レビューメディア「ジグソー」

Crucial CT275MX300SSD1はMicronがIntelと共同開発した3D TLC NAND を使用してるので、悪いはずがない?

 は、早いっす、爆速です!!!

  但し、一時キャッシュを使ってますが・・・ 

 

 

   始めに

 

 近頃は製造プロセスの微細化で、NANDフラッシュメモリーの耐久性が問題になりつつある。

 Micronは従来手法に見切りを付け、Intelと共同で微細化を後退させ、縦方向に容量を確保する3D NAND TLCを開発した、それならば耐久性も確保していると考えられる。

 

 下記の表はCrucalのページから合成した仕様表ですが、気になる耐久性は? 

 

 

 275GB製品で80TBW(1日43GB×5年間に相当)の書き込み容量までで、3年間の保証をしているし、MTTF平均故障間隔も150万時間と一応安心出来る数値だろう。

 

 公表している速度も、読み込みで530MB/s、55000 IOPS、書き込みで500MB/s、83000 IOPSとそこそこで、比較するSamsung 830 SSD 128GBとは体感的には判らないだろう。

 データ転送ソフトウェアAcronis True ImageでWindowsのクローンが作れ、HDDからの移行も簡単。

 また、ツールのCrucial Storage Executiveが重要なアイテムだと考えます。

 

 しかし、しかしですよ、このレビューを書こうとしていると、ウエスタンデジタルのWD Blue SSD WDS500G1B0Aのレビュー募集が始まってしまった。

【シーケンシャル読み取り最大(MB/秒)】545
【シーケンシャル書き込み最大(MB/秒)】525
【ランダム読み取り最大(IOPS)】100k
【ランダム書き込み最大(IOPS)】80k
【耐久性(TBW)】200、 MTTF平均故障間隔 175万時間、 3年間の製品保証

 ありゃりゃ、MTTF7平均故障間隔も容量に関係なしで175万時間、容量が2倍以下なのに、TBWは2.5倍、ランダム読み込みは2倍近くと、なんかスゲー損した感じがしてる。

 ウエスタンデジタルがNANDフラッシュに強いSanDiskを買収したのは知っていたが、3D NANDでも無いのにNANDフラッシュを作ってるMicronよりも耐久性が上だなんて、余計にガッカリです

 

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 正式な情報源やとしては下記のページが有ります。

 Home Page

 http://www.crucial.jp/jpn/ja/storage-ssd-mx300

 SSDサポート ファームウェア&ダウンロード

 http://www.crucial.jp/jpn/ja/support-ssd

  

 このレビューで使用する機器等

 使用するPC : 自作PC

  PCの概要

  OS : Windows10 Pro 64Bit

  MB : ASUS H87I-PLUS 

  CPU : Intel Core i7 4770K(4コア8スレッド、3.50 GHz TB時3.90 GHz) 

  メモリ : TED316G1600C11DC(DDR3 PC3-12800 8GBX2=16GB)

  USB3.0外付け2.5インチSSDケース : ロジテック LHR-PBNU3(USB高速転送技術UASP対応)

 

 比較対象SSD : Samsung 830 SSD MLC 128GB

 

 計測するベンチマーク等

 ・CrystalDiskMark

 http://crystalmark.info/software/CrystalDiskMark/

 ・AS SSD Benchmark

 http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/asssdbench/

 ・ATTO Disk Benchmark

 https://www.atto.com/disk-benchmark/

 ・ HWMonitor (SSD温度測定)

 http://www.cpuid.com/softwares/hwmonitor.html

 

 尚、ベンチマーク測定前には、メンテナスが始まらない様に強制的に「メンテナンスの開始」を行いましょう。

 

 

 レビューする項目 

   ノートPCでの使用を想定して、USB3.0 2.5インチ外付けHDDケースでの初期化とベンチマークまで

  ・紹介

  ・SSDの初期化

  ・USB3.0外付けSSDケースでのベンチマーク

 

