レビューメディア「ジグソー」

勝手にThinkPad R53と命名!

R53正面
R53正面

R53閉じた状態
R53閉じた状態

 僕が高専1年の時に購入してから、今に至るまで使い続けているPCです。ノートPCならThinkPadだろうと言う事で、中古で探し、結果コストパフォーマンスのいいRシリーズになりました。
 購入当時から続投しているのはHDDくらいで、他の部品はほとんどが入れ替わっています。システムボードがT43となり、CPUや液晶と言った主要パーツも入れ替わっているので、勝手にThinkPad R53と命名します。
切った貼ったで作ったエンブレム
切った貼ったで作ったエンブレム

 下にその変遷を書いて見ます。

2008年12月 ThinkPad R52購入
2009年5月 メモリを2GBに換装


2009年8月 R50e/51e用キーボードベゼルに換装


2009年11月 2nd HDDアダプタ導入


2009年12月 セカンダリ用500GB HDD導入


2011年5月 Intel 320SSD 300GB導入


2011年8月 CPUをPentiumM 770 2.13GHzに換装、DVDスーパーマルチドライブ導入



2011年9月 キーボードをALPS 93P4840に換装


2012年2月 システムボードをMobility Radeon X300搭載のものへ、液晶パネルをIDTech IASX12Gへ換装




 こうしてみると、目まぐるしく仕様・外観が変わっていて、本人もびっくりです。というか、MA12Hも、ここまでいじってないですw


 CPUの交換前後、そしてGPUの交換後でベンチを取ってあるので、並べてみます。
R52メモリ交換 740 GMA900仕様
R52メモリ交換 740 GMA900仕様

R52 メモリ交換 770 GMA900仕様
R52 メモリ交換 770 GMA900仕様

R52 メモリ交換 770 X300仕様
R52 メモリ交換 770 X300仕様

 CPU換装で、若干のスコアアップ、Mobility Radeon X300搭載でGMA900に比べて二倍近いグラフィック性能の向上となっています。GeForce 6200A搭載のデスクトップに対しても全く負けていないです。
PentiumⅢ-S 1.53GHz GeForce 6200A
PentiumⅢ-S 1.53GHz GeForce 6200A

 また液晶パネルも、LGの普通のXGA液晶から、泣く子も黙るIDTechのSXGA+ IPS液晶になったことにより、美しい発色、圧倒的な視野角、高解像度を同時に手に入れました。
Before~LG XGA液晶パネル~
Before~LG XGA液晶パネル~

After~IDTech SXGA+ IPS液晶パネル~
After~IDTech SXGA+ IPS液晶パネル~

 また、外観についても、USキーボードに加え、廉価版であるR50eシリーズのタッチパッド無しのものに替えているので、普通とはちょっと違う雰囲気を演出しています。

 打鍵感としても、ThinkPadを謳うだけあってかなり良いのですが、初期型のUSキーボードにする事で、より良い打鍵感となり、見た目的にも良いです。具体的に書くと、クリック感が強く、ラバードームの動きにもキレがあり、不快感は少ないです。

 購入から3年が経過し、発売からも6年が経とうとしていますが、なぜかこのPCにパーツを投入してしまいます。IBM最後のThinkPadであり、初めて買ったノートPCでもあるので、中々手放したくないんですね。

 機種名の先頭に付いている「R」の文字は、クルマで言うGT-「R」だとか、タイプ「R」だとかの大層な意味ではなく、非公式にですが、"R"eliable(信頼できる)という意味だそうです。この文字が、現行メインストリームであるLシリーズとの大きな違いです。
http://zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=98596

 Rシリーズは7段キーボードとウルトラベイ、そこそこ速いCPUに、上位機種には高解像度液晶モデルもあります。これは機能的には上位機種であるTシリーズに対して機能的に劣っておらず、安くともThinkPadである=技術的な妥協をしていない、というのがシリーズ名に現れているのです。

 R52はRシリーズ3代目、2度のマイナーチェンジを経たモデルです。それまで855だったチップセットを915に変え、DDR2メモリをサポートし、ExpressCardスロットも初めて搭載しました。

 何度かウルトラベイという単語が出てきていますが、これは5インチベイを拡張スロットと位置づけて、ThinkPadの機能を高めようという構造です。今は光学ドライブの替わりにHDDが入っていますが、起動中でも光学ドライブに入れ替える事が可能で、非常に便利です。
セカンダリHDD
セカンダリHDD

 かつてはプレミアムレビューで頂いたSSDをレビューした事もあります。何で今は使っていないのかというと、R52はIDEからSATAの移行期にある機種なので、ギリギリでSATAに対応していません。ですが、ウルトラベイは変換によってSATAのドライブが使えるので、レビューはできるが普段使いはできないという事になるのです。

 つまり、OSは入れられるが、15インチのくせにDVDが見れないというPCになってしまうのです。セカンド用のドライブとしては、500GBのHDDがあるため、容量的にもメリットが無いと言う事で、今は使っていないです。

 最後にスペックを。

CPU:PentiumM 740 1.73GHz → PentiumM 770 2.13GHz
メモリ:512MBx2 → 1GBx2
グラフィックチップ:i915GMチップセット内蔵GMA900 → ATi Mobility Radeon X300
HDD:東芝 MK4026GAX 40GB + 東芝 MK5055GSX 500GB
液晶パネル:LG 150X09 ノングレアXGA → IDTech IASX12G グレアSXGA+ IPS
光学ドライブ:状況に応じてPanasonic ウルトラベイスリム DVDスーパーマルチドライブ
キーボード:ALPS 39T0705 → ALPS 93P4840
  • 購入金額

    49,800円

  • 購入日

    2008年12月30日

  • 購入場所

    J&P

コメント (12)

  • kensanさん

    2010/12/30

    Thinkpadは高品質というイメージがありますね。
    何度か検討したことがありますが・・・機会なかったです。

    レノボ(聯想)へ売却したので、実態は知りませんが中国法人の聯想のPCが最低だったのでDELLにすべて置き換えたことがトラウマです。

    ブランドイメージ守ってほしいですね。
  • 名湯さん

    2010/12/30

     レノボのPCといっても、ThinkPadは日本で開発されています。他のIdeaPadや、Gシリーズ等は北京で開発されています。なので、実質違うメーカーのPCみたいな状態になっています。

     レノボになってからのThinkPadは、X100eとL412を触りました。品質は悪くなっているのは否めませんが、価格が下がっているのを考えると、しょうがないのかなという気分になります。あと、この2台はThinkPadの中でも低価格機になるので、TシリーズやX200シリーズ等はもっといい出来だと思います。

    L412のレビュー
    X100eのレビュー
  • kensanさん

    2010/12/30

    なるほど!
    まあ日本メーカー(家電)の現地生産販売品も1年以内に故障しますからね。

    開発、生産は日本ですか?
    狭い業界ですがいろいろ経験して、品質面で苦い経験あるので・・・ただし中国製=粗悪とは思っていません。管理の問題です。

    聯想も市場を意識しているのでしょうね。
    レビューを拝見します。ありがとうございました。
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