皆さんこんにちは!白輝望です。
この度は、Top Gun ReviewでCorei5-3570Kに7/11に選出させていただき、77名に入ることができました。さらに、25名のCorei7-3770Kのレビューアーにも選んでいただき、大変光栄に思っております。
さて、今回のレビューテーマは、下記の通りです。i5-3570Kのレビューを踏まえつつ、i7-3770Kとの比較がメインとなります。
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○ レビュー課題
下記、すべてのテーマについてレビューをお願いいたします。
・「Core i5-3570K」のプレミアムレビューと同じテーマ・内容のことを「Core i7-3770K」でも行なっていただき、「Core i5-3570K」と「Core i7-3770K」の違いについてレビューしてください。
・前回同様に実際に使ってみてよかったところ、改善してほしいところなどを含めて、写真及び動画を用いて詳しくレビューしてください。
・指定のレビューテーマを書き終えた後は、ご自由にレビューをお続けください。
・なお、レビュー製品を使用された環境(ハードウェア、ソフトウェアなど)についても記述をお願いいたします。
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まずは前回のレビューのおさらいですが・・・
レビュー自体はこちらにあります。
流れとしては
・自作PCにCPU換装
・各種設定
・ベンチマーク(5種類)
Windows experience index改め<Minpaso
CINEBENCH
Crystal Mark
PSO2 キャラクタークリエイト体験版
A9Bench
を順に行っていきます。
i5-3570Kとの比較がメインですので、順番も踏襲します。
・・・ところで、他の方のレビューと異なる点としては「Windows Vista」でレビューしている点でしょう。先日発売されたWindows8により、WindowsVistaは2世代前のOSになってしまいました。これを機にWindowsXPやVistaから乗り換えるユーザーも多いのではないかと推測します。
一方で、旧環境でないと困る場面もあります。そんな中でWindowsXP, Vistaについて2012年4月時点でMicrosoftのサポート期限は延長されました。
Windows XPが2014年4月8日までの延長サポート
Windows Vistaが2017年4月11日までの延長サポート
となっています。現行最新のハードウェアが旧世代OSでも使用できれば、既存のソフトウェア環境でもまだまだ実際の使用に耐えうるはずですし、PCを複数台有する場合などは便利だと思います。
前置きが長くなりましたが、それではレビュー本文に入ります!
1)First impression そもそもCorei7-3770KとはどんなCPU?
前回記事で紹介したCorei5-3570Kと比較しての相違点は主に3点です。
・スレッド数 (4→8)
・定格動作クロック(3.4Ghz→3.5Ghz)
・TB時クロック (3.8Ghz→3.9Ghz)
・キャッシュ (6MB→8MB)
i5-3570KではHyper Threadingは省略され、4C4Tでしたが、i7-3770Kでは4C8Tとスレッド数が倍になっています。これは動画編集等CPUをの複数コアを同時使用する場合に有効です。動作クロックの100Mhz上昇やキャッシュの増量はそれほど体感差は感じないと思われますが、相当重い作業をする場合には効いてくると思います。
また、一部では話題になっている、オーバークロック耐性について簡単に紹介しておきます。今回の3570Kや3770Kといった型番に「K」のつくCPUはオーバークロック動作が可能であり、対応するマザーボードの設定を変更することで実行可能です。しかし、Sandy bridge世代に比べオーバークロック耐性が落ちているという報告が多くあります。何でも熱伝導のあまりよくないグリスが内部に使用されているとか・・・私は詳しくないので詳細は省きますが、見えないところで仕様変更があるようです。
それではCPUの箱です。i7-3770Kの文字が輝いています!2013年にはLGA1150という規格が誕生するそうなので、LGA1155規格では最後の最高スペックのCPUとなるのではないでしょうか。
箱の側面には製品の特長が書いてあります。3年保障なんですね。
バーコード部にはシリアル等があります。初回製品は「95W」の表記があったそうですが今回は正規の表示である「77W」の表記になっています。
CPUには「MALAY」の刻印がありますのでマレーシア製になりますね。そういえば製造年ってCPU本体には刻印しなくなったのでしょうか?それらしい表記は見当たりません。
付属のリテールクーラーですが、今回はi5-3570Kと製造会社、型番等全く同じでした。TDPが同じCPUですし、同じというのは当然かもしれません。
2)CPU換装、OS起動!
