zigsow様 Intel様
この度は「レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲」のレビュアーに
選出頂き誠にありがとうございます。 このような機会を与えて下さった
関係者の皆様方に厚くお礼を申し上げます。
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何分、初プレミアムレビューなため、所々おかしな場所があるかも
しれませんが、どうか宜しくお願いいたします。
また同時にi7-2600Kのレビューも行っていますので、そちらの内容と同じ
部分があります。ご了承くださいませ。
それでは頑張ってレビューしていきたいと思います!
こちらの用事で家を空けていたので、少々遅めの到着となりました。
開封してみると梱包されたCPU&マザボと指令書が。
こちらがDZ68DBになります。
特徴的な仕様についてですね。
Virtuにも対応しています。
裏面には簡単に仕様が描かれています。
付属品は以下のものが。
・SATAケーブル×2
・シール
・ISRTについての広告
・セットアップディスク
・背面I/Oパネルカバー
・説明書
・CPUソケットに関する注意
付属品はあっさりしていますね…。
説明書は結構簡素なイメージです。初めての方には難しいかもしれません。
マザーボード本体です。
メモリは4GB×4で最大16GBまで認識します。
SATAは3Gb/s(黒)×2、6Gb/s(青)×2、eSATA(赤)×1となっています。
拡張スロットはPCIe x16×1、PCIe x1×2、PCI×3です。
PCIが3つ搭載されているのは良いですね。
背面I/Oポートです。
特筆すべきはDisplayport、HDMI、DVIが全て搭載されているところでしょう。
これらの中から2つを同時に使用できます。これは便利。
また、USB2.0以外にUSB3.0も2つ搭載されています。
…あれ?PS/2端子はないんですね。
外観は以上です。
以下仕様です↓
CPU ソケット形状 LGA1155 (※TDP95Wまで)
チップセット Z68 Express (RAID 0/1/5/10 に対応)
メモリ 最大16 GB DDR3 1333/1066×4 デュアルチャネル対応
拡張スロット PCIe 2.0 x16 ×1
PCIe 2.0 x1 ×1
PCI ×3
SATA 3Gb/s(黒)×2、6Gb/s(青)×2、eSATA(赤)×1
背面端子
1 x DVI
1 x Displayport
1 x HDMI
1 x IEEE 1394a
1 x LAN ポート
4 x USB 2.0/1.1
10チャンネルオーディオ I/O
2 x USB 3.0 ポート(ブルー)
1 x eSATA ポート
現時点での良いところと悪いところを挙げると、
Good:Displayport、HDMI、DVI搭載、2つまで同時使用可。
Bad:付属品があっさりしている。
標準的なマザーボードとして概ね問題なく、出力端子が豪華なイメージです。
それではPCの構成についてです↓
マザーボード:Intel DZ68DB (レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲)
CPU:Intel Core i7 2600K (レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲)
CPUクーラー:ANTEC KUHLER-H2O-620
メモリ:ADATA DDR3 1600 4GB×2
VGA: MSI RADEON 5870 Lightning
メインドライブ:WesternDigital HDD 2TB
サブドライブ:Crucial RealSSD C400 64GB
ケース:ANTEC LANBOY Air
電源:CORSAIR HX850 850W
DVDドライブ:IODATA DVDスーパーマルチ
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
※今後、使用したパーツを単体でレビューしていきます。
※VGAは現在使用中のPCから流用します。
ではでは、作成に入ります。
今回の箱はコレ。網チックなLANBOY Air。
ファンが最初から5個も付いてるお得ケース。
前面にはUSB3.0アリ。
サクッとCPUとメモリを取り付けます。
今回はSSDをメインドライブとして使用し、
サブにHDDを使用します。
LANBOY Airは2.5インチのSSDを最下部にとりつけ、
HDDはなんとハンモック式!! これは考えていなかった…(笑)
確かにハンモック式ならHDDの振動は緩和できますが…
ちょっと怖いですね。
今回はリテールクーラーは使わず、ANTECの簡易水冷を使用します。
昔に比べて簡単に水冷にできるようになったので嬉しいですね。
簡易水冷は取り付けが簡単なのでGood。
ただ…残念なことに説明書が分かり辛かった(´゚'ω゚`)
ケースにも言えますが、ANTECの説明書は基本的に分かり辛いです。
このあたりの改善がANTECの今後の課題ではないでしょうか。
そしてようやく完成です!!