   SATA接続での消費電力とデータディスク(D:\)としてのベンチマーク

  ・ アイドル時の消費電力

  ・SATA接続時データディスク(D:\)でのベンチマーク

 

   Windows10のクローンを作成してシステムディスク(C:\)でのベンチマーク

  ・Acronis True Image HD 2015ダウンロードとインストール

  ・Acronis True Image HD 2015を使用してWindowsクローンSSDを作る

  ・システムディスク(C:\)でのベンチマーク

  ・その他のツールの「新しいディスクの作成」でクローン前の状態に戻す

 

   Crucial Storege Executiveソフトのインストールと設定で爆速に

  ・Crucial Storege Executiveダウンロードからインストール

  ・Crucial Storege Executiveを使ってみる

  ・爆速ベンチと評価

  ・一時キャッシュは完全に万能では無い

  

   耐久性に付いての考察と最後に

  ・書き込み耐久性についての考察

  ・温度による耐久性の考察

  ・最後に

 


 

更新: 2016/12/09

ノートPCでの使用を想定して、USB3.0 2.5インチ外付けHDDケースでの初期化とベンチマークまで

   紹介

 まずは、外箱です。  

 

 内容物で、上からSSD本体、Acronis True Image HDのシリアルNO記載用紙、7mmSSDを9.5mm厚にするスペーサーになります。 

 

 裏面はこんな感じです。

 

 

   SSDの初期化

  ノートPCを想定してのSSD対応でUSB高速転送技術UASP搭載の外付け2.5インチHDDケースのロジテック LHR-PBNU3を使用して行います。

 また、余ったHDDもUSB3.0外付けHDDとして使えますしね。

 

 前面にUSB3.0端末の無い古いのケースなので、外付けケースを背面のUSB3.0端子に接続です。 

 

 やはりエクスプローラーで確認しても、認識してないですね、それでは「ボリューム」を作成しましょうかね。

 

 「コントロールパネル」-「システムとセキュリティ」-「管理ツール」-「コンピュータの管理」を立ち上げます。 

 

 左ペインにある「ディスクの管理」で該当する「ディスク1」をタブルクリックし、「ディスクの初期化」ではデフォルトのままで「OK」ボタンをクリックします。

 

 「新しいシンプルボリューム(I)」をクリックします。 

 

 このまま、「次へ」ボタンをクリックします。

 

 全容量が指定されているので、「次へ」ボタンをクリックします。 

 

 分かり易い様にドライブ文字を「K」に設定しました、「次へ」ボタンをクリックします。 

 

 ファイルシステムが「NTFS」になっているので、そのまま「次へ」ボタンをクリックします。

 

 これで完了です、「完了」ボタンをクリックして終了です。

 

 SSD全容量が「ボリューム1」として生成されました。

 

 エクスプローラー上でも「K」ドライブとして認識されました、これでベンチマークが取れます。

 

 

   USB3.0外付けSSDケースでのベンチマーク 

 それぞれを一つにまとめて表示してます。

 

 CT275MX300SSD1の公表している値は 

 読み込み 530MB/s、55000 IOPS、
 書き込み 500MB/s、83000 IOPS

 だが、ケースの公表値が399MB/sなので各値は妥当と言えるだろう。

 

 


 

更新: 2016/12/09

SATA接続での消費電力とデータディスク(D:\)としてのベンチマーク

   アイドル時の消費電力

 ベンチマーク測定前に、SSDの消費電力を調べる為に、SSDが繋がっていない状態の消費電力を測りました、20.6W位ですね。 

 

 SATA端子に繋ぎました。

 

 さっきよりも下がってますね、アイドル状態での消費電力は誤差範囲になり、計測不能です。

 

 

   SATA接続時データディスク(D:\)でのベンチマーク 

 

 CT275MX300SSD1の公表している値 

 読み込み 530MB/s、55000 IOPS、
 書き込み 500MB/s、83000 IOPS

 は、データディスクでの値だと考えていた、まさにココでの測定。

 

