レビューメディア「ジグソー」

実用的なRTX

ELSA GeForce RTX 4070 ERAZOR X

 

動画圧縮コーデックAV1のハードウェアデコードはRTX 3050 でもできるのだけど、ちょっと止むに止まれぬ事情でハードウェアエンコードも必要になりまして。

いや本当は興味本意なんだけども。

RTX 40xx にAV1ハードウェアエンコーダーが内蔵されてると聞きました。欲しい。

 

AV1だけならIntel Arc が現時点の最適解だとは思うんですけどね。最安なら2万ちょっとで買えるし。

でもIntel はハードウェアはまだしも、ソフトウェアを信用しきれないんですね。

グラボってドライバの出来が価値の8割な気もするし。

最近はNVIDIA のドライバの出来も、まあ、うん、ではあるんですが。

あと消費電力もね。

Intel Arc A750、A770 のTDP225W。A770 は消費電力では230W 超えたりするそうですが、まあそのくらい。

ワットパフォーマンスはあまりね。

ただ、エンコーダーの出来は良いらしいですよ。処理速度も品質も。

エンコード目的ならベストバイかもしれない。

 

ゲームも動画鑑賞もエンコードも1台のPCで楽しむぞとなると、GeForce 選んじゃうよね。

 

 

あとはダラダラと選考理由。

GeForce の40xx から選ぶとしたら、4090、4080は価格的に無理。

現在5万前後の4060は使用中の3050との比較では、性能向上がさほどって感じで。

なにより4060対応のGeForceドライバは536.40以降で、評判を聞くにとても怖い。

(2023/07/18公開の536.67でも、グラボの世代、モデルに関わらずハードウェア損傷の報告がやけに多い)

んじゃそれ以前のドライバってーと、532.03から4060Ti が対応してるけど・・・。

VRAM 8GB は今買うには少なく感じるし、16GB は価格がこなれてなさすぎ。

予算と性能と諸々を考えると4070に落ち着きます。

 

あとはもう、ケースに余裕はあるのだから載るし、ファンは3連のほうが静かだろうと。

価格で他のメーカーと大きく乖離してるわけでもないし、3050と同じくELSAで統一したれと。

 

ELSA の4070で3連ファンとなると、という感じで。

更新: 2023/07/26
スペック

3050の倍

40xx世代では注目度低い気がするけど、バランスは良いと思う。

3050との比較ではベンチマークでだいたい2倍から3倍くらいで、消費電力は130W → 200W。

同世代で見ると

4090 450W
4080 320W
4070Ti でも 285W もあるんですよ。

そこまで消費するような重いゲームも処理もしないと思うけど、最大で200W ならまあ許容範囲かなと。

補助電源コネクタも8ピンひとつで取り回しいいし。

 

ベースクロック 1920MHz
ブーストクロック 2505MHz

リファレンスのブーストクロックが2475MHz らしいので、ちょろっと上がってますね。

 

GDDR6X 12GB

流行りのAIとかで遊ぶならこれでも足りないらしいけど、ゲームとかなら充分。

ただし、メモリバス帯域幅が狭いらしいですね。

そのせいで性能では

フルHD 4070 > 3080

WQHD 4070 ≒ 3080

4K 4070 < 3080

となるそう。

 

一番の目的のエンコーダー。4070Ti 以上では2基ですが、4070は1基。

使用目的では複数のエンコードを走らせる予定はないし、最大消費電力が上がれば電源も相応の物が必要となります。

何より上のクラスは価格がね。

 

DLSS3 搭載で、対応ゲームでは大幅なパフォーマンスアップが可能に。

まあ対応ゲーム持ってないけど。

 

3050だと一応載っけといたよって感じだったレイトレーシングも実用に耐えうる性能。

まあ対応ゲーム持ってないけど。

 

直径88mmの3連ファンはセミファンレス。

GPU, VRM直上となるブラケット側は15枚で、残り2つのファンは11枚ブレード。ブレード数が減ったことからと思うけど、3050と比べ同回転数での全体の音は低い。

投影面積も小さくなり若干最大回転数も低くなってるので、ファン1つあたりの風量は減ってるのではないかな。

ヒートシンクの面積とファンが増えてる分、全体ではより冷えるのでは。

FF15ベンチを室温25℃で、最大66℃ 1550rpm てところ。

静かですね。

 

アイドル時の消費電力は10W なので、3050の倍。

とは言っても1050Ti の30W から見れば1/3。4070と3050の2枚挿しでも1050Ti 一枚の半分。

 

全般的にワットパフォーマンス高く、よくまとまったカードと思う。

更新: 2023/07/26
外観

ELSAみが無い

297mm(長さ) x 118mm(高さ) x 42mm(厚さ)という2スロットに収まるサイズ。

# バックプレートがはみ出るので上の拡張スロットに挿せるボードは限られます。

 

RTX 3050 S.A.C ほどではないにせよ、シンプルなデザイン。

ボディは金属製で質感高い。

側面の「INNO3D」が白く光ります。光らせちゃったか。

 

そう。ELSAではなく、INNO3D。

バックプレートもファンも、INNO3Dとなってるんよ。なんで?

いやいままでもINNO3D製造だったし品質上の懸念はないんだ。

ただELSAは自社名の商品はELSAと表記してたし、INNO3Dの商品も代理店としてオンラインショップで販売してる。

なんかモヤるな。

 

ヒートパイプの本数とかよくよく見ると、INNO3D GEFORCE RTX 4070 X3 OC にINNO3D GEFORCE RTX 4070 Ti X3 のヒートシンク組み合わせてる・・のか? ほんとに?

 

あと光るINNO3Dですが、位置が補助電源ソケットの真下なんですよね。

なぜこんな位置に。隠れるやん。

更新: 2023/07/26
コストパフォーマンス

実は悪くない? やっぱ悪い?

2023/07/25現在、4070は87,000円くらいから。

モデルごとの最安値の中心価格帯が9万ちょっとなので、ELSA GeForce RTX 4070 ERAZOR X の97,500円はことさら高いわけでもなく、ELSA商品としてはお値打価格と思える。

高いと思ってた3050の倍と思うとめっちゃたけーと思うけど、2070も3070も出始めの価格はあまり変わらないのですよね。

 

ただなあ。

4070がxx70の正当な後継かといえば疑問があって。

3070も2070も、そのシリーズの最上位チップの約半分のコア数なのだけど、4070は4090の1/3のコア数なんすよね。

xx70と思うと性能向上が低いけど、高騰したGeForce のxx70と思うと良心的な価格と思えるし。

まあナンバリング詐欺とも言われてますね。

更新: 2023/07/26
満足感

ELSAみ・・・

xx70としての性能とか、性能に対しての価格とか。

気になる部分もあるのだけど、一番気になるのはELSAブランド製品なのにINNO3Dしかロゴ無いことなんだよね。

それ以外の部分を見ると。

 

TDP 200W という許容範囲の消費電力 ≒ 発熱。

3連ファンとなり冷却性能が上がったことでの静音性。

AV1エンコード対応。

2スロットサイズ。

補助電源コネクタが8pin*1。

 

ほぼほぼ不満ないですね。

 

 

余談ですがWindows 11 になった副産物として、動かなくなってたベンチマークのいくつかが動くように。

マイクロソフトやるやん。

設定詰めなくてこれなら大満足。

  • 購入金額

    97,500円

  • 購入日

    2023年07月15日

  • 購入場所

    ELSA ONLINE

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