カシオのネームランドと云えば、誰もが知っているラベルライターブランドですが、このラベルライターは、2023年11月に発売されたばかりの、最新最高級ラベルライターで、NAME LAND Biz+というカテゴリーに属します。
カシオのWEBサイトにはこの商品の記載がありますが、WEBサイトでダウンロードできるカタログには未だ記載がありません。(2014年1月23日時点)
カシオのラベルプリンターは、ネームランドとラテコという2ブランドで構成されています。
各々に、複数のラベルライターがラインアップされています。
ネームランドは、皆様もご存じのラベルプリンターで、様々な種類のラベルテープがあります。
テープは、各々専用カートリッジに入っていて、カートリッジをネームランドに装着すると、直ぐにラベルが作れます。
詳しくは、カシオのホームページに記載されていますが、テープ幅が、3.5mm~46mmまで8種類あり、スタンダードテープだけでも、背景が8色(白,黄,緑,赤,青,金,銀,黒)。文字色5色(黒,赤,青,金,銀)の組み合わせがあります。
更に白文字テープとして、背景が5色(緑,赤,青,黒,透明)あり,透明テープに文字色が5色(黒,白,赤,金,銀)あります。
この他、パステルアッシュテープ、クラフトテープ、蛍光色テープ、サンリオキャラクターテープ、お名前テープ、布転写テープ、アイロン布テープ、カットラベル、布タグテープ、綺麗に剥がせて下地が隠れるテープ、油の付いている面にもしっかり貼れるテープ、熱収縮チューブ、強粘着テープ、セキュリティテープ、配線マーカーテープ、抗菌テープ、マグネットテープ等があります。
流石のラインアップだと思います。
一方、ラテコというラベルライターは、6mm~24mmの5種類で、背景が10色(白,半透明,黄,赤,青,緑,黄緑,オレンジ,ピンク,水色)で文字色は黒のみになります。
こちらのテープは、詰め替え用テープを、テープ幅に応じたテープアダプターにセットして、ラベルをプリントするものです。
テープ毎のカートリッジが無い分、テープの価格が安価です。
業務用等で、大量にラベルを作成される分には、ラテコの方がお得なようです。
このラベルライターの型番は、KL-LE900-KRというモデルですが、付属品の違いにより、KL-LE900-TAというモデルもあります。
KL-LE900というラベルライターは、ネームランドテープ、ラテコテープの両方に対応していて、KL-LE900-KRには、ラテコ用テープアダプターが1種類(18mm用)が付属していますが、KL-LE900-TAには、ラテコ用テープアダプターが5種類(全種類)付属したモデルとなっています。
色や文字色、テープの種類に制約はありますが、ファイルん具等で大量にラベルが必要な場合は、KL-LE900-TAの方がお得かもしれません。
CASIO WEBサイトでのKL-LE900-KRで利用可能なラベルテープが掲載されています。
https://www.casio.com/jp/label-writer/options/tape.KL-LE900-KR/
このラベルライターは、NameLand Biz+というカテゴリーなのですが、パッケージも民生品というよりは業務用といえるシンプルなものです。
茶色の段ボールに、メーカー名、ラベルプリンター、型式が印刷されたもので、別途同様の内容が白のラベルに印刷されたものが貼ってありました。
パッケージのサイズは、263mm(W)x266mm(D)x226mm(H)と直方体に近い形状です。
パッケージには、ラベルライター本体、ACアダプター、ACアダプター用メガネケーブル、USBケーブル、ネームランドクラフトテープ(12mm)、ラテコ用白18mmテープ、18mm用ラテコ専用テープアダプター、クイックスタートガイドが入っていました。
更に、ネームランド12mm白背景黒文字テープが別途添付されていました。
ラベルライター本体は、ラベルテープの幅をもチープにした前面パネルにテープの排出穴があるだけです。
天面には、ラベルテープカートリッジを装着するための蓋があり、蓋には、テープ残量確認用ののぞき窓があります。
蓋を開けると、テープカートリッジ収納部が現れます。
天面の右端には、奥から、電源ボタン、無線LAN切替ボタン、テープのカット&フィードボタン、蓋のオープンボタンがあります。
底面には、窪みがあり、USB端子、ACアダプター接続端子があります。
一般的なネームランドと異なり、このラベルライターには、キーボードがありません。
