レビューメディア「ジグソー」

高速の世界。体験すると戻れなくなります!!!

2012年のとびきりのNewsはIntel Solid-State Drive 520Serise 120GBである。
今まで発売されてるSSDよりも高速化に成功したモンスターSSDの誕生!!
NewSSD520
NewSSD520

きらりと鈍い光を放つこのSSDは、今までとは何かが違うようだ。

箱はシンプル
箱はシンプル

ここ数年で飛躍的に進歩した記録装置SSDではあるのだが今までは高価で
一般では中々手に入れて使う事は一部の人以外は困難であった。
ここ数ヶ月で種類が増え価格も多少安くなり始めたのでSSD最大の魅力が始まる。
高速記録の体験をしてみようと思う。

Speed Demon 高速の世界へのパスポートシール
Speed Demon 高速の世界へのパスポートシール

SSDが手に入ると同時に手に入る選ばれた人が持つ事の出来るシール!!
SPEED DEMONはSSDを扱う賢者の印

このケースの中に秘密が!!
このケースの中に秘密が!!

単品で使用するだけでもHDDとは比べ物にならないほど高速読み書き記録が出来る
のが魅力だが、SSDを2枚、4枚使用してRAID環境をキチンと仕上げて使うのがとても大人的効率的に高速環境が作る事が出来る。

今回は、SSD520タイプを2枚使用してカメラでの撮影から記録までの高速化を考えてみた。
予定ではRAIDケースに520SSDを2個入れてRAID0の設定で取り組む予定である。

コンパクトで軽く取扱いやすい。
コンパクトで軽く取扱いやすい。

箱からSSDを取り出して手に取ってみた。
高速化がすすむSSDはHDDと違って衝撃にも強く取り扱いがとても簡単である。
手で持つと軽い事もわかる。HDDとは全然違う世界だ。

端子はキラキラと輝く
端子はキラキラと輝く

ゴールドに輝く端子は何を物語るのだろう。
この端子がDATAをハイスピード移動するゲートになる。

さてさて、まずはじめの「SSD520」TESTです。
今回使用するマシンはMACでTestしてみようかと思いフリーのアプリケーションソフト、「Xbench」で測定してみました。
Xbench
Xbench



まずは外付けで使用する予定なので市販の「RAID BOX」にSSD520を2個入れて「Xbench」で速度を調べてみる事にした。(実はここから大変な事に・・)

今回使用するBOXはRAID 0またはRAID1の設定が出来るので便利かと思い秋葉原から取り寄せて実験である。予測ではRAID0にしてストライピングに設定してあげると高速SSDをより効果的に使用する事が出来るハズ・・・・だった・・・。

まずはBOXにSSD520を入れてMACProとFW800で接続。(FW800の速度を信じてたので・・)
とりあえずは無事にデスクトップにアイコンが表示され無事にマウントしてくれた。
デスクトップにアイコンがキチンと表示されて一安心。

そして「RAID0」設定にしたケースで高速バージョンでTest開始!!!
Xbenchの画面に数値が表示され始める。
ドキドキ ワクワク どんな数値が出るのかとても興味があるのでかなり楽しみな状態!!!
何でも鑑定団で自分のお宝に金額が出る時の心境と同じかも知れない。
今まで撮影現場でノートPCにデータを取り込みながら撮影を進めてたのですが、PCの速度が遅くてとても辛い日々でした。もしも、外付けのRAID BOXに接続したSSDに直接カメラからのデータを記録する事が出来たらとても幸せなはず。
事務所に帰って来てすぐにタワーマシンに接続して作業が快適に出来る事を夢見てました。


そして、Xbenchが測定して数秒後。。。。

出ました。数値!!!!

ジャーン!!!
RAID 0ケース入り
RAID 0ケース入り

数値を見て驚いた。
オ・ソ・イ しかもとびきり遅い。
なんでじゃ〜????? 思いっきり予想外の結果である。
出前を頼んだ時にカレーライスが一番速いと思ったら一番最後に出て来た様な状態です。
FW800なのである程度遅いのは予測してたのですが、ここまで遅いとは驚きである。