若干配線がごちゃごちゃしてますが、LANBOY Airは
隙間が多い&裏配線可能なので案外なんとかなりそうです。
このあたりはGoodですね。
起動時の音は非常に静か。
現在使用しているPCよりも静かなので、動いているのか不思議なくらい。
これはGoodです。
それでは起動です。スイッチオーン!!
しっかりCore i7-2600Kが認識されています。
今回SSDを使用するため、Chipset SATA ModeをIDEからAHCIに変更しておきます。
…って、最初からAHCIになっていますね。
マザーボードによっては最初からなっているんでしょうか?
現在のCPU等の温度は50度以上になっていませんね。
良く冷えています。これも簡易水冷クーラーのおかげでしょうか。
他の方もなったようですが、僕の方もChassis intrusionの表記が出てきました。
筺体が開いていると動作が停止する機能…しっかりふたは閉めていますが…。
LANBOY Airが網々だから…?
何にせよ、F2を押してBIOS設定画面に入れば問題ありませんでした。
Windows7をSSDにインストール後、マザボに付属のディスクをインストール。
SSDとはいえ、ディスクアクセスのため結構時間がかかりますね…。
これでOSのインスト―ルは終了です。
オーバークロックについての設定も確認してみました。
「CPU初期値」
電圧 default(約0.85V?)
倍率 34
FSB 約100
定格クロック 3.4GHz=FSB100×34倍
各コアの倍率 コア1:38倍、コア2:37倍、コア3:36倍、コア4:35倍(=TB時最大3.8GHz)
電圧はMin:1.00V~Max:1.35Vまで変更可能です。
倍率ロックフリーなため、各コアの倍率を変更可能です。
「メモリ初期値」
※DDR3-1600ですが、初期値は異なっておりました。OCして1600を使えってことですね。
電圧1.5V
DDR3-1333
電圧はMin1.2V~Max:1.8Vまで変更可能です。
DDR3-1067、1333、1600、1800、2133
1800と2133は使用可能なんでしょうか?
今回のメモリは1600まで対応しているので1600まで使用可能です。
基本的にはこの2つを変更すれば使用可能でしょう。
OCについてお勉強してましたが、基本的には倍率を変えればよい、
ということのようなので、OC可能マザボの中でも初心者向けなのでしょう。
それでは性能を調べていきたいと思います。
①対抗馬:my PC
マザーボード:ASUS ASUS M4A88TD-V EVO/USB3 AMD 880G + SB850
CPU:AMD Phenom X2 555BE (4コア化済) 3.2GHz
CPUクーラー:サイズ SAMURAI ZZ SCSMZ-2000
メモリ:Team DDR3 1333 4GB×2
VGA: MSI RADEON 5870 Lightning
HDD1:Seagate HDD 1TB
HDD2:WesternDigital HDD 500GB
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
ケース:SuperFlower SF-1000
電源:Abee Athlete 600W
ドライブ:LG電子 DVDスーパーマルチ
②Z68星雲レビューPC
マザーボード:Intel DZ68DB (レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲)
CPU:Intel Core i7 2600K (レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲) 3.4GHz
CPUクーラー:ANTEC KUHLER-H2O-620
メモリ:ADATA DDR3 1600 4GB×2 (1333にて使用)
VGA: MSI RADEON 5870 Lightning
HDD1:Crucial RealSSD C400 64GB
HDD2:WesternDigital HDD 2TB
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
ケース:ANTEC LANBOY Air
電源:CORSAIR HX850 850W
ドライブ:IODATA DVDスーパーマルチ
③Z68星雲レビュー用(オーバークロック!)
