レビューメディア「ジグソー」

AVラック用PCを作るにはもってこいのマザーボードですね!

インテル デスクトップボード ロクナナ!トリオレビュー 第2段 BOXDH67CF に選出して頂きました。
zigsowさま、Intelさま、レビュアーへの選出ありがとうございます。

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☆☆☆☆第1幕 : レビュー概要&結論☆☆☆☆

このマザーボードは、mini-ITXという小型のマザーボードサイズ規格の製品です。
最新の H67 Express Chipsetを搭載しています。

H67チップセットの特徴は、
①CPU内蔵のグラフィックを利用できる(P67は利用できない)
②Windows 7 SP1以降でIntel Media SDK (2.0)に対応したプログラムで高速に動画編集を行える
という特徴があり、逆にP67の製品では可能であるパフォーマンスチューニング(オーバークロック)が
できない仕様となっています。

そのため、分類としては、基本的にオーバークロックをしない方で、
ハイエンドグラフィックカードが必要となる最新ゲーム目的ではない
インターネット閲覧や、動画編集を目的とするPCユーザー向けのマザーボードとなります。

今回のレビューでは小型であるという特徴を生かした、大画面液晶TVに
接続する事を前提とし、静音かつ、きびきびストレスなく動作する
リビング用PCを構築し、結果を確認してみようと考えました。

構築するPCのパーツ選択基準としては、
①TVのAVラック内に設置できる高さのケースを採用
②狭いケースの中でできるだけ発熱しない物を選択
③できるだけ静音性を重視する方針のパーツを採用
の3点で考えてみました。

以降のそれぞれの章で確認した結果から結論を出すと
次の4点になります。

・PCを構築するに辺り、mini-ITXに求められる拡張性について不足点はなく、
 今回構築したPCにおいてはポート数なども余裕があり、十分な性能を
 発揮しています。

・動作面においては今回の構成ではインターネット利用、
 動画編集において、十分なスペックを発揮しました。

・ゲーム利用としては、やはりグラフィック面でのスペック不足から
 FPSゲーム等の応答性が求められる3Dゲームには向いていません。
 2Dのゲームであれば、よほどスペックが必要な物でない限り大丈夫です。

・静音性については、ケースの電源ユニットの騒音が想定より大きかったため、
 静粛なPCとは言えない状況です。
 ラック内設置でフロント扉があり、TV側の音量が大きければ問題ないと
 判断される方もいるかもしれません。

唯一のマイナス結果となった騒音ですがケースの高さに制限があった事を
考えるとを考慮すると仕方がないと言えるかもしれません。
高さの面で可能であれば、ハードウェア構築詳細にて
お勧めケースを書いておきますのでご覧ください。

それでは、構築から動作検証を実施した結果をご覧ください。

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☆☆☆☆第2幕 : ハードウェア組み立て☆☆☆☆

★★★★ハードウェア構成★★★★

今回の組み立てに辺り、各パーツにそれぞれこだわりを持って
選択してみました。

●MB::DH67CF
--レビュー応募動機--
 最近のトレンドがゲーマーでない限り、小型PCとなっていましたので、
 小型PCを組んでみたいという純粋な欲求から応募しました。

●CPU:Intel Core i3 2100T
--選択理由--
 第2世代Coreシリーズの中で、TDP35Wの一番低発熱なデスクトップ用CPUである為。

●CPUクーラー:サイズ KOZUTI SCKZT-1000
--選択理由--
 標準のCPUクーラーは冷却性能が抑えられ、FAN音も大きめであることから変更しました。
 今回の構成では、CPUクーラーの高さが重要となり、本製品の背の低さに目を付けました。
 付属FANがPWMに対応していたのも静音性に寄与しています。

●メモリ:G.Skill F3-10666CL7D-4GBECO
--選択理由--
 あまり見かけない1.35Vで定格動作するメモリです。
 マザーボードの説明には1.35Vサポートと書いてあったことから、
 どうしても対応メモリを載せてみたくなりました。
 ※通常は1.5Vが大半です。
 低電力=低発熱につながり、また、低電圧ながらCL7で動作するという所にもひかれました。

●システムディスク:Intel SSD 510シリーズ SSDSC2MH120A2K5 (120GB)
--選択理由--
 SATA3に対応のSSDで安心して利用する事が出来るモデルといえば、コレです!
 マザーボードもIntel製なので、お揃いというところで選択したというのもあります(笑)

●データドライブ:WESTERN DIGITAL WD20EARS (2TB SATA2)
--選択理由--
 データドライブとして低発熱かつそれなりに転送速度があるドライブなので選びました。
 HDDはWESTERN DIGITAL製と個人的に決めているので、選択肢はこれしかない!

