Googleにて情報があまり出ていない様子なので、執筆中ですが少しずつ更新していきます。
2023/03/29 文鎮化したので終了しました。
2023/07/01
本日のAKIBA PC Hotline!の記事を見て「まだ捌けていなかったのか」と。
参考サイト:“一般人は買ってはいけない”Android 11タブレットが3,980円に!未使用品の在庫が2,000台以上
文鎮化してからこの製品を全く情報収集していなかったので、再度調べてみるとROM焼き出来ている方がいらっしゃるのですね。
私は2台目の予定は完全に無いので、成功している方の情報を最終目標としていただけたらと思います。(探すとキリがないので、検索上位の方のみとさせていただきます)
外部サイト:イオシスにあるUATTAB001の記録 | とあるミクファンの備忘録
外部サイト:MT8168のOEM向けタブレット「UATTAB001」にAndroid 12L(GSI)&Magiskを導入する
一般人にはおススメ出来ませんが、Android端末のBLU・GSI焼きをやったことなくて興味がある方なら、この端末は今回限りの格安(処分価格だから、この端末に次はない・・・はず)なので練習台としてはおススメします。(でも自己責任ということで購入&トライアル&エラーを実施くださいませ。)
【↓以降は2023/03/06~2023/03/29に執筆した内容です】
AKIBA PC Hotline!の記事を見て”これは!”と思い、一般人というより逸般人寄り(知識が尖っている)なので購入しました。
参照サイト:“一般人は買ってはいけない”10.1インチAndroid 11タブレットが5,980円!未使用品が2,700台も入荷
SoCが Mediatek MT8168 というじゃないですか。
過去に購入した詐欺商品やFireHDで得たノウハウが少し役に立ちそうです。
しかも詐欺商品より安い。販売店がイオシスだから少しだけ安心できる!
これはもう凸するしか、ありませんでした。
ネット通販で購入したため、販売価格+送料で 6,620円 でした。
店頭購入でもいいのだが、往復の電車賃と所要時間を考えると送料640円の方がメリットが高かった。
「えっちじゃん」というより「叡智じゃん」の方が流行りっぽい感じがする。
更新履歴
・2023-03-05 初回、オフライン調査
・2023-03-06 製品画像追加、APK導入、ネットワーク接続
・2023-03-07 スクリーンショット追加、スペック再調査、OS書き換えの試み
・2023-03-08 殻割追加
・2023-03-09 誤字修正
・2023-03-29 ブートローダーのロック解除、ルート取得、パーティション情報を追記
製品が届く前の調査作業
・製品スペックについての深掘り(事前調査後に確認した情報を反映している)
製品名:UATTAB001
OS:Android 11
SoC:Mediatek MT8168
Cortex A53の4コア(クアッドコア 最大2GHz)
GPU:Mail-G52 MC2
RAM:2GB(DDR3? Rayson RS512M32)
ストレージ:16GB(eMMC)
画面サイズ:10.03インチ、解像度:1280 x 800
外部メモリ:microSDXC(最大128GB)
カメラ:前面200万画素、背面200万画素
ネットワーク:
Wi-FI a/b/g/n/ac(アンテナ1本)
Bluetooth 5.0
外部ディスプレイポート:microHDMI
バッテリー容量:5,000mAh
本体重量:約472g
制約:
2A以上のアダプタでは充電が出来ない。
GMS非搭載(Google Playストア非搭載)
参考サイト:
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1482598.html
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/img/ah/docs/1482/598/html/asale7.jpg.html
多分、サイズがピッタリなクレードルがあれば最高で、ポータブルというより据え置きが使いやすいと思われる。
ハイスペックではないので、ハイエンドゲームには向かないかな。
恐らく「Fire HD 8」(2020)と同じくらいのスペックかなと。
ストレージが少ないと感じるので、microSDでカバーすることになると思う。
容量の少なさからして、使用例を考えてみた。
・動画再生専用端末
・自動化プログラムを導入して基本放置する端末
・単純にWEB表示で監視するための端末
・専用アプリを入れて外部ディスプレイ化
・USBの穴が1つ。OTG対応していれば幅が少し広がりそう。だとすると専用ドックを別途用意した方が使い勝手が上がるかもしれない。
外観は特に求めていないが、法人向けだけあってシンプルですね。
パッケージの箱は企業ロゴ。
内容物はシンプル。本体・ACアダプタ、USB Type-Cケーブルの3点。
本体の背面。届け出は調べていないけれど技適マークも入っている。
タブレット正面の上部に左からUSB Type-Cコネクタ、MicroSDコネクタ、microHDMIコネクタとあります。
タブレット正面の右側の上からボリュームアップ、ボリュームダウン、電源ボタンとあります。
タブレット正面の下部の両サイドにスピーカーの穴があります。
USBのACアダプターも付属しますがそちらも社名が入っているので、そちらは素直に関心しました。MAID IN CHINA だったけどPSEマーク付き。
多分だけど、デフォルトで保護フィルムが付けられてる。
というかディスプレイが全体的に少し引っ掻き傷があるし端っこが傷でちょっと浮いていて気が付いた。
色々とやってみよう。
まずは電源ボタンを押してみる。
企業ロゴが20秒ほど表示される。
続いてお馴染みの android ロゴが13秒くらい表示される。(裏映りしている網目状のものはベッドシーツです)
計33秒ほどでロック画面が表示されます。(裏映りしている網目状のものはベッドシーツです)
■ 事前オフラインチェック
イオシス的には未使用って書いてあったけど、多分イオシスに流す前に動作チェックなりファームウェアの初期化を行ってる感じはする。
ファームウェアのLast check(最終確認日)が 2023-02-21 になってて、Androidの日付が 2023-02-21 で止まってる。(Wi-Fi未接続のためオフラインなので、日付時刻同期が行われていない)
