クライアントで、ac対応の機器を持つようになったのと、手軽にVPNで外から入りたく、この機種のOpenVPNは楽そうだったので買ってみました。

acのテストとしては

iPhone6

ThinkpadX240（AC7260/Windows10(64))

を使いました。

確かアンテナは2本だったので、性能をフルに発揮できないと思います。

性能優先だから仕方ないのかもしれまぬせんが、4本のアンテナを含めたサイズはかなり巨大。コンパクトなNECに慣れた身からすると、ちと辛いかも。

グラフィカルな設定画面て普通に一台置いて配下にクライアントをぶら下げるだけなら簡単かと思います。ただ、セキュリティ設定やルーティングなど細かく設定するのは大変そうな印象です（そもそもそれが出来るのかも含めて）。今回の目玉であるOpenVPNは、パソコンで設定ファイルをブラウザから作成して食わせるタイプで、特に難しくはありませんでした（外向けにグローバルIP一個確保したのも大きいかな？）

X240(2F->2F)

iPhone6(2F->1F)

iPhone6(2F->2F)

各種ベンチは以下の通り。

環境のせいもあって、フルスペックの性能ではないと思いますが、それなりの速度は出ています。ただ、たまに遅くなって繋ぎ直すまで回復しない現象も見られます。また、既設のNECなどと比較して常に早いかというとそうでないときもあります。

今まで、RTXとかで専用ソフト使ってIPSecに何度かチャレンジしても上手く動いた試しがなかったのですが、OpenVPNは本当に手軽でした。Fortigateなんかも試して見ましたが、ネットワークが複雑になるし、ライセンスなんかの維持費も馬鹿になりません。自分でサーバを立てても多分できるんでしょうけど、ルーター内蔵はやはり手軽です。接続確立したあとの名前解決は、別途なんとかする必要がありますが、今はIP固定で凌いでいます。

いくつかの設定が再起動で消える現象が起きました。ファームアップで改善されてきたようですが、時刻だけは暫く再起動のたび再設定が必要な状態が続きました。先日久々にアップデートしたら時刻も保存されるようになっていたので、今は大丈夫ではと思います。何が困るかというと、OpenVPNで外から入るときには、時刻がある程度正確でないと駄目なのです。

性能、機能は高いし、色々遊べそうですが、これをメインで使うかと言われるとちと迷います。多少不安定なところもあり、サブ機でなくメインにするには、もう一つかなと思いました。他との併用ならぜんぜんありだと思います。