レビューメディア「ジグソー」

オリジナル缶バッジを造ろう

 

クリエイターとは、常に何かを作りたがっているものです。


ポップなブランディング案件を進めていて何かアイテムが欲しいな、と考えて Amazon を物色していたところ缶バッジを作る玩具を発見し、急に缶バッジが作りたい衝動に駆られるままに購入。

 

特にバッジを付ける理由も無いのですが、「オリジナルのアイテムが作れる」というところがポイントで、そうすると創造意欲が刺激されます。

 

 

 

 購入したのは。「Canバッチgood! 鬼滅の刃セット」。

通常版の「Canバッチgood!」セットは4千円前後の価格なのですが、この鬼滅セットは在庫が余っているか投げ売りされている状態で、千円ちょっと。お得すぎます。

そんな理由で「いま買うしかない!」と張り切って購入したという経緯。

 

 

 

この玩具は使用したことがなく存在も知らなかったのですが、簡単に本格的な缶バッジを作れるものだそうで、女子や幼少年代を中心にけっこう昔から人気なのだそうです。

 

話をしていると、知り合いにも「家にあるわ」「昔よく作ったなぁ」という人がかなり多くいてびっくり。隠れた人気アイテムなのですね。

 

電池や電源、火なども必要なく、安全に手作業だけでクラフトできることもあり、親世代にも安心して購入できるというのも理由のようです。さすが製造元がバンダイなだけありますね。

 

 

 

鬼滅の刃セットには、鬼滅の刃に登場するキャラクターのデザインシートが同梱されているのですが、その他にも自分で撮影した写真やイラストなどを作って自由に作れるというところも面白いところ。原価を考えると、かなり安くオリジナル缶バッジが作れるのでクリエイターの食指も伸びるというものです。

 

 

 

外箱を外すと、こんな感じ。
綺麗に無駄なく入っており、もう一度箱にしまおうと思っても簡単に元に戻すことができます。

 

 

 

初めて購入したアイテムなので、本当に作れるのか不安だったのですが、びっしり書き込まれた説明書が入っており、ちゃんと読めば絶対に間違いなく作ることができます。

 

一度作り方を覚えてしまえば、ものの数秒で作ることもできるほど簡単です。

 

 

 

 これが鬼滅の刃セットという理由になる、鬼滅の刃に登場するキャラクターのデザインシートが同梱されています。このシートを使うと簡単綺麗に推しキャラクターの缶バッジが作ることができます。

 

切り込みも入っているので簡単に切り外すこともでき、このシートを使うことで完璧な市販レベルの缶バッジにできるといっても過言ではない。

 

 

 

本体の方にもイラストが入っています。

 

正直、価格目当てで鬼滅の刃に思い入れが無い人にとっては邪魔な要素なのですが、特に落ち歩くものでもないので全然 OK。

 

 

 

背面。子供が触っても危険な要素が無く、鋭い刃があるわけでもありません。

何より、頑丈でしっかりな造りで、大人の文房具といっても良い素晴らしい出来です。
老舗メーカーの作る製品ってやっぱり品質が違いますね。

 

内部を除くと、缶バッジ製造工程が想像できることもあり、クリエイターにとってはたまらんです。ここの部品がこうなってああなるのか……なるほど、と唸らされます。

 

ということで、さっそく作ってみます。

 

 

 

鬼滅の刃グッズに執着がないので、いきなりオリジナルを作ってみます。
(鬼滅シートは友人の子供にあげました)

 

Illustrator で缶バッジのサイズで画像を作り、印刷します。
缶バッジ表面の他に、側部から巻き込む余白も必要なので、少し大きめの余白も用意してデザインします。

 

 

 

印刷します。
缶バッジは付属のフィルムで覆うので家庭用のインクジェットに印刷した紙で充分です。

 

ウチには家庭用プリンタが無いので、Canon のレーザー複合機で印刷しました。

 