ファームウェアバージョン名は RP1A.200720.011 test-keys_20220902-1820 だが、test-keysっていうキーワードが気になる。
調べるとこんな情報が出てくる。
https://takerpg.hatenablog.jp/entry/2021/11/02/120920
オンラインにするとちょっと怖いので、一旦オフラインでadbコマンドライン使ったりして調査してみようと思う。(多分大丈夫だとは思うけれど)
文章のみで先行で出しておくと、電源OFF状態から「ボリュームアップ」ボタンと「電源」ボタンを押したまま起動すると、Recovery mode、Fastboot mode、Nomal mode の3種類を選択する黒い画面が現れる。
電源OFF状態から「ボリュームダウン」ボタンと「電源」ボタンを押したまま起動すると、企業ブランドロゴ画面が一定時間表示されたあとリセット操作されて、再び企業ブランドロゴ画面が表示される。
microHDMIについて。
接続すると解像度を選択出来るようになる。
デフォルトは自動だが、モニターによって変更してくれるわけではなく 1080P_30Hz が指定されるっぽい。
30Hzに対応していないモニターだと表示されないので、 720P_60Hz を指定しないと表示されない。
表示内容は完全にミラー表示。タブレット側のディスプレイは表示されたまま。
■ 内部システム確認
事前にローカルPCに Android Studio で提供されている adbツールを導入しておく。
これはコマンドラインツールです。GUIの画面ではありません。
最新の SDK Platform-Tools をインストールし、ADB(Android Debug Bridge)を使えるようにします。
タブレット側で開発者向けオプションを表示させて「OEMロック解除」、「USBデバッグ」を有効にしておきます。
画面消灯してしまうので、[ディスプレイ]->[画面消灯]->[30分]へ変更する。
以降、コマンドプロンプトを起動させて、そちらで操作します。
ADBバージョンの確認
>adb version
Android Debug Bridge version 1.0.41
Version 34.0.0-9570255
下記コマンドを実行してタブレットと接続する。
> adb devices
* daemon not running; starting now at tcp:5037
* daemon started successfully
List of devices attached
UAT00000000000 unauthorized
タブレット側でアクセス許可を操作する。
再度コマンドを実行して [unauthorized]から[device]になることを確認する。
> adb devices
List of devices attached
UAT00000000000 device
タブレットへシェル接続する。
>adb -s UAT00000000000[adb devices で出力された devices ID] shell
SaloColleTV:/ $
インストールされているパッケージを出力する。
(見やすいようにアルファベットで昇順ソートしてます)
SaloColleTV:/ $ pm list packages -s
package:android
package:android.auto_generated_rro_product__
package:android.auto_generated_rro_vendor__
package:android.ext.services
package:android.ext.shared
package:bnd.com
package:com.alphainventor.filemanager
package:com.android.backupconfirm
package:com.android.bips
package:com.android.bluetooth
package:com.android.bluetoothmidiservice
package:com.android.bookmarkprovider
package:com.android.browser
package:com.android.calendar
package:com.android.calllogbackup
package:com.android.captiveportallogin
package:com.android.carrierconfig
package:com.android.cellbroadcastreceiver
package:com.android.cellbroadcastservice
package:com.android.certinstaller
package:com.android.companiondevicemanager
package:com.android.contacts
package:com.android.cts.ctsshim
package:com.android.cts.priv.ctsshim
package:com.android.deskclock
package:com.android.documentsui
package:com.android.dreams.basic
package:com.android.dynsystem
package:com.android.egg
package:com.android.email
package:com.android.emergency
package:com.android.externalstorage
package:com.android.fmradio
package:com.android.gallery3d
package:com.android.hotspot2.osulogin
package:com.android.htmlviewer
package:com.android.inputdevices
package:com.android.internal.display.cutout.emulation.corner
package:com.android.internal.display.cutout.emulation.double
package:com.android.internal.display.cutout.emulation.hole