マザーボード:Intel DZ68DB (レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲)
CPU:Intel Core i7 2600K (レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲)
CPUクーラー:ANTEC KUHLER-H2O-620
メモリ:ADATA DDR3 1600 4GB×2
VGA: MSI RADEON 5870 Lightning
HDD1:Crucial RealSSD C400 64GB
HDD2:WesternDigital HDD 2TB
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
ケース:ANTEC LANBOY Air
電源:CORSAIR HX850 850W
ドライブ:IODATA DVDスーパーマルチ
※CPUクロック数:4.0Ghz(最大4.2)、メモリ1600にOC
以上の3つの構成で検証していきます。
※おっと、CPUに関する評価はCPUのページをご覧ください(;´∀`)
まずはWindowsのエクスペリエンスインデックスから。
Phenom搭載のPCはHDDなため、スコアが比較的低いのが分かります。
一方Core i7搭載のPCはSSD搭載のためスコアが7.9!流石です。
プロセッサのスコアを見ると、OCの結果が出ておりスコアが上昇しています。
次はFF14ベンチマーク。
上から順に555BE、i7、i7OCです。
VGAは同じRADEON 5870 Lightningを流用しています。
基本的にはやはりCore i7が勝っていますね。
特にLowモードではCore i7の圧勝です。
OCの効果も出ており、OC無しとではスコアに差があります。
一方、Highモードでは意外な結果が。
PhenomにCore i7が勝っていることには変わりありません。
しかし、OCの効果が全く表れていません。
VGAが同じである以上、Lowモードの差はOCによるものでしょうけど…
原因は分かりませんがHighモードでは生かされていません(;・`ω・´)
次に3DMark11のスコア比較です。
こちらもPhenomとの差が明確に出ています。
Core i7の名は伊達ではない…。
しかし、やはりこちらでもOCの結果が生かされていません。
…もしかして、FF14ベンチと3DMark11では結果が出づらい?
もしくはOC時はCPUもしくはマザボが安定していないんでしょうか。
CPUベンチを行ったところ、しっかりその結果が出てきました。
ほっとしました(; ´∀`)=3
ここで問題発生…。
SSD側にOSインストールしちゃったからISRT出来ないよ!
HDD側にインストールし直さないと…(ノД`)シクシク
というわけで、ISRTにするには
①HDDのみRAIDモードで接続
②OSインストール
しないとISRT出来ない(SSDはHDDのキャッシュ領域として割り当てるため)ので、
HDDのみにしてOSを再インストール。
が、ここでまたもや問題発生。
RAIDにしてインストールを試みたところ…
「このコンピューターのハードウェアで動作するようにwindowsを構成できませんでした」
なん…だと…?
調べたところ、SATAをRAIDにした上で、
PCIなどの拡張スロットにボード類をさしていると
OS(Windows7のみ)のインストールが失敗する場合があるようです。
というわけで、取り外してもう一度トライ。
…ダメか…どういうことだッ!!
うーん、とりあえず冷静になって
現状を整理、原因をピックアップしてみよう。
現状は以下の通り。
①HDDはOSインストールの際に毎回フォーマットを行っている。
②OSインストールの最終段階である最終構成で上記の問題が発生。
③再起動するもwindowsは起動しない。
④システムの修復を行うが、無限に続くかのような状態→強制終了させる。
⑤現在、SATAはRAIDにしてある。
⑥この、状態で「このコンピューターのハードウェアで
動作するようにwindowsを構成できませんでした」となる。
調べてみた結果、考えられる理由はコレだろう。
①HDD が AFT (Advanced Format Technology) :WDの2TBはこれっぽい
②Intel チップセットで RAID 構成 :ISRTするにはRAID
③Windows 7 の SP なしディスクでインストール :SPなしのwindows7ですね…
というわけで一番簡単に出来そうな所から攻めてみましょう。
③が楽なので探してみましたが、SP1のWindows7のディスクは
だれも持っていなかったので諦めるしかないようです。
というわけで②の解決するため、マザーボードのISRT用
最新ドライバをいれてみましょう。
ISRT用ドライバ(F6シリーズ)
これをUSBメモリのルートディレクトリにいれて、
USB2.0のポートに接続した状態でOSインストールを実行します。
Windows7の場合、OSをインストールする領域を選択する際に、
ドライバの参照(左下の方に出ています)をクリックします。
その上でUSBメモリのルートディレクトリを選択すると、
先ほどのドライバが選べるはずです。
まず、こちらをインストールします。
それを行った上でOSのインストールを実行します。
…待つこと十数分。
OSのインストール成功!!
