・レビューに使用した環境
<このマザー用に用意したCPU>
LGA1155 TDP 65W以下のCPUに対応しているマザーである為、選択肢はそれほど多くありません。(2011/5/12にIntelのWebサイトで確認した時点で4種)
今回は、他の比較環境に近くなるように価格が1万円~1万1千円程度のものの中から一番安いものを選択しました。
<比較対象>
1.Intelの一つ前の世代(DH57JG)
1年ほど前に購入したLGA1156 Crarkdale世代のマザーボードです。
Intel製のMini-ITXマザーであり、使用CPUもCore i3 530とLGA1156のCore i3の中で一番安いモデルである為、DH67CFとの比較対象としては一番適している環境だと思います。
2.AMDのMini-ITX環境(MINIX 890GX)
対抗となるであろうAMDの環境です。
残念ながらマザーボードは機能てんこ盛りの上、CPUもPhenomIIX4 で一番非力なPhenomIIX4 900eですが、これ以外に比較対象として良さそうな環境が用意できなかったのでこれを比較対象とします。
<その他の環境について>
1.ブートドライブ(SSD)
SATAの速度差を数値で示す為にHDDではなくSSDを選択しました。
SSDは使い込む事によりどうしても性能が低下してゆく為、レビューのために【初使用状態】のものを3台用意しました。
2.メモリ
メモリについてはIntelとAMDのマザーでDIMMとSO-DIMMという違いがあるので、容量と速度だけ同等なものを選択しました。
3.電源
300Wクラスの適当な電源がGW期間中の大掃除にもかかわらず発掘できなかったので、650Wクラスのものを使いました。(3マザーとも同一電源で消費電力を比較しているので問題はありません)
4.OS
Windows 7 Ultimate 64bit版をインストールし、その後セキュリティパッチとServicePack1の適用を行っています。(TechNet Professionalのライセンスを使っています。)
以下、環境を表にまとめます。
<レビューで使用した機材>
消費電力を測定する為に、次の機材を使用しています。
モニタとしては次のものを使いました。
<レビューに使用したソフトウェア>
・CrystalDiskMark 3.0.1 x64
SSDのベンチマークでよく利用されているソフトウェアです。
今回は、環境毎のSATAの速度の違いを測定する目的で使っています。
・PerformanceTest 7.0 x64
総合ベンチマークテストです。
・ゆめりあベンチマーク
次の設定で実行しています。【解像度】1280x960 【画質】最高
・タイムリープ ぶーとべんち Ver 1.00
標準設定で実行しています。
・OCCT Perestroika 3.1.0
消費電力を測定する為、Power Supply Testをカスタム設定で10分間実行し、ワットチェッカーに表示される最小消費電力と最大消費電力を測定しています。
<各種性能の測定結果>
<測定結果考察>
・Windows エクスペリエンスインデックス
890GXがもう少し健闘してくれると思っていたのですが・・・
SandyBridge内蔵のGPU、性能良いですね。IvyBridgeに期待が持てます。
・CrystalDiskMark
レビューに使用したSSDがSATA3.0対応であることから、SATA2.5までのDH57JGだけ一部の計測で低い値(300M/sを超えない)が出ることが判っていましたが、まさにその通りとなりました。
またSATA2.5の転送速度(最大300M/s)以下の領域でもDH57JGの方が低い値となっている項目があります。
今回、ドライバについては付属CDに付いているものをそのままインストールしており、またBIOSのアップデートも実施していません。(その代わりにWindowsUPDATEにてセキュリティパッチだけではなくオプションの更新でも最新のものを取得しています)
これが原因かもしれません。
・ゆめりあベンチマーク
CPU性能にあまり依存しない為、GPUの性能を測るのに向いているといわれているベンチマークです。
WEIの『ゲーム用グラフィックス』の順位どおりの結果となっています。
・消費電力
さすが最新の構成だけあってDH67CFが低消費電力です。
OCCT Power Subbry Testではありえないような負荷を掛けているそうなので、普通に使っていれば最大消費電力になるようなことはないかと思いますが、SandyBridgeの低消費電力は圧倒的だということが良く判ります。
MINIX 890GXだけが高いのは、オンボードデバイスてんこ盛り(Dual 有線LANに無線LAN、Bruetooth)であること、チップセットの製造プロセスが65nmでありClarkdare(45nm)やSandyBridge(32nm)に比べてどうしても消費電力が高くなってしまう事が原因でしょう。
(CPUとチップセットでは製造プロセスが1~2世代も違うので仕方ありません)
(以下、追記予定)
リンさん
2012/02/14
最近Intelの公式HPを見に行ったらBIOSが去年の暮れ付けで更新されていました。
Intel公式最新BIOS
更新してみたのですがサウンドにノイズが載る不具合が解消されました☆
タイミングがあれば更新してみて下さい~^^
palebladeさん
2012/02/15
時間を見てファームの修正内容次第でアップデート、掛けてみたいと思います。