レビューメディア「ジグソー」

『Z68星雲から』 Z68の性能やいかに! ISRTやVirtuで爆速パソコンライフ!



zigsow様 Intel様
この度は「レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲」のレビュアーに
選出頂き誠にありがとうございます。 このような機会を与えて下さった
関係者の皆様方に厚くお礼を申し上げます。

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何分、初プレミアムレビューなため、所々おかしな場所があるかも
しれませんが、どうか宜しくお願いいたします。

また同時にi7-2600Kのレビューも行っていますので、そちらの内容と同じ
部分があります。ご了承くださいませ。



それでは頑張ってレビューしていきたいと思います!



こちらの用事で家を空けていたので、少々遅めの到着となりました。
封


開封してみると梱包されたCPU&マザボと指令書が。
開封
開封

開封2
開封2


こちらがDZ68DBになります。
DZ68DB
DZ68DB


特徴的な仕様についてですね。
DZ68DB 仕様
DZ68DB 仕様


Virtuにも対応しています。
Virtu
Virtu


裏面には簡単に仕様が描かれています。
パッケージ 裏
パッケージ 裏


付属品は以下のものが。
DZ68DB 付属品
DZ68DB 付属品

・SATAケーブル×2
・シール
・ISRTについての広告
・セットアップディスク
・背面I/Oパネルカバー
・説明書
・CPUソケットに関する注意
付属品はあっさりしていますね…。
説明書は結構簡素なイメージです。初めての方には難しいかもしれません。

マザーボード本体です。
DZ68DB 本体
DZ68DB 本体

メモリは4GB×4で最大16GBまで認識します。
SATAは3Gb/s(黒)×2、6Gb/s(青)×2、eSATA(赤)×1となっています。
拡張スロットはPCIe x16×1、PCIe x1×2、PCI×3です。
PCIが3つ搭載されているのは良いですね。

背面I/Oポートです。
背面I/Oポート
背面I/Oポート

特筆すべきはDisplayport、HDMI、DVIが全て搭載されているところでしょう。
これらの中から2つを同時に使用できます。これは便利。
また、USB2.0以外にUSB3.0も2つ搭載されています。
…あれ?PS/2端子はないんですね。

外観は以上です。

以下仕様です↓
CPU ソケット形状  LGA1155 (※TDP95Wまで)
チップセット  Z68 Express (RAID 0/1/5/10 に対応)
メモリ 最大16 GB DDR3 1333/1066×4 デュアルチャネル対応
拡張スロット PCIe 2.0 x16 ×1
         PCIe 2.0 x1  ×1
         PCI ×3
SATA 3Gb/s(黒)×2、6Gb/s(青)×2、eSATA(赤)×1

背面端子
1 x DVI
1 x Displayport
1 x HDMI
1 x IEEE 1394a
1 x LAN ポート
4 x USB 2.0/1.1
10チャンネルオーディオ I/O
2 x USB 3.0 ポート(ブルー)
1 x eSATA ポート

現時点での良いところと悪いところを挙げると、
Good:Displayport、HDMI、DVI搭載、2つまで同時使用可。
Bad:付属品があっさりしている。
標準的なマザーボードとして概ね問題なく、出力端子が豪華なイメージです。




それではPCの構成についてです↓

マザーボード:Intel DZ68DB (レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲)


CPU:Intel Core i7 2600K (レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲)


CPUクーラー:ANTEC KUHLER-H2O-620


メモリ:ADATA DDR3 1600 4GB×2


VGA: MSI RADEON 5870 Lightning


メインドライブ:WesternDigital HDD 2TB


サブドライブ:Crucial RealSSD C400 64GB


ケース:ANTEC LANBOY Air


電源:CORSAIR HX850 850W


DVDドライブ:IODATA DVDスーパーマルチ
OS:Windows 7 Ultimate 64bit

今回使うパーツ
今回使うパーツ



※今後、使用したパーツを単体でレビューしていきます。
※VGAは現在使用中のPCから流用します。

ではでは、作成に入ります。

今回の箱はコレ。網チックなLANBOY Air。
LANBOY Air
LANBOY Air

ファンが最初から5個も付いてるお得ケース。
前面にはUSB3.0アリ。

サクッとCPUとメモリを取り付けます。
CPU&メモリ装着
CPU&メモリ装着


今回はSSDをメインドライブとして使用し、
SSD
SSD


サブにHDDを使用します。
HDD
HDD


LANBOY Airは2.5インチのSSDを最下部にとりつけ、
HDDはなんとハンモック式!! これは考えていなかった…(笑)
HDD ハンモック式
HDD ハンモック式