やったー!
結局のところ、原因は
「マザーボードのISRTドライバが初期のものだったため、
RAIDモードで接続したHDDにOSのインストールが出来なかった」
ことによるものでした。
皆さんお気を付け下さい。
それでは引き続き頑張ります!
いろいろ悩まされましたが、何とかRAID接続したHDDに
OSのインストールを完了、SSDも初期化していざISRT!
主な手順はこちら。
①空のHDDのみ接続する。
②BIOS上でSATAモードをAHCI→RAIDにする。
③HDDにOSをインストールする。
④ISRTの最新ユーティリティーをインストールする。→一度シャットダウン
⑤空のSSDを接続して起動
⑥ISRTユーティリティーからSSDを選択し、HDDのキャッシュとして利用する。→一度再起動
⑦起動すると自動的に再起動するようにと告知が出る。→再起動
⑧ISRT完了。
となります。
では順を追って行います(゜ω゜´ )(①~③までは省略します)
④ISRTの最新ユーティリティーをインストールする。→一度シャットダウン
まずは念のためBIOSも最新のものにしておきましょう。
インテルのサイトから最新のBIOSをダウンロードし、実行します。
最新BIOS(OSを選択する必要あり)
その後アップデートですね。
インテルのBIOSアップデートはWindows上からもできて素晴らしいですね~。
※アップデート完了まで強制終了などはしないように。最悪PCが壊れます。
それではユーティリティーをインストールしましょう。
ISRTのユーティリティーはマザボ付属のディスクにも入ってますが
最新のものを使ったほうがよいでしょう。
上記のURL(こちらも同様のURLです)からダウンロードできるので、最新のものをダウンロードしてください。
それでは実行。
コレをインストールします。
⑤空のSSDを接続して起動。
電源コードさして、SATAポートに接続するだけです。
⑥ISRTユーティリティーからSSDを選択し、HDDのキャッシュとして利用する。→一度再起動
それではユーティリティーを起動してみましょう。
SSDが接続されていなければ、高速についての項目が表示されません。
そして「高速の有効」をクリックしましょう。
ここではSSDとキャッシュサイズに割り当てる容量、
高速化するHDD、そしてISRTのモードを選択します。
今回キャッシュサイズはSSDの全容量にしました。
そしてISRTのモードです。
ほかの方も述べられていますが、ライトスルー、ライトバックに関する項目ですね。
ライトスルー:拡張モード
ライトバック:高速モード
今回は高速モードにします。
あとはOKをクリック。
確認ですが、変更後このようになりました。
OKですね。これでISRTの設定が完了しました。
それでは一度閉じて再起動を行います。
⑦起動すると自動的に再起動するようにと告知が出る。→再起動
再起動後にこのような画面が出ます。
これを行いますので再起動をクリック。
⑧ISRT完了。
これでISRT完了です!
それではCrystal Disk Markを行ってみましょう。
まず手始めに現在のメインPCのHDDの速度を。
これはSATA(3.0Gbps)なので、こんなものでしょうか…うーん。
次は今回組んだSSD単体の結果。
やっぱり速い(笑) これはすごいな。
上がファームウェア002、下がファームウェア009です。
ファームウェアアップデート前と後でもかなり差がありますね。これは面白い。
書き込み速度は特に変化なしですね。
そしてISRTを行った結果です。
おー、歴然ですね。素晴らしい。ISRTも有効になっており成功でしょう。
SSD単体よりは速度が低下してますが、それでも高速。
注目すべきは書き込み速度でしょう。
HDD単体よりも速度がアップしているに加えて、
SSD単体なみの速度を得ています。これは凄いですね。
ディモールトベリッシモ!
