冗談ではなく、初めてファインダーを覗いた時に感じたこと。
思わずファインダーから目を離し、目の前の情景を確認してしまった・・・
そんな世界を体験させてくれた相棒が、SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM だ。
外箱
ケースとフードが付属する
フード装着状態
このレンズは、 焦点距離10-20mmの超広角ズームレンズだ。
APS-C の EOS KISS X5 に装着すると、35mm換算で16-32mmに相当する。
http://www.sigma-photo.co.jp/lens/wide/10_20_4_56/
全長:81mm、重量 465g なので、標準ズーム(EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II 全長:70mm、重量:200g)と比べると大柄で重い。
それでも、EOS KISS X5に装着した際のバランスは意外に悪くない。
同じSIGMAの18-125mm
と比較すると、全長(88.5mm)・重量(490g)ともにやや小ぶりだが、径が太い(18-125mm:74mm、10-20mm:83.5mm)ため、ちょっとずんぐりした感じだ。
SIGMA 18-125mm(左)に近いサイズ
特徴としては・・・
- 花形フードが付属するが、超広角らしく全長の短いもの
- インナーフォーカスなので、ピント合わせによる全長の変化はない
- HSM(超音波モーター)搭載で、AF時の駆動音も静かで合焦も早い
- ズーミングによる全長の変化は、最短(広角端)と最長(望遠端)で1cm未満とごくわずか(18-125mmはバズーカ状態になるけど・・・(^^; )
- AF合焦後に、操作不要でマニュアルフォーカスが可能(いわゆるフルタイムマニュアルフォーカス)
- 最短撮影距離は24cmと、結構寄れる
- フィルター径は77mmとかなり大きい
NDフィルターやPLフィルターを買うのがちょっと怖い気もする・・・ - 手ぶれ補正機能は搭載していないが、超広角レンズには不要だろう
そして、このレンズが見せてくれる世界は・・・
標準ズーム(広角端:18mm)で撮ると
標準ズームの広角端(18mm)相当
同じ位置から10mmで撮ると・・・
上と同じ位置から10mmで撮影
今までは建物の一部しか収めることができなかったが、楽に全景が収まってしまった。
GWに行った久能山東照宮でも、
この山門が、階段を数段降りるだけで・・・
収まってしまう。
ただ、パースペクティブ(遠近感)のデフォルメ(誇張)効果が大きいので、使い方によっては、
大きく形状が変わってしまうため、同じ物を撮ったとは思えない・・・
なかなか使いこなすのが難しそうなところはあるが、今までと違う世界が見えてくる・・・
このレンズは、発売が2005年2月と古く、既に8年以上が過ぎており、2009年6月にはF3.5通しのモデルが追加発売されている。
しかしながら、実売価格でF4-5.6が4万円前後、F3.5が6万円前後と2万円ほどの開きがあるので、通常の使用においてはF4-5.6で問題ないだろう。
歪曲収差、色収差などはそれなりにあるが、さほど気にはなるレベルではない。
※ 価格はフィルターセット(レンズ保護フィルター77mm、カラビナ付ケース付き)(レンズ単体だと、37,996円)
<試写:すべてリサイズのみの、JPG撮って出し>
1,159段の石段を上がる・・・
だんだん狭くなってくる・・・
門をくぐっても、まだ続く・・・
この先は有料・・・
久能山東照宮は平成22年12月に国宝に指定された
同位置から、20mm(左) と 10mm(右)
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購入金額
39,396円
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購入日
2013年05月03日
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購入場所
デジカメオンライン
みっちゃんさん
2013/05/12
ハマっちゃいますね(^^♪
これ持つと、レンズ沼に嵌り確定なのでコワ~イ(笑)
広角レンズの写真は見ないようにしてます・・・
ヤバイ (。◕ˇε ˇ◕。)♡
ねおさん
2013/05/12
> 広角レンズって神社の屋内を撮るといい感じになりますよね~
建物のスケールが大きいのに下がれない所も多いので、広角じゃないと収まり切らないケースが多くなりますよね。
それに、歪みが大きいので、人物撮影よりも、風景や建物に向いているかもしれません。
マイクロフォーサーズでは、M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 なんて、気になっているんですが、PEN E-PM1はお手軽カメラにして、レンジのカブるレンズは避けようと思っています(^^
パナの LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH. H-F007014 も評判の良いレンズのようですがら是非!
退会したユーザーさん
2013/05/12
10-20mmですかぁ。
う~~ん。(笑)
ねおさん
2013/05/12
SONY Eマウントだと、SEL1018ですね。
http://www.sony.jp/ichigan/products/SEL1018/
実売で7万前後ってところですか・・・
http://kakaku.com/item/K0000434055/
kusabuturiさんは、現状ウルトラワイドコンバーターや、フィッシュアイコンバーターをお持ちなので、それで充分遊べる気はしますけどね。
ただ、レンズ単体での超広角ってのも、楽しいですけど(^^
R-O-G-Eさん
2013/05/15
リンク承認どもどもです。
コレ楽しいですよねー。
迫力が出るというか、自分の目で見たことがない世界が見えるので。
星空・夜景とかも迫力が出るのでオススメです。
ねおさん
2013/05/15
R-O-G-Eさんのもちものを見て以来、ずっと気になっていた超広角ズームですよw
TAMRON 10-24mm、TOKINA 124 とともに迷いましたが、10mmスタート、安いのに評判の良いってことから、こっちにしました。
使いこなしがいのあるレンズですね(^^
砧順一さん
2013/11/07
なにせホテルの客室写真において下手すると詐欺まがいなぐらい「同じ部屋なのに広く撮れる」という。
客室全景をしっかり写す際に10-20mmと8-16を持っていましたが
最終的に10-20mmが一番便利だったので一時期常用していたことがありました。
また欲しいレンズの一つです。
ねおさん
2013/11/07
銀塩のー眼レフを使ってる時って、広角に興味はありませんでした。
デジタルカメラを使う中で、初めて広角に出会ったのが、コンデジに広角を持ち込んだ、PanasonicのLumix DMC-FX01を購入したことでした。
それまでは、35mm換算で35mmスタートが当たり前だった当時に、28mmの世界は、チョッと衝撃的ですらありました。
その後のコンデジにおける広角化に繋がる訳ですから、このカメラの果たした功績は、とても大きかったと思います。
その後買い替えたFX66では25mmスタートになり、今使っている、coolpix P310では24mmスタートと更に広角化が進んでいます。
これらのカメラを使った時の自分の常用焦点域が、ほぼ広角端であることに気付き、EOS Kissの標準ズームでも同様に広角端をメインで使いながら、35mm換算28mmに不満を感じるに至りました。
こうなったら、逝くしかないっしょ!と購入したのが、この10-20mmです。
実際に使ってみると、思っていた以上の感動を得ることができたレンズです。
長く使っていこうと、思っています。