☆2018-3-16(FRI) 手持ちカートリッジ一覧を作成しました メーカー別です。
記事の順番が支離滅裂ですが、凡そ...下のほうが古い記事です
自作針は掴む所が無く、取り付け時磁石で吸引されてカンチレバーがアーマチュアに強く当たります その結果アーマチュアが破損することも有りますのでくれぐれもご注意ください! そっと取り付けてください! (アーマチュア:カンチレバー受ける所)
2015-SEP-19 カートリッジ修理 追記
交換針をいじくっていたら左側が全く音が出なくなってしまった
うわ~、なんだ? とシェルやフォノコード、アンプの接触なども見たが正常、
他のカートリッジでは音が出る....やってしまった(´・ω・`);;
よくあるいじくりまわして壊すってことです....だいたいカートリッジを頻繁に交換するなんて事をするのは日本人くらいで(ドイツ人もそうかな)、外国の人は付けたらそのままのようです。
日本人はチマチマ民族か....俺もだが...
カートリッジの故障なので如何しようか考えた で外側から富士山型のアマチュアという針を受ける部分を触ってみると前から見て左側がブランブランな感じがする やっちまったな....万事窮すか...
一晩寝て、朝考えるか....とその日は布団に着いた....
右下のプラ片は下画像端子右のプラ片 カートリッジは長さ25m/m, 前面幅12m/m
朝起きて、昨日はカーリッジ壊したんだと思いを新たにして、カートリッジを手に持った 如何したら分解できるか 中を見ることが出来るか そこで前面の接着面の隙間をカッターでこじ開けようとしたがエポキシ系の接着がきつくて歯が立たない 後部の端子上の隙間からじわじわこじ開けたら
前面手前で割れて外装が剥がれた この樹脂はメラミン樹脂だそうで白くて美しい、硬い樹脂です
でも粘り気は無いようでポロッと割れました
下画像の端子上辺りのスキマをカッター刃で隙間を作り時計ドライバーマイナスでこじ開けた
さて富士山型のアーマチュアを見るとくっついているようにも見える で楊枝の先端を細く削って
触ってみると後ろから見て右側がブラブラしている 左側は大丈夫だった
ここから集中力発揮せねば.....精神統一、リラックス
ダイソーで購入した2液混合エポキシ系接着剤を楊枝の先にチョッと付けてアーマチュアのはがれた所とコイルの合わさった部分にルーペを見ながら勘で付けて見た 最初は外装部にも間違って付けたが楊枝で拭い去った コイルが振動しないといけませんから コイルと外筐には付けないことです
暫く其の儘にしておいて、数時間後アーマチュアを触るとブラブラしないの で、外装をエポキシ接着剤で接着して元通りにした 5時間位置いて音出ししたら周波数特性も正常に音が出た
コイルからのリード線が切れるとアルミ箔なのでハンダは難しいです アルミ用のハンダもありますが経験が無く無理でした。
下画像でアーマチュア(M-117 のアーマチュア:50μtベリリウム銅材) が切れていた 銀色ははコイルです アルミ線のコイルで左右にコイルはあります 手前に伸びているのは絶縁の亜鉛メッキ済みアルミ線?のようです アーマチュアを弄っていると細いので断線し易い 太いと振動しない? 凄く精緻で絶妙な製造です こんな製品が40年前に造れるなんて凄いですよ 上画像で横幅はキャビも入れて12m/m位です 如何に小さいものかと驚きです
下画像:アーマチュア(富士山型)が折れてしまった画像です このように左右のコイルにつながっています アーマチュアとコイルフレームはフォトエッチング技術で一体整形されているようです 材質はベリリウム銅です コイルは下にあるマグネットの隙間に半分くらい入っています コイルにはグリスも塗られているものもあります ダンパーと言うより振動をダンピングしてると思います ダンパー的なものはアーマチュアとコイル枠、コイルを支えている下側のフレームで菱形を形成して、いうなれば此れがダンパーでしょうか グリスは高域の過振動、暴れをダンピングしているだけだと思いますが。
外筐の開け方は後部両側の隙間にカッターなどでジワジワ開けていきます 大体うまくいくようです
軽く接着剤が塗られているようでパッかと取れます ↓下図
アーマチュアの接着にはダイソーのエポキシ接着剤(2液混合タイプ)を使いました 瞬間接着剤は