package:com.android.internal.display.cutout.emulation.tall
package:com.android.internal.display.cutout.emulation.waterfall
package:com.android.internal.systemui.navbar.gestural
package:com.android.internal.systemui.navbar.gestural_extra_wide_back
package:com.android.internal.systemui.navbar.gestural_narrow_back
package:com.android.internal.systemui.navbar.gestural_wide_back
package:com.android.internal.systemui.navbar.threebutton
package:com.android.keychain
package:com.android.launcher3
package:com.android.localtransport
package:com.android.location.fused
package:com.android.managedprovisioning
package:com.android.mms.service
package:com.android.modulemetadata
package:com.android.mtp
package:com.android.music
package:com.android.musicfx
package:com.android.networkstack.inprocess
package:com.android.networkstack.inprocess.overlay
package:com.android.networkstack.overlay
package:com.android.networkstack.permissionconfig
package:com.android.networkstack.tethering.inprocess
package:com.android.networkstack.tethering.inprocess.overlay
package:com.android.networkstack.tethering.overlay
package:com.android.nfc
package:com.android.onetimeinitializer
package:com.android.ons
package:com.android.packageinstaller
package:com.android.pacprocessor
package:com.android.permissioncontroller
package:com.android.phone
package:com.android.printservice.recommendation
package:com.android.printspooler
package:com.android.protips
package:com.android.providers.blockednumber
package:com.android.providers.calendar
package:com.android.providers.contacts
package:com.android.providers.downloads
package:com.android.providers.downloads.ui
package:com.android.providers.media
package:com.android.providers.media.module
package:com.android.providers.settings
package:com.android.providers.telephony
package:com.android.providers.userdictionary
package:com.android.provision
package:com.android.proxyhandler
package:com.android.quicksearchbox
package:com.android.se.go
package:com.android.server.telecom
package:com.android.settings
package:com.android.settings.intelligence
package:com.android.sharedstoragebackup
package:com.android.shell
package:com.android.simappdialog
package:com.android.soundpicker
package:com.android.soundrecorder
package:com.android.statementservice
package:com.android.storagemanager
package:com.android.systemui
package:com.android.theme.color.black
package:com.android.theme.color.cinnamon
package:com.android.theme.color.green
package:com.android.theme.color.ocean
package:com.android.theme.color.orchid
package:com.android.theme.color.purple
package:com.android.theme.color.space
package:com.android.theme.font.notoserifsource
package:com.android.theme.icon_pack.circular.android
package:com.android.theme.icon_pack.circular.launcher
package:com.android.theme.icon_pack.circular.settings
