レビューメディア「ジグソー」

Mini ITXでどこまでできる?

この度、ロクナナトリオレビューの3枚の内、H67チップセット搭載のMini ITXフォームファクタであるDH67CFのレビュアーに選出されましたので、この板を使って、省スペースPCを組んでみようと思います。

レビュアー選出及び、製品を提供して下さいました関係者の方々に深く御礼申し上げます。


さて、製品についてですが、仕様については、ダラダラと書くよりも、製品情報を見て頂いた方がわかり易く簡潔ですので、こちらを参照してください。(単に物書きの苦手なオッサンの横着だったり)DH67CF製品情報

アップロードできるアルバム画像が残り僅かな為、製品画像は省略させて頂きます。

製品情報ページ参照ということで。

板を見て気が付いた事だけ記載しときます。

まず、コンデンサについて、固体コンデンサは必要最低限、CPUソケットはFoxconn製で、コストを抑えた造りとなっているようです。

その他機能や、実装ポートについては、製品情報で確認できますので、省略させていただきます。

今回用意した構成としましては、

CPU:Intel Core i3 2100
M/B:本製品
Mem:Geil GV34GB1600C9DC(相性
VGA:IGPでの検証終了後、玄人志向 GF9600GT-E512HWを予定
PSU:ケース付属300W電源
Case:KEIAN KT-CUBE-ITX01
SSD:Intel SSDSA2MP040G2K5(とりあえず)
HDD:Seagate ST3500418AS(とりあえず)
DVD:Samsung SH-S223C

とりあえずこのような感じです。(気分で入れ替えていくので、最終的にどうなってるのかな?)
P1040462.JPG
P1040462.JPG


あまりにも雑に組んだので、組みなおしました。(途中からですみません。)
CPU搭載状況
CPU搭載状況
グリス塗布
グリス塗布

ケースに組んでしまったので、横着してクーラー側にグリスを塗りました。
クーラー搭載
クーラー搭載
ドライブベイ
ドライブベイ

このケース、5インチベイと3.5インチシャドウベイ、3.5インチベイが脱着式となっており、ケース外で組み付けて、嵌め込むだけです。
ドライブベイ取付け
ドライブベイ取付け
3.5インチベイ
3.5インチベイ
HDD取付け
HDD取付け

このような感じで、取り付けていきます。
フロントパネル配線
フロントパネル配線

フロントパネルのスイッチ類の配線は、メモリの直ぐ横になる為、メモリを取付ける前に、配線を済ませておいた方が無難ですね。
配線の整理
配線の整理

内部空間を確保するため、長過ぎる配線は、見えない所に隠しましょう。
配線の整理2
配線の整理2

これで、マザーボード上に、広い空間が確保できました。
完成1
完成1
完成2
完成2
完成3
完成3


と、まあこのような格好で、完成いたしました。

少し動かしてみました。

構成は、上に書いた通りですが、消費電力が物凄く低いです。(簡易ワットメーター付きテーブルタップ読みですが。)
省電力なパーツといえば、SSDを1枚使ってるだけですが、アイドル時25W前後、各種ベンチ実行時でも
50~55W程度でした。
アイドル時消費電力
アイドル時消費電力

3DM06実行時
3DM06実行時

CINEBENCH CPUテスト実行時
CINEBENCH CPUテスト実行時



と、書いてて、エーって思いました。

このケースの前の宿主のGA-E350N-USB3での消費電力が、CPUとマザー以外同じ環境で、アイドル時30W前後、各種ベンチ実行時50~55W程度。

消費電力だけ見ても、AMD Fusion E350の時と比べて、同程度か、寧ろ低い。

恐るべきワットパフォーマンスです。

とりあえず、組んだばかりなので、ベンチマークテスト等を実施して、追記していこうと思います。

4/25 追記。

本日、熱対策を考えていたので、ついでにCore i7 2600kを載せてみました。

結果からですが、動きませんでした。

BIOSから、エラーメッセージが出て、キーボードのキー(どれでも)を押すと、電源が落ちました。
P1040523.JPG
P1040523.JPG


一応、BIOSが最新なんで、もしかしたら、古いBIOSなら、動いた可能性も無くはないですが、面倒なんでやめときます。

もし、気が向いたら、BIOSバージョンを下げて、リトライしてみます。


4/28 追記。

実際に使っていて、少し気になることがありましたので追記しておきます。

マザーボード本体ではありませんが、付属ソフトウェアについてです。

普段は、温度モニタリングや電圧周りの監視用にフリーソフトのHWMonitorやCore Temp辺りを使っていますが、この手のフリーソフトは、最新ハードウェアには対応しきれないので、対応待ちの間は、マザーボード付属のチューニングユーティリティ等を監視用に使っているのですが、IntelだとIntel Desktop Utilitiesというソフトになります。