金属には難しいです 楊枝の先を細く削って接着剤を先端につけて、拡大鏡でカートリッジを固定して、視ながら楊枝の先に少し付けた接着剤で数回に分けて接着します(少しつけて様子を見て放って置き、硬化したら再度塗って補強します ですがYour own risk でお願いします ぼってっと塗りすぎないことです 小さいものなので慎重にジワジワやるのが良いです
(ダイソーのエポキシ系接着剤は粘りが無く脆いですね 台湾製だったと思います)M-18BXはバレません キャビ、接着が硬く分解不能です。
拡大鏡↓
http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/310265/
構造図などで内部は判っていましたが、改めて実物を見ると凄い こんなのが手作りで出来たのかと
びっくりですね とても人間業ではないですよ 当時12000円くらいでしたが製造原価がとてもじゃないが合わないと感じました 並みの集中力では出来ないですよ そしてこの構造で音が出るのかと
いうのもびっくりですね 構造は単純ですが此処まで追い込んでいくのは大変だったと思います
(コイルは水平に置かれているように見えますが実際は縦置きです)
アーマチュア(富士山型)を接着したところ アーマチュアは何度も押したりしてると弾性が無くなり折れてしまうので扱いには丁寧にしてあまり弄らないことです ベリリウム銅ですので弱いです
上のM-117とは違います
参考
M117のアーマチュア(富士山型の)の構造図(下画像左のb) と アルミリボン線(下画像右b)
下画像左cのコイル結合部で下画像右のアルミリボンコイルが合体されます、で針先の振動でコイルが動き、マグネットが近くにあるので電圧が発生します....左右のb同士が合わさって収納される
外筐を貼り付け、前は一体で若干軽かったのでSONYのヘッドシェルに変更してみた
2015-SEP-10 追記
若いときに購入したカートリッジで10年前までは使えていた...はっきり覚えていないけれど
レコード針を壊してしまって聴けなくなっていた サテンと言う会社も廃業していて交換針は手に入らない オークションでも本体や針は出品されるが高いです,,,,このあいだは未使用(40年位前)の針が出品されていたけど腐っているようなのが2万円もしていた...その後、様子を見ても他のも15000円以上していた 業者が入っているので金額が一定になっているしオークションの意味が無い
ドイツEBAYで出品されているが私は外国から買ったことも無いし、クレジットカード使用が心配、ペイパルも使えるが面倒そう 輸入代行業者を通しても2万円掛かる.....万事窮す....
針を捨てなければ(カンチレバーがあれば)、JICOでチップだけ交換できるらしいと知ったのは最近だし...頭にきて全部捨ててしまっているし...
覚悟した....無ければ作る....子供の頃から此れだった それが楽しみなのだ....
針だけは作れないので他社(オーディオテクニカ)の余り品があったのでそれを使うことにした
オーディオテクニカのVM型カートリッジ針です 何事も捨てては駄目です...自暴自棄は自分を捨てる
改造針はソニーのND134(オーディオテクニカのOEM)ですが、ダンパーが柔らかであれば他のも使えます でも色々やっているとアーマチュアーを壊してしまいます カンチレバーの太すぎるのもよくないようです 楕円針も実験しましたが低音は出ましたがそれ程効果は無いようです
自作針はかなりいい音が出ます 低音、高音はバッチリですね
さてカートリッジ本体側金属部はマグネットになっていて、交換針はマグネットで吸着される作りです レコード針にプラスティックモールドされていて、モールドに金属板が付いていてカートリッジ本体と磁石でくっつく....そのような作りだった。
判らないのは針から伸びているカンチレバーの固定がどうなっていたかだ カンチレバーが其のまま
固定されていたんだろうか SATINの広告ではカンチレバーはゴムダンパーを使わないことになっていた しかしそうすると針先(カンチレバーも)固定されて動作しないんじゃないのかと思った
今回使ったオーディオテクニカカンチレバーはカンチレバーの根元がシリコンゴムみたいで其処に
マグネットが2個V型に付いていた そこでマグネット2個を取り払い、そのダンパー部を上面と
下面をカッターでスライスして高さを抑えた ゴムダンパーを使うことになるが...