HDDのキャッシュとしてSSDを使うISRTの能力は非常に有効でしょう。
もちろん、OS・アプリ用ドライブにSSD、データ用にHDDもOKですが、
SSDの容量が少ない場合にはこの方法も非常に有効活用できそうです。
コレを導入すると、Windows上でCPU内蔵GPUとVGAを仮想的に動作させ、
それらを動的に切り替えて利用することができます。
(実際にはVGAを刺すと内蔵GPUの利用はできないようです。)
これによりIntel Quick Sync Video(QSV)や高性能VGAを使ったゲームができます。
i-modeとd-modeがあり、それぞれお好みで使うことができます。
i-mode:QSVの利用や省電力モード向け
d-mode:3Dゲーム向け
i-modeとd-modeの切り替えはDVI端子などのコードを
VGAに接続するかオンボードに接続するかです。手動です(笑)
というわけで導入してみましょう。
まず必要になるのはBIOSの設定。
Configuration→Videoから
Integrated Graphics DeviceをAlways Enableにします。
コレをやっておかないとVGAを刺した状態では
内蔵GPUが停止した状態になってしまうようです。
これでBIOSの設定は終了。
次はVirtuをHPからダウンロードしてインストールします。
Virtu ダウンロード
後は再起動して起動するだけ。
実際の起動画面はこちら。
まずはi-modeから。
見てのとおりVGAがOn-Offされます。
次にd-mode。
こちらでは内蔵GPUが切り替わります。
ここで注意するのがこちら。
対応アプリケーションの数が違います。
i-mode、つまりCore i7-2600Kは最初から対応アプリケーションが
追加されているようです。
一方d-modeのVGAは追加されていないので、自分で追加しなければならないようです。
今回QSVを行うために、d-modeに
「TMPGEnc Video Mastering Works 5 体験版」を追加しました。
Quick Sync Video(QSV)は、CPUの内蔵GPUを利用する
H.264/MPEG-2のハードウェアエンコードエンジンを指します。
コレを使うことでハードウェアエンコードにおける速度が
劇的にアップするとのこと…。
それでは使ってみます。
QSVを利用するため、
TMPGEnc Video Mastering Works 5 体験版を使用します。
TMPGEnc Video Mastering Works 5 体験版 ダウンロード
コレをインストールし、エンコード速度に差が出るかを検証しました。
一応ですが、今回ツーリングに行った際に撮影した動画を
使おうと思ったのですが、あまりに短すぎ&低容量すぎて
エンコード速度にほとんど差が出なかったので、
仕方なく普通の動画を使うことにしました(´・ω・`)ガッカリ
それでは…i-modeとd-modeで検証を行いました。
使用した動画は27分47秒の動画です。
まずはQSVなし、つまりx264でエンコードを行います。
i-mode、d-mode、どちらも変わりませんね。
CPU使用率は90%以上で推移、4コア8スレッドの
すべてを使用してエンコードを行っています。
次はQSVを有効にしてエンコードを行ってみます。
TMPGEncでQSVを有効をにするためには、
映像エンコーダをIntel Media SDK Hardwareにします。
…こんなに変わるんだ…。
おおよそ半分弱ほどエンコード時間が短縮されています。
コレはすばらしいですね。
CPU使用率は先ほどとは打って変わって20%前後。
CPUへの負担も少ないですね。
また、i-mode、d-modeのどちらに接続しても速度に変化無し…
ということは接続先がどちらであれ、内蔵GPUによる
ハードウェアエンコードが機能するようですね。
ただ、気になるのはCPUが4コアでしか動いていないこと。
HTが機能していない…?コレはどういうことだろう…。
CPUへの負荷が少ないとHTって機能しなかったっけ…?
