レビューメディア「ジグソー」

9月にサンタが来ちゃった!新世代CPUを美味しくいただく作法を公開!


この度は「レビュー・インフィニティ第7弾 Z68星雲」プレミアムレビューの機会をいただき、誠にありがとうございます。
企画協力のインテル株式会社様、zigsow株式会社様、並びに関係各社様に厚く御礼申し上げます。

そして毎日ワクワクなレビューで楽まさせてくださる皆さん、ありがとうございます!

CPUてたくさん種類があるけど、K付きCPUって、オーバークロックをバリバリする人だけ向けなんでしょ?!と思ってらっしゃる方、実はそうでもなさそうです!
Kなし2600と価格差が小さい『リミッター解除バージョン』である、CORE i7 2600Kをレビューします!

オーバークロックにプチ挑戦、そして何より楽しみだった内蔵グラフィックスの性能に迫りますぞ!!!
(^0^/

カンタンに云うと、CORE i7 2600 CPUのオーバークロック制限を解除したモデルです!
2600/2600Kともに、基本クロックは3.4Ghz、ターボ時は3.8Ghz。
2600Kなら、これ以上のクロックでブンブン回すことができます!
オーバー・クロック大好きな方には、これしかナイでしょう!

そして、内蔵グラフィックスは大きく違います!!!
2600はインテルHDグラフィックス2000、2600Kは同グラフィックスの上位バージョンである、3000を搭載しています。
実行シェーダーを6つ搭載する2000に対して、3000は12コ。2倍も搭載されているんです!

オーバークロックはやらない!でも、グラフィックはローエンドよりも強い方がいいな。。。と思われたら、2600との価格差が頗る小さい2600Kが将来性を考えてもオススメです!

では、2600Kを見てみましょ!

Z68マザボ、DZ68DBと一緒にやってきたのは、Intel CORE i7 2600Kだった!!!
今年はサンタが9月にやってきた!!!
みなさん、ありがとう!
(^0^/(^0^/(^0^/
まずはその様子を。
サンタさん。。。ありがとう!!!
サンタさん。。。ありがとう!!!

2600Kキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ !!!!!
HDグラフィックス3000キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ !!!!!
と、大喜びしております!

上図にあるように、箱の上部が透明になっていて、CPUぽいモノが見えます。
これってダミーでしょ、中にホントのCPUが入ってるんだよね?と思ってたら、そうじゃなかった!
上部にホンモノが入ってた!!!
うおっ、ホンモノだった!
うおっ、ホンモノだった!

これがホンモノのCPU。
これはビックリ!!!
それにしても小さい箱です。昔は大きい箱にデカいクーラーと一緒に入ってましたよね。
コンパクトさは低発熱なプロセスに入ってきた証でもあります!

というのも、クーラーが。。。
ヒートシンク、うすっ!
ヒートシンク、うすっ!

ホントに薄くて小さい!
GPU内蔵の高クロックCPUなのに、これで大丈夫なんですか?!と。

CPU本体を見てみると。。。
ああ32nmプロセスで倍率フリー☆☆☆
ああ32nmプロセスで倍率フリー☆☆☆

マレーシア製。
ハッキリと2600Kと刻印されている!!!
さっそく組んでCPU-ZでホントにK付きなのか確認しましょ!
Kつき、キタワァ.*・゜(n^ω^)η゜・!!!!!☆
Kつき、キタワァ.*・゜(n^ω^)η゜・!!!!!☆

シッカリ2600『K』です!!
やっぱり、4コア8スレッドキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ !!!!!な気分です。
どうもホントにみなさん、ありがとうございます
m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m

そして注目のグラフィック項目を見ると、
内蔵GPU情報。SandyBridgeイラッサイ!
内蔵GPU情報。SandyBridgeイラッサイ!

クリエイター!なPCのCore i7 2600 (Kなし)を確認した際はCPU-Zのバグなのか、キチンと表示されてませんでしたが、
今回はバッチリ情報がきております。
32nmプロセスであることも表示されてますね!

それでは次にKつきの醍醐味、オーバー・クロックを少しやってみましょ。

定格3.4Ghz、ターボ時3.8Ghzの2600Kを少しオーバー・クロックします!
そしてグラボも定格の1.35Ghzから上げていきます。
少しずつ、試してみると、自分の環境では下記のクロックが上限だったようです!