カンチレバーを固定する台座?を作らないといけないですが、本体下に金属部があって其処に嵌らないといけない寸法です ジャンク箱を漁っていたら適当なプラスチック片が在ったのでニッパーでカットしヤスリで研磨して形に収めた 下側の溝に鉄線を差し込んでマグネットで保持できるように
した ここ辺りは適当に目見当です 後は台座とカンチレバーを様子を見ながらエポキシ樹脂で接着固定して出来上がりです このとき針先が斜めを向いていないこと、カンチレバーが本体のアーマチュアにピッタリ収まることを確認します(富士山型の金属板でカンチレバーを受ける事)
カンチレバーの反対側はピンセットで針が外せるようにゴムクッションを両面テープで付けています
接着が出来たら音出しを行いましたが、1発で音が出ました いやや、びっくり (・´з`・);;
音質はM-18Eに比較して低音の締りが弱い、高域も甘い感じはしますね
2016-07-24(SUN) データ追記 M-117 2個、M-117 1個 計3個
識別でM-117(青)、M-117(黒) 、M-117E(自作針)、M-117E(正規針)としました
(使用したM-117 2個とM-117E 1個は別個のカートリッジです 計3個です)
テストレコード 日本VICTOR TRS-2001 SPOT周波数特性30~15000Hz 基準信号1000Hz
テストレコードに記録されている各周波数(20SPOT, 30HZ,50HZ~12000HZ, 15000HZ)を再生し
PCでWAVE録音します それをOSLソフトWaveSpectraで再生しキャプチャーしました
縦軸上方が高レベルで横軸は周波数です 歪率は高調波のレベルが低いほうが歪率は良いです
3次、5次等奇数次高調波は歪となります WAVE録音はWavosaurというOSLソフトです。
① M-117 作成交換針(青)SONY ND-134を加工した (オーディオテクニカVM型交換針)
M-117(青)L-CH 歪率 : 高調波のレベルで見てください
画像拡大できます クリックね!
②M-117(黒)オリジナル針不明 MM型交換針の寄せ集め シリコンゴムダンパーを接着使用
M-117(黒) L-CH
M-117(黒) 歪率 高調波レベルで判断してください 歪率悪いです..
③M-117E 自作針
M-117E自作針 L-CH 自作というか補修したものです
④M-117E 正規針
2016-02-13 追記 レコード針
針折れのM-117が入手できたので、針を分解してみました
針の固定ってどうなっているんだろうと、づっと疑問でした
針は腐食で折れ先頭部分が無いです 写真で上面がレコード面です
下画像: 工部分でテンションワイヤー(多分フォトエッチングでの成型でベリリウム銅みたいです)を引っ張っています 実際はシュアーみたいにワイヤーではなく、薄いベリリウム銅箔ですね
鉄片がカートリッジのマグネットに張り付き、針を固定します 現在鉄片がはがれています
拡大して見てください....交換針とは思えないほど緻密な製品です カンチレバーとテンションワイヤー、支固定版?は軽く溶接になっているようで剥がれません....(ベリリウム銅板をフォトエッチングした一体成型物です)テンションワイヤーというより薄い板で引っ張っている感じですね(下図)
全長15ミリくらいのレコード針でこの緻密さはなんじゃろ....良く作ったなと言う感じはしますね 驚きを通り越して超びっくりです.... 昔、ソニーのラジオでICR-90,100という小さなラジオがありましたがそれ以上ですね....
