レビューメディア「ジグソー」

この速さ、もう戻れないかも(完結?)

この度は、zigsow様、インテル株式会社様に、
ジグソープレミアムレビュー
「インテル(R) SSD 520 シリーズ リリース記念 プレミアムレビュー」
レビューアーの機会を頂きました。
たいへん有難う御座います。
レビュー掲載期限は以下のとおりです。

2012年3月11日(日)23:59


今回のレビューは以下の項目を行います

必須課題
1.SSD 520 を PCに換装するまでの手順
2.OSが起動するまでの時間計測
3.写真編集ソフトを用いてファイルを処理するのにかかった時間計測
4. CrystalDiskMark Nano Pico Edition を使って、スコアを比較

自由課題

5.HDDからSSDへ変更した際の消費電力差計測
6.巨大ファイルコピーに要する時間計測
7.Excelのマクロ実行
番外編.XPノートパソコンでSSDを長持ちさせるために


なお使用するPCは以下のとおりであり、それぞれ以下の課題を行う。



1,2,3,4,5,6,7、番外編
OSはXP, 写真編集ソフトはSPP,



1,2,3,4,6
OSはWindows 7、 写真編集ソフトはSPPとPhotoshop elements

です。

それでは、それぞれのレビューに入る前にお決まりのあれから。



zigsowから小さい包みが届きました。
中には、しっかり守られた箱と


zigsow様からの選出通知が入っていました。



それでは早速開封していきます。





それでは、まずはLes's note CF-W7から始めましょう。

課題1 Les's note CF-W7へ換装

一番初めにやるべきことはリカバリーディスクの作成ですが
今回はメーカーのリカバリーディスクを使うのでその手順はカットします。
ない場合はB's Recorderなどで作成しておきましょう。

次にやるべきことはバッテリーを取ることです。
レッツノートは下記の場所にHDDとバッテリーが入っています。



背側にレバーがあるので押しながら引っ張りましょう。
簡単に取ることができます。
バッテリーを取ったら、静電気対策でスイッチを数回動かしましょう。
静電気でHDDが文鎮化することもあるとかないとか。

それが終わったら、早速HDDを取り外します。
裏側は3つ、キーボード側は1つネジをはずします。
赤で印をつけた部分がはずすネジです。



このネジたちをはずすと
HDDの蓋をスライドすれば取り外すことが可能です。



黒い緩衝材にくるまれたHDDが登場です。
緩衝材から慎重にHDDを取り出し、
フレキシブルケーブルを取り外します。
このときフレキシブルケーブルを傷つけないようにしましょう。



外したHDDは後にデータ移動に使うので
2.5型SATA対応ハードディスクケースに入れましょう。
これを使うと、外付けHDDのように使用できるので
USBでデータの移行が可能になります。
今回使用したのは玄人志向の「玄蔵」です。







あとは、今度はSSDをハードディスクが入っていた
緩衝材にいれ、フレキシブルケーブルを接続してふたを閉めていきましょう。
これで、外見上はSSDに換装終了です。

次にすることはOSを入れることです。
今回は、メーカーのリカバリーディスクを入れました。
ない場合はB's Recorderなどで事前に作成をしておかなければなりません。
これで、完成です。
あとは先ほどのHDDからデータ移行を行ったり、ソフトをインストールして
以前と同じ環境を作っていきましょう。




課題2 Les's note CF-W7起動時間測定

起動時間はなんと

HDD時  1分39秒
SSD時  24秒16
になりました。かなり早くなりましたね。三分の一です。
もしかしたら、HDD自体が、がたが来ている可能性もあるかもしれません。



課題3 写真編集ソフトを用いてファイルを処理

SPP(Sigma Photo Pro)で同じファイルを開いた後、
オート現像されるまでの時間を計りました。

結果は
HDD時 23秒57
SSD時 16秒16

になりました。まずまずの結果です。




課題4 CrystalDiskMark Nano Pico Edition

これは圧倒的ですね。すばらしいほどの性能差が出てきました。
すべてが恐ろしくあがっていますが特にRead(読み込み)が凄いですね。
なるほど、体感速度も納得だったわけです。







課題5 消費電力差計測

さて、次に消費電力も調べてみました。
100%充電した後、デスクトップ画面を出して放置し
一時間後の電池残量を調べてみました。

すると結果は

HDD時  81%
SSD時  88%

一見地味に見えますが、なんと58%の燃費(?)向上です。
これは凄い。性能だけでなくエコでもあったのですね。
ディスク回転ってこんなに電池食うのかというのが良くわかりました。