package:com.android.theme.icon_pack.circular.systemui
package:com.android.theme.icon_pack.circular.themepicker
package:com.android.theme.icon_pack.filled.android
package:com.android.theme.icon_pack.filled.launcher
package:com.android.theme.icon_pack.filled.settings
package:com.android.theme.icon_pack.filled.systemui
package:com.android.theme.icon_pack.filled.themepicker
package:com.android.theme.icon_pack.rounded.android
package:com.android.theme.icon_pack.rounded.launcher
package:com.android.theme.icon_pack.rounded.settings
package:com.android.theme.icon_pack.rounded.systemui
package:com.android.theme.icon_pack.rounded.themepicker
package:com.android.theme.icon.pebble
package:com.android.theme.icon.roundedrect
package:com.android.theme.icon.squircle
package:com.android.theme.icon.taperedrect
package:com.android.theme.icon.teardrop
package:com.android.theme.icon.vessel
package:com.android.traceur
package:com.android.vpndialogs
package:com.android.wallpaper.livepicker
package:com.android.wallpaperbackup
package:com.android.wallpapercropper
package:com.android.wallpaperpicker
package:com.android.webview
package:com.android.wifi.resources
package:com.android.wifi.resources.overlay
package:com.bnd.update
package:com.google.android.inputmethod.latin
package:com.google.android.networkstack.overlay
package:com.google.android.networkstack.tethering.overlay
package:com.mediatek
package:com.mediatek.callrecorder
package:com.mediatek.camera
package:com.mediatek.capctrl.service
package:com.mediatek.dataprotection
package:com.mediatek.duraspeed
package:com.mediatek.frameworkresoverlay
package:com.mediatek.lbs.em2.ui
package:com.mediatek.location.lppe.main
package:com.mediatek.SettingsProviderResOverlay
package:com.mediatek.simprocessor
気になるのは下記のパッケージくらい。
package:bnd.com
package:com.bnd.update
通常、ドメインの単語を逆から書いていくスタイルに対して、「bnd.com」はちょっと怪しい。ちゃんとやるなら「com.bnd」になるはず。
これが何なのかはこれから検索して調べてみるが、恐らくファームウェアに関わる部分と思われる。
→色々と情報が出てきてよくわからない。何が該当するか不明だけれど調べた限りではこのようなアプリかなと思われる。
・SIMなどのband情報を調整するためのアプリ
・位置情報を取得してどこかへアップロードするアプリ
・Bnd/Bndtoolsというものがあるが、恐らくこれは違う。
・証券・債券でBNDが出る。これじゃない。
多分、これかな。
そのほか、android とか mediatek とか標準ドメインに擬態していない限りは、問題なく使えるのかな?という印象。
■ 例のAPKを導入してみる
SoCが Fire HD8 / HD8 Plus (2020)と同じで MT8168 。
同じSoCであると aiwa ブランドのJA2-TBA1002タブレットも同様。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1477555.html
あちらより全体的なスペックは落ちると思われる。
下記より「Fire OS 8用」や「Fire OS 7用」のAPKをダウンロードし、1~4を順番にインストールする。
参考サイト:https://ygkb.jp/6312
APKはインストール出来るが、Google Play が動作せず落ちる。
多分、ファームウェアの test-keys っていうのが問題で署名されていないから落ちるのだと推測する。
Google Play 以外ではどうだろう。
APK Pure の安全性などはグレーですが、アプリからのAPK導入は問題なく利用できています。あくまで自己責任の範囲内です。
現時点では Google 系アプリ(Youtube、Chromeなど)が使用できません。開発者ツールがまともに動作しないので、その影響かと思われます。
個人的に Youtube アプリが使えないのが痛いかな。
検索エンジンが英語版Yahoo!になっている標準ブラウザ?が入っていますが使いにくいのです。
なので、FireFoxをAPKから入れて使用しています。
この時点でネットワークに繋げているので、ファームウェアの更新確認をしたが最新とのこと。
