お正月元旦の食卓。メインは雑煮風というかなんというか。
写真の右上に見えるのが「百年ちくわ」です。
お正月に「紅白かまぼこ」とはよく言われますが「ちくわ」も実は縁起ものです。
ちくわ=竹輪という字面から「破竹の勢い」と意味され、穴が開いている部分は「先を見通せる」という意味になっています。おせち料理や祝膳にレギュラー化されることの多い紅白かまぼこを食べ飽きたなという人にも、おすすめです。
入手しやすいし日持ちするというのも良いですね。
ちくわの穴の中にいろいろ詰め込むことで様々なバリエーションを生み出せる展開力と可能性も魅力。小さく可愛いので、お酒のおつまみにも良いですね。本日のパートナーは「酔鯨」です。
今回は、生の本わさびを詰め込んでみました。
山葵好きなこともあり語りたいのですが、このマリアージュ感は本当に素晴らしい。
ちくわの魚の旨味に加えて、山葵の辛みと香りがきて、最後に甘みとなって身体に溶け込んでいくのを感じるのは幸せ。
フレッシュな本さわびやトリュフというのはそれだけでセレブを感じるものですが、元旦という文化と生活様式に、日本固有植物である山葵というのもシャレオツな感じもします。シャレオツとか言っちゃってる時点で文化人にすらなれないけども。
ちくわにはやっぱり、チューブの西洋わさび(ホースラディッシュ)じゃなく、本わさび!
これはマストですね。
パッケージ。オードソックスで雰囲気あるパッケージですが、ブランドが分かる人じゃないと贈答品としてはシンプルすぎて厳しいかもですね。
商品自体は個包装で使いやすく、冷蔵で2週間ほどが消費期限になっています。
製造元の鈴廣さんの理念は素晴らしく、保存料や品質改良剤のような添加物を使用せずに安全で信頼できる食べ物になっています。やっぱり身体の中に入れて、自分の身体を形成するものなのだから、なるべく良い物を、と考える自分のマインドにすごく合っています。
そして、第73回全国蒲鉾品評会(日本かまぼこ協会主催)において最優秀賞にあたる農林水産大臣賞を受賞している「ちくわ」です。
理念もそうなのですが、昔ながらの受け継がれた伝統技法で作られる食品というのは、美味しく作ろうとした職人たちの歴史の集大成なわけですから一番美味しい作り方に決まっています。
工場で大量生産することで安価に広く提供できる低コスト品、ファストフィッシュに対してのプライドフィッシュという考え方も千差万別だと思うのですが、自分なりの答えで製品を選び食していくのも人生だなと最近は思います。
人間という種のプライオリティについて哲学的にいろいろ考えさせられます。
自分はなぜガンダムという只のコンテンツに大量のお金を投入してしまっているのかと──。
手軽なところでは、きゅうりやタコを穴に突っ込む。これが定番なのではないでしょうか。
鈴廣のちくわは直火焼きなので「皮」が香ばしくて美味しいです。サバと煮干しの出汁を表面に吹き付けてから焼くのですって。
旨味のつまったもっちりプリプリした魚肉の身に、こんがり香ばしいパリっとした皮の食感も楽しいです。隠し味に加えられた生姜によって旨味がハーモニーのように幾層も感じられます。
お魚を手軽に楽しむなら、下記のような食品もおすすめです。
その他食品系レビュー
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購入金額
680円
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購入日
2024年01月01日
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購入場所
鈴廣
kaerkiさん
01/14
何を入れても入れなくても
酒のツマミにちくわは美味い!
yasukawaさん
01/15