ぷちオーバークロック結果どーんっ!:
CPU : 4.5Ghz [x48]
GPU : 2.1Ghz [x42]
4.5Ghzだと、OSは安定操業!それにしてもスゴい高クロックです。。。
4.5Ghzだと、OSは安定操業!それにしてもスゴい高クロックです。。。

え~、CPUはもっと上げられるだろう、って?!
(^皿^/
いえいえ。これ以上倍率を上げると、OS起動直後に不安定となったり、起動出来なくなるトラブルがあったので、この数値で安定させながら比較することにします!

Core i7 2600、Kなしのクリエイター!なマシンとの比較をやってみましょ!
クリエイター!PCのレビュー/詳細はコチラからどうぞ!


それではまず、Windows Experience Indexから

先日レビューさせていただいたクリエイター!なPCと同じく、メモリは両者とも16GBで計測していますです。
このスコアの最大値は7.9。オーバー・クロックしてスコアはあがるでしょうかな?!
やっぱり別物だった、HD3000!!!
やっぱり別物だった、HD3000!!!

こう見ると、クリエイター!なCORE i7 2600搭載PCも充分スゴいのですが、2600Kの充実ブリが光ります!
そして、各数値ともオーバークロック前と少~しずつアップしています!

① CPUは、それなりに、微量アップ。やっぱり7.9への道は遠いんだな!と改めて痛感しました!

② グラフィック!この向上に驚いた!!!エアロではHD 2000と3000の違いがハッキリでてます!
これは、やはりシェーダ数倍増が効いているのでしょう!!!
規定クロックでもスコアが6.4!!!もう、外付グラボはハイエンドなゲームをしない限り必要ないですね。
ええ、モチロン内蔵グラフィックスで使うつもりです!

③ ハードディスクの結果にプっと笑いました。オーバークロックしてやるとスコアが少しだけ☆上がりました。
HDDは5.9がリミットだと思っていたので、これは面白い結果となりました!

次はCinebench。Open GLに注目しましょ。


クリエイター!なPCでCinebenchを試したところ、『やっぱりHD2000は同世代のローエンド+αくらいの性能なんだね』という印象を持ちました。
デモ動画のカーチェイスは若干カクカク。これじゃサクサクと3Dゲームはムリかも、と思いました。
ではテストを。
今回も8スレッドで画面を処理する画面を見たくて、何度もベンチしてしましました!
今回も8スレッドで画面を処理する画面を見たくて、何度もベンチしてしましました!

結果はこちら!
ハッキリと違いが出ております!
OpenGLの欄を見て「!!!」と言ってみてくださいね!!!
(^0^/
OpenGLの数値が2倍に伸びた!!!
OpenGLの数値が2倍に伸びた!!!

CPUに関しては少しずつ上昇。更にベンチな競争に挑むは、大幅にクロックをドーンと上げるか、物理コア/スレッドを増やすしかないのでしょう!

一方、OpenGLはビックリな結果に!!!
HD2000から3000への変化が劇的すぎる!やっぱり性能の差は大きかった!
デモ動画がスルスル動く環境を自分で持ったのは初めて。高性能にビックリ!!!

そしてオーバークロックすると更に快適。動画でクルマがキキーっと急ブレーキする際の挙動が、所謂「ぬるぬる」動く感じに見えました!
こうなると、やっぱりスゴいグラボが欲しいかも。。。なんて思いません!
Google Earthでグルグル☆スイスイ地球を回して遊べるHD3000、大いにアリ!な内蔵グラフィックスです!

では、いよいよ実践編。動画エンコードで比較してみましょ。
内蔵グラフィックス大活躍ですぞ!

前回のクリエイター!なPCのレビューでは少しハードウェア・エンコードを試しましたが、PCを日々使わせていただくうちに、「実はハードウェア・エンコードてホントにスゴい!じゃん!」と気付き始め、今回は少し踏み込んで検証してみますぞ!

比較対象は、
① Core i7 2600K : CPU単体のみ。昔でいう「ソフトウェア・エンコード」?!
② Intel HD 3000 : 内蔵GPUでQuick Sync Video技術のハードウェア・エンコード
③ Intel HD 3000 OC : 内蔵GPUを2.1Ghzまでオーバー・クロックさせて、ハードウェア・エンコード
以上3つの条件で比較しましょ!

