったインナーケースは使えないかなと思ったが、フード逆付けにすれば255mm程度になったのでちょうど収まった。


フィルタ径も67mmで極端に大きくないし28-75mmと共通なので流用可能。とはいえPLフィルタくらいしかもってないし、プロテクターはつけっぱなしにする派なので新品追加購入。

デザインはシンプル。遠目に見たら今までの28-75と大差ない。露骨に望遠望遠してないから街中で振り回してもさほど奇異な目で見られることもない(もちろん周囲の安全とマナー守ろうね)。

ズーム時はにょいーんって伸びるぞ。あ、これやっぱ望遠だわ。

 

2日程もって街中を撮ったり、車を撮ったりしたが、サイズや重さのせいで撮れなかったりしたものはなかった。筋肉痛になったけどそれはぼくが貧弱なせい。このスペックでこのサイズはすごい。

スイッチはフォーカスロック、ズームロックに加えて手振れ補正スイッチとモードスイッチがある。
手振れ補正は通常・流し撮り・補正無しの3種類。流し撮りモードはまだ試してない。
モードスイッチはPCに接続して設定すればフォーカス距離設定とかできるらしい。まだ手付かず。
スイッチ類はどれも使いやすい硬さとサイズなので、持ち運び時は手振れ補正をオフにしとくとかもサっとできる。

更新: 2022/10/10
使用感

50mmはじまりで文字通り幅が広い@スカイツリー

そもそも400mm望遠自体が初体験なのでwktkしながらスカイツリー近辺へ。あそこならカメラ振り回してても不審者感ないし。あくまでこのレンズがどんなふうに使えるのかを試しに行ったので無計画にパシャパシャしてる。

※写真は基本的にリサイズとJPEG圧縮のみですが、一部微妙に色補正したものややRAWから自動補正で起こしているのもあります。

 

スカイツリー最寄りの駅に降りたら近すぎたでござる。

せっかくなので上から50・約100・約300・400で撮ってみた。これは極端な例だし縦持ちにすればもっと全体を写せるが、50mm始まりのでかさがわかりやすい。100始まりの望遠レンズだと一番上の1枚が撮れないことになるので「あ、やっぱこれ撮りたい」となる優柔不断マンにはとてもありがたいのだ。

こちらも上が50mm、下が400mmで同じ場所から撮影。全く別のものがちょっと手を回すだけで撮れる。まるでコンデジのような手軽さで、フルサイズミラーレスの画質を享受できる。強い。

400mmとなると望遠圧縮効果が凄い。目で見ているのとは全く別の世界が撮れる。

こちらは100mmちょい。そこまで重くないのでさっと思いついて見上げて撮れる。これまで使っていた標準と全く同じとは無理だが取り回しが苦にならない。

こちらは50mm。目で見た感覚に近い風景。あんまり通りすがりの一般車ガン撮りするのもよろしくないので遠景だが、当然近くのものもフレーム内に収める事ができるので、とっさに撮りたいものが来た時の対応力が望遠のそれではない。

夜にも来た。

F値が流石に少し暗めなので夜は苦手かなとも思ったが、そこは最新型の手振れ補正が補う。上の写真はシャッター1/125で400mm望遠だが問題ない。

手持ちでシャッター1/13だが大丈夫。ISO3200なのでα7IIだとノイズがまあまあ乗り出すISOだが良いボディなら気にならないだろう。

そしてこれ、見方を変えれば「望遠レンズ用の強力な手振れ補正を備えた50mm」として使えるのだ。もちろん普通の50mmよりF値が高めになるが、今まで明るいがレンズ側に手振れ補正の無いレンズを使っていたので、F値の暗さを補ってむしろ場面によっては撮りやすいくらいだった。

明るい街中ならもうISO1600で余裕ある。

これはついでに乗換駅で撮ったでんしゃー。電車は基本望遠側で撮る事が多いだろうが駅のホームで乗った電車を記念撮りで100mmくらいからの遠くを走る電車を400mmでシームレスに撮れる。

 

あと望遠が今まで欲しかったシーンというと野良ネコチャン(他警戒心が高い動物)なのだが、残念ながら野良猫ネコチャンに遭遇できていないのでチャンスを待とう。

更新: 2022/10/22

車撮り

車。むしろ自分的には一番多い用途なのだが、さすがに車はサーキットやジムカーナでの走行中以外なら近づいて撮れるので望遠を使う事は少ないだろう。

テスト的に空いている駐車場で400mmまで使って撮ってみたが、その辺は望遠圧縮で背景を生かしたいとかそういう極端な使い方以外ではあまりつかわなさそう。というかそこまで広い場所で停める機会がなかなかない。