起動用HDD
起動用HDD

HDDも測定してみたらこっちの方が速い。む〜ん、む〜ん、む〜ん。

何か不具合でもあるのかと思ってBOXのRAID設定を変更してみた。
次は「RAID1」ミラーリングバージョンである。
そしてXbenchで再テストしてみた。

何となくいやぁ〜な予感がするのである・・・。
こんな時は何故か想像が当たるのは自分の特技かもしれない。
測定結果はなんと、「同程度???」もしくは「遅い」である。ますます謎は深まる。
それにしても「RAID0」と「RAID1」が同程度の速度とは驚いた。
RAID1 ケースに入れて。
RAID1 ケースに入れて。




SSDでRAID環境を作ったのに何故かHDDより遅く、さらにRAIDの意味が無い状況とは人類初の経験ではないだろうか??? ここまでテキストを打ち込んでて泣きそーです。

とりあえず外付けのRAID BOXは完全に玉砕であった。使い物にならない事もわかった。
RAIDをスッパリ諦めて、別のケースを用意した。
RAIDは組めないのだが、SSDを1個だけ入れる事の出来るケースである。
これならデータのバックアップ用にも使えるしデータのやり取りも便利なので便利で良いのではないだろうか??
ケースにSSD520を1個入れてFW800でMacProと接続してみました。
こちらも無事にマウントしてくれました。とりあえず一安心である。
気を取り直してXbenchでSSD520、1個バージョンのテスト開始。
Macpro SSD1個
Macpro SSD1個

なんと、RAIDBOXで「RAID 0」や「RAID 1」を組上げるより速い!!!
けっして爆速ではないのだが、SSD520がRAIDを組むより速い。
なんでぇぇ???? 謎はますます深まるのでした。
そこでSSD520を取外して1つ前のバージョンSSD510を取り付けてみました。
ケースにはSSD510が1つの状態でベンチマークのテストをスタートさせてみると、
なんと今度はSSD510の方が速い。。。。
SSD 510 1個 MACPro
SSD 510 1個 MACPro


RAID 0や1よりも単品SSD520よりも1つ前のSSD510の方が有利と出た。

どうやらケースに入れて使用するとMACではダメなようだ。
ケースの中に入ってるコントローラーの性能がSSD520の速度に対応してないようだ。
たぶん、きっと、説明書にも外箱にも書いてないけど、そんな気がする。

一応、もう1つMac Bookに接続してみた。
結果はMac book 2.53GHz intel Core i5でも、遅い。遅い。遅い。
100MB/秒超えるのは夢の夢である。
SSD510_1個_2.53GHz intel Core i5
SSD510_1個_2.53GHz intel Core i5

SSD510の数値

SSD520_1個_2.53GHz intel Core i5
SSD520_1個_2.53GHz intel Core i5

SSD520の数値

どうやらコントローラーにリミッターが有るようだ。
MACではこれ以上速度が上がらないように設定されてると予測が出来る。

とりあえずMacではどうにもならないのでMACとRAID Boxのテストは諦めた。

そしてここからが本番ですよ。パチパチパチ拍手!!!!
Winに無理矢理SSDを接続してみた。

DVDプレイヤーのSATAコードを外してSSD520に接続して電源をON!!
winに直結SSD520
winに直結SSD520

直結SSD520でみごとマウント成功!!! ここまでは順調である。



さて「Crystal Disk Mark」で測定してみる事にした。ALL 0×00(0 Fill) 設定です。
結果はなんとこの通りです。無理矢理接続ですが速くなってます。
Winに直結SSD520 クリスタルディスク
Winに直結SSD520 クリスタルディスク




速い。速い!!! 他の方のレビューを読んでみるともっと速いのがわかります。
素晴らしいスペックだ!!!! これは本気モード!!! かなり嬉しいですよこれは。

今回、RAID BOXが想定外の性能で思った事が出来ませんでしたが
PC環境をWinで使う事にすると爆発的に速くなる事がわかります。

ちなみに余談ですが写真撮影現場にMac Bookを持ち込んでカメラとPCをUSB接続して
9コマ撮りの連続撮影をしてみました。
その時、MacBookの起動ディスクを保存先にすると9コマ転送終了まで33秒でした。

FW800接続のSSD520_1個バージョンに保存先を設定して同じ事をするとタイムは34秒程度でした。ほとんど差がない事がわかります。
Macの場合はおそらく起動ディスクをSSDに交換しないとダメなようです。
FW800経由やUSB等では転送する時になにかしらリミッターがかかってしまう気がします。

  とりあえず今現在までのMACでの使用を考えたテストはここまでです。
MACを使用した場合、SSD520シリーズ2枚をRAID 0設定にして書き込み用の環境を作ろうとすると想像していたほどスピートが出なく少し残念。

続きは後日 


早く持ち運びで着るRAID 1ボックスを作りたいよぉ〜。
とほほほ。。。。。
とほほほ。。。。。


メーカーにサンダーボルトで接続出来るRAID BOXの話を聞くと4月頃から各メーカー少しずつ販売するよーな話がチラホラ・・・。しばらくは様子を見てましょ〜!!!

