本来は、コンシューマー用OSはそれも含めてサービスしろと思うが、Windows標準装備のMicrosoft DefenderがEdgeとの組み合わせでしか真価を発揮せず、特にChromeとの相性が悪いため、実際には現状のインターネットの無法状態を考えると用意しなければならないソフト、「セキュリティソフト」。
「セキュリティソフト」、自分はDOSやWindows3.x時代にはほぼスタンドアローン使用だったので、Windows95時代から使い始めたが、それまでDOSでNorton Utilitiesを愛用していたこともあって、「Norton」の名を冠した「ノートン アンチウイルス」を選択した(実はよく調べると企業買収があったようで、Norton Utilitiesを作った会社と、アンチウイルスソフトを作った会社は別らしく、最近のようにネットでパパッと調べられる時代であれば、そこまでこだわらなかったかも知れないが、当時は同じ名称を持つソフトを選択した)。
しかし、PCの性能が加速度的に向上した時期(2000年代)に、金欠状態であまり性能が高くないPCを使い続けていたところ、要求性能に取り残され、動きはするものの非常に「重く」なってしまった。
その頃には、もともと使い始めるときのきっかけだった「ユーティリティ」部分がほぼ使わなく/使えなくなってきていたので、長く愛用した「ノートン」を止め、2010年に当時Just Systemが取り扱っていて、軽量かつ高検出率と評価が高かった、「Kaspersky Internet Security(2010)」
に切り換えた。
それ以降、Just Systemから直販になってからも、ライセンスを増やしつつずっと使っていたのだが、HP Pavilion Aero 13-be
に入れるためにライセンスを使ったあと、
大問題が起こる。
ロシアとウクライナの軍事衝突。
Kasperskyは元々ロシアの会社。そして、創業者兼現CEOのEugene Kasperskyは、世界有数のサイバーセキュリティのエキスパートであるとともに、旧ソ連の国家保安委員会系列のKGBアカデミーで学び、暗号解析の専門家でもあったとのこと。
Kaspersky自体は、現在ではイギリスにも本社を置く多国籍企業になっており、戦争によってどちらかの陣営に加担することはない、との声明を出してはいるが、発祥国の体制が体制なので、いざというときどう転ぶか判らない。そしてアンチウイルスソフトというのはその仕様上、カーネル部分も含むPCのコアの部分を「いじる」ソフトウェアなので、最悪のことを考えておかなければならない。
そこで、趣味の一分野専門PCとして使っているHP Pavilion Aero 13-beは更新直後のためともかくとして、常用PC系はライセンスが近々切れるのに合わせて、10年以上使ったKasperskyを更新せず、他のセキュリティソフトに移行することにした。
ここで、情勢的に大陸系のメーカーは避け、以前使っていて重いという印象が最後に残ったNortonや、会社の標準で何度も何度も苦汁を飲まされたMcAfeeは避け、さらに重くて高いと評判の?ウイルスバスターや無料版で粗相したAvastなどを除外し...としていった中で、軽さも含めて高評価製品として残ったのが、「ESET インターネット セキュリティ」。
久しぶりの対ウイルスソフト変更、結局スロバキア産のESETに決定
開発国はスロバキア(旧チェコスロバキア)で、東欧圏だが、現在はNATO加盟国。
いわゆる日本の3大メジャーセキュリティソフト(ウイルスバスター、ノートン360、ZERO スーパーセキュリティ)に比べると、通好み?だが、とにかく検出力と軽さに関しては、どの評価基準でも三本の指に入っている。そのため、これを常用PC系の新セキュリティソフトにすることにした。
日本での取り扱いがキャノンマーケティングジャパンで安定していることも選定の一要因
オンラインのコード購入もあったが、初回だし、購入店の割引もあったのでカード版を購入
3年5台版を買って、3台の常用系PCに入れて評価してきたが、とにかく軽い。
スペック的に一番低い2コア2スレッドのIntel Pentium G3258
(もうひとつの古め常用系PCは世代が2つ古いIvy BridgeのCore i7-3770Tだが、こっちは4コア8スレッドでターボ時の動作周波数も高いので、たぶん性能的にはG3258の方が低い)でも、スキャンや更新でPCがビジーになることがない。