使うソフトはMedia Converter。
効果的にハードウェア・エンコードを使えるソフトを捜しておりました。
どうやら、各種ハードでのエンコードに対応しているので、この子でサクサク比較します。

では、1回戦。
デジカメ撮影したAVCHDファイルを、Apple TV用 H.264/720pファイルに変換します。
条件は以下の通り。
1.26GBから340MBに、割とヘビーにエンコします!
1.26GBから340MBに、割とヘビーにエンコします!

そして結果は?!
下のグラフを見て、笑ってくださいね!
11分の動画ファイルを2分以下でエンコした、だと?!
11分の動画ファイルを2分以下でエンコした、だと?!

HD3000は、11分の動画ファイルを最速で1分49秒でエンコード済ませてます!!!
何ということでしょう!
(^0^/
このソフトはエンコード中に小さなプレビュー画面で動画の推移を見られるのですが、それが速すぎて
心の中は、「処理はやすぎワロタ」な気分でした!!!

次は、録画マニアな方必見!
TSファイルをH.264に変換しますよ!
コンパクトに録画ファイルを圧縮した方は多いはず!!!
コンパクトに録画ファイルを圧縮した方は多いはず!!!

より実践的になってまいりました!!!
たーくさん録画したけど、ドンドン肥大してテラバイト級のHDDでさえお腹マンタンに。
圧縮してもソコソコな画質で。でもサイズは出来るだけ小さく!とワガママなことを考えているあなた、見て下さいね!
結果は下図で。
45分のTSファイルを10分以下でエンコした!なんて!
45分のTSファイルを10分以下でエンコした!なんて!

45分のMPEG2-TSなフルハイビジョン動画を、実時間以下で変換出来るだけでスゴいのに。。。
CPU単体から半分の時間でHD3000はエンコードしてます!!!

しかも、このサイズでも画質はOK。昔のように「これを『エンコした』て云われても保存する気がしないなぁ!」という低品質なファイルではなく、充分保存用として利用出来るモノが出来ました!

これなら、ハードウェア・エンコードを導入する意味が充分アリ!でしょ!!!
(^0^/

エンコード時にはCPU/GPUの力を一杯に使う筈です。
特に興味があったのは、エンコードの際にCPU使用率はどう推移するのか?!ということ!
まず、CPU単体でエンコード中のタスクマネージャを見てみましょ。
8スレッドを効果的に使ってますね。
8スレッドを効果的に使ってますね。

4コア8スレッドを割と一杯に使って「ぷち必死」な状態がわかりますよね!
それでもCore2 Duoのようにコアが100%に張り付くようなことはありません。
他のアプリを立ち上げてもOK。「反応なし」にならず、スルスル使えます!
変換ソフトの設定もあるのでしょうが、やっぱり恐るべし、CORE i7...!!!

そして、CPU内蔵グラフィックスでハードウェア・エンコードしている際は、こんな感じ。
あら殆どCPUはお休み。
あら殆どCPUはお休み。

100%ハードで処理しているわけではないので、若干CPUも動いてます。が、少しだけ。
CPU単体時が『ダッシュで100m走』だとしたら、こちらは『ポチと散歩』程度でしょう!

では、最後にVirtuを使ってみましょ!

Virtuは、CPU内蔵グラフィックスと外付グラフィックボードを、同PC内で両方使えるようにするソフトウェアです。

今迄の6系チップセットでは、外付グラボと内蔵グラフィックスの共存は基本的に不可能でした。
つまり、外付グラボをPCI Expressに付けたら、CPU内蔵グラフィックス機能は使えなくなる!ということ。
モッタイナイ!ですよね。

今回、このVirtuを使って、内蔵グラフィックスと、AMD HD 5450のハードウェア・エンコードのどちらが快適か?!
を比較してみます!

インテルHD 3000グラフィックスの能力はAMD HD 5450より少し上程度、と云われていますが、動画ファイルのエンコード速度はどう変わるでしょうか?!

Virtuを起動してみましょ。

比較対象は3つ。
① Core i7 2600K : CPU単体のみ使用。GPUはお休み
② Intel HD 3000 : 内蔵GPUでQuick Sync Video技術のハードウェア・エンコード
ただし、オーバークロックはナシ。定格で動作させてます。
③ AMD HD 5450 : 外付グラボのハードウェア・エンコード
以上3つの条件で比較しましょ!

変換するファイル設定は、こちら。
ビットレートを半分に。
ビットレートを半分に。

そして結果は。。。
意外にAMD健闘?
HD5450がんばった!でもhd3000がスゴ過ぎた!!!
HD5450がんばった!でもhd3000がスゴ過ぎた!!!