↓SSD↑HDD
↓SSD↑HDD

確かにハンモック式ならHDDの振動は緩和できますが…
ちょっと怖いですね。

今回はリテールクーラーは使わず、ANTECの簡易水冷を使用します。
簡易水冷クーラー
簡易水冷クーラー

昔に比べて簡単に水冷にできるようになったので嬉しいですね。
簡易水冷は取り付けが簡単なのでGood。

ただ…残念なことに説明書が分かり辛かった(´゚'ω゚`)
ケースにも言えますが、ANTECの説明書は基本的に分かり辛いです。
このあたりの改善がANTECの今後の課題ではないでしょうか。

そしてようやく完成です!!
完成!!
完成!!

若干配線がごちゃごちゃしてますが、LANBOY Airは
隙間が多い&裏配線可能なので案外なんとかなりそうです。
このあたりはGoodですね。

起動時の音は非常に静か。
現在使用しているPCよりも静かなので、動いているのか不思議なくらい。
これはGoodです。



それでは起動です。スイッチオーン!!
しっかりCore i7-2600Kが認識されています。
Core i7-2600K
Core i7-2600K


今回SSDを使用するため、Chipset SATA ModeをIDEからAHCIに変更しておきます。
…って、最初からAHCIになっていますね。
マザーボードによっては最初からなっているんでしょうか?
AHCI
AHCI


現在のCPU等の温度は50度以上になっていませんね。
良く冷えています。これも簡易水冷クーラーのおかげでしょうか。
温度
温度


他の方もなったようですが、僕の方もChassis intrusionの表記が出てきました。
筺体が開いていると動作が停止する機能…しっかりふたは閉めていますが…。
LANBOY Airが網々だから…?

何にせよ、F2を押してBIOS設定画面に入れば問題ありませんでした。

Windows7をSSDにインストール後、マザボに付属のディスクをインストール。
SSDとはいえ、ディスクアクセスのため結構時間がかかりますね…。

これでOSのインスト―ルは終了です。

オーバークロックについての設定も確認してみました。
「CPU初期値」
電圧 default(約0.85V?)
倍率 34
FSB 約100 
定格クロック 3.4GHz=FSB100×34倍
各コアの倍率 コア1:38倍、コア2:37倍、コア3:36倍、コア4:35倍(=TB時最大3.8GHz)

電圧はMin:1.00V~Max:1.35Vまで変更可能です。
倍率ロックフリーなため、各コアの倍率を変更可能です。

「メモリ初期値」
※DDR3-1600ですが、初期値は異なっておりました。OCして1600を使えってことですね。
電圧1.5V
DDR3-1333

電圧はMin1.2V~Max:1.8Vまで変更可能です。
DDR3-1067、1333、1600、1800、2133
1800と2133は使用可能なんでしょうか?
今回のメモリは1600まで対応しているので1600まで使用可能です。

基本的にはこの2つを変更すれば使用可能でしょう。
OCについてお勉強してましたが、基本的には倍率を変えればよい、
ということのようなので、OC可能マザボの中でも初心者向けなのでしょう。



それでは性能を調べていきたいと思います。

①対抗馬:my PC
マザーボード:ASUS ASUS M4A88TD-V EVO/USB3 AMD 880G + SB850
CPU:AMD Phenom X2 555BE (4コア化済) 3.2GHz
CPUクーラー:サイズ SAMURAI ZZ SCSMZ-2000
メモリ:Team DDR3 1333 4GB×2
VGA: MSI RADEON 5870 Lightning
HDD1:Seagate HDD 1TB
HDD2:WesternDigital HDD 500GB
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
ケース:SuperFlower SF-1000
電源:Abee Athlete 600W
ドライブ:LG電子 DVDスーパーマルチ

