Arc Cosineさんのモチモノ一覧 (274)
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スウェーデン館の謎 (講談社文庫)
トリックの美しさもさる事ながら、人物描写が素晴らしい
有栖川作品は本当に外れが無いと言いたいです。今回も傑作でした。トリックがこれでもかってくらいシンプルで美しい。古典的手法であるが故...
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QED 竹取伝説 (講談社文庫)
竹取伝説から紐解く日本の歴史
高田崇史氏のQEDシリーズです。実は過去に間違ってもう一冊買ってしまったというとても恥ずかしい思い出のある一冊。(ダブったのは実家に置...
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φは壊れたね (講談社文庫 も 28-34)
Gシリーズ突入
森博嗣のGシリーズへ突入しました。いきなり詩的な場面から始まり、死体が一個現れて、事件開始。森博嗣らしい、オープニングです。なんてい...
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θは遊んでくれたよ―ANOTHER PLAYMATE θ (講談社文庫)
傑作奇書!
久々に奇書を読んだ!今まで森博嗣作品ではある程度「慣れ」が出てきた箇所があったので、ティンと来る箇所が無かった。でも、この作品は凄...
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アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
フェア、アンフェア?
超古典です。アガサ・クリスティの傑作と言っても過言ではないでしょう。本作は、本格ミステリとしてフェアかアンフェアかが問われた問題作...
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暗黒館の殺人〈2〉 (講談社文庫)
「館」シリーズ最高峰
説明の続きです。殺人発生。一巻では殺人は起きずただただ暗い暗黒館の説明に終始されていましたが、終に殺人が起きます。そして、読者は「...
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暗黒館の殺人〈3〉 (講談社文庫)
「館」シリーズ最高峰
説明続きこの三巻はまさしく物語の「転」を担う巻です。ここで一番謎になっていた「ダリアの宴」の本質が見えてきます。さらに玄児の出生も...
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暗黒館の殺人〈4〉 (講談社文庫)
「館」シリーズ最高峰
説明続き闇へ読者を引きずりこんだ作者が、ようやく光を見せるてくれるこの巻は、館シリーズを読んできた読者に対する作者の感謝の表れだと...
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暗黒館の殺人 (1)
「館」シリーズ最高峰
アヤツジ作品でも傑作で名高い「館」シリーズの最高峰へチャレンジです。おなじみ江南の登場から始まるこの作品は、「館」へ深く関わってし...
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τになるまで待って―PLEASE STAY UNTIL τ (講談社文庫)
ライト・ミステリ・ノベル
森作品でもかなり軽めの部類に属するこの話は、ライトノベルに近いです。非常に残念なのが、この作品単品での破壊力は小さいのかなぁという...
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クビツリハイスクール―戯言遣いの弟子 (講談社文庫)
戯言シリーズ第三弾
舞台は女子高! しかもミッション系!(別の意味で)とまあラノベ読者にはハァハァものの舞台ですが、内容はかなりエグいです。ヤンデレ好きな...
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サイコロジカル 上 (講談社文庫 に 32-4 西尾維新文庫)
戯言シリーズ 第四弾
完全にラノベ化しつつある、戯言シリーズです。上巻は導入部なので、ひたすら暇な展開が続きます。暇ってほど暇じゃないですけど、どたばた...
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クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識 (講談社文庫)
戯言シリーズ第二弾
ふっと息が止まるトリックを持ってこられた感じです。ミステリというよりは、ライトノベル色が強くなっている本作ですが、それでも「本格」...
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クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)
初西尾維新
NISIOISINそうです、作者の名前をローマ字にすると右から読んでも左から読んでも「にしおいしん」になるんです。ということで、戯言シリーズ第...
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サイコロジカル 下 (講談社文庫 に 32-5 西尾維新文庫)
戯言シリーズ 第四弾
全く持って戯言だ――そんな台詞を吐きたくような結末。ミステリ好きと西尾維新パターンを読みきった読者には余りにも予想しすぎていた結末...
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空の境界 上 (1) (講談社文庫 な 71-1)
中二秒患者必読本
きのこ節と呼ばれる独特の文体がラノベ脳にガンガン響く良い作品です。逆に、本格好きには嫌われそうな青臭い文章、まさに若者が若者のため...
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空の境界〈中〉 (講談社文庫)
謎のマンションにて、活陣劇が繰り広げられる
中二病の人間にとって非常に心地の良い言葉の響き。きのこ節が隅々まで行き渡っているこの巻では、最大の敵が登場します。敵の名は、荒耶宗...
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黒猫の三角―Delta in the Darkness (講談社文庫)
Venico Cezaimaru登場
Vシリーズと呼ばれる森博嗣作品の第一弾です。キャラクタの紹介的な所が強い本作ですが、トリックはなんとタイトルに隠されています!(ぉっ...
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人形式モナリザ―Shape of Things Human (講談社文庫)
なぜ、モナリザなのか?
タイトルが人形式モナリザ。素敵じゃないですか。そして、Vシリーズのメインキャラがめいめい自分勝手に動き始める物語。それが、この人形式...
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四季 秋 (講談社文庫)
全てが繋がる
森博嗣という作家は「全体で一冊」として小説を評価してくれれば良いとどこかで書いていたような気がします。まさしく、この話は彼が今まで...