レビューメディア「ジグソー」

小粒ながらピリリと辛いPCを作ろう

==最新intel6チップセット搭載マザーを使ってみよう==
    自作miniITXケース DH67CF搭載計画編
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昨年のZigsowダイナマイトレビューにてintel社のD510MOが当選し
それ用に作成した自作ケースが有る。
レビューが終ったあともネット専用としてそのまま利用して
いたのだが、人間とは現状に慣れ新たな刺激を求める罪深い
生き物である。次第にもっと速く、もっとこれ一台で色々したいという
欲望が積み重なっていく日々。そんな折、ロクナナトリオレビューに
遭遇。もちろん申し込んだ。全力で。この機会を逃す手はない。
そして運良く採用される事となった。
これで小型マルチマシンの構築という野望が叶う。
これは その夢を追った記録である。
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構築パーツ
CPU  intel Core i5 2400S
マザー intel BOXDH67CF
mem CFD W3U1333Q-2Gx2
HDD seagate ST3500418AS-BOX
電源 スカイデジタル PS2-T350EF 80PLUS
ケース 自作アクリルケース
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DH67CF
DH67CF

Atomマザーを入れた自作ケース
Atomマザーを入れた自作ケース


■Sandy Bridgeで小型でパワフルなマシンを構築しよう編
交換するパーツとマザー
交換するパーツとマザー

ケースは流用、HDDも流用なので出費は比較的安く済んだ。
コンセプトは小さいボディでパワルフだ
CPUはCorei5 2400S メモリは2Gx2の4Gbyte、
OSが32bit版Windows7。始めはi7にしようかと考えていたのだが
当選後にHW仕様を確かめると65ワットまでしかサポートしておら
ず予定を変更。現在入手可能なものの中で一番よさそうな2400S
を購入した。必要な物は大体そろった…

DH67CF本体
DH67CF本体

マザーボード仕様
ソケット  LGA1155(MAX65wat)
増設スロットPCI Express2.0x16 x1
メモリ   DDR3 1333 x2(MAX16GB)
SATA   6Gb/sx2
       3Gb/sx2

バックパネル部分
バックパネル部分

映像出力 DVI-Ix1
       HDMIx1
       DisplayPortx1
Sound   10 channel Intel High Definition audio
USB    3.0x2
       2.0x10 (内6ポートはマザー上のpin headerを利用する場合 )
eSata   3Gb/s x1
LAN    x1
マザーボードの構成は基本的に無難にまとまっている。
ゴチャゴチャとつけない人にはメインマシンとしても利用できるだろう。
最近のマザーボードはオンボード機能が豊富で拡張スロット自体
ビデオカード以外で使う事もないだろうし。TV視聴や
録画の場合は別だろうがまぁそういう人の場合は複数台
もってるから問題ない。
それとボード上のレガシーデバイス(シリアルポート)のピンヘッダが
無い。旧世代の遺物はついにその姿を消したようだ。


さて、換装作業をはじめようか。

まずは1年間活躍してくれたATOMマザーを摘出。
一年間ご苦労様。
これにはジュークボックス用にでも使う予定。
(その内D510MOのレビューに追加予定)
ATOMマザー
ATOMマザー

そういえばマザーに自作マニュアルの小冊子が付いてきた。
何気に親切である。intel純正のマザーには全てついてくる
のかな?。チラチラと見ながらマザーを箱から出しCPUとメモリ
の搭載を行うことにした

組み立てよう
組み立てよう

いつも思うんだけどこのLGAソケット金具、固定する時に結構力が
かかりCPUが割れるんじゃないかと怖かったりする。
CPUを装着 硬いよねこのストッパー
CPUを装着 硬いよねこのストッパー

ドキドキしつつ覚悟を決めソケットを固定しCPUクーラーを付け
DDR3メモリを装着しケースの中へとインストールする…
ケースにインストール中のDH67CF 電源部分が…
ケースにインストール中のDH67CF 電源部分が…

マザーの電源ポートが丁度電源ユニットのファンに被さる形になり通気が若干さえぎられる
が、半分以上あいてるしいいかな。付ける部品が少ないのでHDDを入れて完成。
お手軽である。(光学ドライブはインストール時のみ装着)
入れ替え完了
入れ替え完了


さっそくwindows7をインストールを試み
特にエラーも出ずにスムーズにインストール作業が完了。
付属のドライバーディスクを入れるとオートでやってくれるので楽チン。
換装作業自体はこれで終了。
次はSandyBridgeの可能性を検証してみようと思う


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■性能チェック編
まずは動画エンコードから
サンデイブリッジの売りの一つであった高速エンコード機能を試してみよう。
今回はCyberLinkのMediaEsoressoの体験版使用した。
お手軽にエンコードできて尚且つ安価なので買ってもいいかなと思える値段である。
動画に使用したファイルはMTV2004HFで録画した1.3GbyteのMpeg
これをPS3/PSPで視聴可能なMP4動画へと変更する
画質は高画質に設定。(標準設定では高速になっている)
比較対照は旧式となってしまったLGA1156のCore i7 870
双方とも物理メモリが合計4Gbyte、OSはWindows7homepremiumとほぼ同条件
エンコード速度グラフ
エンコード速度グラフ

i5 HW/ON :133sec
i5 HW/OFF:623sec
i7      :528sec
結果的にはサンデイブリッジの売りであるHW支援を利用する事により
圧倒的な速さでエンコードが終了する事となった。
HW支援機能をオフにすると大体順当な速度となるのも確認が出来た。
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次は 3Dmark05のベンチマーク比較。
比較対照はオンボードやローエンドGPUを搭載している固体を使ったので
AMD環境。メモリは物理メモリが4Gbyte、あくまでGPU性能の参考程度に
見てもらいたい。
3dmark05グラフ
3dmark05グラフ

i5 2400S   :5799
Radeon4350 :4822
AMD690G   :1225
AMD780G   :2569
サンディブリッジが出るときに内蔵GPUは比較的強力であるといわれていたが。
実際に使ってみると 確かに十分な性能であるといえる。
しかもこれは機能が抑えられている
HD2000なのでKシリーズのHD3000だと更に良好なスコアが得られるだろう。
65WのSシリーズにも3000を乗せて欲しい物だ。