■ スペック再調査
調査用のアプリを導入して確認していきます。
・Dev Tools
CPU
ABIs:armeabi-v7a, armeabi
CPU Cores:4
CPU Bit:32-Bit
CPU Model: MT8168B
・CPU-Z
・Cross Platform Disk Test
■ OSを書き換える?試み
・rootにするべく mtk-su を入手して実行する。
armv8用を実行すると下記のエラーが出る。
$ ./mtk-su -v
armv7l machine
Failed critical init step 1
うーん、 mtk-su_r11.zipファイルが入手出来ないので現状詰み。
https://forum.xda-developers.com/t/blu-r1-r1-plus-and-other-mtk-root-shell-any-os-version.3921163/
MTKClientは・・・確認するか検討中。やらないかも。
★2023-03-29追記
→下部にある「OS入れ替えの試み」の項目で別方法でルート取得をした。
■ 殻割
開けたら、機能が物理的に隠されてた的なこともあるので、元々殻割する予定だった。
タブレットの正面からボリュームボタン付近が一番挿さりやすい感じはした。
ある程度隙間が空いたらプラスチック製のピック形状のものなどを推奨する。
金属製だとディスプレイ表面をうっかり滑って削ることがあるからだ。まぁやっちゃったんだけど・・・。
開けるとこんな感じ。物理的な隠し機能は特になかった。
SIMカードがさせたりしたら儲けものだったが、特になさそう。
バッテリーが半田付けされているので、交換には半田付けが必須となる。
スピーカーはちゃんと2ch搭載されている。
Wi-Fiアンテナは1本の線が出ている。フィルム型アンテナはタブレットの上部(背面カメラの近く)に取り付けられている。
バッテリーは下記の通り。
あとは各種実装チップ群。
DDRメモリっぽい。
これは・・・ARMチップか。
システムボードの型番「BND-MT8168-P863-H」(eMMCは多分緑色のシールが貼られている場所)
パワーマネージメントIC (PMIC)MEDIATEK PIC MMT6357ARV
IT66121FN: Low Power Transmitter with HDMI1.4 3D Embedded CEC
OS入れ替えの試み
一向に情報が出てこない感じなので、発信側になってみる。
※以降は個人のメモ書きです。同様な操作をして何かしらの問題が発生しても自己責任で対処をお願いします。
■ ブートローダーのロック解除
下記を参考にした。
https://source.android.com/docs/setup/build/running?hl=ja
既にOEM ロック解除は出来ている認識。
下記コマンドをコマンドプロンプトで実行する。
>adb reboot bootloader
タブレット画面の左下に Fastboot Mode と記載されたら、下記コマンドをコマンドプロンプトで実行する。
>fastboot flashing unlock
< waiting for any device >
Fastboot Modeでのデバイスドライバーが認識していない様子。
調べると下記の VID/PID だった。
USB\VID_0E8D&PID_201C&REV_0100
下記のサイトを参考にして「Mediatek SP Driver」を入手しインストールする。
https://gsmusbdriver.com/how-to-install-mediatek-sp-driver-v5-1453
インストールするものの、ドライバーインストールで失敗した。
デバイスマネージャー確認すると Android という不明デバイスが出ている。
これを手動で下記をドライバ指定してあげたら認識した。
C:\Program Files\MediaTek\SP Driver\drv
タブレット側の画面で、Yes(Volume Up) か No(Volume Down)を求められている。
UnlockするのでYesで。
コマンドプロンプト側ではこのようになった。
>fastboot flashing unlock
< waiting for any device >
(bootloader) Start unlock flow
OKAY [352.593s]
Finished. Total time: 352.596s
恐らくこれで解除が出来たと思われる。
■ rootの取得
基本的な内容は下記の参考サイトの通り。
https://smartasw.com/archives/15704
DSU-SideloderとMagiskを取得してインストールしておく。
MagiskのapkファイルはSDカードにも入れておく。
DSU-Sideloderの初期セットアップだけは済ませておく。
下記を実行してDSU-Sideloderアプリを起動する。(必要かどうかは不明)
>adb shell setprop persist.sys.fflag.override.settings_dynamic_system true
GSIをダウンロードする。
「system-squeak-arm32_binder64-ab-vanilla」を利用した。
「system-squeak-arm32_binder64-ab-vanilla.img」をタブレット側に送って、DSU-Sideloderアプリ上でインストールを開始。
処理が完了すると、タブレット側でADBコマンドが表示されるので、PC側で表示コマンドを入力する・・・がうまく実行できない。
結局下記コマンドを実行して直接起動した。
$ sh "/storage/B2DC-43A8/test/workspace_dsuhelper/install"
Starting: Intent { act=android.os.image.action.START_INSTALL dat=file:///storage/B2DC-43A8/test/workspace_dsuhelper/system-squeak-arm32_binder64-ab-vanilla.img.gz cmp=com.android.dynsystem/.VerificationActivity (has extras) }
DSU installation activity has been started!