これは!!!

① まず驚いたのが、HD5450の健闘!!!もっと時間がノロノロかかるのかと思いきや、キッチリ実時間以下で変換してきました!
ローエンドとはいえ、やはりハードウェア・エンコードは強力です。

② HD 3000の速さ。。。画格はそのままの所謂「等倍エンコード」なので、もっと時間がかかると思ってましたが、ここまで速いとは!!!

エンコード中にタスクマネージャを見て、面白い発見がありました!
HD3000は上記の通り、殆どCPUを使っていないのですが、HD5450は、割とCPUのパワーを借りながら「分担作業」させていることがタスク・マネージャーから垣間見ることができます!
分担作業出来るのは、Virtuのお陰!!!
分担作業出来るのは、Virtuのお陰!!!

各ハード向けにSDK/ソフト側が設計しているのでしょうが、HD5450では「ある程度CPUにもお願いしちゃおう」というアレンジようです。
ということは!
外付グラフィックスでエンコードする際にもCPUパワーの違いで所要時間が変わる!ということです!!!
ほら、懐の深いCPUの方が、結局イイでしょ。

アリ!!!!文句なし!
オーバークロック機能はもとより、ここまで内蔵グラフィックスの性能差があると、HD3000内蔵で4コア/8スレッドな2600Kを少しの差額!をお財布/財務大臣から出して/拝借して購入しても、大満足でしょう!

モチロンi7 2600 KなしCPUもイイ!CPUです。
自分の環境だけの現象かもしれませんが、内蔵グラフィックス・ドライバの安定感はHD3000が圧勝。
ブイブイ回しても、エンコしてもドライバ・エラーが発生しませんでした!

数世代前なら、売出し中ソケットな上位CPUの価格は「あ、これは除外」と諦めざるを得ないモノでした。
しかし、今回はとてもラッキーにも、お求め安いラインまで下がってきてます!

高機能なグラボ内蔵というファクターひとつだけでも、コストパフォーマンスは最高です!
そして4コア/8スレッドあれば、将来性バツグン。きっと数年後には、この構成がPC選びの基準になるでしょう。
最低4コア/8スレッドなきゃ、ね。。。と。

その時、「やっぱり、あの時に2600K買っておいてヨカッタ。。。もう少しこの子でがんばろ!」と思える筈です!
イイものは、長く使えて、結局お財布に優しい。これホント!
(^0^/
この秋は、2600KとZ68でスイスイなPCを組むのをオススメいたしますです!!!

このたびは再び、レビュアーに選んでいただき、感謝するばかりです。誠にありがとうございます!
CORE i7とDZ68DBで、Z68星雲をサクサク楽しみます!

そしてこのレビューを最後まで読んでくださった、みなさまにも大感謝!です!
ショップで迷ったら、2600KとZ68ですよ!

コメント (28)

  • Vossさん

    2011/09/21

    お疲れ様でございました。
    エンコ関連の情報、非常に興味深く読ませて頂きました。
    私もISQVエンコについてスマート彗星でやりましたけども、こうしてみると、やはりMediaEspressoよりMediaConverterのほうが、全体的に使い勝手は良さそうですね。
    変換効率も、MediaConverter方が優秀なようです。

    やっぱ、自動エンコの恩恵もあるし、MediaConverter7ポチるかなあ・・・・・
  • 我輩!テトであーる♪さん

    2011/09/21

    さすがzigzsowzさん最高のレビューですヾ(@⌒ー⌒@)ノ
    Core i7 2600k の能力、しっかり見せて頂きました♫
    ありがとうございます♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪

    UP時間を見たら朝5時にUPされているみたいで、、、
    お疲れ様でした。
  • ねおさん

    2011/09/21

    おぉぉ・・・

    素晴らしいレビューです。

    すでにこのCPUを5ヶ月近く使いながら、なおかつ今回同じレビューをさせていただいていたにもかかわらず、思わずじっくり読んでしまいました。

    普段あまりエンコードをしない自分にとっては、QSVも「ああ、こんあもんね。」程度でした。
    対応ソフトもいいものを見つけることができなかったのですが、Media Converter良いですね。
    QSVがいい仕事をすることが良く解りました。

    内蔵GPUの本来のグラフィックス性能については「使えね~」って思っていましたが、使い方によっては充分な能力を持っていることも解りました。

    自分の使い方って、2600Kを使い切ってないのが良く解り、勉強になりました。
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