2021.02.12 【設置について】、【動画ファイルについて】、【音声について】、
「倉庫不法侵入発見!」追加
2020年8月に Indiegogoで支援したセンサー付き防犯カメラです。
支援時で既に製品としてはほぼ完成していたようで、同8月中に出荷予定となっていたのですが手元に届いたのは11月になってからでした。
そしてプロジェクトのコメント欄では未だリターン品が届いていないと書かれている割にはコメント返しはしっかり行っており、どうも手際の悪いプロジェクトという印象です。
製品の特長ですが、ソーラーパワーで 365日使えるワイヤレス防犯カメラをうたっています。
そして人感センサー、ナイトビジョン(15m)、防水(IP67)、モバイルバッテリー機能が搭載されています。
解像度はHD画質(1920x1080)で撮影画角は 100°(※)になります。
※紹介文中では 120°となっており、プロジェクト内仕様一覧表では 100°となっており
どちらが正しいか不明です
記録様式は、ローカルで microSD 128GBまで対応しており、有償で独自クラウドサービスにも対応しています。
動作可能温度は -5℃ ~ 45℃ となっており、真冬の屋外に出しっぱなしはちょっとキツそうです。
【外 観】
付属品は、充電ケーブル(microUSB)と説明書(英語版)のみです。
サイズは突起を含まず 65mmの立方体です。
重さは295gとなっています。
天面、両側面の 3面にソーラーパネルが付いてます。
背面には iOS用アプリ、Android用アプリのダウンロードサイト用QRコード等が印字されたシールが貼られています。
底面にはマイク(左)とスピーカー(右)と三脚用ネジ穴が露出しており
ラバーカバーを開くと左から、モード切替(電源)スイッチ、充電出力ポート、microSD Cardスロット、充電入力ポート、リセット穴があります。
モード切替スイッチは OFF(電源OFF)/PIR(人感センサー)/VCR(LIVE映像)となっています。
プロジェクト紹介ページでは一日当たり 100-400mAh充電できる(本体内蔵バッテリーは 3000mAh)となっていますが、コメントでは 3日ともたなかったという声が多く 365日稼動はかなり懐疑的です。
【アプリケーション】
プロジェクトページでは iOS 10以上、Android 4.4以上、Web Browserとなっていますが、Web Browserでの接続方法は公開されていません。
代わりに Mac OSと Windows版のベータアプリが公開されていますが、Windows版を少し触ってみましたが突然切断されたりとまだ不安定なようです。
今回は Android版を紹介します。
QRコードを読み込みアプリケーション「Mycam」をインストールします。
初めて「Mycam」を起動させると、デバイスへの各種許可メッセージが表示されるので、全て「許可」します。
ログイン画面が表示されるので、エリアが”Japan”になっている事を確認し、[登録]をタップします。
アカウント登録画面で①電子メールと②パスワードを入力し③[コードを取得する]をタップします。
記入した電子メールアドレス宛に検証コードが届くので、④に検証コードを入力し⑤にチェックを入れ、[完了]をタップします。
ログイン画面に戻るので登録したメールアドレスとパスワードを入力し[ログイン]をタップします。
デバイスリスト画面が表示されます。
続いて本体のモード切替スイッチを「VCR」の位置にスライドさせます。
デバイスリスト画面右上の[+]をタップします。
(タイミングによってカメラに直接接続されてしまう様です)
デバイスの追加画面が表示されるので[APホットスポットカメラ]をタップします。
カメラの準備画面が表示されます。
本体のリセット穴にピン等を 5秒間押し続けてから放します。
本体から音声が流れるのを待ち[WWIFI設定へ]をタップします。
Wi-Fi設定画面の WI-FIネットワーク一覧から「BCM_********」をタップします。
外部ネットワークに接続するかの確認画面が表示されるので[設定]をタップします。
ネットワーク選択画面が表示されるので(スクリーンショットを撮り忘れました)接続したい Wi-Fiネットワーク名を選択し対応するパスワードを入力して次に進めます。
デバイス接続の進捗画面が表示されます。
接続が完了するとデバイスリスト画面が表示されます。
これで宅内のWi-Fiを経由してカメラに接続出来るようになりました。
右上に「・オンライン」と表示されているのが今回追加されたカメラです。
スマホ画面を下にドラッグする事でリフレッシュされ、カレント状態で接続されているデバイスのみ表示されます。
※表示される画像は、最後にライブ接続された映像です
◎ライブ映像
ライブ映像を表示させるにはデバイスリストから見たいカメラ(一台しかありませんが)の映像内の再生アイコン「▶」をタップします。
映像下の[ズーム]をタップする事で、LIVE映像が画面いっぱいに表示されます。
[肖像...]をタップする事で、元の画面に戻ります。
これらの画面で画面下のボタンをタップする事で、動画(画像)、写真を SDカードに(※)保存できます。
(※SDカード内にファイルが見つからず、どこに保存されているか不明です)
手動で録画した動画や写真はホーム(デバイスリスト)画面右下の[マイ]をタップし表示された画面の[ファイル]から観る事が出来ます。
[ファイル]をタップし一覧を表示します。
観たい動画(画像)や写真のファイルをタップすると動画(写真)が開きます。
また一覧画面で、右上の[編集]をタップする事でスマートフォンに取り込んだり動画(写真)を削除したり出来ます。
※既にお気づきと思いますが至る所の日本語訳がおかしく、上記「デバイスを削除」で
動画や写真を削除できます。
スマートフォンに取り込んだ写真は解像度が低く(1076x603)なります。
※動画も「アルバムに保存」を行なうと成功した旨表示されるのですが、スマートフォン内で
ファイルを見つける事が出来ません。どこ行ったんだ???