●光学ドライブ:LG電子 GH24NS50BL-B/K
--選択理由--
 今回の構成で光学ドライブにこだわる使い方はしないので、
 手に入りやすく安いモデルを選択しました。

●ケース:岡谷エレクトロニクス MX1203-BK
--選択理由--
ケースの背が150mm以下で、PCIeのフルサイズカードが搭載できる拡張性がある事。
 今回の構成では、大容量の電源は不要だったので、付属の電源が200Wと最適で、
 ACモデルではない事です。
 ※ACモデルは長期間の運用の場合、安定性や信頼性に疑問があるので選択肢として
  選ぶことが難しい。

●拡張カード:WinFast PxVC1100
--選択理由--
 動画編集を目的とした場合、スピード比較する際には、このカードをと決めています。
 Cellコアが使われた動画トランスコーディングカードとしては安価なモデルです。

●OS:Windows 7 Professional 32bit版
--選択理由--
 マザーボードのメモリスロットが2つなので、大容量メモリを搭載する事を
 あまり考えられないので、利用方法から考えても32bit版で十分と判断しました。

●追加ソフト:TMPGEnc Video Mastering Works 5
--選択理由--
 Intel Media SDKが利用できるソフトのうち、Intel Core i3 2100Tが対応しているのは
 こちらのソフトのみです。(2011年4月現在)
 EDIUSシリーズは残念ながらCPUのIDではじいているのかこのCPUでは使えません・・・。

上記構成でもしケースの高さが160mmまで許されるのであれば、SILVERSTONEのSST-SG05Bを
お勧めします。
このモデルであれば、電源も静かですし、ケース内のエアフローも十分です。

★★★★ハードウェア組み込み★★★★

到着したMBをさっそく開封!おまけとして、Intel製MBの自作パソコン組み立てマニュアルが
外付けしてあるのがイイですね。


内容物一覧です。小さい箱にぎっしり入っています。
MB上の接続ピン位置が書いたシールが入っているのはイイですね。
他社製なら、マニュアルを確認しないと分かりません。


基盤上はこのような感じです。
左の赤丸のビープ音確認用のスピーカーがちゃんと付いているのがインテル製らしいですね。
他社は通常ついてないですから。

あえて問題点を挙げるとすると、右の赤丸のボタン電池ですかね。
これ、どうやって交換品を手に入れるのだろう・・・


左上から、このようにしてCPUソケットを開けてCPUを取り付けます。
取り付け時には、CPUの端の切り欠きを確認するとわかりやすいです。


CPUクーラーKOZUTIを載せると、いっぱいいっぱいという感じになります。
ちなみにこのCPUクーラーはメモリと干渉します。

ヒートパイプがメモリの方に出っ張っているのがわかりますでしょうか。
一応接触はしていないのですが、メモリ差し込むときに当たるので注意です。


ケースを開けるとこのような構造になっていますが、とりあえず組み込みのために
すべて外して取り付けます。
小型のPCを作る際には横着せずに外せるならばすべて外して取り付けるのが
トラブルを発生させない基本となります。

マザーボードを設置すると半分以上のスペースをとります。
SSDは床止めなので、配置してねじ止めします。

その他のパーツをつける前にすべての配線を終わらせないといけません。
なぜなら、上段のパーツをつけると下記の通りの状態になるからです。


拡張カードを取り付けたら、ケースを閉めてOSのインストールに移ります
まずはBIOS画面を表示させ

システム時刻を合わせつつ、

搭載したハードウェアがきちんと認識されているか確認します。
問題がなければOSディスクを光学ディスクにセットし、インストールを行います。
30分あればすべてのインストール作業が完了すると思います。

OSが起動したら、まずマザーボードのファームウェアバージョンをアップします。
IntelのWebサイトからダウンロードしてきたEXEファイルを実行するだけなので
非常に簡単です。
自動的に再起動に移行し、下記のような画面が表示されます。

すぐに再起動がかかりアップデート完了です。
完了後のBIOS画面で見るとバージョンがアップされていることが確認できます。


あとは、付属のCDからドライバ一式をインストールを行います。
インストール自体は、IDとパスワードを入れれば自動的に再起動を繰り返して
入れられるものなので、特に迷うことはないと思います。

完了後、IntelのLAN DriverとGraphics Driver、RealtekのオーディオドライバとUSB 3.0 ドライバーは
インテルの公式ホームページの最新版をダウンロードし更新しておいた方がよいと思います。