実際、使ってみると、ちょっと使い物になりそうにないですね。

CPU温度と電源の出力のみ正常のような値ですが、その他の温度関係、ファンの回転数等は使い物になりそうにないですね。
IDU HWMonitor Bug.jpg
IDU HWMonitor Bug.jpg

IDU HWMonitor Bug-2.jpg
IDU HWMonitor Bug-2.jpg

こんな温度じゃ動かないって。

IDU HWMonitor Bug-3.jpg
IDU HWMonitor Bug-3.jpg

デフォルト設定の省電力機能すべてONでPCH1.47Vってありえない。

まあ、どのメーカーのも使い物にならない物が多いんですが、Intel純正ってことなんで、この辺りは、ある程度の精度のものを提供して頂きたいと思いますね。


5/8 追記。

ユーティリティについては、最新出てましたが、私の環境では相変わらずおかしい。
アラートが出っ放しです。

まあ、これは放っておいて、IntelサイトにVirtuのユーティリティがダウンロード可能になりましたので、CFは動作確認されていない機種ですが、試しにインストール。
Lucid Virtu
Lucid Virtu


接続はこんな感じで、オンボード端子からの出力になるようです。

ダウンロード元はこちらの日記に記載しました。



一応、インストールまではできましたが、正常に機能しませんでした。

BIOSの更新で対応できるのか?はたまた、単に非対応なだけなのか?

一応、BLでは、動作確認取れているようなので、BL使用者の方にお任せしようと思います。

VGAカード積んだついでなんで、そちらの方の消費電力辺りの追記をしておこうと思います。
GF9600GT搭載
GF9600GT搭載

こんな感じで搭載。

ちょっと窮屈なんで、温度上昇は否めません。

高負荷時、CPU60℃前後、VGA70℃前後と少々お高い温度となります。

意外と、高負荷時のCPU温度は上がっていませんが、アイドル時でも40℃超えるので、夏のことを考えると、電源ファンの強化で、廃熱効率を上げるか、ケースの加工をするかですね。

VGAカードについては、シングルスロット仕様のカードなんで、こんな物かな?

消費電力について、アイドル時50W程度、高負荷時(今回はFF14ベンチ実行時)100W前後となりました。
アイドル時消費電力
アイドル時消費電力

FF14ベンチ実行時消費電力
FF14ベンチ実行時消費電力



貧弱な電源ですが、+12V1が8A 96W(おそらくCPU用)、+12V2が16A 192Wなんで、出力的には十分なので、発熱以外は問題なさそうです。

今回は、とりあえず、この辺で。

また、気付いた点、気になった点、新しい発見がありましたら、追記していこうと思います。


5/22 追記。

気になっていたVirtuを再度、試してみました。

今回は、GIGABYTEのZ68マザーのダウンロードページから拾ってみました。(気分の問題ですが。)

http://www.gigabyte.co.jp/products/product-page.aspx?pid=3855&dl=1#utility


IGP常時ON

プライマリVGAをIGPに設定して、IGP用出力にケーブルを差し換えて、再起動。

一応、これで準備OKのはず。

Virtuをインストールすると、自動的に再起動。(以前、Intelから拾った物では再起動しなかった。)
Lucid Virtu.jpg
Lucid Virtu.jpg


とりあえず、外部GPU使用プログラムはデフォルトのままです。(SS忘れました。)

まずは、エクスペリエンスインデックスのスコアの更新。
experience Virtu.jpg
experience Virtu.jpg


これだと、IGPが機能しているようです。

一応、デバイスマネージャで確認してみました。
Device Manager.jpg
Device Manager.jpg


両方が有効になっていることを確認。

次に、3DMark06を実行してみました。

こちらは、外部GPUを使用することになっています。
3DM06Virtu.jpg
3DM06Virtu.jpg


Virtuのロゴが出ています。
3DM06 2100+9600GT Virtu.jpg
3DM06 2100+9600GT Virtu.jpg


Virtuインストール前の物がこちら。
3DM06 2100+9600GT.jpg
3DM06 2100+9600GT.jpg


少し、Virtu実行時は、スコアが下がっていますが、この程度の落ち込みなら、問題ない範囲かな?

i-Modeやd-Modeの切り替えがよく分かりませんでしたが、一応、Virtuが有効になっていることが確認できましたので、ちょっとスッキリ致しました。

30人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (9)

  • リーダーさん

    2011/04/24

    おお、ちっこい!

    ウォッチボードに追加しましたっ
  • しゅ~みぃ~さん

    2011/04/24

    非常に省電力で小さいPCですねぇ~
    まさにリビングPCに最適ですねぇ!!
  • chi-zuさん

    2011/04/24

    コメントありがとうございます。

    私自身、組んでみてビックリでした。

    前宿主のE350はおろか、手持ちのラップトップPC Acer AS5536より消費電力が低いとは。

    Fusionの省電力モデルがCore i3(通常モデル)と同等の消費電力となるの、AMDの次世代への期待が薄くなってしまいます。
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