年始に価格改定があったのですが、価格が高くなる前に新春セールとして割安で販売された「SwitchBot 2023 Happy Bag」に含まれていたものです。
IPカメラは箱から出していないものも含めて腐るほど所持しているのですが、実質、このカメラの価格ぶんを除いても欲しいセンサーだけで既に定価より安くなっていたため、セットを買えば勝手に付いてくる「おまけ」のように考えていました。
改めてカメラで何かできないかなぁと考えていて、購入した本機のことをようやく思い出し箱から出した次第。
SwitchBot は低価格で触れる部分も多く悪い印象は無いのですが、逆に価格以上に良いと思える部分も無く、個人的には狙って購入しない感じなのですが。
シリーズと連携できるというメリットと、あとは Amazon と Google という2大スマートスピーカーにも対応しているというところ、IFTTT にも対応しているというところもポイントが高いですね。
内容物。マニュアルは薄く、基本的にアプリの方で説明しながら設定を手伝ってくれるウィザード方式なので困るところも無し。非常に一般人向きで新設設計です。
最大の競合製品となる ATOM の首振りカメラとサイズ感を比較してみました。
だいたい一緒くらい。重さも同じくらい。
背は ATOM の方が少し高いですが、横幅は SwitchBot の方が少ない。
稼働させてみると、ATOM の方は動いているのが分かりやすい外観となっているのですが、SwitchBot の方は動いているのを感じさせない外観になっています。
防犯上の仕様でいうと、目標を追尾しているのが分かる方が防犯になるはずなのですが、逆に隠し撮りのような使い方をしたい時に SwitchBot の方が良いかと思います。
隠し撮りというのは悪い意味ではなく、ペットの見守りとか、対象にあまりストレスを与えずにカメラ映像で確認したい場合などですね。
背部にスピーカーがあり、下部に電源用の USB 端子があります。
底面には固定用の穴があり、逆さに設置すれば天井にも取り付けられるのですが、背があるので多少の存在感はあります。卓上用として使うのが好ましいですね。
カメラは水平より下に動かすことができないので、床面近くに置いた方が対象を追いやすい造りになっています。
駆動音はすごく静かで、この価格帯のカメラの中では最も静音のような気がします。
使用してみたところ、映像は非常に綺麗で、動画もコマ落ちすうことなくぬるぬると動いており、唸らせられる画質でした。そこまで明るくない場所でも発色も良く、このクラスのカメラにしては良いレンズなんじゃないかなという印象。
ただ、上下左右に首振りすることはできても「ズームができない」という部分にだけ、若干マイナスイメージがあります。空間を把握するだけならズームは要らないのですが、防犯カメラとして考えると車体ナンバーを確認する、顔を確認する、といった際に拡大できないというのは機能面で物足りなさを感じました。
また、PC画面に表示する術が無いというところも残念。
スマホ用アプリ側に複数カメラの映像を表示する機能はあるのですが、防犯システムを構築するとなるとリアルタイム映像を表示するステージが無いというのは、選択肢にもならないです。
せめてブラウザで表示する機能だけでも欲しかった。
僕自身の使い方だと、あまり使い道が思い浮かばなかったのですが、価格を考えれば良い製品だと思います。シリーズで揃えることで生まれるシナジーもなるはずなので、大量導入してからですね。
自動追尾・自動巡回の機能もあり、広い空間の部屋でもペットを見失うことなく確認できたり、使用用途によっては使い道がありそうです。
関連製品
現代のターレット
丸みを帯びた円筒状のデザインは白い壁のインテリアに馴染みやすく、女性宅や家族の空間などに似合いそうです。凸凹がなくひっかかりもないため、可動域を邪魔するものがなく長持ちしそうなイメージがあります。
美観的には好かれる要素も嫌われる要素もない無味無臭のデザインで、カメラで撮影されているという圧迫感・存在感を忘れさせる印象を与えます。
機能面では物理的にカメラレンズを覆うことで「絶対に撮影できない」というプライバシーモードがあるのは面白いですね。中国製品のカメラが良く映像が勝手に取得されているという事件があったと報告例があるのですが、この機能があることで守られている安心感はあります。
スマートスピーカーからプライバシーモードの ON/OFF ができるみたいなので、簡単に音声で ON にできるし。API の仕様を確認するとプライバシーモードの操作は実装されてないみたいだけど、これからなんですかね?
掃除しやすい
パーツの合わせ目が少ないデザインで、掃除もしやすそう。可動部分も少なく外的要因による故障が少なそうな印象を受けます。
電波は無線、電源もコンセントから取るので、後はノーメンテナンスで長年いけそうです。
価格を超える鮮明なレンズ性能
最初に画質を確認した際に声が出てしまったほど映像は良かったです。
300万画素というより、良いレンズとモジュールを搭載しているのだと思います。
この価格帯でこの画質というのが驚きです。
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購入金額
4,582円
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購入日
2023年05月14日
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購入場所
公式オンラインショップ
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