 読み込み 530MB/sは上回る534.5MB/s(CrystalDiskMark SeqQ32T1)

 読み込み 55000 IOPSは上回る59896IOPS(AS SSD 4K-64Thrd)

 書き込み 500MB/sは上回る510.1MB/s(CrystalDiskMark SeqQ32T1)

 書き込み 83000 IOPSは下回る66685IOPS(AS SSD 4K-64Thrd)

 HWMonitorでの温度測定ではCrystlDiskMark実行時に一番高温になり、10度上昇の30度。   

 

 書き込みIOPSがマイナス20%なのが気になりますね。

 


 

更新: 2016/12/09

Windows10のクローンを作成してシステムディスク(C:\)でのベンチマーク

   Acronis True Image HD 2015ダウンロードとインストール

 ここでの作業はノートPCでのクローン作製を想定して、USB3.0接続の外付けHDDケースで行っています。

 付属のプロダクトキーが有る「Acronis True Image HD 2015」でWindowsの入っているHDDのクローンSSDが作成可能です。

   ダウンロードは下記のアドレスにアクセスします。

 http://www.crucial.com/acronis

 にアクセスすると、http://www.acronis.com/en-us/promo/tihd2015-download/ に飛ばされます。

 日本国旗をクリックしてダウンロードします。 

  ダウンロード可能版は機能を省略しているかも知れませんが、4,000円位のソフトなんですね。

 

 ダウンロードした「atih_installer_hd_4061_ja-JP.exe」ファイルをダブルクリックすると、下記が出てきます、「インストール」バーをクリックします。

 

 

 「アプリケーションを開始」バーをクリックします。

 

 右下の「スタート」ボタンをクリックします。 

 

 アカウントの作成が必要です、「氏名」、「電子メール」、「パスワード」を入力し「アカウント作成」ボタンをクリックします。

 

 オンラインアカウントが作成され、「アカウントを確認」ボタンをクリックします。

 

 メールが来ていたので確認した画面です。 

 

 

 インストールプログラムの方では、「アクティブ化」が求められ付属品に有る「プロダクトキー」を入力し、「アクティブ化」ボタンをクリックします。

 

 アクティブ化が終了しました。

 

 

 

   Acronis True Image HD 2015を使用してWindowsクローンSSDを作る

 

 Acronis True Image HD 2015を立ち上げると、下記の画面になります。

 

 「その他ツール」をクリックした時の画面です、後程一番下の「新しいディスクの作成」を使用しますが、ここではは「閉じる」ボタンをクリックして終了します。 

 

 「ディスクのクローン作製」をクリックしたのですが、製品版を購入してくれとお願いが出ますが、「いいえ」ボタンをクリックします。 

 

 戻りましたので、もう一度「ディスクのクローン作製」をクリックします。 

 

  ディスクのクローン作製ウィザードが出てきました、私の場合「自動(推奨)」で問題なかったので、このまま「次へ(N)>」ボタンをクリックします。

 

 ソースディスク(コピー元)をクリックして選択し、「次へ(N)>」ボタンをクリックします。 

 

 ターゲットディスク(クローンを作るディスク)をクリックして選択し、 「次へ(N)>」ボタンをクリックします。

 

 警告が出てきます、「OK」ボタンをクリックします。

 

 クローンディスク作成内容が表示され、良ければ「実行(P)」ボタンをクリックします。 

 

 再起動が促され、「再起動」ボタンをクリックします。 

 

 再起動するとWindowsでは無く、クローン作業が始まります、見守って下さい。

 

 クローン作製中に変わりました。

 

 クローンが終了すると、10秒後には自動的にシャットダウンされ、再起動されます。

 

 「ディスクの管理」で確認するとクローン出来てました。

 

 勿論、ライセンス認証は大丈夫です。

 

 

 

   システムディスク(C:\)でのベンチマーク

 

 

