自宅の庭は建物が土地に対して小さめであることから割合面積が広く、そこにツゲなどの木が結構多く植えられています。そして庭が広く取られている裏側は、裏の家と高低差があってこちらの庭の地面と裏の家の2階の窓がほぼ同じ高さということで、ちょっと入らせていただいて剪定という訳にはいかない状態なのです。
そこである程度伸びてしまった木の枝や頭を打つことを考えなければいけませんでした。所謂高枝切り鋏は以前から使っていたのですが、年数が経過して育った木が多く、一般的な高枝鋏では歯が立たない部分が多くなってきていました。
そこで何か良い道具は無いかとホームセンターで色々探していて、ちょっと面白そうだと思ったのが、この「太丸」シリーズの鋏でした。
箱の長さは2m以上あり、私の車で運べる長さではありませんでしたので、Amazonのプライム便対応のものを購入しました。
単に柄が長い剪定鋏にしか見えませんね。まあ、実際にそのようなものなのですが。
太さ40mmまでの生木が切れるというのが謳い文句です。普通の鋏ではこの太さでは使えずにノコギリ等の出番となるでしょう。
この構造がポイントとなっています。オレンジの部分を支点として、てこの原理で刃を動かすため、人力でもかなり強い力を発生することが出来るという訳なのです。
確かによく切れる
今回はツゲの木も隣の敷地にはみ出しそうになっているものについては、幹の途中から切断する必要があります。太さが40mmを若干オーバーしていそうな箇所があるという不安材料はありました。
今回購入した太丸2000 N-155は、その名の通り全長約2000mm(2m)であり、ある程度手の届きにくい部分の木も切ることが出来ます。ちなみにこの太丸2000の重量は約1.5Kgとなります。柄の長い電動ノコギリのようなものも数種類発売されていますが、モーター等で重量がかさむため、殆どの製品が本製品の2倍以上の重量となってしまいます。
そして本製品を操作する私は、過去の怪我と腱鞘炎があり、両腕ともコンディションはかなり悪い状態で使用しました。
比較対象がないので判りにくいと思いますが、この断面で直径は40mmを少し超えるくらいにあります。それが私の手の状態でこのようにきちんと切断できているのですから、本製品の実力は本物といって良いでしょう。実は購入前のカスタマーレビュー等では「30mm以下なら普通に切れる」とか「本体が重すぎてきちんと操作できない」など、結構批判的なものが多く並んでいましたので若干不安だったのですが、使ってみて宣伝文句に偽りがないということは確認できました。
出来れば2.5m版も用意して貰えればもう少し切れる範囲が広かったのですが、長ければ長いほどきちんと刃を当てることは難しくなりますので、メーカー側は恐らく2mが多くの人が扱いきれる限度と判断しているのでしょう。
実は他に地上高1m弱の作業台も用意して、大きく成長してしまった桜の木の枝も切っていたのですが、どうしても20~30cm程度長さが足りずに切ることが出来なかった枝が出てしまいました。さすがにこれ以上は梯子を用意しないと手出しできなさそうです。
それでも、手の届く範囲で切りたかった部分の大半はこの太丸1つで切ることが出来たわけで、以前だったら鋏とノコギリの併用で何とかする必要があった事を考えれば、飛躍的に作業が楽になったと言えます。庭の木がそこそこ成長してしまったというご家庭には、1つあっても損のない品ということが出来るでしょう。
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購入金額
5,500円
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購入日
2018年06月08日
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購入場所
Amazon
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