折りたたみ式ソーラーランタン．．．と言ってしまっては、この商品の真価がわからない。

さりとて防水ライト．．．というのもこの商品の一面しか捕らえていない。

そんな、捉えどころのない商品が、エム・シー・エム・ジャパンの「エムパワード ラックス」。

簡単に言ってしまえば、LED10灯のソーラーランタンで、防水機能付き、本体は浮き輪のように空気を入れて膨らませて使う．．．というようなものなのだが、LEDが暖色で外側がマットタイプ（すりガラスのような風合い）なので、光度は強くなく、イメージ的には明るめの常夜灯が複数集まったような明るさ。

従って、（やれなくはないが）この明かりの下で、食事を作ったり、ましてや読書をしたりというのは目の負担が大きい。

一方、食事そのもの．．．とくに飲酒を伴う．．．いや飲酒メインのようなゆったりとした時間の演出には良いし、一日が終わったあとのテントやバンガロー内の明かりとしては悪くない。

そして防水というのが、「屋外で使う際に雨などに濡れても大丈夫」という「スペック」のみで語られると、これまたチガウ。

この明かりの「防水」機能は、水の中に浮かべて使うことも想定されている。従って似合うシーンは雨が降っている屋外ではなく、ナイトプールやバスルーム。

水に浮かぶ暖色系の灯りで癒やされる空間の演出。

そんな、癒やしの灯り。

パッケージはこういう感じ

裏側にはソーラーパネルが見えるようになっている

大きさとしては12.5cm径の円筒で、空気を入れる前は2.5cmの高さ（厚さ）だが、空気を入れると11.2cmまで膨らむ。置きスタイルで使うときには下になる方に、およそ7cm四方のソーラーパネルと、点灯（電源）スイッチ、充電残量スイッチと充電量を示すLEDが3つ、そしてテントなどに吊して使うための「取っ手」がある（実物はAmazonの写真とは逆の位置についている）。逆側の面には空気入れのノズルしかない。

取り出した直後は「灯り」っぽさはない

裏側（吊って使うときには上側）の操作部（充電残量LEDは今は3灯中2つ点灯）

使うには、まず、逆さにして充電する。直射日光で7時間で満充電らしい。充電状態は充電残量スイッチを押すと、LEDの数で教えてくれる（一定時間後消灯）。なお1年以上完全放電状態にすると性能低下してしまうので、定期的な充電が勧められるとのこと（だからパッケージ裏のソーラーパネルもむき出しなのだと）。

その後空気を入れて膨らませ、点灯（電源）スイッチを押して点灯させる。点灯モードは、消灯⇒弱⇒強⇒点滅⇒消灯と、点灯（電源）スイッチを押すたびに切り替わる。

灯りは半透明の浮き輪（状の素材）の中で、暖色系のLEDがボゥッと光るだけので、先にも書いたように「明るく」はない、ただ「強」にして一人用の三角テントに吊し、その直下であれば、読書なども不可能でないと言うくらいには明るいという感じ？

こういう「暖かな」灯り

発光部まで寄っても眩しくはない

ただ、シチュエーションとしては、照明を落としたバスルームで湯船に浮かべてゆったりと．．．と言うのが一番癒やされそう。

．．．．いまのアパートの脚も伸ばせない小浴槽だと効果は半減だけどネ。

あ～～こーゆー灯りが似合う家に住みてぇなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ（←ソコカヨ

※本品「一太郎2019スーパープレミアム」

購入時の「珠玉の逸品プレゼントキャンペーン」での当選品。なかなか今の自分のライフスタイルだと進んで「買う」ものではないけれど、あると使うので癒やされる？

【仕様】

本体素材：マットタイプ
サイズ：直径 12.5 cm x 高さ 11.2cm（使用時）、高さ 2.5cm（折りたたみ時）
重量：約 113g
LED：暖色LED 10個
点灯モード：弱点灯＋強点灯＋点滅
充電：直射日光約7時間で満充電
点灯時間目安：最大12時間連続点灯

防水性能：IP67

エムパワード ラックス