◎人感センサー
人感センサーを使い反応があった時だけカメラを作動させ消費電力を抑える事が出来ます。
(LIVEモードでも人感センサーは働きます)
まず本体のモード切替スイッチを「PIR」の位置にスライドさせます。
人感センサーで行なえる設定(アラーム設定)は感度(高・中・低の3段階)と記録時間(20秒 or 40秒 or 60秒)の2項目だけです。
ライブ映像の画面の右上のギアの形をしたアイコン(設定アイコン)をタップします。
[アラーム設定]をタップします。
特に感度の設定が細かく出来ないために、「高感度」では何が動いたか分からない様なものに反応し「中感度」では思った様に反応してくれません。
日本語訳もそうですが、ソフトの造り込みが甘すぎて折角のハードを全然活かせていません。
センサーの稼働状況はメッセージ画面から見る事が出来ます。
ホーム画面下の[メッセージ]をタップします。
確認したいカメラ名をタップします(一台だけしか無いですが)。
実際の画像(動画)を観るには、ライブ映像の画面の右下にある[録画ファイル]から開きます。
人感センサーで録画された動画ファイルを一週間分検索する事になるので、観たい映像がある日にちを指定します。
右上に表示されている日付をタップします。
日付(開始時間)が良ければ前の画面で[検索]をタップします。
一覧から観たい時刻をタップすると映像が再生されます。
こちらの画面から必要な部分のみ動画・写真を手動で SDカードに保存する事が出来ます。
(先の手動で保存した同じ場所に保存されます)
ナイトビジョン
ナイトビジョン(暗視)は周囲が暗くなると自動で切替わるようになっています。
仕様では 15mとなっていますが、こういう書き方だと2-3m先がどの位の明るさで見えるのか分かりませんね。
とりあえず夜中の 1時頃に屋外のライトのない場所で撮影し 5m先がハッキリ見えます。
近い場所に車がある為左側が見えませんが、かなり明るく見えています。
夜間の監視にしっかり使えるレベルです。
ネコの監視に使いたかったが、アプリケーションのレベルが酷い
今回のカメラに支援したのは、家の庭を闊歩しているネコの監視のためでした。
通常の防犯カメラにもよく映り込んでいますが、ネコ目線の位置に設置し出来たらアップで撮れたらと画策していたのでした。
まずは勝手に家の倉庫に時々黒猫が入っていると息子からタレコミがあり、倉庫横の台に設置してみました。
そのままだと人やネコ?に持っていかれてしまいますので、上部のフック用穴にワイヤーを通しカギをかけました。
それと安定する様に本体より大きめのプラスチックケースにゴム足を付け、本体の三脚穴にネジで固定し設置しています。
心配なのはここの場所の日照時間が短くどの位電池がもつか分かりませんので、人感センサーモード(PIR)にしました。
昨晩から昼過ぎにかけての結果は、全ファイル見切れていませんが映っている子がいました
ただし手前右から左に移動して来ましたが、センサーに反応してからカメラが作動するまでにタイムラグがあるため、動画はあともう一猫身右の位置から開始されています。
プロジェクトのコメント欄でも、人感センサーモード(PIR)ではカメラの起動が遅く肝心なものが何も映っていないと不評です。
だからと言って使えないカメラなのかと問われれば、使い方次第というのが正しいでしょう。
対象物が横に通り過ぎるのがメインの場所ではダメですが、対面からくる向きに設置すれば問題ありません。
それでも距離が短く映らないのであれば、モードを PIRではなく VCR(LIVE映像)にすれば良いでしょう。
ただし LIVE映像にすると電力消費が上がりますから、使用状況によってはソーラーパワーだけではもたないでしょうから対策が必要です。
ちなみに今回昨日から PIRモードで動作させており、日中に満充電してから操作確認で何度かスマートフォンからアクセスを繰り返し、夜中0時の時点で電池の残容量は 60%でした。
朝に確認したところ電池の残容量は 40%でしたが、8時間経った時点で 40%のままです。本日の天気は晴れですが日のあまり当たらない場所なので、電池容量が増えるまではいかなかったようです。
感覚的には PIRモードでも 365日稼動させるには、かなり限られた条件の様な気がします。
当初はしばらく設置したままで 24時間監視したいと思っていましたが、通り道や留まる場所は把握していますので、ピンポイントで設置方法を工夫しながら監視したいと思います。
ソーラーパワーは微妙ですがハードはかなり良さそうなのに、ほんとアプリケーションの造り、使い勝手が残念です。
【設置について】
プロジェクト紹介ページでは三脚穴を利用しサクションカップやゴリラポッド(オクトパスカメラホルダー)を用いたり、石壁に両面テープで貼付けていたりしていました(全てオプション販売有)。
また標準でハングホール(ネジ取付穴)が付いているの、場所によってはぶら下げておくのも良いでしょう。
しかし屋外に設置するならば持ち去りに気を付けなくてはならないでしょう。
