インテル株式会社様、アスース・ジャパン株式会社様、Zigsow様に厚くお礼申し上げます。
ではさっそく今回の主役! i7 2700Kさんのスペックをつらつらと。
倍率アンロックの証、"K"の文字がまぶしい!
◯仕様
ソケット:LGA1155
コア:4コア8スレッド
定格動作周波数::3.50GHz
Turbo Boost時周波数:3.90GHz
L3キャッシュ: 8MB
最大消費電力:95W
内臓グラフィック:HD Graphics 3000
至極まっとうな進化を遂げたスペックです。
i7 2600Kより動作周波数が高いのに最大消費電力が変わらないところがニクいですね。
見ているだけでもワクワクします。
そして気になるオーバークロック耐性。
マザー付属のソフト一発でここまで行きます!
CPU 4.634Ghz(103×45)
GPU 1.45Ghz
コア電圧が時々1.36Vまで上がるのはちょっと気になりますが、良しとしますw
常時じゃないですし!
メモリも悪くないの入れてますし、簡易水冷のラジエータにはファンがプッシュプルで二つ、ケースには20cmファン三つという構成なのでがんばってはいますが、設定自体は数回クリックするだけです。
それではi7 975、i7 2600との比較を交えてベンチや体感速度、OC、内臓GPUの能力などの感想を書いてみたいと思います。
今回はCPUクーラーにサイズのAPSALUS 120を用意しています。
APSALUS 120
◯ベンチマーク
では早速ベンチマークを。
Super pi
i7 975(3.2Ghz) 11秒
i7 2600 10秒
i7 2700K 9秒
i7 2700K(OC)8秒
きれいに速度が出ていますね。
もうちょっとて7秒が見えそうだったんですが・・・
FF14ベンチ
i7 975 + GeForce260GTX
SCORE=3263
この構成では十分遊べます。フルHDでもいけます。
i7 2600
SCORE=512
かなりカクカクしてゲームとしては厳しいといえます。
テクスチャの質感も落としているようです。
i7 2700K
SCORE=938
ここは2600とそう変わらない結果になるかとおもいきや、かなりの健闘!
快適にゲームというわけには行きませんが、なにか可能性を感じました。
そこでOC。
i7 2700K(OC)
SCORE=941
あれ、あまりかわらないですね。
残念。
測り間違えたかもしれないので、要検証ですね。
しかしここまでくると設定を軽くしてやればいけるんじゃないか?という感じです。
そしてグラボをいれてみます。
すごい数字ですね。
もう何をするにも十分過ぎる!
CINEBENCH R11.5
まずはi7 975 + GeForce260GTXの構成です。
OpenGL:17.34fps
CPU:5.43pts
i7 2600
OpenGL:7.31fps
CPU:6.69pts
このふたつを比べるとCPUの処理速度はSandy Bridge世代になってかなりの高速化が見られることがわかります。
しかしグラフィックはさすがに内蔵では厳しいようです。
i7 2700K
OpenGL:14.58fps
CPU:7.85pts
おお、かなり変わった!
特にGPUががんばってる!
ここまで見てきて、内蔵GPUがかなり強化されているような印象を受けます。
"K"ありなしで違うんだろうか?
i7 2700K(OC)
OpenGL:14.87fps
CPU:8.89pts
いいじゃんいいじゃん!すごいよ!
ここまで伸ばしてもコア電圧は行っても1.26Vぐらいですね。
すごいなSandyBridge!
PCMARK7
i7 975 + GeForce260GTX
2494 PCMarks
i7 2600
3990 PCMarks
i7 2700K
4841 PCMarks
おお、かなりのハイスコア!
こんなに違うものなの?
i7 2700K(OC)
5138 PCMarks
ノーマルからは意外と伸びませんね。
でもかなりの数値は出ています。
・追記
せっかく時間ができたのでFF14を動かして見ました。
結果だけ申しますと、意外と動く。
OC前提ですが。
もちろん設定は一番軽くしてやって、それでもなめらかとは行きませんが、なんとか遊べました。
そのSSを載せようと思ったのですが、HDDがお亡くなりに・・・
SSDは生きているのでインストールからやり直します(´・ω・`)
くそう、4TBのHDD欲しいなあ!
んでもってこれもペタリ。
◯総評
さらに最近上位のCPUも出てきましたが、消費電力や組み合わせるパーツなどのことを考え、2700Kをクルマに例えるなら「公道最強」という感じです。
ノーマル状態ではレーシングカーほど使い手に負担を強いないで、普段使いも十分できるくせにいざというときには足回り(グラフィックカードなど)を組み合わせてやれば加速のGが感じられるんじゃないかというほど速い。
価格も無理することなく手に入り、維持費も問題なし。
すばらしいですな!
使ってみて思いますが、もしだれかが一台組みたいと言ってきたらとしたら2700Kを薦めるでしょう。
私の好みはほどほどのマシンを一定時期で交換して使っていくよりはまず十分満足いくマシンを組んで、不満が出てきたらパーツ交換なり買い替えなりという考え方なので、現状市場に出ているCPUのなかでは2700Kは特にポイントが高いです。
速度は十分でGPUも内臓し、OCも楽しめるときたらどこに不足があるのかと。
もちろん上位CPUは意味がないかといわれれば、そんなことはありません。
ただ、それに見合う使い方をしないならばもったいないかな、とも思います。
パーツをそろえること(高クロックメモリ必須)や消費電力などのハードルが高いこともあり、いつも最大出力でCPUをぶん回すわけでもないのでコストパフォーマンスなどを考えると、やはりコレかな。
総評としては、もちろん5つ星をつけさせて頂きます!
コストパフォーマンスということを考えると2600Kが優秀なので本当は4.8ぐらいかな?とも思いましたがこれから値段がこなれることを考えるとやはり5ですね!
では最後に、関係者諸氏にお礼を。
レビューの機会を与えていただきありがとうございました。
そしてレビューを見ていただいた皆さんに。
拙いレビューですが、なにかの参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
R-O-G-Eさん
2011/12/17
2600と2700Kで差が出るものなんですね。
驚きました(; ・`ω・´)
てっきり大した差にはならないと思っていたのですが、
目に見えて差が出ていますね。
2600Kも良い石でしたが、2700Kも
素晴らしいようですね~。
北のラブリエさん
2011/12/17
コメントありがとうございます。
"K"のありなしでかなり違いましたね。
あと、これは時間とって検証しなければならないのですが、今回のマザーには自動OCの有無があるんですよね。
なんにしろいい石です。
975と比べると、すごい差に。
同じi7なんですけどねw