このG3258は現在実家で帰省時のweb系作業に使っているが、月イチ以下の帰省後初回の立ち上げ時は、貯まっていたウイルス定義ファイルの更新や簡易スキャンが走るのだが、同時にWindows Update系の動きが入っても、支障を来すほど遅くならず、作業を続けながら、きちんとウイルス定義ファイルの更新と簡易スキャンが終わっている。
実際、512GB SSD×2(RAID0)+512GB SSD×2(RAID1)+4TB HDD×2(RAID1)のメインPCのドライヴと、5GBのOneDriveをPC使用しながらフルスキャンしても52分で終わる。
これくらいなら、フルスキャンもおっくうではないので、「ツールを持っていても使うのにストレスがあって使わずザンネンな結果に...」とはならない。
あとコンソールも使いやすく、迷うことがない。
実際1年以上使ってみたが、前任の?Kasperskyと比べて、やや「安全な方に」舵を切っているようで、気持ち遮断が増えた気がする。
flash_idの入手に訪れていたロシア系サイトでイエローカードが...
時にSSDのチップ構成調査に使うflash_id系のユーティリティ入手のため訪れることがあるロシア系のテックサイトにその傾向が強いのは、ロシア元祖のKasperskyが自国に緩かったのか、それともここ1年ほどの推移でそのサイトが「怪しく」なったのかが、判断に迷うところだが。
ただ、性能的には軽くて、検出率評価も良く、価格も手頃なので、当面コレでいこうと思います。
スキャン中に(一般的用途なら?)一切ストレスがない
複スレ鬼、32コア64スレッドのAMD Ryzen Threadripper 2990WXの恩恵かも知れないが、普通にYouTube流しながら、ZIGSOWのレビュー書きつつフルスキャンしても一切の遅延がない。
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購入金額
6,980円
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購入日
2022年04月24日
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購入場所
Amazon
solunarisさん
2023/09/06
ただこれ、最近ブラウザ自体に寄生しませんか?私はそれが気持ち悪くて更新を辞めた口です。
McAFeeリブセーフがアホみたいに安いサイトがあったので、そちらを購入しました。
cybercatさん
2023/09/06
自分はメインがFF、サブがBraveなせいなのか、「ブラウザ自体に寄生」は特に感じませんが...
solunarisさん
2023/09/07
私はちょっと古いWin10で、FF使ってました。
縦スクロールバーの脇に小さいアイコンがくっつき始めてから、
妙に動作が気持ち悪かったのでESETというかそのPCごと使うのをやめました。
今は新しいWin11で、Chromeをメインにしています。
cybercatさん
2023/09/07
あれ、セキュアブラウザですが(McAfeeでいうところのセーフブラウザ)、この手のヤツ、どのセキュリティソフトも出来はイマイチなので、設定でインターネットバンキングの時以外切ってるため、気にしてなかったです。
あとBraveは対応ブラウザでないので、そもそも出ないという...w
solunarisさん
2023/09/08
きちんと稼働してくれれば良いのですが、いつからかデフォルトで動作するようになり、
メモリも8GBしか積んで無かったせいか、ブラウザ動作がもっさりし始め、
改善要望なども行いましたが、ついに実用に耐えない状態となり、いっそ使うのを辞めました。
ご自身の環境で問題や支障が無ければ何を使用しても良いかとは思いますが、気になったので。
そういえばBraveってブラウザ、スマホでしか使ってませんでした。
PC版も使ってみたいと思います。
cybercatさん
2023/09/08
少なくとも自分の環境では、ESETの設定を「全てのブラウザを永久的に無効」としておけば、インターネットバンキングの時だけに限定されて動作してます。