それでは自作PCをひっぱり出してきます。
スペック一覧と使用しているパーツ類は以下の通りです。1月に衝動で自作して以来、Zigsow関係のテスト機として(!?)使用しています。
ところで、今回は基本的にBIOSの更新は必要ありません。前回のi5-3570Kを換装する際に更新しているためです。一応メーカーのサイトを確認してみると3605ver.以降で対応しているようです。現状は4203ver.を使用していますのでそのまま使用できます。また後半のベンチマークのために現状のままで今回は換装することにしましたが、本来はBIOS更新はしたほうがいいです。ちなみに現行最新は4401Ver.となっています。
特にSandy bridge世代のH61, H67, P67, Z68マザーではBIOS更新は必須です。これは現在店頭で販売されているマザーでも同様で、購入直後にBIOS更新が必要な場合もあります。店舗で必ず確認する必要があります。
マザーはこのように設置されています。配線があまりうまくないですねー。。。
省スペースキューブ型、MicroATX対応ケースという変わりモノなので仕方ないですが。早速CPUファンを取り外します。毎度プッシュピン方式にはいい印象がないのですが、今回は存外うまく取り外しできました!取り外したファンですが、ご覧の通りまったく同じです。
そしてi5-3570Kを外して、
i7-3770Kを装着。
今回もリテールファンを使用するのでグリスは塗りません。
電源を入れるとシステム構成が変更になったのでBIOSに入るように言われますので入ります。i7-3770Kとして認識されていることを確認。
詳細も問題ないようです。
・・・が、この時点でファンに異音が。一度中を開けてみると、CPUファンの電源ケーブルがフィンに接触していました。クリアランスを確保して元に戻します。
気を取り直してWindows Vistaを起動します。初回はハードウェアドライバの読み込みがかかりますので再起動を要求されますが、OSのクリーンインストールは必要ありません。Vista以降のOSでは大丈夫です。XPではクリーンインストールが必要になります。(このようにVistaで採用された技術って実は多いですよね。Windows Aeroなどもそうです。)
メッセージに従い再起動して終了です。
CPU-Zで確認、確かにCorei7-3770Kです。アイドル時は1.6Ghzで稼働しているようですね。一方で起動直後には一瞬ですがファンの回転数が上がる瞬間がありますのでその際にはMaxまでTBされているのかもしれません。
GraphicsドライバもHD4000の表示があります。が、Intelのサイトに行きますと、HD4000/2500はVista非対応って書かれているですよね。これの対処方法は、無視して「Windows7用のものをインストールする」で解決されますが、7月時点ではVistaについての記載なし、11月現在もVistaについては記載ありません。しかし、QSVも含めてWindows Vistaで使用可能ですので問題はありません。
3)各種ベンチマーク
今回も動画ですが、前回より時間的余裕がなかったので色々とお見苦しい・・・
☆☆☆見所☆☆☆
「なんとベンチで
i5が
i7に
勝っちゃいました!!」
また不具合等ありましたらご報告ください。
4)総括っ!
おそらく、i7-3770Kって、私にはもったいないCPUなんです!!(←結論)
全然、その性能を生かせていない気がします。それともi5との差が本当に小さくて、こういう結果になったのでしょうか?
自作PCを組むに当たり、とにかく重要なのはPCのバランス。それを身をもって体感した感じです。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました!
今後は・・・また何か気がついたら追記したいと思いますが、とりあえずはここまでです。
ではでは~☆
2012/11/10
締め切り前日のだいぶ寒くなってきた土曜日
白輝望
ぬっきさん
2012/11/11
やっぱりHT切った方がスコアあがったね(笑)
ベンチマークにもいろいろ上手不上手があるみたいだけど、HTが眉唾だと言われるのは昔からベンチマークでいいスコアがでないからんだよね
でも並列化効率100%の単純計算をさせると覿面に差が出るんだけどね
白輝望さん
2012/11/11
結局はHT切りが正解でしたねー。
ゲームとか普段あまりやらない、動画編集もしない私にはi7は過ぎたCPUかもしれないとすごく実感しました(汗)
そもそも4C4Tの時点で性能的には十分なんですよね。
本文中には記載しませんでしたが、i7をHT切って動かすと温度下がるかと思ったんですけど大して変わらなかったんで、省電力効果は薄いかもしれません。
下小川さん
2012/11/11
動画の方も拝見しました。リテールだと結構温度上がるんですねえ。
CrystalMark 2004R3は元々4スレッドまでしか使えないベンチなんで4コアCPUの場合HTがあると全力出せなくなるんでスコア下がります。
元々そういう仕様なのでご安心を~
リーダーさん
2012/11/11
うちにあるソフトはそういうのばっかりなのでi7-3770K のほうが良いですねー
白輝望さん
2012/11/11
下小川さんこそお疲れ様ですー!!
Crystal Markはやはり4コア+HTではスコア下がりますかー。
最初は相当焦りました。
え、これなんかやっちゃった!?って感じで。
しかし、HTの効果がないというのは予想通りでも、スコアがむしろ下がるというのは予想外でした!
>>リーダー マスター
HTを有効に使う環境というのが私のところにはなかったということですねー。
それと昔のくせで、PCに並列処理させるとよくない!って気になってしまうんですよね。
(cf. CD-R焼くときは常駐ソフトウェア含めすべて切ること!)
これからは怖がらずに並列処理もさせてみます!