今までFHDビデオを撮影できる iVIS HF10を使用していて特に不満は無かったのですが、
先日奥さんが娘のバレーボールの試合に持っていき撮影していると突然シャットダウンされてしまったとの事。しかも途中 2回も発生し、撮影どころではなかったようです。
家に帰ってきてから、私がちょっと操作したくらいではシャットダウンは発生しませんでしたが、購入してから10年以上経っているのでいつ故障してもおかしくありません。
現在息子が中学3年生、娘が高校3年生で二人とも最高学年で何をやるにもメインの学年なので、撮り損ねては後悔してしまいます。
という事でビデオカメラを買い替える事にしました。
うちではまだ 4K環境は整っていませんが、今後の事を考えると今買うなら 4Kでしょう(次も10年は使いたい)。
調べてみると、人気は SONYか Panasonicとに二分しているようです。
凝った撮影や手ブレに強いのは SONY、手軽に撮れて後から編集が楽なのは Panasonicという感じのようです。
個人的には手ぶれ補正が気になるところですが、奥さんがよく使う事が考えると Panasonicの方が良さそうです。
4K対応の機種は大雑把に分けて 4種類あり、本品は下から 2番目の機種になります。
基本性能は大差無いようですが、上位2機種にあって本品にないものは、
・ビューファインダー
・ワイプ撮り用サブカメラ、
・高性能マイク
・ナイトモード(赤外線)
・マニュアル(操作)機能
といった感じですが、どれも必要ないものばかりで(高性能マイクがどれだけ差があるかは気になりますが)、今まで使っていたビデオカメラとほぼ同様の操作で使える HC-VX1Mに決めました。
また SONYよりも Panasonicの方が安価な事もメーカー選定の理由ですが、他に Panasonic製のビデオカメラはモバイルバッテリーから充電しながら撮影が出来る事も大きな決め手になりました。
いつもカメラやビデオカメラを購入すると予備バッテリーを必ず購入し、こちらの費用もばかになりません。
本体に装着出来るバッテリーと違い嵩んではしまいますが、バッテリーの容量は雲泥の差ですから長時間撮るのにも便利そうです。
今まで使っていたビデオカメラで十分と思っていましたが、4K対応以外にも結構恩恵はありそうです。
【主な仕様】
HC-VX1Mの主な仕様をまとめてみました。
参考に今まで使っていた iVIS HF10の仕様表も添付します。
今までより大きく機能(仕様)アップしたところを太字にしましたが、一番ありがたいのが広角側が35mm換算で 25mmから撮影できるようになりました。
今まで被写体に近いと両サイドが入りきらず残念な思いをしていましたが、これでだいぶ減りそうです。
逆に遠い被写体に対しては、光学ズームが倍の 24倍にまでなったので 4Kと併せ鮮明な映像を期待できます。
それと表では分かりませんが、手ブレ補正では 5軸方向の手ブレを検出し光学式・電子式の両方で補正を行います。
実際に撮影してみて明らかに手ブレ補正が効いているのが分かるのですが、こちらよりも評判の高い SONYの手ブレ補正がますます気になります(^^;
参考)
【外 観】
本体の他、レンズフード、バッテリーパック、ACアダプター、DCケーブル、HDMIマイクロケーブル、USB接続ケーブルが付属しています。
モバイルバッテリーを利用する場合は USB(microUSB)接続ケーブルではなく、付属の DCケーブルを使い DC入力端子から電源を供給します。
付属の ACアダプターの出力が 5.0V / 1.8Aなので、同等出力のモバイルバッテリーで利用出来ます。
本体サイズは 72 x 77 x 150mm(バッテリーパック・レンズフード装着時)で、重量が約479g(バッテリーパック・レンズフード装着時)あります。
iVIS HF10より 50gほど重いのですが、サイズが大きいせいかこちらの方が軽く感じます。
”LEICA”のロゴが期待させてくれます。
本体色は、ホワイト、ブラウン、レッドの 3色なのに、同色のバッテリーを用意していないのは残念な所です。
画面はタッチパネルになっています。
撮影はオートでキレイに撮れるので、先に設定さえ済ませておけば
撮影手順は、電源ボタンで起動してやり
撮影開始/一時停止ボタンとズームレバーを操作する程度です。
後は勝手にカメラがシーンを自動認識してキレイに撮ってくれます。
ただしうちでは奥さんが手持ちで撮影すると応援に夢中になりレンズが被写体に向いて無い事が多いんですよねぇ(^^;
何とか出来ませんかねぇ、メーカーさん(^^;;;
アクセサリーシューホルダーはバネの力で開きます。
前方右下にマイク入力端子があり、DC入力端子のフタはスライドして開きます。
手持ちでモバイルバッテリーから給電しようとすると端子が手に当たるので、抜けないように注意が必要です。
