レビューメディア「ジグソー」

通話性能自体は、会議などには全く問題ない。装着は、ステム角度固定で短めなので、耳道の形によってはキビシイ。

会社で使うPC、普段はスピーカーオフで無音で使っているのだが、最近多くなってきたTeamsやzoomを使った社内外との打ち合わせ時には音を出す必要がある。その際PC本体にあるスピーカーから音を出すと、機密性の問題とともに、音の回り込み(スピーカーから出た音がマイクで拾われる)の問題が発生する。前者は、誰もいないスペースに移動することで、物理的に回避できるが、後者に関しては、しゃべっていないときにマイクをオフにするのも良いが、根本解決はイヤホンなどを使って、そもそもマイクが向こうの音声を拾わないようにすること。

 

この用途では、SATOLEXの試聴会で入手したホシデンのイヤホン

をずいぶん長く使っていたのだが、会社で使っているノートPCが手前側にイヤホンジャックがあるタイプで、イヤホン挿して会議などをしているときに、テンキーをよく使うため増設しているフルサイズのキーボードの背面が「押す」感じになるので、それでプラグ部分に物理的な負荷がかかったのか、接触が悪くなり音声が途切れるようになってきた。もともと、ラジオなどに付属品でついてくるグレードのイヤホンで、ケーブルに全くしなやかさがないなど、「それなり」の品質だったので、そろそろ寿命かな、と。

 

で、別のイヤホンに換えたのだが、それもホシデンの程ではないまでも、やはりプツプツ途切れる状況は発生した。また音が途切れるだけならまだしも、認識しない場合まで出てきた。正常であれば、イヤホン差し込むとオーディオ出力はイヤホンに、差し込まないときはデフォルトがスピーカーになるのだが、イヤホンから音が出なくなって、プラグを差し込み直してもWindowsのオーディオ出力にイヤホンが出てこないことが結構あって、イヤホンが使えないのだ。要するに「ジャックの方が(も)」イかれてきたのだな、と。

 

会議中や、通話中にこれが起こると、会議や通話の内容に集中できないので、改善しなければならない。根本解決は、接触が悪くなったPCのイヤホンジャックの交換...なのだが、会社支給品であり、そんなマイナーで、しかも週に1~2回しか使わない機能(パーツ)のトラブルで修理申請が通るとは思えない。また、リース期間的には、早ければ年末くらいにはPC刷新の可能性もあるので、直して1年使わないかもしれないのももったいない。

 

そこで、そのPCがBluetooth機能を搭載しているので、「無線(Bluetooth)イヤホンに換え、くたびれたイヤホンジャックを使わない」という解決法を採ることにした。

 

レビューに何度も書いているが、音質的な面や遅延に加えて、自分の耳の穴が非常に細く、下向き開口のため、耳の穴で支えるワイヤレスイヤホン(TWS=True Wireless Stereo)には否定的で、持っていなかったのだが、今回会議・通話で発言もするため、「マイク付きのワイヤレスヘッドセット」の方がよいかと入手してみた。

 

用途は会議用で音声しか聞かず、出張などで持ち運びもするので、ゲーミングヘッドセット等にもあるステレオヘッドホンタイプには行かず、コンパクトで安価な片耳の耳掛けイヤホンタイプを選定してみた。

 

ELECOMのBluetoothヘッドセット、LBT-HSC10PCBK。ELECOMの片耳ヘッドセットには、コンパクトなものや高音質なQualcomm cVc対応品など何種類かあるが、比較的ベーシックなLBT-HSC10シリーズの中では、防水ではない方の「LBT-HSC10PCBK」(販路違いでカラーが複数選べるLBT-HSC10MPのブラック、LBT-HSC10MPBKとは内容が同じだと思う)。

「通話/音楽」なっているが、音楽はガッツリ聴ける音ではない
「通話/音楽」とはなっているが、音楽はガッツリ聴ける音ではない

 

デザインは決して悪くない
デザインは決して悪くない

 

特徴としては、Bluetooth5.0対応で、充電ポートはType-C、モノラルイヤホンで、左右どちらの耳にもつけられる、というもの。連続で公称5時間使えるので、午前か午後どちらかフルに使った会議でもイケるハズ。