通知バーを見るとダウンロードを開始している。
完了したら通知から再起動ボタンをタップする。
再起動時にAndroidマークではなくクリスマスツリーマークが表示されてGSI画面が表示された。
エミュレーション環境としてAndroid12が起動した。(再起動すると元のOSに戻る、通知バーよりGSI環境を起動可能)
下記コマンドを実行してルートになる。
>adb shell
phhgsi_a64_ab:/ $ su
:/data/data #
下記コマンドを実行してboot.imgファイルを出力する。
# cd /dev/block/by-name
# mkdir /sdcard/backup_img
#
for file in *; do
if [[ "${file}" = boot* ]]; then dd if=/dev/block/by-name/"${file}" of=/sdcard/backup_img/"${file}".img ; else continue ; fi
done
出力結果です。
65536+0 records in
65536+0 records out
33554432 bytes (32 M) copied, 0.603424 s, 53 M/s
65536+0 records in
65536+0 records out
33554432 bytes (32 M) copied, 0.607961 s, 53 M/s
2048+0 records in
2048+0 records out
1048576 bytes (1.0 M) copied, 0.050402 s, 20 M/s
# ls -l /sdcard/backup_img
total 66632
-rw-rw---- 1 root everybody 33554432 2023-03-29 14:09 boot_a.img
-rw-rw---- 1 root everybody 33554432 2023-03-29 14:09 boot_b.img
-rw-rw---- 1 root everybody 1048576 2023-03-29 14:09 boot_para.img
下記コマンドを実行して再起動します。(adb shellから抜けてから実行します)
ついでに、現在のスロットを確認する。
> adb reboot bootloader
>fastboot getvar current-slot
current-slot: a
Finished. Total time: 0.003s
タブレット本体側の「backup_img」フォルダーにファイルが格納されているので、フォルダーごとSDカードへバックアップしました。
Magisk Managerでパッチを当てます。
boot_a.imgを使用しました。
生成されたものはダウンロードフォルダに格納されているので、これをSDカードへ移動してPC側へ持ってきます。
コマンドプロンプトで下記を実行してパッチ適用する。
> adb reboot bootloader
>fastboot flash boot magisk_patched-25200_Ok263.img
Sending 'boot_a' (32768 KB) OKAY [ 0.908s]
Writing 'boot_a' OKAY [ 0.377s]
Finished. Total time: 1.312s
タブレットを再起動して、Magisk を起動。
下の画像の通り、OKを押したら再起動が入った。
再びMagisk を起動。
コマンド実行して問題なくルート取得出来た。
(Magisk上でスーパーユーザーのシェルを許可していなかったため、Permission denied が出力されました。)
>adb shell
SaloColleTV:/ $ su
Permission denied
13|SaloColleTV:/ $ su
Permission denied
13|SaloColleTV:/ $ su
SaloColleTV:/ #
■ パーティション情報の取得
下記サイトを参考にして「parted_gdisk_fdisk_mkfs.ext4-ARM.zip」をダウンロードする。
https://ysss.hateblo.jp/entry/20200425/1587793352
zipファイルを展開して2ファイルをタブレットに転送する。
> adb push parted_gdisk_fdisk_mkfs.ext4-ARM\parted /sdcard/Download/
> adb push parted_gdisk_fdisk_mkfs.ext4-ARM\gdisk /sdcard/Download/
ルートになってファイルを移動する。実行権限を付与する。
>adb shell
$ su
# cp /sdcard/Download/parted /system/bin/
# cp /sdcard/Download/gdisk /system/bin/
# chmod +x /system/bin/parted /system/bin/gdisk
# ls -l /system/bin/parted
-rwxr-x--x 1 root root 464372 2023-03-29 16:07 /system/bin/parted
# ls -l /system/bin/gdisk
-rwxr-x--x 1 root root 572212 2023-03-29 16:07 /system/bin/gdisk
partedを実行する。
# /system/bin/parted /dev/block/mmcblk0
GNU Parted 3.2
Using /dev/block/mmcblk0
Welcome to GNU Parted! Type 'help' to view a list of commands.
