AMD Ryzen(TM)7 1700のレビューをさせていただくことになりました。
パッケージがいいですね。
お約束でCPUも見えるようになっています。
今回比較するi7-6700の箱と並べるとAMD Ryzen(TM)7 1700の方がかなり大きい
ことがわかります。
中身は確かにAMD Ryzen(TM)7 1700のようです。
開封してみましょう!!
CPUはさらに内箱に入っています。
エンブレムシールも同梱されています。
箱から取り出すとさらに透明なプラスチックのパッケージに入っています。
付属しているリテールクーラーも大きくTDP65WのAMD Ryzen(TM)7 1700なので
十分使えそうです。配線もスリーブで保護されています。
LEDで光るようなので動かすのが楽しみです。
i7-6700のリテールクーラーはおまけ的な感じで同じくTDP65Wとはいえ
十分に冷えそうにないのでこちらは最初から使用していません。
ファンの大きさや加工精度も違いAMD Ryzen(TM)7 1700のリテールクーラーの方が
実際に使えるクーラーになっています。
ヒートシンクの大きさも全くちがいますね。
今回使用するマザーボードはMSIが好きなのでX370 GAMING PRO CARBONです。
マザーボードにAMD Ryzen(TM)7 1700をセットします。
リテールクーラーを取り付けたマザーボードをケースに収めた後で
リテールクーラーLEDとマザーボードのLEDの色が変化する様子を撮影しました。
これまでは赤一色でしたがかなりカラフルになりました。
ただケースの側板は透明ではないので一度閉めると目にすることはありません。
i7-6700の方は同じくMSIのH170 GAMING M3を使います。
SSDはAMD Ryzen(TM)7 1700はSamsung PM961を使用、
i7-6700はSamsung 950 Proを使用します。
マザーボードとSSD以外はすべて同じものを使用して
できるだけ環境を近づけて比較します。
今回の比較のテーマは静穏PCを目指しているので静穏性と消費電力などを
十分なパフォーマンスを出しながら達成できるのかを比較しました。
AMD Ryzen(TM)7 1700構成
マザーボード : MSI X370 GAMING PRO CARBON
SSD : Samsung PM961
ケース: Define R5 FD-CA-DEF-R5
メモリ : CORSAIR CMK16GX4M2A2666C16 8GB×2
電源 : CORSAIR RM550x CP-9020090-JP
グラボ :MSI GTX 970 GAMING 4G
CPUクーラー : リテールクーラー
インテル(R) Core(TM) i7-6700構成
マザーボード : MSI H170 GAMING M3
SSD : Samsung 950 PRO M.2
ケース: Define R5 FD-CA-DEF-R5
メモリ : CORSAIR CMK16GX4M2A2666C16 8GB×2
電源 : CORSAIR RM550x CP-9020090-JP
グラボ :MSI GTX 970 GAMING 4G
CPUクーラー: 虎徹 SCKTT-1000
OCCTを1時間30分動かしてみました。
AMD Ryzen(TM)7 1700は50度以下で推移しています。
インテル(R) Core(TM) i7-6700
OCCTのバージョンが違いますが、若干こちらの方が高めで推移しています。
思った様に AMD Ryzen(TM)7 1700のリテールクーラーは使えます。
しかもLEDのオマケつき!
OCCTでCPU負荷100%時の消費電力です。
↓ AMD Ryzen(TM)7 1700
↓インテル(R) Core(TM) i7-6700
こちらも若干AMD Ryzen(TM)7 1700の方が消費電力が低くなっています。
(誤差範囲でしょうか?)
AMD Ryzen(TM)7 1700では16スレッドすべて100%で動いている様子は
わくわくします。
改めて8コア16スレッドであることを感じてしまいます。
またスマホの騒音測定アプリなのであてにはありませんが、
ケースの上部において計測しましたが、どちらもOCCT動作中も動作していない時も
変わりない騒音でした。
耳で聞いてもどちらも静かで温度も低いのでファンの回転が上がることもなく
変化はありませんでした。
AMD Ryzen(TM)7 1700
インテル(R) Core(TM) i7-6700
↓CPU-Zで見たそれぞれの状態です。
それではお決まりのベンチマークを比較していきます。
FFベンチ
↓AMD Ryzen(TM)7 1700
↓インテル(R) Core(TM) i7-6700
↓AMD Ryzen(TM)7 1700
シングルスレッドでは負けていますが、マルチスレッドではやはりの結果です。
↓インテル(R) Core(TM) i7-6700
CrystalMark
↓AMD Ryzen(TM)7 1700
↓インテル(R) Core(TM) i7-6700
ドラクエベンチ
↓AMD Ryzen(TM)7 1700
↓インテル(R) Core(TM) i7-6700
最後に。。。。
AMD Ryzen(TM)7 1700とインテル(R) Core(TM) i7-6700を比較しましたが、
数値上わずかな差はありますが、ほぼ同等の性能で発熱・消費電力はAMD Ryzen(TM)7 1700
が僅かに少なく、インテル(R) Core(TM) i7-6700はグラフィック性能への影響が
ほんの僅かですが優位に働いている様です。
発熱量の少なさは静音PCを目指す上では重要なポイントとなるので
AMD Ryzen(TM)7 1700をメイン機として使用したいと思っています。
ただ今回マルチスレッドでの性能評価ができませんでしたが、
同時に複数処理をする場合においてAMD Ryzen(TM)7 1700の方が優位であることは
推測できます。
これも検証方法を検討の上、実施したいと思います。
また、AMD Ryzen(TM)7 1700ではあえてリテールクーラーを使用しましたが、
十分実用に耐えるものでありコストの面ではBOXを購入してさらにクーラーを
購入する必要のないことを考えると優位と思われます。
今後はAMD Ryzen(TM)7 1700に移行して常用することでまた、レビューを追加
させていただきたいと考えています。
御覧いただきまして誠にありがとうございました。
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