本の蟲なんてレビューシリーズをしているように、なんにせよ本が多い。
最近多い電子書籍は、インディーズ系でそれしかない場合を中心にいくつか持っているが、50冊程度で、あとは紙書籍。以前撤退した電子書籍業者(ローソン系のエルパカBOOKS)で、撤退後は購入済みの書籍がすべて閲覧不可になってしまったのを経験しているので、ブツが残るのが一番強いなと。あと、最近流行りのサブスクは、出版社や権利者の意向で急に引っ込められて読めなくなることもあるので、所有しておきたい書籍取得においては考慮の対象外(使わないわけではなく、特にマンガ系のサブスクや無料閲覧サイトは「紙の本を購入するに足る書籍を探す」ためには結構利用しているが)。
そんなわけで無限増殖していく本。今の仮住まいでも本棚を購入したが、さらに本棚からあふれた書籍は、本の各サイズに適した収納ケースに移してきた。
しかしついに前回10箱以上買った、コミック&新書を移している収納ケースが足りなくなった。
今まで
・各書籍に最適な大きさ
・きちんとかかるロック
・半透明で横からも収納状況を確認できる(同人誌サイズ除く)
ということで、伊勢藤の収納ケースを利用していたのだが、このシリーズ、「ナチュラル」という半透明タイプがAmazonにはほとんど取り扱いがない(一部あるが高額の送料がかかる)。箱の部分がブルーのものは取り扱いがあるが趣味に合わない。「ナチュラル」は、Yahooショッピングなど他サイトにはあるものの、AmazonはPrime会員なので送料がかからないが、他ではかかってしまうので1,000円行かない単価のケースが倍ほどに高騰してしまう。
それでも前回購入時は、Amazonではない通販サイトで、送料無料になるまで購入数を積み増し、10箱以上を一括購入したが、予定では現在の住まいを引き払う予定の年月までに、もう一度10個以上使うほどまでは本が増えない(....と思いたい)。
また、新書版なら30冊以上、大版コミックでも25冊は入る伊勢藤のコミック本収納ケースは、満載すると相当な重さになり、ケースの移動時に腰に来る。
そこで、
・もう少し安く
・もう少し小型の
同様なサイズの本の収納ケースがないかと探して買ったのが本品、アイリスオーヤマのコミックストッカー CMS-23。
使い勝手としては、(ほとんど満杯に入れるのであまり使わないが)ブックエンドは、底にしか噛みあうポイントがなく、本の自重でストッパーを支える構造のため、1~2冊しか入れない場合倒れないように置くのが難しい伊勢藤に対して、2か所に噛みあう構造があり、自立もする本品の方が機構としては優れている。一方形状は、シンプルでつるんとした形状のため、端になった本にも「痕」がつきづらい伊勢藤に対して、本品は複雑な形状で、端になった本にブックエンドの「痕」がついてしまいそう。また、「向き」があって、簡単に「右寄せ/左寄せ」を切り替えられない(ケースの上下を逆に使用すれば、右寄せも左寄せも実現可能だが、切り替えるには全部出して入れ替えるしかない)。さらに形状的にブックエンドを重ねられないので外すと場所を取りそう。
伊勢籐は単にL字型で、▢でズレないようにはしているが、ある程度本を載せないと安定しない
一方本品は○の部分でもストッカーに固定するので、「自立する」
ただストッカーに満載してストッパーを外しておく際には、単なるL字型の伊勢籐はラク
ケースとしての「造り」は、蓋に関しては本の背を挟み込みづらい形状の伊勢藤の方が使いやすい。しかし伊勢藤の方が蓋を閉めたときの内寸が(特に深さ方向に)浅く、本の短辺側が長め(大きめ)の本は蓋を閉めたら本の背が蓋で押されて(蓋の内側に段差もあるのも災いして)痕がついてしまう。
写真ではわかりづらいが、手前の伊勢籐は○の部分が側面から飛び出している
本の上下方向のすき間も本品(下)の方が広くて、大きめの本でもOK
サイズ的には横幅(下の寸法では「奥行」と表現されているが、ストッカー(収納ケース)の開口部を上にしてみたときの「長辺」)が、伊勢藤のは53cmほどあったが、本品は45cmほど。収納する書籍の幅にもよるが、おおむね5冊ほど本品の方が収納数が少ない。入れる本により大きく重さが違うので、できるだけ共通シリーズで満載にした場合、伊勢藤5.5kgに対して、本品5.0kgとなり、1割ほど軽くなるので、「腰を入れない」状態でのハンドリングは楽という感じ。
一方、持ち運びに関しては、伊勢藤の圧勝。伊勢藤の圧勝。大事なことなので思わず複数回行ってしまうほど伊勢藤の圧勝。しっかりと手(指)をかけるへこみがケースの短辺側にある伊勢藤に対して、本品は指がはいるスペースや穴がなく、安定しない。指の第二関節までしっかりと縁に入れて5.5kgを持ち歩く伊勢藤と、指の第一関節までしか入らない状態のつまみ持ちで5.0kgを運ぶ本品を比較すると、本品の方が圧倒的に「つらい」。
伊勢籐はここのすき間?が厚くて深く、しっかりと指の第二関節まで入る
一方、本品はこの部分が薄くて指が入らず、「つまんで」持つ感じで、満載だとキツイ
比較して勝敗表をつけると、原則押し入れなどに入れっぱなしで、時に引き出して使うような用途なら、総重量が軽く、しっかりとしたブックエンドがつき、内側の寸法に若干余裕がある本品が安価でもありベター(1ケース当たり663円なら収納冊数あたりで換算しても安い)。積み重ねる段数が多かったり、満載した書籍をケースごと持ち歩いたりするような用途では、ケースそのものが頑丈で、しっかりと縁に指がかかる伊勢藤という感じか。
ま、今回8個セットのケース買いしたため、200冊前後は入るはずなので、「次」はないと思うけれど(本が「あふれて」購入したため、本品到着日にすでにボックス2つめに手を付けている事実に目をそらしながら...)。
【CMS-23仕様】
商品サイズ(cm):幅約23.2×奥行約45.4×高さ約14.8
引出内寸(cm):幅約18.3×奥行約40.2×高さ約13.2
主要材質:ポリプロピレン
付属品:ブックエンド・ラベル付属
普通コミック誌:約28冊(厚さ14mm目安)
BIGコミック誌:約21冊(厚さ19mm目安)
※普通コミック誌とBIGコミック誌の2サイズの収納が可能
蓋の硬さなどは、柔い感じで多段積み重ねに若干の不安が
ただ伊勢藤は衝撃には弱いので、それとのバーターか。
ケース内寸と本のサイズの隙間感は程よい余裕で良い感じ
伊勢藤は内寸がちょっとタイトで本のサイズによっては蓋を閉めると「押される」。
蓋と本体(入れ物側)の「合わせ」は、本品の方が少し神経質だが...
周囲の「縁」に、しっかり指がかからずキツい
指の第一関節全体と、第二関節近くまで、しっかりと潜り込める部分がある伊勢藤に比べ、本品は縁に「手がかり」がなく、合わせ目をつまむように持つしかない。
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購入金額
5,299円
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購入日
2024年02月04日
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購入場所
株式会社アイリスプラザ(Amazon)
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