 

 

印刷した紙を、ハサミで切っていきます。
綺麗に丸く切る必要はないです。ギザギザでもクオリティにそこまで影響するとは思いません。

 

僕はけっこう適当にいきなりハサミで切りました。

 

 

 

トレーに、缶バッジのパーツを2品、デザインした紙、フィルムの順に乗せて本体にセット。
あまり揺らさずに作業するのがコツみたい。

 

ハンドルをくるくると回して作っていくのですが、力が必要なく、女子や子供でも可能です。

 

缶バッジパーツは金属でマグネットで固定され、紙やフィルムもぴったりしたサイズになっているので位置がズレるとかはあまり無いかなと思います。

 

1回だけ中心からずれた時があるのですが、最初の頃だったので揺らしたか手順を間違えたかと思います。

 

 

 

出来上がり。

このセットにはホログラムフィルムが付いているため、デザインした紙をキラキラに見せてくれるので、見た目けっこう立派です。なんというか、缶バッジらしい見た目になっているというか。

 

これは僕のブランドアイコンにもなっている「:D」デザインのバッジです。
自分のロゴなんかをアイテム化できるサービスも今は多いのですが、自分で手を動かして作るアナログなアイテムも、なかなか良い雰囲気で僕は好きです。

 

嫁や彼女宛に、「推し」ジョークアイテムとして作るのも面白いかなと思います。

 

大人はもらってもあまり嬉しくないと思うのですが、安全ピンではなくボールチェーンを付けて自分の商品に付けてタグ代わりにしたりとか、面白く展開させることもできます。

 

 

 

 

更新: 2023/05/06
デザイン性と機能美

実際、大人でも楽しめてテンションが上がる

缶バッジってチープな雰囲気もあり、日常のお洒落アイテムとしても使用されることは少ないです。

 

この手のアイテムの需要を考えるとマーケティング的には「推し活動」層がまず筆頭になるかと思います。気に入ったアイテムが市場になくても、手作業による創作で私的に所有できるのだからメリットとなる部分は価格を考えても大きいですね。

 

缶バッジ製造工程を玩具レベルに落とし込んだプロダクトデザインは素晴らしく、機構は永久不滅でこの先の時代が進んでも多少改良はあるにしても存在していくシステムだと思います。

 

手作業で作ることができ、子供が簡単に作ることができ、安全で、安価。

知育玩具にもなりうるポテンシャルがあることも事実です。

 

 

缶バッジにはチープさや幼稚なイメージがあるかもしれないですが、レトロ感もあり綺麗に作れば面白いアイテムだと思います。

 

自分のブランド、ロゴ、エンブレム。

推しや彼氏彼女や旦那嫁、家族にペット、いつも一緒にいたい方。

 

自分の「好き」を周囲にアピールする。こんな沈黙の時代だからこそ、そういうコミュニケーショングッズも良いなと提案します。

更新: 2023/05/06
メンテナンス性

バンダイ製品という安心感

本体の品質はかなり高く、頑丈でしっかりしています。
機構も壊れやすいところもなく、子供の頃から愛用しているというツワモノもいるのでそれなりの剛性もあるかと思います。怪我をしそうな部分も無い。日本製・国内メーカーというところも大きいですね。品質に関しては全く問題ないです。

 

掃除やメンテナンスをする要素も無く、電源もいらない、汚れるところもない、という素晴らしい製品ですね。

更新: 2023/05/06
コストパフォーマンス

この価格を見かけたら「買い」

定価が5,720円(税込)なので、千円近くで購入できたのでめちゃくちゃコスパ良いです。

Amazon では在庫がまだ表示されているので、また購入しようと思っています。

 

キャラクターものは市場の動きで価格がかなり下がることも多いので、他のシリーズセットも要チェックです。

  • 購入金額

    1,190円

  • 購入日

    2023年05月06日

  • 購入場所

    Amazon

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