内容物は、本体、充電用ケーブル、イヤーチップ3種と左右イヤーフック、説明書
内容物は、本体、充電用ケーブル、イヤーチップ3種と左右イヤーフック、説明書

 

イヤーフックは予備ではなく、右耳用と左耳用。
2つあるイヤーフックは予備ではなく、右耳用と左耳用。

 

充電はお尻のゴムキャップを外して行う。端子はType-C。
充電はお尻のゴムキャップを外して行う。端子はType-C。

 

付属品としては充電用USBケーブル(A⇔C)と、大中小のイヤーピース、右耳用/左耳用のイヤーフック。部材をまとめておくポーチなどは特に付属しないので注意。ただ、モノの特性上、他人と共有するケースはあまり考えられず、さらに利き手によって装着する耳はだいたい固定になるはずで、つける耳を気分で変えるようなこともないと思われるので、他サイズのイヤーピースや逆耳用のイヤーフックを持ち歩く必要があるとは思えない。つまり、ケーブルさえ持ち歩ければ問題ない、ということで付属しないのかな。

シヤーフックを引っかける部分はギア状になっていて角度調節可能
イヤーフックを引っかける部分はギア状になっていて角度調節可能

 

マイクは先端。ただステムの方向は変えられないので....
マイクは先端。ただステムの方向は変えられないので....

 

多分設計者はこういう風に使われることを想定したんだろうなぁ...
多分設計者はこういう向きで使われることを想定したんだろうなぁ...

 

...ヘンな耳穴の向きで、なんかゴメン(落ちないよう固定したときの向き)。
...ヘンな耳穴の向きで、なんかゴメン(落ちないよう固定したときの向き)。

 

イヤーフックは固定角度が変えられるので、ある程度耳の形の差には対応できる。ただし、イヤホン部に関しては、本体からステムが生える方向までは変えられない←使ってみると、ココポイントだった

 

つまり、cybercatは耳の穴が極端に下向きなため、しっかり押し込もうとすると、本体の方向が上向きに跳ね上がり、その先端部についているマイクが口から遠くなってしまうのだ。

 

またステムがやや短く太いので、普通の?装着位置だと、一番小さなイヤーチップをつけても、「耳に押し込んで固定」できる位置まで入らず、固定が緩い。従って、マイクを口元に向けた状態で、電源・通話ボタン(マルチファンクションボタン)を押すと、耳からこぼれ落ちそうになる。その向きだと、イヤーフックでかろうじて「ぶら下がっている」だけなので。そのため、運送業のアンちゃんがやっているように、颯爽と歩きながら片手で通話ボタンを押してスマートに通話する...というのはとうてい無理。そんなことしたら、耳から落ちるし、なんなら片手でボタン押した時には、ベースが上手く固定されていないので、スイッチが入るところまで押せないまである。

 

マイクを口に向けて感度を上げると耳からこぼれ落ちそうになるし、しっかり耳だけで止まるまで耳道の向きに合わせると、今度はcybercatの口って額についてるン?と言う感じにマイク部が跳ね上がってしまう。社外との打ち合わせは、きちんと静かな環境を確保するが、遠隔地の社内拠点との5分ほどの打ち合わせに席を移るのもメンドいので、トランシーバー風に「しゃべるときのみマイクオン」で使うことも多いため、マイクのオンオフが簡単にできないのは致命的。そこで結局PCのマイクを使って、それをマウスでオンオフ操作することにして、このヘッドセットは「単なるワイヤレスイヤホン」として使用中(もちろんその時はマイクは天を仰いでいるw)

 

ちな、セッティングは簡単で、Windowsなら「Bluetoothとその他のデバイス」から、「デバイスを追加する」の「Bluetooth」で、本体のマルチファンクションボタンを長押しすると「HSC10」が現れるので、選択すれば一発。PC側から、電池残量も確認できて激便利。そのあたりの設計はすごく良い。

B⇒
「デバイスを追加する」の「Bluetooth」⇒

 

を追加すると....
「HSC10」を追加すると....⇒

 

PC側でバッテリー残量も把握可能
PC側でバッテリー残量も把握可能

 

iPhoneでの認識も一発で行われる。

Bluetooth認識モードにしたを近くにおいてiPhoneで探すと...
Bluetooth認識モードにしたLBT-HSC10PCBKを近くにおいてiPhoneで探すと...