自分の仕様用途によって内臓GPUかVGAを切り替えてくれるので非常によいですね。
ただ、ゲームをする場合、VGAに接続していなければVGAは機能しないはず。
ゲームをする方はVGAをつかうd-modeに設定しましょう。
QSVを利用することでエンコード時間が劇的に短縮されるのは
非常によろしいですね。とても使える機能です。
QSVをしたかったのでここまでの予定だったのですが、
Virtuの性能について調べてほしいと要望がありましたので、
ちょっとやってみました。
要望は「ベンチマークをi-modeで行う」こと。
そうなんです。不思議に思っていたのですが・・・
手動でi-mode、d-modeを切り替えているわけですが、
i-modeにした場合、VGAの出力はどうなっているのか?
①VGAの出力はされず、内蔵GPUのみで動作する
(Virtu上ではオンオフできても実際は内蔵GPUだけ動作)
②VGAの出力がオンボード経由で行われる。
(オンボードにつないだ状態でもVGAが動作する)
このどちらかですね。
というわけでサックリFF14ベンチマークをやってみました。
なん…だと…?
なるほど、i-modeでの結果がVirtuなしのVGA接続状態と変わりない。
つまり、Virtuは「基本的にどちらに接続しても自動で切り替わる機能」というわけです。
まぁ、消費電力についてはわかりませんが…。
カンタンに言えば「Virtuを使えばオンボード接続でもVGAが機能する」ということでしょう。
これはすばらしい機能ですね。
i-mode、d-modeの選択は、普段の自分の
使用用途に合わせておけばよいというわけですね。
今回をCore i7-2600KおよびDZ68DBを使ってみて、ISRTやVirtuなど非常に便利な機能を
堪能することができました。これらの機能は今後のSSDvsHDD、また内蔵GPU
となった時代において非常に大きな意味合いを持つ機能であり、
今後のパソコンの使い方を左右するものだと思いました。
これらの機能を使うことができ、非常によかったと思います。
zigsow様 Intel様には重ね重ねお礼申し上げます。
ありがとうございました!
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退会したユーザーさん
2011/09/14
インテルのZ68マザボですね!!!
多機能でもシンプルに纏めてきている感じです。
レビューの続きを楽しみにしております!
(^0^/
R-O-G-Eさん
2011/09/14
ありがとうございます!
必要な部分はしっかり装備したマザーという印象です。
レビュー頑張っていきます(`・ω・´)
コメントありがとうございます!
kenさん
2011/09/14
レビューの続き頑張ってください。
R-O-G-Eさん
2011/09/14
ありがとうございます!(`・ω・´)
作成もまだですし、しっかり頑張っていきます~。
コメントありがとうございます!
yasuさん
2011/09/16
HDDハンモック式初めて拝見させていただきました。
振動にはよさそうかな・・・
不安ですね。
R-O-G-Eさん
2011/09/16
ありがとうございます!
触るとビヨンビヨン動きます…。
中身を開けてみる時でも若干怖いです(笑)
コメントありがとうございます!
ねおさん
2011/09/25
m4をキャッシュにするとヤッパリ速い。
電源ONから30秒ほどでWindows7の起動が完了すると思います。
64GBのSSDが良いですね。
128GBだと、残りが使いにくいのでお勧めできませんね。
R-O-G-Eさん
2011/09/25
無事起動しました~。色々ありがとうございます(;´∀`)
m4いいですねぇ。これは速いです。
64GBで十分でしょうね。128GBだとちょっともったいないかも(笑)
次はQSV!頑張ります。
いつもコメントありがとうございます!
bibirikotetuさん
2011/09/25
ISRT成功までの道筋、参考になりました。
このベンチを見るとISRT体験したくなりますw
R-O-G-Eさん
2011/09/25
ISRT実行するまで少々手間取ってしまいました。
まさかwindows起動ができなくなるとは思ってなかったです(笑)
そうおっしゃっていただけるとありがたいです!ISRTいいですよ~。
いつもコメントありがとうございます!
cybercatさん
2011/09/28
ISRTの設定やドライバ更新のあたり、大変タメになりました!
