iPad Pro です。スペースグレイ、12.9インチ、256GB、Wi-Fi モデル。
これで19万円ちかい価格なので、Apple って強気だなぁと毎回思います。

購入したのが iPad ノーマル品ではなく iPad 「Pro」じゃないといけない理由は、3次元を認識する LiDar スキャナを搭載したタブレットが iPad Pro または iPhone Pro だけだからです。

外箱。12.9サイズというのは Pro にしかないサイズ感だと思うのですが、さすがに大きいなと感じます。箱も大きくてびびります。

いつもの透明フィルムに包まれた Apple 方式ではなく、白い紙に覆われた形で入っていました。
白い紙の下にはいつもの透明フィルムがありました。Pro 版だけの包装の仕方なのだろうか。

内容物。ケーブルと電源アダプタと説明書。
リンゴマークは少し大きめのものが封入されていました。

ケーブル。網状になっていて高級感があります。少し硬めです。
耐久力は少し無さそう。

背面。さすがに薄い。重い。

公式サイトから購入したものなので上部にネーム刻印があります。

Apple ロゴも「大きいな」と感じました。

Apple 独自の ProRes（プロレズ）コーデック を採用した ProRes カメラ。
クリエイター同士で映像共有する場合などによく見られる圧縮方式で撮影されるので、そのままやりとりできます。ただ圧縮率が優秀ということはないので、Apple ユーザで見慣れた形式なのでという既視感くらいしか存在感がないようにも思います。一般の人とかどんな感じ方なんですかね？

広角カメラと超広角カメラを搭載しており、広い会議室や他人数でのWEBミーティングでも活躍しそう。

LiDar スキャナもここのカメラの横にあります。
一般の人にはあまり馴染みのない機能だと思うのですが、LiDARスキャナとは、レーザー光が物体に反射して戻るまでの時間を計算することで、深度マップ、いわゆるモノや地形の「距離」を読み取るという機能です。一般的にはピント用で、暗い場所で陰影を認識して対象の輪郭をはっきりさせるなどで有効な機能です。

LiDar スキャナによる 3Dスキャンで、距離や大きさを測れるためクリエイティブでもいろいろ面白いことに使えます。例えば人物の身長を測ったり、縦・横・高さの立体サイズを自動計測したり、障害物を発見するセンサーのように使ったりです。

3Dスキャンの他に、3Dモデルに変換する「フォトグラメトリ」技術も使用できます。

ただしこの機能、Pro にしかない機能なので先進的なイメージを感じるかもしれませんが。
実は 5年前に既に同じ機能を搭載した「Xperia 1」がありました。ソニーの現行機には搭載されていないのが残念ですが。

 日本企業メーカー、やっぱりまだまだアツいですね！

そういえば撮影するカメラのことを聞かれることがありますが、一眼レフではなくすべてこの Xperia 1 で撮影しています。気軽にすぐに撮影できることもあって僕のスタイルに合っています。

電源ボタン、音量ボタンは物理式。HOMEボタンが無いのが少し使い勝手で意見が分かれそうな気がします。タッチ操作に慣れれば関係ないですが、分かりやすい物理ボタンの存在は安心感に関わってきますね。

液晶部分。Liquid Retina XDRディスプレイ。反射防止コーティングですが、正直防止されてるのかなといういう感想。輝度が高く、色合わせの必要も無いので、デザインの現場での色彩確認にも威力を発揮しそう。でも iPhone で良いかな、大画面の必要ないかな、という気もしています。

M2チップは8コアらしいのですが、その性能を活かすようなタスクを行うほど信頼性がないようにも思うので、普通の人にはオーバーサイズ、オーバースペックのようにも感じます。据え置きの大画面と変わらないなら、コストを考えると据え置きで良いので。 

キッティング作業では、セキュリティ確保のため、端末にはリモートマネジメントを行います。
何回か調べたのですが無料で使用できる MDM は無いに等しいので、自作するには Mac などに接続し Configurator で機能制限を入れていきます。Apple 製 PC が無い環境だと動かなかったように思いますが、最近の MDM は安価なものもあるのでそちらの利用をおすすめします。