②Z68星雲レビューPC
マザーボード:Intel DZ68DB (レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲)
CPU:Intel Core i7 2600K (レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲) 3.4GHz
CPUクーラー:ANTEC KUHLER-H2O-620
メモリ:ADATA DDR3 1600 4GB×2 (1333にて使用)
VGA: MSI RADEON 5870 Lightning
HDD1:Crucial RealSSD C400 64GB
HDD2:WesternDigital HDD 2TB
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
ケース:ANTEC LANBOY Air
電源:CORSAIR HX850 850W
ドライブ:IODATA DVDスーパーマルチ

③Z68星雲レビュー用(オーバークロック!)
マザーボード:Intel DZ68DB (レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲)
CPU:Intel Core i7 2600K (レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲)
CPUクーラー:ANTEC KUHLER-H2O-620
メモリ:ADATA DDR3 1600 4GB×2
VGA: MSI RADEON 5870 Lightning
HDD1:Crucial RealSSD C400 64GB
HDD2:WesternDigital HDD 2TB
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
ケース:ANTEC LANBOY Air
電源:CORSAIR HX850 850W
ドライブ:IODATA DVDスーパーマルチ

※CPUクロック数:4.0Ghz(最大4.2)、メモリ1600にOC

以上の3つの構成で検証していきます。

※おっと、CPUに関する評価はCPUのページをご覧ください(;´∀`)



まずはWindowsのエクスペリエンスインデックスから。
EI windows
EI windows

Phenom搭載のPCはHDDなため、スコアが比較的低いのが分かります。
一方Core i7搭載のPCはSSD搭載のためスコアが7.9!流石です。
プロセッサのスコアを見ると、OCの結果が出ておりスコアが上昇しています。

次はFF14ベンチマーク。
FF14 low
FF14 low

FF14 high
FF14 high

上から順に555BE、i7、i7OCです。

VGAは同じRADEON 5870 Lightningを流用しています。

基本的にはやはりCore i7が勝っていますね。
特にLowモードではCore i7の圧勝です。
OCの効果も出ており、OC無しとではスコアに差があります。

一方、Highモードでは意外な結果が。
PhenomにCore i7が勝っていることには変わりありません。
しかし、OCの効果が全く表れていません。
VGAが同じである以上、Lowモードの差はOCによるものでしょうけど…
原因は分かりませんがHighモードでは生かされていません(;・`ω・´)

次に3DMark11のスコア比較です。
3DMark11
3DMark11

こちらもPhenomとの差が明確に出ています。
Core i7の名は伊達ではない…。
しかし、やはりこちらでもOCの結果が生かされていません。

…もしかして、FF14ベンチと3DMark11では結果が出づらい?
もしくはOC時はCPUもしくはマザボが安定していないんでしょうか。

CPUベンチを行ったところ、しっかりその結果が出てきました。
ほっとしました(; ´∀`)=3




ここで問題発生…。
SSD側にOSインストールしちゃったからISRT出来ないよ!
HDD側にインストールし直さないと…(ノД`)シクシク

というわけで、ISRTにするには
①HDDのみRAIDモードで接続
②OSインストール
しないとISRT出来ない(SSDはHDDのキャッシュ領域として割り当てるため)ので、
HDDのみにしてOSを再インストール。

が、ここでまたもや問題発生。
RAIDにしてインストールを試みたところ…
「このコンピューターのハードウェアで動作するようにwindowsを構成できませんでした」

なん…だと…?

調べたところ、SATAをRAIDにした上で、
PCIなどの拡張スロットにボード類をさしていると
OS(Windows7のみ)のインストールが失敗する場合があるようです。

というわけで、取り外してもう一度トライ。

…ダメか…どういうことだッ!!

