現在使っているメインPC、CPUを1年前にAMD Ryzen Threadripper 2990WX
に換装したのと、メモリが4ch仕様のTR4環境なので64GB積んでおり、GPUも今となっては3代前とは言うものの、NVIDIA GeForce GTX 10「80」を採用したビデオカードなので、Windows 11対応になったのも含めて、高負荷のゲームをしないのであれば、向こう数年レベルで「演算能力」「描画能力」は問題ない。
唯一の問題は、ストレージ容量。
システムドライヴが512GBのNVMe接続M.2 SSDをRAID0で使い(計約1TB)、そこからデスクトップとテンポラリを移動して、SATA接続512GBのSSDのRAID1で拡張(ここまででシステム系ドライヴおよそ1.5TB)、データ保存系として、4TBのHDDをRAID1で持っているという状況。つまり「広さ」としては合計5.5TBしかないわけで、昨今の動画ファイルの容量増や、たまりつづけるFLAC音源などによって、すぐオーバーフローする。メインPCの原型を造ったのが、2018年後半なので、2TBのM.2 SSDや二桁TBのHDDなど、今では手が届く価格帯まで降りてきたストレージ類も当時は10万円近い価格の高嶺の花で、低容量のストレージを組み合わせて信頼性と速度との折り合いをつけたため、こんなRAID多用のシステムになっている。また複数のRAIDを使用している複雑な構成のため、簡単な差し替え容量アップというのが難しく、使い物になるバックアップPCがないとなかなか換装にも踏み切れない。
そのため、データがあふれると外付けのSSDやHDDに逃がして延命しているのだが、それらの「逃がし先」のディスクも複数たまって管理が大変になってきた。SSDは、以前SATAタイプを使っていた時は安価で安定している透明なプラ製のケースがあったので、中に入れるSSDに付箋を貼ってケースに入れてしまえば、外から「なんのデータか」というのが確認できたが、M.2 SSDは発熱が大きいためか原則として放熱性に優れたアルミ製ケースとなっていて、内側に書いたものは見えないし、そもそもケース自体が高額で、現在はオープン型ケース?
で中身のSSDだけを差し替えて使うようにしている。HDDの方はケース一体型で堅牢なWD_BLACKのHDD
を使っているが、外装金属製で黒色なので筐体に直接書けるわけでもなく、複数おなじものがあるとどれがどれだかわからない。一応付箋を貼ったり色違いの目印シールを貼ったりして区別をしていたのだが、付箋だとどうしてもはがれてしまうし、単なる目印シールでは同じ機種が多量になってくるとよくわからなくなってきたので、ラベラーで内容書いて区別することにした(過去の自分の文字が読めない可能性もある悪筆のため、できるだけ手書きの選択は避けたい)。
こういったラベラーの王道は、テプラやネームランドと言えばすぐ頭に浮かぶ、入力キーを持つタイプライター型(死語?)のものだが、結構高い。また、使う頻度がさほどではないので、使わないとき大きくて邪魔になる。しかし先日、「ZIGSOWレビューを読もうキャンペーン」で、入力はスマホを使い、プリント機能のみ持つラベルライター(「テプラ」PRO SR-R2500P)の存在を知って、こういうのなら手軽、コンパクトでよいな、と。
残念ながらSR-R2500Pには選出いただけなかったので、自力調達しようとリサーチしたが、SR-R2500Pを含めて、さすがに国産品は良い値段がする。当面複数散乱している同型ストレージの表示が終わったら、使うのは新たなストレージの購入時...となると、使用頻度としては月1回未満。ストレージの区別のみではなく、名前書きなど他の用途にも拡大使用したとしても、「名前や内容をきれいに書いてラベルを貼り付ける」という行為が、個人で月に何十回も発生するはずもなく、もっと費用を抑えたい。....かといって、「ラベル」という消耗品があるものなので、本体が安くても消耗品が高かったり、あまりに無名で継続供給が危ぶまれるようなものでは意味がない。
安くて透明なケースもあったSATA-SSDはこうして中に付箋貼っておけば良かった
WD_BLACKは使いやすいんだけど、区別するために付箋などを貼ってもすぐ剥がれる
そこで、いつから販売されているかと言うのを価格監視ソフト
で確認できるAmazonで、ある程度の販売期間を持っていて、評価も悪くなく、安価なものを探して見つけたのが、Phomemoのラベルプリンター、P12 pro。当時タイムセールか何かで、1,500円相当の予備ラベル3巻込みで4,000円少々とかなりお得な設定だった。
到着してみると、ちょっと予想より「厚かった」が、コロンとしたフォルムで、安定性は良さそう。
ホワイトやパステルピンク、パステルグリーンもあるが、当然選んだのはブラック!!