一方車のシルエットとしてみると100mm前後で撮った写真が一番好みに写る。↑の写真はちょうど100mmで撮ったもの。というか元々レンズの追加してみたかったきっかけが100mmくらいで車を撮ってみたいという理由だったのだから。

ただこれも実際使って「やっぱり」となったのだが、100mmでも結構車から離れて撮る必要があり、↑の写真も邪魔にならないよう周囲にかなり気を使いつつ離れた場所から撮ったので、出かけ先の駐車場で気軽に…となると今までの28-75mmのように気軽に撮るのは難しい。そう、こいつが100-400だったら駐車場でレンズ交換するかその場ではスマホで撮るかだったはずだ。しかしこれは50はじまりだ。

50mmなら3mくらい離れれば全体を収められるし、一般的な駐車場なら車が通るのにそこそこの通路幅がある筈なので、通路の向かい側程度まで離れれば周囲の風景もフレームインできる。流石に標準レンズ程ではないが「目的地到着時に自分の車の記念写真を撮った後そのまま望遠が必要な場面へ向かう」という荒業ができるのだ。↑の写真は大黒PAなので目的地というより途中だけど。しつこいようだけど周囲の車や人に気をつけて迷惑がかからないようにしましょう。

 

先述の通り強力な手振れ補正を持った50mmとしても扱えるしそこまで重くないので…

(これは試しに撮った自分の車で面白がってゴチャゴチャつけてて見せられたものではないが)カメラを高く持ってエンジンルームを撮影とかできる。手振れ補正にモノを言わせてF値を上げればディティールも細かく撮影できるだろう。展示イベントとかで交換無しにエンジンルーム撮れそうだ。

もちろん手振れ補正がある分夕暮れや夜間にもISOを下げて画質を重視するという選択肢が取れる。

 

ただずらーっと車を並べて置くようなイベントだと50mmでも厳しいしそもそも望遠を使う場面は少ない。

これはお台場のスタンスネーションを入場前に歩道橋から遠景で撮ったものだが、さすがにこれはこのレンズでは並んだ車はきついのし望遠も使用場面が無いので会場ではは28-75へ交換した。

 

しつこいようだが、車を停めてぱっと撮れる画角を持っているの大変使い勝手がいい。100始まりの望遠レンズを買っていたら、自分の車が撮り難いという理由で使用頻度が下がる事が予想されたので、これをつけっぱなしにしていても車を撮れるというのはとても助かる。ありがたい。ステキ。

更新: 2022/10/10

近接撮影 (22/10/10追加分)

実はこのレンズ、近接撮影もいける。ぜいたくなやつだな。

50mmの最短撮影距離は0.25m、400mmでも1.5m。すげえなおい。

これは50mm側。直径10cmくらいのメーター。でも実はまだ寄れるんだが、ハンドルにカメラがぶつかったでござる。

図体でかい見た目を気にしなければ、机の上のご飯を座りながら撮れる撮影範囲だ。

 

こちらは400mm側。松の木。これは手の届く位置で撮ったがちょっと手の届かない位置の展示物や植物をドアップで撮るのもお手の物。いやーほんとお前なんでも撮れるな。

更新: 2022/10/22

横須賀で無計画撮影 (22/10/10追加分)

横須賀までドライブに行ってきたのでその時に撮った写真と使用感を追加。

まあ半分このレンズを試すためという本末転倒な理由で行った感はあるが、↑の車撮影欄の大黒PAの写真もその道中。この日ほぼレンズの交換が不要だった恐ろしい幅。

 

尚、ここに掲載していない写真あるけどZigsowのフォトアルバム容量もあるのでブログに今回のドライブの記録かなんかとして個人ブログに上げています。重複の写真や内容も多いですがどうぞ。

 

個人ブログ 横須賀に50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXDを試しに行くぼっちドライブ

 

メインの目的地はヴェルニー公園。ここは船が撮りやすいと聞いていたので。

マップはグーグルより。下の緑色がヴェルニー公園で↑の写真に写っている艦は地図のHarbor Master Pierマークの箇所に停泊していたのでざっくり500m以上離れている。

ヴェルニー公園から見える巨艦「いずも」。かなり公園に近い位置(地図でいう逸見岸壁)に停泊しているのもあり、望遠どころか84mmでこのサイズ。

スカイツリーと同じくほぼ同位置から400mmにすると…

艦橋ドアップだ。

 

こちらは別の高台にある安針台公園から撮ったいずも。ちょうどヴェルニー公園からいずもを挟んで反対側って感じの位置になる。

214mm。この公園、フェンスが高いのでカメラを両手で高く上げたポーズでプルプルしながら撮るし当然このレンズでそんな撮り方初めてなのだが、念のためシャッタースピードを1/640まで上げておいたのもあり失敗した!って感じの写真は無かった。にしてもほんといずもでけえな…