さてさて、その後です。SSD520を使って画像処理の場合へ話は進みます。



次のテストはWinマシンの中にSSDを入れてフォトショップで画像処理する為に使用してみました。
使用するマシンの中には既にSSDが4枚入っておりRAID 0の環境にセッティングされている。今回OSはwindows 7 を使用しております。
今回はマシンを構成する4枚構成RAID 0のSSDで中にはOSとPhotoshopがインストールしてあります。OSとAPP環境専用。

マザーボードからOS用のRAID SSDとは別に新たに増設したSATAケーブルでSSD520シリーズ2枚を接続。

2枚のSSD520はWIndows7のOS機能にある「ディスクの管理」を起動させて、RAID 0を構成してみた。

管理ボタン
管理ボタン

アイコンの「コンピューター」右クリック「管理」をクリック
ディスクの管理画面
ディスクの管理画面

そして、左側の選択部分から「ディスクの管理」を選択してみよう。
すると追加したSSD520が見えてくる。


後はSSD520を初期化してあげてから「新しいストライプボリューム」を
選択すると「使用するディスク」が選択出来るようになります。
そして「追加ボタン」を押してあげると簡単にRAID 0の環境を作り上げる事が出来ました。
各所に出てくる説明を読みながら進むと簡単です。
完成
完成

今回は名前をボリューム(L)にしてみました。

余談ですが、OSに入ってるソフトでRAIDを作ろうとすると
OSを起動させてるドライブはRAIDシステムに入れる事は出来ません。
今回システムの入ってる環境はRAIDカードとSSD4枚でひとつめのRAIDを組んでます。
そして2つ目のRAIDはOSの中にあるアプリでSSD5202つでRAID0を組んでます。
結果1台のPC内にふたつのRAID0環境が存在してる事になるのです。
知恵を使ってみました・・・。

短冊SSD ユラユラ〜
短冊SSD ユラユラ〜



さてここからがSSDの本気モード本番ですよ!!!!

さてまずは撮影現場で取り込んだ現場作業用のノートPCから外付けSSDにコピーします。
コピーが終わったら写真データをデスクトップPCのSSD520にコピーします。
とりあえずノートPCと外付けSSDへのバックアップもかねてダブルで安心です。

さてここからが凄いです。
撮影したデータをSSD510からSSD520データーのコピーした時ですが、
37GBもあるデータが2分11秒程度でコピー完了です。ちょー速い!!!
かなり驚きます。お互いのSSDが520の設定だともっと速いのかも???

Adobe camera RAWで撮影データ1332枚の処理を進めてみると28秒で画像を読み込んで画面に表示されます。Camera RAW 画面の左側にあるサムネイルプレビュー画面が高速で表示され始めます。この表示の速さを見ると本当に驚きます。

続いてデータ1332枚全てを選択して「画像の保存」を開始します。
カメラマンの人達が良く言う、現像作業です。
今回はJepg(圧縮率10) 4256×2832(n社のカメラ) 355dpiに設定して画像の保存を開始します。すると、もの凄いスピードでRAW DATAが各種パラメーラーを読み込みながら画像を保存して行きます。100枚あたり2分25秒で処理が進みます。
1332枚だと39分57秒でした。40分の壁を突破!!! 凄い速いです。
普通だと3時間とか4時間もかかる作業なのでこの短縮は凄い事になります。

この現像処理スビードはかなり嬉しいです。
大量に撮影したデータが一気に短時間で処理が終わるんです。
ほんとSSDの凄さを見せつけられたと感じます。写真を撮る仕事の人達は昔と違って
撮影後に自分で現像処理作業が必要となります。
スタッフからいつも「帰ってから現像処理するんでしょ??大変だねぇ??」なんて事を言われる事も良くありました。 でもSSDの環境を作ってしまうと次の日の撮影機材をスタンバイしてる間に処理がほとんど終わってしまってます。嬉しすぎる高速!!! 速い事は良い事です!!!