みどりキャビアでも十分スピードでてるのがリーズナブルでいいですね。
R-O-G-Eさん
2011/09/28
ありがとうございます!
問題発生時の写真を撮ってればよかったのですが、
このあたりは完全に忘れていました(笑)
お手軽に速度アップできるので良いですよ~。
いつもコメントありがとうございます!
makibisiさん
2011/09/29
SRT導入に苦労されたようで、大変でしたね。><
SRTは、素晴らしい機能ですよね。
Virtuのi-modeとd-mode参考になりました~。^^
ねおさん
2011/09/29
オンボのコネクタから外部VGAの信号が取り出せるなんて・・・
VGAカードにコネクタいらないってこと?
R-O-G-Eさん
2011/09/30
まぁ結局はドライバの更新で済んだわけですが…
windowsのインストールができなかったのは焦りました。
なんにせよ、ISRTとVirtu、どちらもすごい機能ですね。
コメントありがとうございます!
>ねおさん
ええ、びっくりしました。
まさかそんなことできるなんて思ってなかったです。
なるほど…コネクタいらなくなるかもしれませんね。
いつもコメントありがとうございます!
リンさん
2011/10/08
板祭りVol.3に当選したいです~。
レビューお疲れ様でした。CPUの方にコメント書いておきました^^b
R-O-G-Eさん
2011/10/08
Z68は旨みの総取りですね( ・`ω・´)
僕は天体写真レビューもありますし、
板祭Vol.3は見送りですね…でも凄く良い
板ですので、ちょっと残念です。
コメントありがとうございます!
mkamaさん
2011/12/18
このMB、先ほど、Amazonで購入しました。
ISRTでわからないことがあるので、ご存じでしたら教えていただけませんか?
1.HDD 1TB x 2でRAID 1で構成したディスクに対してもSSDでキャッシュできるのでしょうか?
2.CrystalDiskInfoで、1台構成のISRTのHDDは、見えますか?
今使っているP55のRAID 1だとCrystalDiskInfoで表示されないのは、確認しています。
宜しくお願い致します。
R-O-G-Eさん
2011/12/18
こんにちは~。
残念ながら、今現在ISRTの不調で
SSDのキャッシュが機能していないので
詳細が分からないんですよね…(´・ω・`)
一応わかる範囲内で。
>1.HDD 1TB x 2でRAID 1で構成したディスクに
対してもSSDでキャッシュできるのでしょうか?
ISRTはHDD1台に対し、SSD1台のようです。
>2.CrystalDiskInfoで、1台構成のISRTのHDDは、
見えますか?今使っているP55のRAID 1だと
CrystalDiskInfoで表示されないのは、確認しています。
コレが現在確認不能なのですが、
たしかキャッシュにあてられているSSD(あてている容量分)は
認識できなかったように思います。
※BIOS上では認識されています。
一方、HDDはBIOS、Windows上どちらでも認識されていました。
このくらいしか分かりませんが、参考になれば(;´-`)
一応、こちらのサイトもご覧いただければ宜しいと思います。
mkamaさん
2011/12/18
>一応、こちらのサイトもご覧いただければ宜しいと思います。
R-O-G-Eさんのレビューと教えていただいたサイトで、ISRTのことがだいぶわかってきました。
>ISRTはHDD1台に対し、SSD1台のようです。
教えていただいたサイトを見たら
>>・1つのマザーボードで高速化可能なハードディスクは1台です。
>>ハードディスクやSSDを2台ずつ接続しても、ISRT可能なのは1セットだけです。
とありました。 やはり、RAID 1は組めないのですね。
信頼性の高いサーバ用のHDDを使って組むことにしてみます。
R-O-G-Eさん
2011/12/18
あまりお役に立て無くて申し訳ないです(;´Д`)
ISRTはIRSTの追加機能であって、
そうやらRAID機能とは別物のようですね。
HDD2台をRAIDしたものが1台と認識されているかが
争点になるでしょうけど…おそらく無理でしょうね(´・ω・`)
>信頼性の高いサーバ用のHDDを使って組むことにしてみます。
やはりそちらの方が宜しいとおもいます~。
mkamaさん
2011/12/19
本日届いて、今、いろいろインストールしています。
>ISRTはHDD1台に対し、SSD1台のようです。
これ嘘っぱちです。
RAID 1に対して、ISRTが設定できてます。
RAID 5やRAID 0+1にも使えるみたいです。
R-O-G-Eさん
2011/12/19
お疲れ様です(`・ω・´)
>ISRTはHDD1台に対し、SSD1台のようです。
これ嘘っぱちです。
RAID 1に対して、ISRTが設定できてます。
RAID 5やRAID 0+1にも使えるみたいです。
なんと…ということは…
Windows上でHDDが1台だけ、と
認識されていれば、ISRT設定が可能というわけですね。
RAID0+1やRAID1+0と、RAID1+ISRTのどちらが速いか
これは気になるところですね。
RAIDと組み合わせて使えるとは思っていませんでした。
これは失礼致しました(;´-`)
同時に非常に貴重な情報をありがとうございます~。
mkamaさん
2011/12/21
「Intel® Desktop Utilities」はインストールしましたか?
