本機を購入する前は、SONY製TRV900という3CCD機を使用し、
色再現性が自分の好みにあっていたため、なかなか新しい物を
購入する踏ん切りがつかなかった。
さすがに10年も使用し、色再現が良くても60万画素では荒く見えると
不満が出てきたため購入に踏み切った。
選択の候補としては、Panasonicの他に、CANNONやSONY等があったが
3センサを採用していたのがPanasonicしかなかった。
対抗した裏照射型センサも気になっていたが、前機種が3センサで
好みの色を出してくれたことが忘れられなかった。
屋外で十分な光量あるところでの色再現はなかなか良い。
3センサを採用しているため、若干コントラストが強い(鮮やか=わざとらしい)
感じはするが、私としてはコントラスト弱い絵は好きではなく、
ストライクゾーン内である。
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ただし、露光・ホワイトバランスが偏る傾向にある。
曇り空や屋内で撮影すると、薄暗かったり、青または黄色味がかった映像になる。
最も分かりやすいのが大型体育館等で使用される水銀灯下で撮影した場合、
明らかに黄色になる。
通常はプリセットされたモードが準備されていて対応できるが
本機にプリセットのバランスは極端すぎるのか逆に働きすぎる傾向がある。
私がスケート場で撮影しようとしたところ、オートでは黄色、電灯モードでは
青色になり、どちらも使用できなかった。
そのためマニュアルモードを使用するわけだが、基準となる白を準備する
必要があるため、白(または灰色)の紙を忍ばせておくと良い。
マニュアルホワイトバランスモードにし、それを被写体にした状態で
液晶左側で点滅しているアイコンにタッチすると、数秒後にホワイトバランスが
調整される。
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本機には、ハードディスクモデルも用意され、容量が10倍と魅力的ではある。
映像を取り貯める人は必然的にハードディスクモデルになるが、故障した場合の
データ消失を考えると、私は敬遠する。
もう一つ、ハードディスクモデル選ばなかったのは、両機を録画状態にして
放り投げたとき、メモリモデルの方は自動停止せずに録画を継続するのを
店頭で見せられた。
つまり、衝撃が加わった時に停止しなければ壊れてしまう可能性を持っており、
それだけ壊れやすいことを表している。
持ち歩いて撮影することが多いため衝撃は避けられないことから、メモリモデルを選択した。
メモリモデルを選択した以上、こまめにデータを吸い上げる必要がある。
吸い上げには専用のソフトを使用するが、USB接続すると通常のドライブに見えるため
そのままコピーしても使用可能と思われる。
データは拡張子m2tsのAVCHD-mp4となっている。
AVCHDはとても取り扱いが面倒なファイルフォーマットである。単純に再生するだけでも
かなりをCPUパワーを使用する。
編集する場合、そのまま編集に使用するのは不可能と私は判断した。
編集方法はまだ模索中であるが、一旦フルHDサイズのmpg2に変換した上で、ソフトに使用すれば
フルHDサイズで編集することができそうだ。
付属のソフトで簡単な編集はできるものの、やはり時間を要したり
できることが限られているため、吸い出し専用ソフトと割り切り、専用の編集ソフトを
準備した方が良い。
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どの機種にも言えることかもしれないが、癖を掴むと使いやすい機種である。
大きすぎず重すぎず手持ち撮影に十分に使える。
手ぶれ補正が若干弱い気がするため、むしろ軽すぎて手ぶれしないようにする必要がある。
最近では少なくなったファインダー搭載機であることも大きい。
コンサート等液晶を使えない場所での撮影はもちろん、長時間撮影したい場合に
ファインダーを使用することでバッテリー消費を押さえることが可能である。
トータル的に見ると、手軽に撮影するというよりはセミプロ向けと感じる。
フォーカス・色調整の操作を使いこなし、データが編集ができる技術を持った人が使えば
テレビ番組で使用されるような映像を作り出せると思う。
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購入金額
150,000円
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購入日
2010年02月頃
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購入場所
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