課題6 巨大ファイルコピーに要する時間計測

今回は8.23GBのファイルの移動を行ってみました。
結果はこちらも大幅削減でした。
なんと、

HDD内移動 5秒70
SSD内移動 0秒84

サーチタイムがないというのはこんなに凄いことなのですね。

*追加*
HDD>>SSD時 6分22秒02
SSD>>HDD時 6分49秒88
HDD>>HDD時 8分29秒78

SSDをはさむだけで結構変わりますね。




課題7 Excelのマクロ実行
仔細は述べられませんが、今回は特許データの解析を行いました。
100,000件ほどの特許を読み込みそれを元に
各企業、発明者、Fタームの年度別経緯を表にするだけでなく
言語解析により、似たような特許を整理することで、
各企業の特性や開発傾向の変化などを調べる作業を行いました。
使用したマクロは19146KBです。
まずは、このマクロを開く速度を比較してみましょう。

HDD時 9秒93
SSD時 5秒75

次に実行してみます。
今回はあらかじめ整理したファイルを使ったので、
読み込むのは
7015KBと9095KBの合計16,110KBのファイルです。
それから、作成されるのは
28759KBと25,310KBと8458KBと583KBの合計63,110KBのファイルです。
すべてexcelファイルです。
結果は

HDD時 74分 9秒39
SSD時 59分16秒02

でした。全自動でファイルを開いたり読み込んだり保存したりを繰り返すので
結構大きな差が出たようです。この作業が一時間で収まるとなると
そうとう、作業がはかどる気がしました。

これで、いったん Les's note CF-W7への換装レビューはおしまいです。
SSDは本当はこの後のPASSANT i72700KG56Ti/DVR換装が
本命だったのですが、このまま入れっぱなしで
もう一個SSDを買いたい気分になっています。




※番外編※
☆XPノートパソコンでSSDを長持ちさせるために

SSDは寿命が短いといわれています。
そして、その寿命は書き込み回数であるということになっている。
それをできるだけ長持ちさせる手法を紹介します。
全部で4つあります。


1.仮想メモリ(ページングファイル)の設定変更
仮想メモリはデータの書き換え回数が非常に多い
従って、これは無効化すべきである。
まず、マイコンピューターのプロパティーを開きます。


次に「詳細設定」の「パフォーマンス」の「設定」を開きます。


すると以下のウィンドーが出てくるので。
これまた、「詳細設定」を選択し、「仮想メモリ」の「変更」をクリックしてください。

すると仮想ファイルが開くので、ページングファイルなしを選択しましょう。


これで、仮想メモリ(ページングファイル)の設定変更は終了です。


2.システムの復元の無効化
自動的にシステムの復元ポイントが作成されるのをストップしましょう。
先ほどと同様にマイコンピューターのプロパティーを開いた後
「システムの復元」をクリックし「すべてのドライブでシステムの復元を無効にする」
をクリックします。

あとは、適用を押して終了です。


3.「ディスクの書込みキャッシュを有効にする」の変更
キャッシュを無効にすればそれだけ自動的な書き込みが防げます。
SSDならキャッシュはなくて大丈夫なはず。
ということで、「マイコンピュータ」を開き
「ローカルディスク」の「プロパティ」を開きましょう。


すると、このようなウィンドーが出るのでタブの「ハードウェア」を選択します。
次にSSDを選択し、「プロパティ」を開きます。

あとは、「ポリシー」タブを選択して、
「ディスクの書込みキャッシュを有効にする」のチェックをはずします。


あとは、OKを押し続けましょう。

4.自動デフラグを無効にする
デフラグはファイルをいっぱい書き換えるものです。
だから、無効にすべし。
「ファイル名を指定して実行」をクリックし、
regeditを起動しましょう。




すると、このようなものが出てきますので、
「HKEY_LOCAL_MACHINE」の「SOFTWARE」の「Microsoft 」の
「Windows」の「CurrentVersion」の「OptimalLayout」を開きましょう。


そしたら、「OptimalLayout」を右クリックし「新規」の「DWORD値」を選択しましょう。
すると新しいファイルが作成されるので、名前を「EnableAutoLayout」に変更しましょう。





それが済んだらダブルクリックし、値が0になっていることを確認しOKを押しましょう。


これで、大体できることは終わりました。
HDDもある場合に関しては、基本的にOSやソフトのインストール以外は
すべてHDDにすると無難です。一時ファイルなどもHDDに作ったほうが良いかも。


第二弾!
PASSANT i72700KG56Ti/DVRにSSDを増設!