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その次はsuperπの計測 まぁオマケみたいなですかな。
π104万行グラフ
π104万行グラフ

i5 2400s : 11sec
i7 870   :13sec
D510    :98sec
X2 240e  :29sec
驚いた事にi7 870を2秒もちぎってしまった。
ターボブーストがしっかり効いているからなのかもしれないけど
恐ろしい時代になったものだ。


■ゲーム編
FNOnline
現在オープンベータを実施中のネットゲーム
キャラが可愛くチマチマと遊べてよい感じのものであるが。
流石に高解像度では厳しい物の1024x768のような低解像度で遊ぶ分には
十分実用に耐えうると判断。

英雄伝説6空の奇跡
序盤のみプレイしてみたがフレームレートも十分にあり
スムーズにプレイできる事を確認。

東方シリーズ
手持ちは全部余裕だった。


その他検証が住み次第順次追加予定。

■総評?ピリリと辛いPCできあがりました。

まず述べさせてもらう点として
マザーボードとしてレビューを行うとどうしても一個のパソコンとしてみてしまう点はご容赦願いたい。
当マザーはTDP65watのCPUまでがサポートされており
その中で入手できる適合CPUとして性能を求めるな至然的にCorei5 2400Sが
選ばれる事は間違いないだろう。
CPUは十分といっていいほどの処理性能だ。おおよそi7の870に匹敵するといってもいい。
HTがないのでエンコードやレンダリング速度は劣るが、
エンコードはSandybridghの売りのGPU支援で高速エンコードが可能だ

惜しむらくは65W以下のCPUの内蔵グラフィックがHD2000に限定されてしまうという点だろうか。
Mini-ITX規格なので大半の人にとってはスリムケースや小型ケースがメインで
わざわざ増設グラフィックカードを挿す人はあまり居ないだろう。
その場合サンディブリッジの内蔵グラフィックを利用する事となる
もちろん動画サイトやHD動画を見る場合には十分なスペックがあるといって良い。
しかしゲームをするとなるとほんの少し力不足なのが惜しい。
ローエンドグラフィックカードとは十分に競合できる性能ではあるがそれ以上ではないのだ。
できればSシリーズCPUには若干性能が上のHD3000搭載モデルを容易して欲しかった。
それ以外の点においては、このMini-ITX規格マザーで小型マシンを構築する場合 性能では文句は無いといえる。
まさに小粒でピリリとスパイシーなマシンを作るうえでは理想の環境だろう
ケースに余裕があるならハイスペックグラフィックカードを挿す事によって
まさに鉄壁マシンと仕上げる事も出来るはずだ。

DH67CFのマザー本体としての評価は
CMOS用電池がちょっとどうなの?このつけ方、どうやって電池交換するの。
と思える事意外は完璧といって良いと思う。
このMINI-ITXの特色である小ささはメーカー製ケースでなくとも自分で何かケースを作ってみようと
奮起するのも容易だと思う。
PowerスイッチやLEDはPCショップで入手可能なので興味のある方は是非ケースの作成にもチャレンジしてもらいたい
自分だけのオリジナルPCを作ると言うのは出来上がった時に格段の満足度が得られる。
尚且新世代Coreiシリーズを搭載する事によって処理性能の面でも満足することができるだろう
Mini-ITXは自作パソコンにおける楽しみの範囲を、組む楽しみから更に広げることが可能な面白い規格なのである。もちろんメーカー製の小型スリムを使って楽しむのも良いものではある。
ミドルタワーにいれるのもありか、最近はオンボードが充実しており不自由しない。

本マザーDH67CFは小型であるが故に構築時に多様な選択肢があり
尚且つ最新Core iシリーズの高性能を体感できる素晴らしいマザーボードであるといえる。

25人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • リンさん

    2011/04/26

    トラブルなくくみあがったみたいで羨ましいです><
    自分はトラブルの連続でした><
    ケースも透明でカッコいいですね^^b
    もしかして自作でしょうか!?
  • ふっけんさん

    2011/04/27

    やはり、ATOMからのアップグレードだと、想像を絶する速さですよねw
    根本的に用途が変わってしまいます(^^;

    透明ケース良いですねw
    当初はホームセンターで透明の衣装ケースを買って自作してやろうかと思っていましたw
  • かじじさん

    2011/04/27

    リンさん コメントありがとうございます~
    なにやら色々悪戦苦闘してたみたいですねw
    ケースは自作です~D510 MOのレビュー時に作成しました。

    ふっけんさん コメントありがとうございます~
    ですよねー格がやはり違いますw。
    使い道が色々広がって夢が広がります
    ケース自作は楽しいですよ。
    寸法が合わなかったりとどこかにオチがつきますがw
    (この自作ケース寸法が数ミリ間違ってたのでバックパネルが内側からはまりませんw
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