うーん、とりあえず冷静になって
現状を整理、原因をピックアップしてみよう。

現状は以下の通り。
①HDDはOSインストールの際に毎回フォーマットを行っている。
②OSインストールの最終段階である最終構成で上記の問題が発生。
③再起動するもwindowsは起動しない。
④システムの修復を行うが、無限に続くかのような状態→強制終了させる。
⑤現在、SATAはRAIDにしてある。

⑥この、状態で「このコンピューターのハードウェアで
  動作するようにwindowsを構成できませんでした」となる。


調べてみた結果、考えられる理由はコレだろう。
①HDD が AFT (Advanced Format Technology) :WDの2TBはこれっぽい
②Intel チップセットで RAID 構成          :ISRTするにはRAID
③Windows 7 の SP なしディスクでインストール  :SPなしのwindows7ですね…

というわけで一番簡単に出来そうな所から攻めてみましょう。

③が楽なので探してみましたが、SP1のWindows7のディスクは
だれも持っていなかったので諦めるしかないようです。

というわけで②の解決するため、マザーボードのISRT用
最新ドライバをいれてみましょう。
ISRT用ドライバ(F6シリーズ)

これをUSBメモリのルートディレクトリにいれて、
USB2.0のポートに接続した状態でOSインストールを実行します。

Windows7の場合、OSをインストールする領域を選択する際に、
ドライバの参照(左下の方に出ています)をクリックします。
その上でUSBメモリのルートディレクトリを選択すると、
先ほどのドライバが選べるはずです。
まず、こちらをインストールします。

それを行った上でOSのインストールを実行します。

…待つこと十数分。
OSのインストール成功!!
やったー!

結局のところ、原因は
「マザーボードのISRTドライバが初期のものだったため、
RAIDモードで接続したHDDにOSのインストールが出来なかった」
ことによるものでした。

皆さんお気を付け下さい。

それでは引き続き頑張ります!

いろいろ悩まされましたが、何とかRAID接続したHDDに
OSのインストールを完了、SSDも初期化していざISRT!

主な手順はこちら。
①空のHDDのみ接続する。
②BIOS上でSATAモードをAHCI→RAIDにする。
③HDDにOSをインストールする。
④ISRTの最新ユーティリティーをインストールする。→一度シャットダウン
⑤空のSSDを接続して起動
⑥ISRTユーティリティーからSSDを選択し、HDDのキャッシュとして利用する。→一度再起動
⑦起動すると自動的に再起動するようにと告知が出る。→再起動
⑧ISRT完了。
となります。

では順を追って行います(゜ω゜´ )(①~③までは省略します)

④ISRTの最新ユーティリティーをインストールする。→一度シャットダウン
まずは念のためBIOSも最新のものにしておきましょう。
インテルのサイトから最新のBIOSをダウンロードし、実行します。
最新BIOS(OSを選択する必要あり)
その後アップデートですね。
BIOSアップデート
BIOSアップデート

インテルのBIOSアップデートはWindows上からもできて素晴らしいですね~。
※アップデート完了まで強制終了などはしないように。最悪PCが壊れます。

それではユーティリティーをインストールしましょう。
ISRTのユーティリティーはマザボ付属のディスクにも入ってますが
最新のものを使ったほうがよいでしょう。
上記のURL(こちらも同様のURLです)からダウンロードできるので、最新のものをダウンロードしてください。
それでは実行。
ISRTユーティリティー
ISRTユーティリティー

コレをインストールします。

⑤空のSSDを接続して起動。
電源コードさして、SATAポートに接続するだけです。

⑥ISRTユーティリティーからSSDを選択し、HDDのキャッシュとして利用する。→一度再起動
それではユーティリティーを起動してみましょう。
ISRT起動
ISRT起動

SSDが接続されていなければ、高速についての項目が表示されません。

そして「高速の有効」をクリックしましょう。
高速の有効
高速の有効

ここではSSDとキャッシュサイズに割り当てる容量、
高速化するHDD、そしてISRTのモードを選択します。

今回キャッシュサイズはSSDの全容量にしました。

そしてISRTのモードです。
今回は最速モードで
今回は最速モードで

ほかの方も述べられていますが、ライトスルー、ライトバックに関する項目ですね。
ライトスルー:拡張モード
ライトバック:高速モード
今回は高速モードにします。

あとはOKをクリック。

確認ですが、変更後このようになりました。
キャッシュボリュームにSSDが選択されています
キャッシュボリュームにSSDが選択されています

OKですね。これでISRTの設定が完了しました。
それでは一度閉じて再起動を行います。

⑦起動すると自動的に再起動するようにと告知が出る。→再起動
再起動後にこのような画面が出ます。
再起動
再起動

これを行いますので再起動をクリック。

⑧ISRT完了。
これでISRT完了です!
それではCrystal Disk Markを行ってみましょう。

まず手始めに現在のメインPCのHDDの速度を。
X2 555BE HDD
X2 555BE HDD

これはSATA(3.0Gbps)なので、こんなものでしょうか…うーん。

次は今回組んだSSD単体の結果。
Core i7-2600K SSD単体
Core i7-2600K SSD単体

SSD UPDATE済
SSD UPDATE済

やっぱり速い(笑) これはすごいな。
上がファームウェア002、下がファームウェア009です。
ファームウェアアップデート前と後でもかなり差がありますね。これは面白い。
書き込み速度は特に変化なしですね。