その為、ラベルを作成するためには、PC若しくはスマートフォンにアプリケーションをインストールする必要があります。
私がこのラベルライターで作りたいラベルは、ブルーレイレコーダー接続用HDDを個別に認識するためのラベルです。
ブルーレイレコーダー用のHDDで、SeeQVaultという仕様に対応したもので、このHDDに録画したコンテンツは、SeeQVault対応の他のテレビや他のブルーレイレコーダーで再生が可能なものです。
ブルーレイレコーダーには、外付けHDDが、1基しか接続できないため、HDD用のACアダプターが共通で使えるようにと考え、5台のHDDを同一モデルとしました。
当然のことながら、外観では識別できないので、これ迄は、ポストイットに数字を記載してHDDに貼っていました。
そこで、ちゃんとしたラベルを作ってみました。
クイックスタートガイドに記載のURLから、PC用のアプリケーションをダウンロード、若しくは、スマートフォン用アプリケーションをダウンロードして、各々インストールします。
私は、PC用アプリケーションをWindows 11 Proにインストールしました。
アプリケーションを起動すると、自由に作成から、新らしいラベルを作成/保存したラベルから作成から新しいラベルを作成を行いました。
カテゴリーから選ぶ、シーンから選ぶを選択すると、バーコードやQRコードを含んだ様々なサンプルが表示されるので、カテゴリーやシーンを選択して作成することもできます。
今回は、SeeQVault HDD-01~05という文字を、黒いテープに白文字で作成することにしました。
SeeQVaultを入れることで、PC用ではなくブルーレイレコーダー用であることが判り、今後同様の形状のHDDをPC用に購入した際に識別が可能だと考えました。
あとは、本来の目的である、HDD-01~05という識別子を作成しました。
デフォルトフォントで、文字を生成し、プレビューしてみると、Qの文字が欠けていました。
プレビューでは、テープの色と文字の色の組み合わせも含めてプレビューできます。
LDM Sans JapaneseというCASIOのフォントなのに、文字欠けは戴けません。
プレビューを、PNGで保存できるので、保存して添付してみました。
しかし、このアプリケーションは、PCにインストールされているフォントを自由に使うことができます。
予めセットされた限られたフォントと異なり、好みのフォントが使えるのは便利で好印象です。
クイックセットアップガイドには記載がありませんが、日本語フォントもいくつか追加されているようです。
このアプリでは、表組の生成、バーコードの生成、QRコードの生成、絵文字や画像の挿入、図形の挿入、フレームの作成が可能で、フォントも、種類の選択以外に、テキストボックスの指定や、文字装飾、文字揃え、文字の向き、連番設定等も行うことが可能です。
作成したラベルは、自動でカットされ、更に、台紙を残してテープだけ切れ目を入れるこ
とで、台紙から綺麗にテープを剥がすことが可能でした。
印字が終了すると、自動的にテープがカットされて、排出されるので判り易いです。
オプションにはなりますが、テープの角を丸めるカッターも販売されています。
今回、ラベルプリンターを、PCにUSBケーブルで接続しましたが、家庭内のWi-Fiネットワークに接続したり、PCやスマートフォンと直接Wi-Fi接続したりできます。
一通り、取扱説明書(CASIOのサイトからダウンロード)を読んでみたのですが、ラベルの種類によっては、スマートフォンでしか作成できなかったり(カットラベル、布タグテープ)するのが不便だと感じました。
今後のPC用アプリケーションのバージョンアップに期待したいと思います。
今回作成したラベルは、私のPCにインストールされているフォントを使ってラベルを策定し、実際にHDDに貼ってみました。
黒バックのテープなので、想定通りのイメージで作成することができました。
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購入金額
35,000円
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購入日
2024年01月15日
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購入場所
amazon
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