サテンM-117 フォノカートリッジ 6個目です 今まで何個かM-117、M-117Eを持ち物登録してますので詳しくはそちらをご覧ください 発売は1976年ごろで最初の1個目は地元の電気店で購入したと思います 当時はテレビや白物家電を売っていた一般の電気屋さんが、ある日突然「オーディオ××××」となるのですからびっくりです 週末にはお客さんを呼んでオーディオ新商品試聴会なども行っていました 試聴室は2階が多かったです
オーディオ関係の情報はステレオサウンド誌 (ステレオと言うのも有ったような気がします)、
ラジオ技術、無線と実験(MJ誌)、FMfan 他などがありました 他にもあったと思いますが今では紙媒体からネット情報になり雑誌も廃刊が多いですね PC関連もですが。
自作ですがカンチレバーの径が太いです
針はコーワ(現A'PIS)の楕円針を加工しました 楕円針ですがカンチレバーが太いので(長いのもありますが)低音はダンピングの効いた低音ですが、エネルギーが強すぎる感じはします MM用の針をダンパーごと抜いて其の儘使用しています 高音は綺麗に出ます 白く見えるのはアルミのツマミです 取り付けは此処しかなく他はレコードに当たります カートリッジM-117はカンチレバーをアーマチュアで受けますので太いカンチレバーは再生信号が依りコイル側に伝わりやすいようです 逆に
繊細な高音側は太いカンチレバーでは再生が弱くなるようです SATINの針交換可能というのも針やカンチレバーが形状が変わると当然ながら再生音に影響します。
現行製品名称はJICO, A'PISを名乗っているレコード針製造会社ですが、昔はJICO は SWING (日本精機宝石工業株式会社)、A'pis は KOWA (弘和) です 、共にNAGAOKA Trading と同じく日本の会社です A'PIS はアーピスと読みます http://www.apis-jp.com/
M-117(no6) 左ch 周波数特性 30-15000HZ ピークトップがレベル値です
M-117(NO6) Rch 周波数特性 低域は値が暴れるので不定です
クロストーク : テストレコードのクロストークバンドの再生
クロストーク L→R (青-左CH 赤-右CH) 判りにくいですが...
針を含めたカートリッジの再生音は周波数特性やクロストークだけでは語れないようで、針の形状
、カンチレバーの材質・動き易さ、発電コイルの材質形状、カートリッジの材質、ヘッドシェルの
材質など再生音に影響します 音が伝わるものは再生音に影響するようです アナログオーディオでは、フォノカートリッジ、スピーカーは肝ですね
---------その後、針を違うものに入れ替えました----------
使った交換針 楕円針です
顕微鏡(120倍)で針先を観てみました この針はダイヤチップは上部頂点のみで金属台に接合されています 下画像:KOWA N-30 TRIO N-30 楕円針 高級品は針はダイヤモンド製で(ムク:無垢針)針を台座に埋め込みんであります 楕円針の筈ですが上からでは丸みを帯びて判り難いです F特、クロストーク、歪率、トラッカビリティ、材質、小型化などカートリッジ、レコード針の開発は神経をすり減らす仕事だったと思います そして適正価格ですからね まあ大変ですよね
Lch F特 15KHz近辺が下がってますが、ダンパーやカンチレバーの違いの影響のようです
-----------------------------------クロストーク測定-------------------------------
テストレコードのクロストーク部分を再生し(L/Rチャンネル片側別に記録されている) グラフにしたものです 実際は単発周波数の再生です 青、赤グラフの差がクロストークです
クロストーク 青--L 赤--右 左→右へのクロストーク 全域20db位?
クロストーク 赤--右 右→左CHへのクロストーク 上と反対 テストレコードのクロストーク
部分を再生したときの結果 各SPOT周波数ピークの青(L)、赤(R)のレベル差がクロストークです
低域は波形カーブが拡がって判り難いです 30Hzまで再生してます。
歪率10KHZ 0.6%位? 変動有り 歪率はソフトWave-Spectraでレコード再生時の基準音を入力してrealにウォッチします 歪率は画像左中央部の四角枠内の上の値です 実際は再生波形の変動が多いので一定値とはなりません SATINのカタログでも混変調歪率4%などと載っています
THD , THD+N
全調波歪み(Total Harmonic Distortion)、および THD+N(Noise)またはS/N(Signal to Noise Ratio)を測定表示します。
SATINの広告では或るレベルの違う二つの異なる周波数を再生したときの混変調歪率を記載してあります(4%)が、残念ながらテストレコードがないので単発周波数+再生時の数次高調波での歪率になります 7000HZ辺りはどのカートリッジでも歪率は悪いですね
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
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