(parted) unit MiB
(parted) p
Warning: Not all of the space available to /dev/block/mmcblk0 appears to be
used, you can fix the GPT to use all of the space (an extra 7 blocks) or
continue with the current setting?
Fix/Ignore? Fix
Model: MMC Origin (sd/mmc)
Disk /dev/block/mmcblk0: 14800MiB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
Disk Flags:
Number Start End Size File system Name Flags
1 0.50MiB 3.50MiB 3.00MiB proinfo
2 3.50MiB 4.50MiB 1.00MiB boot_para
3 4.50MiB 19.5MiB 15.0MiB cam_vpu1_a
4 19.5MiB 34.5MiB 15.0MiB cam_vpu2_a
5 34.5MiB 49.5MiB 15.0MiB cam_vpu3_a
6 49.5MiB 64.5MiB 15.0MiB cam_vpu1_b
7 64.5MiB 79.5MiB 15.0MiB cam_vpu2_b
8 79.5MiB 94.5MiB 15.0MiB cam_vpu3_b
9 94.5MiB 99.5MiB 5.00MiB nvram
10 99.5MiB 109MiB 10.0MiB ext4 protect1
11 110MiB 119MiB 10.0MiB ext4 protect2
12 120MiB 167MiB 48.0MiB persist
13 168MiB 175MiB 8.00MiB ext4 nvcfg
14 176MiB 176MiB 0.25MiB seccfg
15 176MiB 177MiB 1.00MiB items
16 177MiB 179MiB 2.00MiB lk_a
17 179MiB 181MiB 2.00MiB lk_b
18 181MiB 213MiB 32.0MiB boot_a
19 213MiB 245MiB 32.0MiB boot_b
20 245MiB 245MiB 0.50MiB para
21 245MiB 253MiB 8.00MiB logo
22 253MiB 257MiB 4.00MiB dtbo_a
23 257MiB 261MiB 4.00MiB dtbo_b
24 261MiB 271MiB 10.0MiB expdb
25 271MiB 272MiB 1.00MiB frp
26 272MiB 277MiB 5.00MiB tee_a
27 277MiB 282MiB 5.00MiB tee_b
28 282MiB 284MiB 2.00MiB kb
29 284MiB 286MiB 2.00MiB dkb
30 286MiB 318MiB 32.0MiB metadata
31 318MiB 322MiB 4.00MiB ext2 nvdata
32 322MiB 342MiB 20.0MiB ext4 md_udc
33 342MiB 348MiB 5.63MiB vbmeta_a
34 348MiB 353MiB 5.63MiB vbmeta_b
35 354MiB 355MiB 2.00MiB vbmeta_system_a
36 356MiB 357MiB 2.00MiB vbmeta_system_b
37 358MiB 359MiB 2.00MiB vbmeta_vendor_a
38 360MiB 361MiB 2.00MiB vbmeta_vendor_b
39 362MiB 7529MiB 7168MiB super
40 7530MiB 14800MiB 7270MiB userdata
システム領域?(super)で7GB、ユーザー領域で7GB、全体の14800MiBは100%使用されている。
recovery領域が無いみたい。
A/Bスロットがある場合、recovery領域は boot.img に含まれるっぽい。
https://source.android.com/devices/tech/ota/ab/ab_implement?hl=ja
logo領域があるので、そこに起動時のロゴデータが入っていると推測する。
LogoBuilder を使うと変更出来るらしい?
https://android.stackexchange.com/questions/191497/what-is-logo-partition-on-lenovo-phone
スロットを変更してリブートしたら文鎮化?した。MTKのPreloaderで終わる。
>fastboot --set-active=b
Setting current slot to 'b' OKAY [ 0.007s]
Finished. Total time: 0.013s
boot_paraかparaの領域を正しいものでflushすれば戻るかな?
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購入金額
6,620円
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購入日
2023年03月03日
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購入場所
イオシス
baelさん
2023/07/03
かもみーるさん
2023/07/03
こうやったら出来るかな?のトライアル&エラーの繰り返しですね。
基本的には別端末で似たようなことをやっている方の内容を真似てみたり、Google公式手順に沿って試してみたりというだけなので、先人の挑戦結果があっての成果です。
Androidのパーティション情報を知る機会を得ただけでも、個人的には勉強になりました。