そしてISRTを行った結果です。
Core i7-2600K HDD単体
Core i7-2600K HDD単体

Core i7-2600K ISRT有効
Core i7-2600K ISRT有効

おー、歴然ですね。素晴らしい。ISRTも有効になっており成功でしょう。
SSD単体よりは速度が低下してますが、それでも高速。

注目すべきは書き込み速度でしょう。
HDD単体よりも速度がアップしているに加えて、
SSD単体なみの速度を得ています。これは凄いですね。
ディモールトベリッシモ!

HDDのキャッシュとしてSSDを使うISRTの能力は非常に有効でしょう。
もちろん、OS・アプリ用ドライブにSSD、データ用にHDDもOKですが、
SSDの容量が少ない場合にはこの方法も非常に有効活用できそうです。



コレを導入すると、Windows上でCPU内蔵GPUとVGAを仮想的に動作させ、
それらを動的に切り替えて利用することができます。
(実際にはVGAを刺すと内蔵GPUの利用はできないようです。)
これによりIntel Quick Sync Video(QSV)や高性能VGAを使ったゲームができます。

i-modeとd-modeがあり、それぞれお好みで使うことができます。
i-mode:QSVの利用や省電力モード向け
d-mode:3Dゲーム向け

i-modeとd-modeの切り替えはDVI端子などのコードを
VGAに接続するかオンボードに接続するかです。手動です(笑)

というわけで導入してみましょう。

まず必要になるのはBIOSの設定。

Configuration→Videoから

Integrated Graphics DeviceをAlways Enableにします。
コレをやっておかないとVGAを刺した状態では
内蔵GPUが停止した状態になってしまうようです。

これでBIOSの設定は終了。

次はVirtuをHPからダウンロードしてインストールします。
Virtu ダウンロード

後は再起動して起動するだけ。

実際の起動画面はこちら。
まずはi-modeから。
Virtu 設定画面Off i-mode
Virtu 設定画面Off i-mode

Virtu 設定画面On i-mode
Virtu 設定画面On i-mode

見てのとおりVGAがOn-Offされます。

次にd-mode。
Virtu 設定画面Off  d-mode
Virtu 設定画面Off  d-mode

Virtu 設定画面On d-mode
Virtu 設定画面On d-mode

こちらでは内蔵GPUが切り替わります。

ここで注意するのがこちら。
対応アプリケーション i-mode
対応アプリケーション i-mode

対応アプリケーションd-mode
対応アプリケーションd-mode

対応アプリケーションの数が違います。
i-mode、つまりCore i7-2600Kは最初から対応アプリケーションが
追加されているようです。
一方d-modeのVGAは追加されていないので、自分で追加しなければならないようです。

今回QSVを行うために、d-modeに
「TMPGEnc Video Mastering Works 5 体験版」を追加しました。



Quick Sync Video(QSV)は、CPUの内蔵GPUを利用する
H.264/MPEG-2のハードウェアエンコードエンジンを指します。
コレを使うことでハードウェアエンコードにおける速度が
劇的にアップするとのこと…。

それでは使ってみます。
QSVを利用するため、
TMPGEnc Video Mastering Works 5 体験版を使用します。
TMPGEnc Video Mastering Works 5 体験版 ダウンロード
コレをインストールし、エンコード速度に差が出るかを検証しました。

一応ですが、今回ツーリングに行った際に撮影した動画を
使おうと思ったのですが、あまりに短すぎ&低容量すぎて
エンコード速度にほとんど差が出なかったので、
仕方なく普通の動画を使うことにしました(´・ω・`)ガッカリ