 CT275MX300SSD1の公表している値 

 読み込み 530MB/s、55000 IOPS、
 書き込み 500MB/s、83000 IOPS

 は、データディスクでの値だと考えていたが、システムディスクCドライブでは若干下がると考えていた。

 

 読み込み 530MB/sは上回る530.6MB/s(CrystalDiskMark SeqQ32T1)

 読み込み 55000 IOPSは上回る59669IOPS(AS SSD 4K-64Thrd)

 書き込み 500MB/sは上回る506.0MB/s(CrystalDiskMark SeqQ32T1)

 書き込み 83000 IOPSは下回る66314IOPS(AS SSD 4K-64Thrd)

 HWMonitorでの温度測定ではCrystlDiskMark実行時に一番高温になり、9度上昇の29度。   

 

 予想とおりにデータディスクDドライブより、システムディスクCドライブでの計測は、ほんの少しだけ数値は下がった。

 やはり、書き込みIOPSは公表値の20%マイナス、個体差なのかも知れない。

 

 比較対象として現在使用中の Samsung 830 SSD MLC 128GBのベンチマークを測った。

 数値事態は書き込みが弱い結果になったが、注目すべきはSSDの温度変化です。

 室内温度はほぼ変わらずなのですが、アイドル時の最低温度が3度高く、アイドル時でも発熱が多い事に成ります。 

 

   その他のツールの「新しいディスクの作成」でクローン前の状態に戻す

 

 クローンを作成したものの、真っ新の状態に戻そうと思って、「ディスクの管理」でパーティションの削除を試みるも、「EFI」領域だけ初期化出来ない。 

 

 そこで、Acronis True Image HD 2015の「その他のツール」-「新しいディスクの作成」を試してみた。

 

 CrucilaのSSDをクリックして指定し、「次へ(N)>」をクリックします。

 

 

 警告が出ますが、「OK」ボタンをクリックします。 

 

 元々GPTレイアウトだったので、そのまま「次へ(N)>」ホタンをクリックします。

 

 このまま、「次へ(M)>」ボタンをクリックします。

 

 適用後が全て未割当になっているので、「実行(P)」ボタンをクリックします。

 

 綺麗になりました。 

 

 


 

更新: 2016/12/09

Crucial Storege Executiveソフトのインストールと設定で爆速に

   Crucial Storege Executiveダウンロードからインストール

 

 Crucialによると「Crucial Storage Executive」の利点は下記の様になるそうです。

 ・Momentum Cache機能を有効にすると、バーストパフォーマンスが最大10倍に向上
 ・SSDを最新のファームウェアにアップデート
 ・ストレージの使用量を確認
 ・SSDの動作温度と全体的な状態を監視
 ・SSDの暗号化パスワードのリセット
 ・SSDのモデル番号の確認
 ・Momentum Cache機能の利点
 ・ドライブのバーストパフォーマンスを最大10倍に向上1
 ・不要な書込を減らしてドライブの寿命を延長
 ・Crucial Storage Executiveの利用を有効化

 

 ※注、クローンした新しいCrucilalSSDをSATA接続し、Cドライブとして立ち上げてください。

 

 Crucial Storage Executiveは下記のアドレスにアクセスします。

 http://www.crucial.jp/jpn/ja/support-ssd

 

 Crucial MX300 SSD(すべてのフォームファクタ)をクリックします。

 

 

 

 それぞれの環境(32か64Bitかで)を選択しクリックしてダウンロードしてください、PDFファイルのインストールガイドには、簡単では有りますがノートPCへの取り付け方法も書かれています、下の方には最新版のファームウエアも用意されています。

 

 

 ダウンロードした「storage-executive-win-64.zip」ファイルを解凍し、「StorageExecutive-3.34.062016.09-windows-64bit-Setup.exe」をダブルクリックしてインストールします。

 

 下記はネットに未接続で行った為に出てきたのだと思います、「実行」ボタンをクリックします。 

 

  「Japanese-日本語」を選択して「OK」ボタンをクリックします。

 

 ようこその画面が出てきました、「次へ>」ボタンをクリックします。 

 