幸いハングホールがあるので、ワイヤー錠を付けたり、それこそ壁にネジ止めもいいかもしれません。
私の場合は基本ノラ猫撮影で様々な場所に設置したかったので、持ち去り防止にはワイヤーと鍵(どこかに固定出来ないといけませんが)を用意し、直接地面に置きたくなかったので簡易設置台を作成しました。
先の撮影ではとりあえず家にあったコイルコードと鍵(TSA対応のもの)を利用しましたが、別途専用にセキュリティワイヤーと南京錠を用意しました。
そして簡易設置台は、カメラのレンズフィルターのケース蓋に穴を空け
底面に滑り止めのゴム足を付けました。
こちらに三脚用ネジで固定すれば、そのまま置くより安定し多少でも本体は汚れにくくなるでしょう。
今後は庭内に数日単位で設置する程度ですので、人の持ち去りは考えずネコ等に持っていかれない程度に考えています。
専用アプリケーションの出来が酷いとは書きましたが、鏡像や回転には対応しているので三脚用ネジ穴と併せ設置の幅は広がります。
ただ天吊りにしてしまうとソーラーパネルに光が当たらなくなってしまうのが辛いところです。
次に狙っているのはネコが水飲み場にしている場所なのですが、固定するのが難しい場所なのでどうやって設置しようかな。
【動画ファイルについて】
ビデオフォーマットですが、仕様に「H.264 High Profile」とあったので、対応する動画編集アプリケーションは持っているのでどうとでもなるだろうと考えていましたが、ちょっと甘かったでした。
まずスマートフォンに持ってくるにあたり専用アプリケーション「Mycam」で出来そうなものですが、先に書いた通り動画の保存が成功した旨表示されるのにスマートフォン内をどんなに検索しても見つかりません。
それならばと元データを直接編集しようと microSDカードを見てみると、H.264形式の編集前データ?(拡張子「.264」)でした。
ちょっと調べてみたら防犯カメラでよく使われており、カメラに再生専用のアプリケーションがよく付属してくるそうです。
私の持っている動画編集アプリではさすがに「.264」形式は対応していませんでした。
困った時の VLC media playerでも再生出来ず、再生アプリと動画変換アプリを探す事にしました。
しかし同様の事で困っている人は他にもいるようで、すぐにフリーの Windows用の再生アプリと動画変換アプリは見つかりました。
今回再生アプリは「Media Player Classic - Homecinema」、動画変換アプリは「Miro Video Converter」を使ってみました。
しかし問題はこれだけでは終わらず、microSDカードに入っているファイルは人感センサーで反応し録画された動画だけで、手動で録画した動画や写真は入っていませんでした。
ちなみに microSDカードに入っていた形式もそうですが、防犯カメラの仕様に色々準拠している様で録画ファイルがいっぱいになったらデフォルトで古いファイルを上書きする様になっています。
仕様には内蔵されている記憶メディアは表記されていませんでしたがこっそり入っているのかしら?
何か分かり次第追記したいと思います。
【音声について】
本体にマイクとスピーカーが付いているので、人感センサーで録画された動画にも音声が記録されるものだとばかり思っていたら、音が入っていませんでした。
プロジェクトのコメント欄を見ても同様の事が書かれていたのでどうやら仕様のようです。
マイクやスピーカーは LIVE映像時と手動録画時に使う事が出来ます。
カメラからの音声を聞くには[音声]をタップする事でアイコンの「×」が消え、聞こえる様になります。
この状態で「画像」をタップすれば、音声付きで動画が録画されます。
そしてこちらの声(音)をカメラから再生するには[マイク]を押し(触り)ながら話しかけます。
ネコに話しかけるのが楽しみだ( ̄ー ̄)ニヤリ
倉庫不法侵入発見!
息子からタレコミのあった倉庫への不法侵入ネコですが、昨晩からのファイルを確認したところ初日で見つかりました。
犯猫はタレコミ通り黒猫で、朝の9時半頃に侵入した模様
まぁドアが壊れて開けっぱなしにしている方も悪いんですけどね。
幸いこの中に住んでいる訳では無く、日中に時々侵入しているようです。
現在よく見かけるネコはこの黒猫と先に少しだけ映っていたネコの二匹です。
通り道は押さえているので今後アップも撮れる事でしょう。
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購入金額
10,961円
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購入日
2020年11月頃
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購入場所
Indiegogo
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