http://blog.goo.ne.jp/vrc-tezuka/e/277b2dd661e2308fca511019d2fb4da0
----------------------------------------最初の記事--------------------------------------
初期本稿
最初に購入したSATIN M-117 で初期型です
いまでは弄り壊してバラバラです カンチレバーが当たるアーマチュアにはあまり触らないほうが
賢明ですよ....(´・ω・`)
アナログレコードを再生するMC型レコードカートリッジです
MCはムービングコイルの略です
SATIN、サテンと云う会社は京都の会社で、MCカートリッジで
有名でした
コンデンサーヘッドホンではSTAX スタックスと云う会社もあります
が、なかなか経営が大変なようですね
http://moeaudio.blog29.fc2.com/blog-entry-2018.html
かなり昔に購入したオーディオカートリッジです
M-117 MC型ですが出力は高かったです 3mvあります
今まで聞いていたMM型カートリッジとは異次元の音質でした
高音が出すぎる? 低音はソリッド感のある引き締まった音です
レコードに入っている音を全部再生するとかのキャッチコピーでしたか...。
低音は締まった音ですね
構造解説 うーむ? ↓凄いですよ....。
http://speaker.kir.jp/cm-ca/sa-m-117.htm
弱点は埃に弱かったですね
針は破損してありませんが..針は磁石で外側からべたっとつきます。
補足 オーディオ・アナログ・カートリッジとは~
http://www.audio-k.com/audio/analog.htm
針先確認に顕微鏡
私のサテンカートリッジの公開URLとなります LOGIN無しで見られます。
公開用URL
2個目 M-117E http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/306046/
3個目 M-117 http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/311090/
4個目 M-117E http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/314404/
5個目 M-117 http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/316819/
6個目 M-117 http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/322351/
7個目 M-117S http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/338337/ ←NEW 2017.08
M-11E http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/316703/
M-14 http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/319290/
M-15E JUNK http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/334184/
M-18E http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/308264/
M-18BX JUNK http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/333141/
M-18BX http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/334377/
TEST RECORD http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/302405/
SATIN N-117NE 針 http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/314832/
SONY PS-2510 http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/181006/
マイクロスコープ http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/323408/
(レコード針先確認)
JVC-1007 TEST RECORD https://zigsow.jp/portal/own_item_detail/326993/
是非ZIGSOWに会員登録して訪問してください 皆さん親切な方ですので永いお付き合いができると思います。
☆2018-3-16(FRI) 手持ちカートリッジ一覧を作成しました メーカー別です。
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追記・訂正
2016-02-13 追記 レコード針
2016-07-24 データ追記 M-117 2個、M-117 1個 計3個
2017-04-15 記事一部修正、削除 、公開URL追加
2017-08-19 M-117Sリンク追加
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購入金額
10,000円
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購入日
不明
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購入場所
フェレンギさん
2016/02/13
タコシーさん
2016/02/13
ありがとうございます....(*'▽')
ずっと針の構造がどうなっているのか疑問だったのですね
カンチレバーをどうやって固定、保持しているのか、知りたかったですね
(カタログには書いてありましたがよくわかりませんでした)
ここまでやるかSATINですね 性能追及には容赦ない感じがします
1975年頃の技術では手作りですが、音楽の天使たちが作っていたとしか思えません。
寂夜さん
2018/02/24
出来ません。こんな修理を自分でされるなんて凄過ぎます。構造の理解と作業時の
精神統一が半端ないですね。恐れ入りました。
M-117は父が使っていて実家に有りますが、まだ使えるのだろうか・・・
先にThorens TD126/3を治さないと(^^;
タコシーさん
2018/02/24
仕事は細かいことをやっていたので苦にならないのですが眼が老眼で辛いです
拡大鏡では追いつきません それと照明ですね
MCカートリッジの針折れ品の針交換は面白いですよ
M-117は難しすぎて駄目ですね 人間が作る領域を超えていますよ
SATIN製品はヤフオクで購入したりお店で手に入れた物を大切に使っています
SATINのジャンク品で何度騙されたことかですよ 本当のジャンクですもん...