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☆☆☆☆☆第3幕 : インターネット閲覧マシンとしての性能☆☆☆☆☆

基本的な性能確認として、インターネット閲覧マシンとしての性能を確認しました。

なお、性能確認していく前提として、通常のPC利用時での動作比較を主目的とさせていただく為、
OSの軽量化やベンチマーク目的でウィルススキャンを停止させておく等の処置をしない状態での
計測となります。
ブラウザはIE9を使用し、マイクロソフトからセキュリティパッチなどはすべて適用した状態です。
その為、正確な比較数値ではないとご指摘を頂くかもしれませんが、ご容赦いただきたく。

~~~~~~~~~~ OS起動時間 ~~~~~~~~~~
PCの起動時間を5回計測し、平均値を確認しました。
※起動時間=電源ボタンを押下~マウスポインタ横に処理中の○が消えるまで。

★起動時間平均 : 30秒★

一番時間がかかっているのはマザーボードのPOSTで、HDDのスピンアップに
時間がかかっているものと推測されます。
HDDが無ければ、もっと起動時間が早いと思います。

メーカー製のPC等であれば、提供されたBIOSの不要なチェック部分を全て停止して、
自分の構成にあった起動時のPOSTチェック、HDDのスピンアップ時間の
調整などを行って高速な起動を実現していたりしますが、このMBはそのような
調整を行っていないにもかかわらず、早い!と感じることができています。

SSDをシステムドライブに搭載している恩恵で、OSの起動からIEの起動完了まで
非常にスムーズな動作となっています。
Windows7では、OSの起動時にロゴの構成体が回転しながら飛んできて合体し、
絵が何回か瞬いて表示されてから、PCのデスクトップ画面が表示されるのですが、
4つのロゴ構成体が集合する前に、即デスクトップ画面に遷移するので
かなり高速に起動が完了します。

電源ボタン押してから30秒ぐらいあれば、もう操作できますよ~って状態なので、快適すぎます!
当方がメインとして利用しているマシンは拡張カードつけてたりしますので、
そのカードのPOSTに時間がかかるため、単純に起動時間を体感で比較すると
非常に快適すぎてびっくりしています。

~~~~~~~~ Internet Explorer ~~~~~~~~
IEのショートカットをクリックすると、1秒程度でホームページが表示されます。
SSDのおかげでプログラム読み出し時のストレスもなく、HDDのシーク音ともオサラバといえる状態です。
セキュリティソフトが検閲した上での動作速度がこの状態なので、非常に快適といわざるを得ません。

また、ブラウジングしてみてPCのスペックが影響したと推測される
動作が遅いと感じた点はありませんでした。
(ページが公開されているサーバー側の応答がない場合は除いてます)
IE8の時点であればもたついた、zigsowのTOPページから、
自分のマイページへHomeの移動、日記ページの表示においても
動作に不満は感じられませんでした。
(ここはIE9の功績が大きいかもしれません)

動画の閲覧においても、zigsow Tech Loungeのムービーをそのままの大きさと
フル画面状態で鑑賞しましたが、コマ落ちもなく、スムーズな再生ができました。
CPU使用率でいうと5%~15%間を推移していましたので、CPUの余力が感じられます。

ちなみに、CPUにAtomを使用したマシンだと、フル画面時にはこま落ちが
感じられましたので、同じ省電力向けの構成といってもスペックの底力が
違いすぎますね。

PCパーツを紹介するポータルサイトや、ゲームのポータルサイトなどでは、
多数の宣伝FLASHと画像が表示されますが、どのページもサクッと表示されて
気持ちがいいです。
Intel Core iシリーズでは基礎性能の大きな底上げがなされていると感じます。

~~~~~~~~ 消費電力チェック ~~~~~~~~
PC起動時、Windows起動時、Windowsアイドリングした時の
消費電力比較は次のようになります。


POST時が極端に大きくなっているのは、HDDのスピンアップが
実行された時だけ瞬間的に高くなっているものと考えられます。
最大だったときを除けば、POST時は、おおまかに60W台を表示していました。

Windows起動時にはそれほど電力が必要とされていないみたいですね。

prime95というソフトにてCPUに負荷をかけた際には、
最大66Wを記録していました。

いろいろと動作させても十分に動作し、100W未満の消費電力で動作する
エコなマシンに仕上がっていますね。