 同じく「次へ>」ボタンをクリックします。 

 

 「同意します」を選択し、「次へ>」ボタンをクリックします。 

 

 インストール先のディレクトリーを選択出来ますが、そのまま「次へ>」ボタンをクリックします。

 

 使用する頻度はあまり多くないと思いますので、デスクトップだけショートカットを作成にチェックを入れ、「次へ>」ボタンをクリックします。 

 

 準備完了です、「次へ>」ボタンをクリックします。 

 

 インストール完了しましたので、「終了」ボタンをクリックします。 

 

 READMEには使用可能な環境が書かれていますね、Web Browserベースのプログラムの様ですね。 

 

 

 

   Crucial Storege Executiveを使ってみる

 

 前項でCrucial Storege Executiveクライアントを立ち上げる設定になっていたので、既定のブラウザのFireFoxが立ち上がってきました、「システム情報」が表示されています、Samsun830も健康な様です、勿論Crucilalもですが。

 新しいファームウエアが有れば使用出来そうですね。

 

 「ドライブの詳細」画面ですが、「パーフォーマンスおよび最適化」が出てますが、「8.3ファイル名作成の無効化」は気になりますが、何処まで影響が及ぶか不明なのでノータッチにしておきます。

 後日調べたのですが、下記の方法でも出来る様です。

 Regedt32.exe を起動し、次のレジストリ キーを探します。
 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem

NtfsDisable8dot3NameCreation

 の[ DWORD]を

 0 : 8.3形式名の作成をシステム上のすべてのボリュームを有効にする。
 1 : 8.3形式名の作成をシステム上のすべてのボリュームを無効にする。
 2 : 8.3形式名の作成をボリューム単位で設定する。
 3 : 8.3形式名の作成をシステムボリューム以外のすべてのボリュームで無効にする。

 変更する事で出来ますが、多分「1」が正解だと思いますが、古いプログラムが使っているかも知れないので、やはりノータッチのままにしておきます。

  

 「S.M.A.R.T.」画面ですが、一番上の色がグリーンで「ヘルス状態は良好です」なら大丈夫でしょう?

 

 「ファームウエアの確認」ですが、真ん中でエラーになっていますが、Netに繋がっていない状態なので新しいファームウエアの内容を読み込めなかった為ですし、目視で最新だとは確認していますので大丈夫です。

 

 「ドライブのサニタイズ」はセキュアイレイズに似た機能なのでしょうか? ドライブ内のデータが壊れる事は判るのですが、知識不足ですいません。

 

 「PSIDを元に戻す」ですが、何の略なのかも判りません。

 

 「一時キャッシュ」ですが、RAMを一時的にキャッシュとて利用しSSDを高速化します、有効にするには右下に有る「一時キャッシュの有効化」ボタンをクリックします、やってみましょう。

 

 再起動で有効化する様ですね、「一時キャッシュを有効化とシステムの再起動」ボタンをクリックして再起動します、効果は後程。 

 

 「オーバープロビジョニング」の設定も出来ますが、Crucilaが最適だと考えての容量275GB製品だと考えますので再設定はしませんが、以前Zigsowでレビューが有りましたね。

 

 

 

 

 

   爆速ベンチと評価

 

 さあ、一時キャッシュを有効化した時のベンチマークです。

 爆速になっているのは間違いないですが、注目点はベンチ中のSSD最高温度です。

 一時キャッシュ無効時に室温+10度以上上昇していたものが、有効化すると殆ど上昇しない(2度)です。

 ベンチマークはSSDに負荷を掛けているにも関わらず、殆ど温度が上昇しない。

 

 最近はPCI Express接続のM.2規格SSDが爆速と高温すぎて、故障を恐れるメーカーがスピードを落としてSSDを保護する仕様になっている事からも、SSDの温度は重要だと判ります。

 

 CT275MX300SSD1の公表している値 

 読み込み 530MB/s、55000 IOPS、
 書き込み 500MB/s、83000 IOPS

 は、データディスクでの値だと考えていたが、Crucialは一時キャッシュは性能が10倍になると逸っているが?