それでは…i-modeとd-modeで検証を行いました。
使用した動画は27分47秒の動画です。

まずはQSVなし、つまりx264でエンコードを行います。
x264 9分46秒 i-mode
x264 9分46秒 i-mode

x264 9分48秒 d-mode
x264 9分48秒 d-mode

i-mode、d-mode、どちらも変わりませんね。

CPU使用率は90%以上で推移、4コア8スレッドの
すべてを使用してエンコードを行っています。

次はQSVを有効にしてエンコードを行ってみます。
TMPGEncでQSVを有効をにするためには、
映像エンコーダをIntel Media SDK Hardwareにします。
Intel media SDK Hardware 5分29秒 i-mode
Intel media SDK Hardware 5分29秒 i-mode

Intel media SDK Hardware 5分29秒 d-mode
Intel media SDK Hardware 5分29秒 d-mode

…こんなに変わるんだ…。
おおよそ半分弱ほどエンコード時間が短縮されています。
コレはすばらしいですね。

CPU使用率は先ほどとは打って変わって20%前後。
CPUへの負担も少ないですね。

また、i-mode、d-modeのどちらに接続しても速度に変化無し…
ということは接続先がどちらであれ、内蔵GPUによる
ハードウェアエンコードが機能するようですね。

ただ、気になるのはCPUが4コアでしか動いていないこと。
HTが機能していない…?コレはどういうことだろう…。
CPUへの負荷が少ないとHTって機能しなかったっけ…?

自分の仕様用途によって内臓GPUかVGAを切り替えてくれるので非常によいですね。
ただ、ゲームをする場合、VGAに接続していなければVGAは機能しないはず。
ゲームをする方はVGAをつかうd-modeに設定しましょう。
QSVを利用することでエンコード時間が劇的に短縮されるのは
非常によろしいですね。とても使える機能です。




QSVをしたかったのでここまでの予定だったのですが、
Virtuの性能について調べてほしいと要望がありましたので、
ちょっとやってみました。

要望は「ベンチマークをi-modeで行う」こと。

そうなんです。不思議に思っていたのですが・・・
手動でi-mode、d-modeを切り替えているわけですが、
i-modeにした場合、VGAの出力はどうなっているのか?

①VGAの出力はされず、内蔵GPUのみで動作する
  (Virtu上ではオンオフできても実際は内蔵GPUだけ動作)
②VGAの出力がオンボード経由で行われる。
  (オンボードにつないだ状態でもVGAが動作する)
このどちらかですね。

というわけでサックリFF14ベンチマークをやってみました。

Virtu On FF14 Low-mode
Virtu On FF14 Low-mode

Virtu On FF14 High-mode
Virtu On FF14 High-mode


なん…だと…?
なるほど、i-modeでの結果がVirtuなしのVGA接続状態と変わりない。
つまり、Virtuは「基本的にどちらに接続しても自動で切り替わる機能」というわけです。
まぁ、消費電力についてはわかりませんが…。

カンタンに言えば「Virtuを使えばオンボード接続でもVGAが機能する」ということでしょう。
これはすばらしい機能ですね。
i-mode、d-modeの選択は、普段の自分の
使用用途に合わせておけばよいというわけですね。



今回をCore i7-2600KおよびDZ68DBを使ってみて、ISRTやVirtuなど非常に便利な機能を
堪能することができました。これらの機能は今後のSSDvsHDD、また内蔵GPU
となった時代において非常に大きな意味合いを持つ機能であり、
今後のパソコンの使い方を左右するものだと思いました。
これらの機能を使うことができ、非常によかったと思います。

zigsow様 Intel様には重ね重ねお礼申し上げます。

ありがとうございました!
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コメント (29)

  • 退会したユーザーさん

    2011/09/14

    祝!初プレミアム・レビュー!
    インテルのZ68マザボですね!!!
    多機能でもシンプルに纏めてきている感じです。
    レビューの続きを楽しみにしております!
    (^0^/
  • R-O-G-Eさん

    2011/09/14

    >zigzsowzさん

    ありがとうございます!
    必要な部分はしっかり装備したマザーという印象です。

    レビュー頑張っていきます(`・ω・´)

    コメントありがとうございます!
  • kenさん

    2011/09/14

    初プレミアムレビュー、お疲れ様です。

    レビューの続き頑張ってください。
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