英語と日本語とドイツ語の3カ国語説明書。充電用USBケーブル(A⇔C)も付属。
当然このラベルが手に入らないとダメなので、安定供給がキモ(ちなAliにもある)。
充電式で、USB Type-Cで給電してしばらくすれば使えるようになる。本体には電源ボタンとラベルカット用のスライダーだけで、基本スマホでコントロールする。
スマホに専用印刷アプリ「Print Master」をインストールして、ラベラー本体の電源を入れ、スマホ側のBluetoothをONにしてアプリを立ち上げると、P12 proとペアリングされる。
そこで、ラベルを新規作成し、フォントなどを選んで印刷すると、ラベルが印刷される。
アプリは、若干日本語がこなれていないが、チュートリアルなどあってわかりやすい。
文字入力時は「様式」「フォント」「新規」とイマイチ判りづらいタブ区分け
この2フォント(下と比較のこと)、サンプル部分(赤枠)の見た目は似ているが...
...実際の文字は全く違う(サンプル文字が意味をなしていない)
最近のテプラのように、ラベルごとに自動でカットはされないので、自分で内側に刃がついているスライダーを動かして切る。当然面取り機能などはついていないのと、スライダー内部の刃で「押し切る」形になるので切り口もそれなりで、自分で後処理する必要はある。ただ、ちょっと左右(ラベルテープの前後、というか)の余白が大きいので、印刷文字の部分だけ使いたいときは、どのみち自分で鋏などで小さく切った方が早い。これを逆手にとって、印刷枚数設定できるので、複数枚必要な場合は一括印刷して、その後鋏で切り離した方が、余白が節約・調整できていい感じ。
この本体上部のスライダー?をスライドさせてカットするが、切り口はイマイチ
日本製の大手メーカーのものと比べると、アプリの使い勝手や表現の仕方がイマイチこなれていない点はあるものの、特価時3,000円台で購入できる月数回レベルの頻度で使用するラベルプリンターとしては、ま、及第点と言えると思います。複数ごろごろしていたストレージも、ラベリングでずいぶんわかりやすくなったし!
「カスタムサービスにご連絡」とか「コミュニティにさんか参加する」などちょっとアヤシイ
付箋つけてもすぐ外れ、書き込む部分がないM.2 SSDにラベリングできたり...
...複数同じ型のがある金属筐体HHDにラベリングできたりして、区別が楽になった
【P12 Pro仕様】
印刷技術:サーマル+熱転写方式
有効印刷幅:12mm
印刷用紙:専用連続用紙
解像度:203dpi
プリントヘッド寿命:50KM
インターフェース:Bluetooth 5.1
サイズ:82×82×61mm
入力電源:5V/2A
給電方式:Type-C
対応OS:Android/iOS
同梱品:プリンター本体、ラベルテープ×1、取扱説明書(英/日/独)、電源ケーブル
アプリは「もうすこしがんばりましょう」。特にフォントの選択画面がイマイチ。
一応選択画面には代表文字が表示されているが、あまりフォントの特徴を捉えておらず、「MS明朝体」などといったフォント名が表示されてもいないので、出来上がりがイメージしづらい。
スマホの印刷アプリは、画面遷移などの操作性含めて、全体としてあと一歩洗練度が欲しい。
ただし、コードレス運用できるのは便利。
廉価版ならではの部分もあるが、スマホと組で手軽に運用できる。
カッター部分が手動で、角の面取り機能もないなど、「価格なり」の部分もあるが、予備ロール込み4千円少々のラベラーとしては及第点。
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購入金額
4,220円
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購入日
2023年04月23日
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購入場所
Pesuza(Amazon)
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