ここまで高速で読み書きが出来るので有ればフォトショップでレイヤーが大量に重なる
合成作業もかなり負荷が減るはずです。

そこで試してみました。
飛行場の薄暮から夜景までの画像60枚をレイヤーに重ねてみました。
レイヤー画面
レイヤー画面


データはPSD保存で582MBです。HDD(FW800接続)から開くと35秒程度
OSの入ってる断片化が進んでると思われる起動用HDDからは42秒程度
何も入っていない保存用2番ベイHDDからだと40秒程度
HDDはどうもこの程度の時間がかかるようだ。実際の画像処理を進めるにあたり
これだけ保存時間がかかると、何回も保存を行うのは時間が勿体なくついつい保存をしないまま使用する事がある。だがマシンが画像処理の負荷がかかり熱等でHDDに影響をあたえ
フリーズしてしまったらと考えたら恐ろしい事になる。

さきほどSSD520でRAID 0の環境にしたディスクに同じデータ(582MB)をコピーしてフォトショップで開いてみました。すると6秒程度で開く事が出来るんです。保存作業も5秒から6秒以内でした。あまりにも高速での読み書きが可能で正直驚いてます。
あんなに時間をかけて仕事をしていた頃がバカらしくなります。

こまめに保存を繰り返しながら進める画像処理はデータ保存時間の長さがとてもネックだったのですが、これからは安心して作業が進められます。これは幸せ度が高いです!!!!!!!

今後はRAID 0の環境を2組作るPCはとても便利な環境となるだろうと思いました。

千歳空港 60枚 合成
千歳空港 60枚 合成

60枚のレイヤー重ねも楽勝

1.66GBデータ
1.66GBデータ

1.66GBの重たいデータもスイスイ開くし保存も高速でて来ちゃいます。


波

波を重ねて合成だって簡単ですよ。どんな重たいデーターでもSSDで楽勝合成!!!

HDR合成も速い!!
HDR合成も速い!!

数枚で合成するHDR写真も作る時は速いんです。
重たいデータを9枚とか使用して作るHDRもラクチンです。

ほんとSSDの世界は高速過ぎて1度体験してしまうともとの世界に戻れなくなりますよぉ〜。
ここまで速いとフォトグラファ〜にはとても必要なツールとなるでしょうね。
これからは動画のデータを変換する時も便利そうですね。

この速さを体験すると次のアイデアが出るのも速くなるかも!!!!

すごいぞSSD!!! この速さにはありがとうと言いたい。感謝!!!!

ありがとう。

コメント (13)

  • n-eさん

    2012/03/05

    細かい事がわからないのでよくわかりませんが、FW800だと800Mbpsで実際の速度は60MB/sから80MB/sとかのようなのでこのくらいが普通みたいです。
    HDDは内蔵のものだと思いますのでSATA2.0で3Gbps(3000Mbps)またはSATA3.0で6Gbps(6000Mbps)なのでHDDの性能がしっかり出てる感じだと思います。(最近のHDDは普通のもので120MB/sくらいでます)

    とりあえず外付けの場合は繋ぎ方を変えないとSSDの性能が活かされないと思います。
    FireWire S3200(最大3.2Gbps)なんてのがありますがUSBに負けた感じなのかさっぱりなので普通に外付けで繋ぐならUSB3.0(最大4.8Gbps)で繋ぐ感じかな? MacならThunderbolt(10Gbps)もあるみたいです。どちらにしても繋ぐパソコンの方が対応してるか、対応してなかった場合は増設できるかどうかですね。
  • Kei.uさん

    2012/03/05

    n-eさん コメントありがとう御座います。 今回のテストではFW800をメインとした考えで環境を作るとどうなるか??でした。結果はSSDが高速過ぎてケースが対応出来ないらしく予想外の結果に。
    HDDと変わらないもしくは以下の性能にダウンしてしまう事も驚きました。
    次はセッティングを変えて再トライしますよ。

    色々調べる事と実験作業はとても学べますね。面白いです。
    MacのThunderboltは次のネタに!!! あっネタバレしますのでこの辺で・・。
    「USB」=>「USB3.0」「FW800」の環境。そして「sata3.0」
    最終決戦は「Thunderbolt」に・・・。

    これからのテストが楽しみです。
  • Kei.uさん

    2012/03/06

    画像処理にSSDを使用すると想像した以上に速い。むっちゃくちゃ便利ですよ〜!!!
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