 

 読み込み 530MB/sは上回る52916MB/s(CrystalDiskMark Seq)確かに10倍近い

 読み込み 55000 IOPSは上回る308233IOPS(AS SSD 4K-64Thrd)5倍超

 書き込み 500MB/sは上回る4688MB/s(CrystalDiskMark Seq)9倍超

 書き込み 83000 IOPSは上回る284956IOPS(AS SSD 4K-64Thrd)実測値は約4.4倍

 大注目点はHWMonitorでの温度測定で、室内温度は18度からCrystlDiskMark実行時に一番高温になり、たったの2度上昇の20度。   

 一時キャッシュの利用は速度の面で確実に有効であり、負荷時の温度上昇の面でも非常に有効と思われる。 

 

 

   一時キャッシュは完全に万能では無い

 下記はATTOベンチマークの結果ですが、左側は一時キャッシュ設定前、右側は一時キャッシュ設定後に成ります。

 一時キャッシュ無しの64KB書き込みのみ、数値が低くなってはいるものの、16KB以降は安定した数値を示していますが、一時キャッシュ有りはピークの数値は9倍以上にも達していますが、8MB以降は絶対値は高いものの、不安定にブレているます。 

 他のベンチマークソフトでは平均化した数値が表示されている為判りづらいが、キャッシュ容量を超えキャッシュ内容の破棄と取得が動いている状態と言え、万能では無いと言えるでしょう。 

 

 


 

更新: 2016/12/09

耐久性に付いての考察と最後に

   書き込み耐久性についての考察

 

 下記は2年3か月使用しているメインPCで使用しているSSDのCrystal Disk Infoのデータです。 

 ----------------------------------------------------------------------------
Model : Samsung SSD 840 EVO 120GB mSATA
Firmware : EXT42B6Q
Disk Size : 120.0 GB (8.4/120.0/120.0/120.0)
Transfer Mode : SATA/600 | SATA/600
Power On Hours : 4458 時間
Power On Count : 2403 回
Host Writes : 4835 GB
Wear Level Count : 26
Temperature : 39 C (102 F)
Health Status : 正常 (100 %)
Features : S.M.A.R.T., 48bit LBA, NCQ, TRIM, DevSleep
Drive Letter : C:

 ----------------------------------------------------------------------------

 平日に仕事で利用し、昼休みにはシャットダウンして利用するパターんで多分、700日位使用していると考えます。

 Ubuntuやその他Linuxの容量の大きなISOファイルやWindowsのISOファイル(3GB以上)もこのPCでダウンロードしBRに保存してりしています。

 そこで、計算してみます。

 1日に使用している時間 4458時間÷700日=6.36時間

 1日に起動する回数 2403回÷700日=3.43回

 1日に書き込み容量 4835GB÷700日=6.9GB

 700日も妥当な数値ですね。

 当機Crucila CT275MX300SSD1のTBWは80000GBで6.9GBで割ると、約11594日、約31.7年と書き込み耐久性には問題無しと判断します

 

   温度による耐久性の考察

 当機は一時キャッシュを利用する事によって、SSDへの高負荷時でも温度上昇は非常に少なく、高温になる事による劣化や故障を考慮する必要は、非常に少ないと思われrう。

 但し、他社よりも公表TBWの数値が低い様な気もするので、低温での利用を考慮しての公表TBWならば、書き込み耐久性は低いと考えざる負えない事になる、どちらが正解なのだろうか???

 

 まあ、他社製品よりも割安だし、容量も約10%多いから買ってしまったんだけどね。

 

 

   最後に

 何か不安な事も書いたけど、Crucila CT275MX300SSD1は一時キャッシュも効いている為だと思いますが、実感でも快適です!!!

 


 

  • 購入金額

    8,160円

  • 購入日

    2016年11月28日

  • 購入場所

    Yodobashi.com

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