課題1 PASSANT i72700KG56Ti/DVRへの換装
とりあえず、SSDを既存のHDDと交換することにしました。
手順は簡単です。とはいえ、
初めてだったのでmine君などに聞きながらの作業でしたが。
Let's noteの方はリカバリーディスクを使ったので、
こちらはIntel Data Migration Softwareを使用して、
クローンディスクを作成しました。
ダウンロードはこちらから可能です。


http://www.intel.com/jp/consumer/Shop/diy/features/ssd/migration/index.htm
なお、手順は丁寧にリンク先で画像つきで説明されていますので、
カットします。とにかく簡単です。
やはり、SSDを玄蔵にいれてUSB接続で行いました。



それが終わりましたら、PCの電源を切ってケースにある電源もオフにしてください。
ここからSSDへの交換が始まります。
まずは、SSDを3.5の大きさにしなければなりません。
そこで、この様な変換ケースを使います。

これにSSDをネジ止めします。

このあと、普通はケースへのネジ止めがあるのですが、
PASSANT i72700KG56Ti/DVRの場合は付属の部品を使うと挟むだけでいいです。

これに後はHDDから外したSATAと電源ケーブルを挿しましょう。
それぞれ、この様なケーブルです。
まず、SATA

つぎに電源ケーブルです。

接続し終わったら起動しましょう。
一度再起動が必要ですが、それだけで設定は終了です。




課題2 PASSANT i72700KG56Ti/DVR起動時間測定
HDD時   1分04秒89
SSD時   0分32秒21
SSD時※ 0秒38秒67

※デスクトップデータはHDDに格納

やはりこちらも二倍速程です。素晴らしいですね。




課題3 写真編集ソフトを用いてファイルを処理

SPP(Sigma Photo Pro)で同じファイルを開いた後、
オート現像されるまでの時間を計りました。

結果は
HDD時  12秒08
SSD時   6秒59
SSD時※  8秒64

※データはHDDに格納

こちらも約二倍速。ただでさえ快適なPCがさらに快適に!

次にAdobe Photoshop Elementsを使ってみました。
ソフトの起動時間は

HDD時  8秒42
SSD時  3秒41

でした。
ただし、他の作業に関して
それほどの差は見受けられませんでした。



課題4 CrystalDiskMark Nano Pico Edition


これも圧倒的ですね。すばらしいほどの性能差が出てきました。
納得のにRead(読み込み)性能ですね。
あとseq以外の書き込み速度も結構アップしてますね。
HDD 1 Fill

SSD 1 Fill

SSD 0 Fill


なお蛇足ですが、エクスペリエンスインデックスはこんな感じでに変化しました。




まさかの、プロセッサーとRAMが足をひっぱるという事態です。
SSD恐るべし。

課題6 巨大ファイルコピーに要する時間計測
今回は8.23GBのファイルの移動を行ってみました。
結果はこちらも大幅削減でした。
なんと、

HDD>>HDD  4分53秒68
HDD>>SSD  3分27秒37
SSD>>HDD  1分50秒49

SSD>>HDDの速さはすごいですね!

なお、HDD内、SSD内ともに一瞬だったので
こちらは計測不能ということで。


※番外編2※ Windows7でSSDを長持ちさせる為に

インテル® SSD ツールボックは
SSDの状態を調べたり、Trim機能によるSSDの最適化などを行ってくれます。
download推奨です。
インテル® SSD ツールボックス

また、Windows7でSSDを長持ちさせるにはWindows XP同様に設定が必要です。
まとまったサイトがありましたので皆様、是非参考にしてください。

完全Windows 7 SSD 最適化セッティングマニュアル 永久保存版

具体的には、

インデックスの作成を無効にする
復元ポイントを無効にする
エラー情報やダンプファイル作成の抑制
仮想メモリを無効にする
一時ファイルの移動
レジストリの変更
ユーザーフォルダをDドライブに移行する(私の場合はFドライブ)

の7項目が存在します。



★まとめ★
とにかくアプリケーションやOSの起動にかんしては非常に
SSDは強いのだなということがわかりました。
また、本当に大きなファイルの読み込みや、コピーにも
やはり素晴らしい性能を発揮してくれることが分かった。
ファンが多少静かになりましたね。


2月28日 課題6修正、追加
2月29日 課題6修正、追加
      ※番外編※ 追加
3月 2日  PASSANT i72700KG56Ti/DVRに換装
3月 9日 ※番外編2※ 追加
3月10日  PASSANT i72700KG56Ti/DVRの課題2,3に
       データがHDD、各アプリケーションはSSDである場合を追加
       たぶん完結(?)
6月8日  0FillでのCrystalDiskMark追加

コメント (26)

  • operaさん

    2012/02/28

    レビューお疲れ様でした♪

    速度差が圧倒的ですね!

    一度経験するとHDDには戻れません。。(^^ゞ(笑)
  • リンさん

    2012/02/28

    レビューお疲れ様でした(^-^)
    最後の一行が良いですね☆

    換装内容も解りやすくて、同じノートを持っている人は参考に出来ますね♪
    coolです。
  • CLWさん

    2012/02/28

    レビューお疲れ様でした。m(__)m
    ノートに入れたんですね。
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