来週公開予定のプレミアムレビューに先立ち、比較対象の一つとして用意したSATA SSDを先に紹介しておこうと思います。
昨年の下半期頃にSATA SSDが圧倒的に値を下げた時期がありました。Western Digital WD Blueのようなメジャーな製品でも、500GBで6千円を割り込んでいた程度です。
それが年末年始にかけて少し価格が上昇に転じ、多少の上下がありつつも現時点で当時よりは1~2割程度高い価格を維持し続けています。
その上昇に転じた頃に、旧価格で売られているこの製品を見つけ、取り敢えずストックしておきました。結果として今回のプレミアムレビューでようやく出番がやってきたというわけです。
CFD販売取り扱いの国内正規品ですが、購入時点では税別ながら1万円を割り込んでいました。
以前同じ品を一度取り上げていますので、この当たりは簡単に済ませます。
詳細は上記の前回レビューでご覧ください。
SATAとしては十分優秀
まずはCrucial純正のSSDユーティリティ、Crucial Storage Executiveでステータスを確認しておきます。
S.M.A.R.T情報等は当然確認できますし、ファームウェアの更新がある場合などはこちらに表示が出ますので、Crucial製SSDをお使いであれば取り敢えずインストールしておくと良いかもしれません。
今回はプレミアムレビュー作成のついでに性能計測を行っていますので、テスト環境はCore i7-6700を搭載したSupermicro C7Z270-CGとなります。
以前同じSSDを使った際には、ノートPCに搭載して、かなり使い込んだWindows環境をクローンコピーで書き込んだ後に計測したため、この製品本来の性能は発揮できていませんでした。しかし、今回は最新とはいえないまでも、まだ現役で通用する程度の世代であるIntel Z270環境であるため、本来の性能といって良い値はきちんと出ているように思います。
ATTO Disk Benchmarkでは、Crystal Disk Markよりはやや落ちるものの、安定した速度傾向を示します。いずれにしても、Serial ATA環境としてはほぼ上限といって良い性能ではないかと思います。
メモリー製造メーカーの純正品であり、これまでも実績豊富なCrucial (Micron)製ですから、価格は手頃ではあっても信頼性は十分でしょう。同容量でもう少し安い製品も無いわけでは無いのですが、NAND Flashの出所や素性が明らかなメモリー製造メーカーの製品という安心感も含めれば、かなり割安な製品だと思います。
今ではもう少し値段は上がっていますが、僅かな価格差を気にして素性の判らないSSDを選ぶよりは、こちらの方が間違いは無いでしょう。
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購入金額
10,978円
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購入日
2020年01月19日
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購入場所
ツクモ秋葉原駅前店
まこりんさん
2020/08/22
jive9821さん
2020/08/22
速度狙いであればキャッシュは有効ですね。
私の場合はどちらかというとデータの信頼性重視なので、リスクを避けるために
あまり使う機会はありませんが…。
一昔前はHDDに対してキャッシュ用SATA SSDという使い方もありましたが、
今ではSSDが遅いからメインメモリーキャッシュという時代になってしまいました。
cybercatさん
2020/08/23
爆速ではないけど、これ買っときゃ安心って感じで。
jive9821さん
2020/08/23
私も、他人に勧める時にはSanDisk/WesternDigitalのUltra 3D・X600・WD Blue3兄弟か、Crucial MX500ですね。
他に安くて良いものもあるのかもしれませんが、無難さをとるとどうしてもこの辺りになってしまいます。