こちらは65mmで広めに手前の自衛隊艦を撮影したもの。

そしてこれが隠れちゃってるけど400mmで奥のインディペンデンス級を撮影したもの。ステルス沿海域戦闘艦で独特なデザイン。

これらをレンズ交換無しで撮れるんだからとてもらくちん。

 

尚安針台公園は徒歩で行ったのだが途中の階段がなかなか一気に上がる。

プチ山登り感。そういう写真もそのまま撮れる。尚この日は三笠公園の辺りに車を停めて徒歩移動していたので、何度か行ったり来たりしたのもありざっくり7km 3時間歩きor撮影っぱなし。さすがに疲れた。疲れたけど何とかなる程度の機動力を確保してくれる。デスクワーカー君むりすんな。

 

そしてこちらは三笠公園。

そう、今回唯一「50mmでも入りきらないな」ってなったのが三笠。

目の前にあるのでさすがにムリ。

 

せっかく来たのでもうちょい先まで車を移動して観音崎へ。

※下の2枚は確かPLフィルタ装着(うろ覚え)

狙い通り車を駐車場で記念撮影からの、遠くの船からの、広めの風景まで一気にとれる。

とにかくまあ撮りたいってものはだいたい撮れる。

更新: 2022/10/10
満足度

思い切って買ってよかった

とにかくまあこれ1本で色々撮れるし、広角側100と50の差はデカイ。本来ならレンズ交換が必要な場面で交換無しでゴリ押せる。あれも撮りたいこれも撮りたい優柔不断な自分のわがままを聞いてくれる。屋外シチュエーションなら大抵のものを撮れるだろう。

ある意味コレ一本ですませられる範囲を考えるとコストパフォーマンスも高いと言える。

 

画質に関しては特に詳しくないが、違和感を感じるようなものは無い。

そりゃ画質のいい単焦点とかめっちゃ望遠のきくレンズとか特化したモデルや高級ランクのレンズに比べれば違ってくるのだろうが、気軽に持ち運べて手で振り回せる本体の重さやサイズ、50-400mmという撮影域、強力な手振れ補正、フルサイズミラーレスで期待される画質をこのお値段で実現しているのだから総合バランスがとても高い位置でまとまっているんじゃないだろうか。

素人ながらすごいと思う。すごい。あとは自分の写真の腕と腕力つけような。

 

これの使用感を試す為にスカイツリーと横須賀行った訳で、今までヒッキー気味で理由無いお出かけがなかなかできない人間だったんだけど、「写真撮影」という理由でお出かけしたくなる。たのしい。

 

そしてこのレンズのおかげで100mm前後の車写真やっぱり好みだと判ったので、85mmの単焦点の中古品を購入してしまった(沼)。合計3本になったわけだけど…

 

●Tamron 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

…F値が欲しい時、屋内、車の置き系イベント、勝手に近づいてくる親戚の家の犬

 

●Tamron 50-400mm F4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A067)

…望遠が欲しい時、手振れ補正が欲しい時、風景写真撮りかねたドライブ、逃げる野良猫

 

●Tokina atx-m 85mm f1.8 fe

…車キメ撮り用。

 

てな感じかなー。

まだ購入間もない感じなのでまた気づいた事あったら更新します。

  • 購入金額

    165,000円

  • 購入日

    2022年09月26日

  • 購入場所

    Joshin ヤフーショッピング

25人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (9)

  • めーぷるんさん

    10/02

    はじめまして。コメント失礼します^_^

    高倍率とはいえシャープでいいレンズですね。
    テレ端もF6.3で極端に暗いことも無いし、50ミリでハーフマクロいけちゃうくらい寄れるのがいいなぁ…
    ニコンでも出して欲しいです…笑
  • 下小川さん

    10/03

    はじめましてー

    本当にメーカーのキャッチ通り高倍率なのに望遠レンズとしての性能疎かにしてないんですよね。
    それで今回まだちょっとしか試してないんで触れてないんですが仰るとおり寄ってもAFもちゃんときくんですよね(何か機会あったら追記しとこうかと)。
    よく作ったなあと。このレンズがウケれば他メーカーや他規格で同じようなコンセプトのでないかなー
  • めーぷるんさん

    10/04

    返信ありがとうございます〜

    寄りの作例、是非見てみたいです!
    レフの頃はSIGMAで50-500とか似た趣向のレンズもありましたが、こっちは時代が進んでコンパクトになって写りも良くなってるでしょうからいろんなマウントから出てくれたら撮影の幅広がるなぁって感じです。
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