CrystalDiskInfoと違いRAIDを組んだHDDの温度などの情報が表示できるというので
インストールしました。
しかし、これが原因で、H.264でキャプチャした地デジの動画を再生すると
駒落ちや音飛びが発生するようになってしまいました。
アンインストールしたら正常に再生できるように復活しました。
R-O-G-Eさん
2011/12/21
>「Intel® Desktop Utilities」はインストールしましたか?
全てインストールしていたので、
入れていましたね。
RAIDの予定がなかったので、特にこれといって
利用していなかったのですが…(;´∀`)
>しかし、これが原因で、H.264でキャプチャした地デジの動画を再生すると
駒落ちや音飛びが発生するようになってしまいました。
アンインストールしたら正常に再生できるように復活しました。
なるほど…。
関連性はイマイチ分かりませんが、
不具合の一種なんでしょうね。
情報ありがとうございます( ・`ω・´)b
こちらのISRTの不具合ですが、
HDDの中身は無事だったので
他のPCに移すことができました。
とりあえず後はOSのクリーンインストール→再度設定
ということになりそうです。
ISRT自体起動しませんでしたしHDDかSSDのエラーだとは
思いますが、結局詳細は分からずじまいです(´゚'ω゚`)
北のラブリエさん
2011/12/21
>R-O-G-Eさん
ISRTがRAIDに対しても有効だということ、勉強になりました。
個人的には別ドライブとして認識して欲しかったですが、それでもいいハナシです。
ありがとうございます。
R-O-G-Eさん
2011/12/21
僕は何にもしてないですけれどね(笑)
mkamaさんのお手柄情報でした。
RAID+ISRTはSSDの大容量化&低額化するまでは
中々使えそうな接続方法ですね。
mkamaさん
2011/12/21
どんな不具合か教えてもらえませんか?
私も、OSの予期せぬ再起動で、BIOSで、ISRTがおかしい箇所を修正していたり
していましたが、特に問題はなかったです。
修正は、あっという間で、写真をとる暇ありませんでした。
ISRTの有効→無効→有効で、SSDがうまくキャッシュとして登録できなかったこともありました。
BIOS起動時にCTRL+IでRAID設定の画面に入り、SSDをクリアしてから、
再度OSを立ち上げISRTを有効にしたら有効になりました。
R-O-G-Eさん
2011/12/21
①タスクトレイからポップアップでエラーありの表示
→クリックするもISRTが反応無し
②RAID接続したHDD自体はOS・BIOS上で認識するが
SSDは認識せず…。
③ISRTの再インストールでは改善しなかったので、
恐らくHDDかSSDのエラーということは分かりました。
④BIOS上でSSDが認識しないため、
他のPCでSSDをフォーマットしましたが、
コレもだめでした。
⑤従って、HDDもフォーマット→クリーンインストールする…
ということになりました。
今のところ、ここまでですね。