 

5秒ほどで接続終了
5秒ほどで接続終了

 

設定簡単で感度良好、音質も人声が聞き取りやすいヘッドセット。それだけに、(cybercatにとっての)装着感の悪さと、それに伴う操作性の悪さが惜しすぎる。ステムが回転する機構があれば最高だったが、この価格帯でソコまで求めるのは酷。もう少しステムが長くて、SSのイヤーチップが付属していれば、それだけでかなり改善できるように思うのだが。

このあたりのボタンの押し心地も、耳にかろうじて引っかかっているだけなので、イマイチ
このあたりのボタンの押し心地も、耳にかろうじて引っかかっている状態のときは×

 

なお、マルチファンクションボタンはTeamsのレコーディングを再生しているときには、再生/停止ボタンになるのが、地味に便利。議事録起こす時に、録音を止めたり再生したりを繰り返すことになるが、マウスをしっかりと握り直してカーソルを移動、再生ボタン(もしくはTeamsのウインドウ)をクリックするより手数か少なくて楽なので。

 

細くて下向き耳道のcybecartにはザンネンながら合わなかったものの、高性能な片耳ヘッドセットだと思います。

 

【LBT-HSC10PCBK仕様】

外形寸法(幅×奥行き×高さ):約19×52×32 mm(突起部を除く)
質量:約11g
保証期間:1年間
付属品:USB充電ケーブル(Type-A to Type-C)、イヤーフック(右用/左用)各1個、

    イヤーキャップ(S/M/L:Mは本体装着済)各1個、取扱説明書
通信方式:Bluetooth標準規格 version5.0
出力:Bluetooth power class2
最大通信距離:見通し約10m
使用周波数帯域:2.4GHz帯
対応Bluetoothプロファイル:HFP, HSP, A2DP, AVRCP
A2DPの対応コーデック:SBC
最大登録可能台数:8台
連続再生最大時間:約5.0時間
連続通話最大時間:約5.0時間
連続待受最大時間:約120時間
充電時間:約2時間
ドライバーユニット:密閉ダイナミック
マイク型式:エレクトレットコンデンサー型
入力端子:USB Type-C(充電用)
動作時環境条件(温度):5℃~35℃
動作時環境条件(相対湿度):20%~80%(ただし、結露無きこと)

更新: 2022/08/23
使い勝手

耳への固定が良ければ良いのかなぁ

自分の耳にとっては、耳への収まりが悪く、マイクを口に向けると耳たぶにフックで引っかけているような状態なので、電源ボタンや音量ボタンを触るたびに外れそうになり、両手での操作(ボタン押す方ではない方の手で本体押さえながらの操作)を強いられる。

更新: 2022/08/26
音質

音声は◎、音楽も苦痛ではない

もともとマイク付きモノラルヘッドセットなので、会議や通話用。そのため、音声帯域はとても聴きやすい。音楽は、定価5000円以下のワイヤレスモノラルイヤホンとしては、ま及第点。通話の後にそのままPCに入っている音楽ファイルに切り換えても、音が酷くて聴いてられない...という事はない。

 

もちろん、「鑑賞する」程では全くなく、空いた方の片耳で電話などに注意を払いながら、作業のバックに流し聞く(聴くではなく)程度においてだが。

更新: 2022/08/23
装着感

うーん...自分の耳には全く合わない

カラ耳、下向き細耳道には収まりが悪いなぁ....

 

ま、マイク使用を諦めて、ワイヤレスイヤホンのみとして使うのには問題ないが。

 

自分がCIEMを賞賛するのもこの特殊な耳穴構造によるのかなぁ....

  • 購入金額

    2,423円

  • 購入日

    2022年07月頃

  • 購入場所

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