レビューメディア「ジグソー」

Micron製3D TLC NAND採用SATA SSDのCrystalDiskMark 8スコア

ちょうど10年前、タイの洪水でWDと東芝の工場が壊滅的な被害を受けて、HDD価格が爆上がりしたことがあるが、2021年6月現在も2か月ほど前とは比べ物にならないほどストレージが高騰している。

 

SSDに関しては、その主原料?であるNAND価格自体はさほどに高騰していないのだが、

・ルネサス茨城県那珂工場の被災(地震)による自動車用半導体の供給不足

・新型コロナ不況で一度委託量を下げた台湾TSMCへの自動車用半導体の受注集中に伴うラインひっ迫

・その台湾TSMCの深刻な水不足(2020年夏からの降水量不足)による生産調整

・アメリカテキサス州大寒波による停電でSamsung、InfineonおよびNXPの半導体工場停止

という影響で、SSDコントローラーの供給不足が深刻になっている上に、ストレージを使う仮想通貨「Chia」採掘でHDDが枯渇・高騰し、それまで緩やかに価格下落していたSSDも、それにつれられてここ1~2ヶ月で1年以上前の価格レベルまで戻ってしまった。

 

ちょうど昨年後半1TBクラスSATA SSDをいくつも1万円前後で入手し、1000円ほどのUSB外付けケースに入れて、PCからオーバーフローしたデータを逃がしていたが、このところ当時と全く同じSSDが1万3~4千円となってしまい、購入意欲が削がれてしまっていた。

 

しかし、逃がしたいデータが貯まってきたので、セールをウォッチングしていると、ときどき掘り出し物価格がでる購入店で、SATA3-USB3.0接続2.5型ドライブケースが「成約特典」で付属しながら、売価が1万1千円切り(つまり1TB SSDそのものは1万円程度相当)というものが出たため、入手した。

 

SSDは、やや古めの製品で、性能そのものはSATA SSDとしても「最速」とは言えないCrucialのMX500の1TB版、CT1000MX500SSD1

付属するドライブケースも、以前比較検証した結果、あきらかに他製品に劣る玄人志向GW2.5OR-U3

だが、MX500は他製品に比べて長い5年保証だし、ケースも常設だと速度の問題があるかもしれないが、データ逃がしのための一時接続用なので、ともにスピードより安定性さえあれば良い、ということで妥協、入手した。

こういうセット
こういうセット

 

そして、定番ベンチマークCrystalDiskMarkがヴァージョン8にヴァージョンアップした

ため、少々指標がかわったこともあって、今後当面のベースとなるスコアを取るかとベンチもまわしてみた。

 

◆◆◆

 

まず今回の登録品のMX500 1TB SSDだが、前回同様国内正規品ではあるが、販売元はシー・エフ・デーで、前回のアイティーシーとは異なる。ただ、5年と長めの製品保証は同様。付属品に、今時珍しく7mm⇒9.5mm変換スペーサーが含まれるのは、製品の息の長さを感じさせる。

右肩に「国内正規品」のホログラムシールあり
右肩に「国内正規品」のホログラムシールあり

 

今の時代となっては、珍しいスペーサー付き
今の時代となっては、珍しいスペーサー付き

 

前回のアイティーシーとは違って、シーデーエフ取り扱い品
前回のアイティーシーとは違って、シー・エフ・デー取り扱い品

 

検証環境としては、AMD Ryzen Threadripper 1950X

を使って組んだメインPCだが、以前の検証でUSBポートによる速度差が観測されたので、ポートはM/B(ASUS ROG ZENITH EXTREME)のバックパネルにひとつだけあるUSB 3.1 Gen2 Type-A ポート(2019年以降の命名法ではUSB 3.2 Gen2 Type-A ポート)に固定。

 

今回SSDに付属してきたクロシコのケース、cybercatのかつてのスタンダードケースORICO2139U3

2139U3の接続安定性疑惑が出て今後のスタンダードケースと定めたWAVLINK WL-ST239C

にも入れて速度検証してみた。

 

【成約特典:玄人志向 GW2.5OR-U3

相変わらずランダムが酷い。USB⇔SATAブリッジはNorelsysのNS1068Xというウワサ
相変わらずランダムが酷い。USB⇔SATAブリッジはNorelsysのNS1068Xというウワサ

 

ぱっと見ヘアライン調で高級感ありそうだが、実物はプラスチッキー
ぱっと見ヘアライン調で高級感ありそうだが、実物はプラスチッキー

 

【以前のスタンダードケース:ORICO 2139U3

USB⇔SATAブリッジはJMicron JMS578。ランダムが高速。
USB⇔SATAブリッジはJMicron JMS578。ランダムが高速。

 

やっぱりORICOのはケースの透明度が高くてCOOL
やっぱりORICOのはケースの透明度が高くてCOOL

 

 【今後のスタンダードケース:WAVLINK WL-ST239C

--
USB⇔SATAブリッジはVIA LabsのVL716。シーケンシャルが500MB/sの壁を越え始める

 

スモークは普通はかっこよくなるのだが..中身の柄とケンカする
スモークは普通はかっこよくなるのだが..中身の柄とケンカする

 

やはり成約特典の玄人志向 GW2.5OR-U3は成績が悪い。シーケンシャル系スコアは、今回も比較したORICO 2139U3との差は、以前WD(Western Digital) Blue WDS100T2B0Aで見られたほどにはなかったがやはり悪いし、相変わらずランダム系は激遅で購入してまで使うものではないというのが確定。破壊分解しないと中身が確認できないので、そこまでやっていないが、NorelsysのNS1068Xという情報があるUSB⇔SATAブリッジの性能の問題と思われる(メモリチップも確認できていないので、キャッシュメモリの容量の差かもしれないが)。

 

以前スタンダードケースにしていて、cybercatの「2.5型ドライブケース」としては最大所持数を誇るORICO 2139U3は、相変わらずランダムはソコソコ良好な値を叩く。一方シーケンシャル系は玄人志向 GW2.5OR-U3よりは良いものの、転送規格上はクリアしているはずのSSDのカタログスペックには届かず、という感じ。

 

ケース側のコネクタがType-Cで、明らかな新世代となるWAVLINK WL-ST239Cは、ランダムはORICO 2139U3と大差ないが、シーケンシャルの一部指標は500MB/sの壁を越え、書き込み速度に至ってはSSDのカタログスペックすら上回る結果に。

 

やはり今後のスタンダードケースはWAVLINK WL-ST239Cかな、と思うとともに、新品で採ったこのスコアがCrystalDiskMark8の基礎データ、ということで。

 

【仕様】

容量:1TB

フォームファクター:2.5-inch internal SSD

インターフェース:SATA 6.0Gb/s

順次読み取り:560 MB/s

順次書き込み:510 MB/s

保証:5年間

寿命:TBW(総書込みバイト量)360

付属品:9.5mmスペーサー、インストールガイド

更新: 2021/06/17
コストパフォーマンス

最近のストレージ高騰トレンドのわりには...

...比較的安価に入手できた。

 

ただ、「古い規格」になりつつあるSATA-SSDの、しかも2018年発売モノだと考えると、1万以上の売価はダメだろ...と思うが、ケース付きならギリありか...

  • 購入金額

    10,800円

  • 購入日

    2021年06月11日

  • 購入場所

    NTT-X Store

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