特にイヤフォン・ヘッドフォン向けのオーディオケーブルメーカーとしてはハイエンドブランドとして知られている、ブリスオーディオ。同社のケーブルは導体だけでは無くシースに至るまで、最良の音を求めて独自開発の素材がふんだんに使われます。
まだ未掲載のケーブルもありますが、それもいずれ取り上げます。
ここに掲載した中では、特にSTR7-StdとUPG001が該当するのですが、ケーブルの被膜が厚手で硬く、取り回しがあまり良くありません。STR7系は同社のイヤフォンケーブルとしては比較的良い方ですが、それでも他社製品と比べれば太く、柔軟性にも欠けます。
私が初めて購入した同社製のケーブルはSTR7-Stdで、これは試聴品現品処分を購入して既に3年以上使い続けています。購入当初と比べると皮膜が硬化してきたようで、巻いてイヤフォンケースに入れておいてもばらけてくるようになってしまいました。
今年に入ってから、少しずつオーディオ関連の試聴イベントなども元通りに開催されるようになってきたのですが、ブリスオーディオが出展しているイベントに行き、同社製のケーブルを持参するとメンテナンス用の少量の液体をプレゼントされるようになりました。この液体は同社がメンテナンス等で戻ってきたケーブルに塗布していたものを、小分けでユーザーに直接配布するようにしたというものなのだそうです。それが今回取り上げるCABLE SMOOTHERとなります、
同社製品ユーザーなら必携
今回は昨日中野サンプラザで開催された「ヘッドホン祭 2022秋」の会場でいただいたので取り上げることにしたのですが、実は今回でいただいたのは3個目となります。「ヘッドホン祭 2022春」や「ノムケンLab. アカデミー」の会場でも同じものをいただいています。
使い方は至極簡単で、布などに液を付け、ケーブルを拭いて液を皮膜に塗布するだけです。
手頃な小さな布が無かったので、端子を散々磨いて使い古した無印良品の「貴金属みがき」で代用して実際に使ってみました。
このような小さなスプレー容器で配布されまています。
布は前述の通り使い古した貴金属みがきです。そもそも使い古していないと液の染み込み方が悪いかも知れませんので、通常はごく普通の布片を使った方が良いでしょう。
今回試してみたのは、最も使用期間が長いSTR7-Stdです。もっとも、感触が良かったので硬く分厚い皮膜を採用しているUPG001やASUHAにも同様の作業を施しましたが。
右側の途中までが塗布されている状態です。ある部分を境に光沢が明らかに違っているので判別は可能でしょう。
さすがに3年以上も使っていると結構汚れも付着していることがわかります。端子を磨いた汚れは黒っぽい部分ですが、CABLE SMOOTHERで拭いた部分には茶色系統の汚れが結構付着しています。
作業が終わったSTR7-Stdです。このように巻いておいても、この形が保てるようになりました。作業前よりは明らかに柔軟性が向上しています。この状態であればケースへの収納も楽になりますし、取り回しの改善が見られたと判断できます。
外観上も少し白かぶりっぽくなっていたのが、黒がはっきりとしたように見えます。機会があれば無料でいただける品ですし、同社製の皮膜が硬いケーブルを使っている方は、必ず1つ持っていた方が良い品でしょう。ブリスオーディオのケーブルはWAGNUS.と並んで私のイヤフォン環境では主力ですので、これでより長く使えれば有難いところです。
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購入金額
0円
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購入日
2022年09月18日
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購入場所
ヘッドホン祭会場 BriseAudioブース
cybercatさん
2022/09/19
イベントが開催される土地柄ではないので、今度イベントに合わせて帰省して見ようかなぁ...
jive9821さん
2022/09/19
販売店イベントなどでも同社が直接出展していれば大抵いただける
のですが、イベントが無い地域の方はちょっと厳しいですよね。
正直言えば中野は気軽に行けるほど近くもないのですが、昨日は
都内で丸1日かかる車のオーバーホール作業を行ったため、その
待ち時間で何とか顔を出すことは出来ました。殆ど顔見知りの
メーカー・代理店の方への挨拶回りだった感もありますけど。
それこそ私の手元には前述の通り3本ありますので、1本くらい
差し上げても良いのですが…。