DC入力端子の上はヘッドホン出力端子です。
底面はこんな感じで、三脚穴は中心からズレています。
長時間撮影でも安心
同梱のバッテリーパックの容量は 1,940mAhで、連続撮影時間が約1時間40分で実撮影時間が約50分となっています。
しかし実際の撮影ではモニターを点けたまま待機している時間も多く、更に短い時間しか取れない事が多いです。
そのため予備バッテリーを用意するのですが、メーカーでは長時間撮影する場合は撮影したい時間の 3~4倍のバッテリーを準備する事を推奨しています。
ただ複数用意していても、タイミングが悪いと撮影していたい場面で交換しなくてはならない事もあります。
大容量のモバイルバッテリーなら繋いだまま長時間の撮影でも安心です。
それこそ記録モード(記録画素数)によってはメモリー容量の方が足らないくらいです。
まだ私自身が実戦で利用出来ておらず、まだまだ使っていない機能だらけですが、現時点で気になっている点が一つあります。
タッチパネルが感圧式で、スマホなどの静電容量方式に慣れた身では大変反応が悪いと言うか、押し辛いです。
感圧式なのでタッチするというより指を押し付けないといけませんが、ボタン(タッチするスペース)が小さく上手く反応しません。それこそタッチペンが欲しくなります。
試合の流れを撮るだけとかなら画面タッチは必要無いのでいいですが、スロー撮影等や本体で編集とか色々な機能を使っていくとストレスが溜まりそうです。
慣れで何とかなるもんなのかなぁ。
それと本レビューには直接関係ありませんが、本品が届いた日(2019年4月4日)に後継機の発表がありました。
届いていきなり旧機種になってしまい、購入から約1ヶ月経った現在では価格が数千円下落しました(T-T
(後継機の発売日は 5月23日でまだ発売されていませんが)
ただし後継機では「ハイライトシェア」(4K撮影したシーンから10秒間のハイライト映像を作成する)と「あとからスロー&クイック」(4K撮影した映像にあとからスローモーションなどの効果を追加出来る)の新機能が付加された程度で、仕様を見る限り基本性能はあまり変わっていないように見えます。
欲しい時が買い時とよく言うけど、もう少し待ってから本品を買えば良かった。
もっとも子供たちの試合が入っており待ったなしだったので、どのみち無理でしたが....
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購入金額
61,596円
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購入日
2019年04月04日
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購入場所
PCボンバー
kensanさん
2019/04/30
お父さん頑張って撮影してくださいね♪
atsuo@tokyoさん
2019/04/30
今まで撮りっぱなしでしたが、本品では 4Kで全体を撮っておけば
後からアップにしたい部分を FHDで切り出す機能があるとの事で
気になっています。
ただPCでの編集はマシンスペックが心配で、結局撮りっぱなしに
なりそうな気も...(^^;
あと私はビデオ撮影より写真撮影の方が好きなので、夫婦で行くと
ビデオはほぼ奥さんに任せちゃいます。
なので、三脚を出して画角固定できる場所なら良いのですが、
手持ちしかダメな場所だと応援に興奮した奥さんが全然違う所を
撮っていて娘に愚痴られるというパターンに....
タカキさん
2020/06/27
そろそろ4Kに行こうと思っています
ビデオカメラとAPS-C機と統合してしまおうかなと思ってます
フルサイズに移行しても良いのですが今はどのカメラも中途半端なのですよね
30分しか撮影できない機種がおおかったりするし
お高くなりそうですけど α7S IIの後継機まで待つかなとも思ってます
いろいろ迷いますね
atsuo@tokyoさん
2020/06/27
未だ 4K再生環境が無く、結局撮りっぱなし状態です(^^;;;
そして娘の部活が終了後は、学生締めくくりのイベント卒業式の撮影の
はずだったのが、今回のコロナ禍で娘の高校卒業式&大学入学式及び
息子の高校入学式が実質無くなり、活躍の場が全くありません...
カメラでの動画撮影は、レンズの特性を生かした面白い画が撮れますが、
おっしゃる通り撮影可能時間の制限であったりレンズによってはピント
合わせの音が入ってしまったりと悩ましい事が多いです。
定点で撮るならば良いですが、運動会等カメラを持って撮影するなんて
場合はやっぱりビデオカメラの使い勝手には敵いませんね。
それにカメラをメインに考えている人ならば、ビデオは定点で撮り
放しにしておいて、好きに写真を撮りたいって事が多いと思うので
やっぱりビデオカメラは別に一台欲しい所ではないでしょうか。