~~~~~~~~ 静音性チェック ~~~~~~~~
このマシンにおいては、電源のファンの風切音が少し大きく、
静音性が高いマシンとはなっていません。
その為、ブラウザでいろいろなサイトをブラウジングしていると
ファンの音が多少は気になる可能性が高いです。

電源以外のファンは、CPUファンとケースファンが搭載されています。
ケースファンについては、平均的な性能の物で、特にうるさいという事は無いです。
CPUファンについては、KOZUTIについてきた薄型のPWM対応ファンで、CPUの温度によって
回転数が800 ~ 3300rpmに制御されます。

今回搭載しているCPUが非常に低発熱な物なので、常時回転数が800rpm前後となっており、
非常に静かな状態です。
マザーボードの設定にて、最大回転数で常時利用する設定にすると、さすがに3300rpmは
非常にうるさい風切音がしますので、きちんと温度によって制御するのが
静音マシンとして必須事項だと思います。

~~~~~ エクスペリエンスインデックス ~~~~~
Windows 7にはエクスペリエンスインデックスという相対的な性能指標を計測する
機能が搭載されています。
最大7.9の指標で、高いほど性能が高いとされます。

今回はCPUを低発熱性重視の為、性能としては一番低い物を選択しましたが、
計測してみると、かなり良い結果が出ました。


CPUのグラフィックスが一番低い数値となっていますが、
インターネットマシンとしての数値としては、必要十分以上の数値が出ています。

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★★★★第3幕所感★★★★

基本的なマシンスペックの確認として、各種のチェックを行いましたが、
インターネットマシンとしては十分な性能を持っている事がわかりました。

mini-ITXの小柄なマザーボードを小さい筺体に詰め込みましたが、
十分な性能を発揮しており、非常に快適な動作ができる事が確認できました。

想定していた以上に良い結果が出たので、非常に嬉しい限りです。
これだけのスペックを発揮できるのであれば、小型PCを作られる方が
急増しているのもうなずけますね。

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☆☆☆☆☆第4幕 : 動画編集マシンとしての性能 ☆☆☆☆☆

H67チップセット搭載のマザーボードの利点であるIntel Media SDK(2.0)の
CPU搭載のGPUをプロセッサ代わりに動作させるという機能について、
どの程度の性能があるのか確認してみます。

現時点で、Core i3 2100Tに対応しているソフトは、ペガシス社の
「 TMPGEnc Video Mastering Works 5 」のみとなっています。
※EDIUSシリーズでは、確認した時点では、まだ新しいCPUに対応できていませんでした。

動画の編集というと、スペックが高いCPUであればあるほど高速に
動画編集ができますが、Core i3 2100Tでどこまで性能が発揮できるのか確認しました。

エンコード元となるファイルは、TVを録画したMPEG2のtsファイルです。
詳細は以下の通りです。

・映像サイズ : 1440x1080
・アスペクト比 : 16:9
・フレームレート : 29.97fps
・ビットレート : 20000kbis/sec
・音声 : AAC 48.00kHz

このファイルを、iPod Touchで見れるH264形式のMPEG4ファイルを
作成してみようと思います。

作成するMPEG4ファイルの設定は、以下の通りです。

・映像サイズ : 640x360
・アスペクト比 : 16:9
・フレームレート : 29.97fps
・レート調整方法:VBR 平均ビットレート(1pass)
・ビットレート : 最大ビットレート2500kbis/sec
         平均ビットレート1500kbis/sec
・音声 : AAC 48.00kHz 128kbits/sec

画面サイズ的には標準より大きめで、ビットレートを可変にすることにより
適切なところで必要なビットレートが割り当てられるようにという設定です。

比較対象として、Core i7 980Xを搭載したPCでも同じエンコード設定にて
動画返還を実施した結果、下図の通りの結果となりました。



通常のx264変換では、Core i7 980Xの約2倍の時間がかかってしまっていますが、
Intel Medeia SDK Hardwareモードでの変換を行うと、
約1.57倍まで差が縮まっています。

変換された動画については、iPod Touchで見る限り差はわからないので、
ほぼ同じクオリティでの動画編集はできていると判断しました。

価格比でいうと7倍以上のエクストリーム向けのCPUに対して、
ここまで圧縮時間の差を縮める事が出来るとは正直思って
いませんでした。

Intel Media SDK(2.0)が利用できる事は、動画編集においては
非常に有効であり、ソフトウェアが対応しているならば、
ぜひ利用してみたいと思えますね♪

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☆☆☆☆☆第5幕 : ゲームマシンとしての性能 ☆☆☆☆☆
Core i3 2100Tには、内蔵GPUとして、Intel HD Graphics 2000が搭載されており、
エクスペリエンスインデックスのゲーム用グラフィックパフォーマンスは
5.8と評価されています。

ゲーミング用マシンとしては、どの程度の性能が発揮できるか確認してみます。

~~~~~~~ Futuremark 3DMark06 ~~~~~~~~
DirectX 9世代のベンチマークソフトとして一般的に利用される
3DMark6にて性能を確認してみました。



結果的には、お世辞にも3D表示がスムーズといえるレベルではないですね。
3Dのゲームは少し厳しいかもしれません。

~~~~~~ Futuremark 3DMark VANTAGE ~~~~~~~
3DMark Vantage での確認結果は下記のとおりです。
このソフトはDirectX10以降専用のソフトなので、
最新のゲームを動作させる場合の有効な指標となります。
Performance(画面サイズ:1280x1024ドット:ミドルクラスPCを想定)の実行結果です。


こちらも、結果は芳しくないです。
やはり、ゲームは厳しいと言えると思います。

~~~~~~~ BATTLEFIELD BAD COMPANY 2 ~~~~~~~
BATTLEFIELD BAD COMPANY 2は海外のFPSゲームですが、他のゲームと違い
そのプレイヤーの技能だけでなく、チームとしての動きが求められるゲームです。
戦略性のあるFPSゲームは他には見ないので、バトルフィールド2142から続く
シリーズが好きでプレイされている日本人の方が多いゲームだと思います。

こちらのゲームはDirectX11に対応し、柔軟に描画設定を変更する事が出来るので
DirectX9~11において、画面解像度1920x1200の環境で
オンラインで遊んでみたときのFPSを確認してみました。

結果としては、すべての設定を一番低く設定した状態で、
DirectX11の場合でも9に設定した場合でも、ゲームとして
快適に遊ぶ事ができる状態ではありませんでした。

ゲームのローディングとかはまだましなのですが、
実際にフィールドに出てキャラクターを動かしてみると、
平均FPS(フレームレート)が15fpsしかでず、画面がカクカク動き
スムーズな操作はできませんでした。
敵側チームに照準を合わせようにもラグがひどく、撃ち負ける事が
ほとんどでした。

FPSのゲームは厳しいと言わざるを得ませんね。

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★★★★第5幕所感★★★★

動画編集においては非常に優秀な性能を見せてくれましたが、
ゲームとなると非常に厳しいという結果になってしましました。
3Dの描画が必要のないゲームやRST等のジャンルであれば、
まだゲーム可能だとは思いますが、FPS等の即応性が問われる
ゲームについては、Intel HD Graphics 2000では厳しいので、
グラフィックカードを別に用意する必要がありますね。

ただ、少し前までの低電力CPUであれば、そもそもゲームの起動が
危ういなどの状況もありますので、少なくともゲームが起動して
動作しているという点で言うと、下位CPUのスペックがとても
向上していると言えると思います。

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★★★★★ 総括 ★★★★★

長いレビューを読了いただき、ありがとうございます。
DH67CFを使用した小型PCのレビューをご覧いただきましたが、
省電力CPUは、インターネットマシンとしてだけではなく、
動画編集のPCとしても十分に活躍できる事が証明できたと思います。

CPUをCore i3 2100Tから2400Sに変更するとさらに性能向上が
見込まれるので、必要スペックを見極めて、選択するといいですね。

3Dゲームについては残念なこととなりましたが、そもそも利用目的としては
無理があるチェックではありましたので、仕方がない事かと思います。

新Core iシリーズのCPUは、性能がとても魅力的なので、
動画編集などの目的であるか、3Dのゲームやオーバークロックをする事が
目的なのか見極めてPCを構築していただければと思います。

今回のレビューであるインテル デスクトップボード ロクナナ!トリオレビュー
「BOXDH67CF」のメインページは以下のアドレスです。
他のzigsowユーザーの方の切り口が違うレビューが掲載されていますので、
ぜひぜひご覧になって下さい!!
http://zigsow.jp/special/synnex/dh67cf/

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コメント (11)

  • hiroさん

    2011/05/01

    私と似た構成ですね。

    続きが楽しみです。
  • garpさん

    2011/05/01

    hiroさま
    確かにケースとか似た構成ですね~♪
    近日中には書きあげる予定なので、お楽しみに!
  • リンさん

    2011/05/01

    CPUを取り付ける写真が凄い解り易かったです!

    それと・・・CPUのFanでかっ!?(笑)

    レビューの続き楽しみにしています☆
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