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幻のファミコン互換機!?ファミコンタイトラー

”もちもの”登録100個記念レビュー 「幻のファミコン互換機!?ファミコンタイトラー」


ファミコンタイトラー(編集ファミコン)はマイコンピュータテレビC1、ツインファミコンに続き1989年にシャープが販売したファミコン互換機です。

ファミコンにビデオ編集機能を搭載した特殊なモデルで発売当時のメーカー希望小売価格は43,000円だそうです。PS3も真っ青な高級ゲーム機ですね。

2001年あたりにハードオフやネットオークションに出回ったシャープの倉庫在庫整理品と思われる一定数(100台くらいと言われています)の新品が流通したときに購入しました。価格は覚えていませんが7,000~9,000円くらいしたと思います。



●付属品
付属品は「説明書、AVモノラルケーブル。ACアダプターに文字入力用のタッチペン」・・・むむむ、これはDSの先がけですね!?(写真3右上)

S端子ケーブルは付属しませんので別に用意する必要有り。


●互換性
マイコンピュータテレビC1は互換性にやや難有りでしたが、ファミコンタイトラーはツインファミコンと同等の互換性を維持しています。一部色合いがおかしくなるソフトもあるようですが問題ないレベルです。

コントローラーはツインファミコンと同じタイプとなっています。流石に大人の手には小さいですね。本体右後方にタッチペンスタンドも有ります。(写真3右上)


●映像入出力
映像関係はビデオ&S映像端子の入出力に加えてRFコンバーター用の出力端子が備えられています。RFコンバーターはオプションです。(写真2)

ファミコンタイトラーの魅力は標準でS映像出力端子を備えているところです。S映像出力端子はコンポジットやビデオ出力と比較して非常に鮮明な画像を表示することが可能です。

ゲームセンター用のVS基盤のPPUを剥がして(ソケットに刺さっています)ファミコンに移植する猛者もいましたが、ファミコンタイトラーに内蔵されているPPUもRGB出力に対応している同等品が使われているのは有名ですが、本体を無改造でS映像出力可能なのはかなり魅力ではないかと。

そういえばVS基盤のPPU2個ほど持っていたのですが改造難易度高くて使わずに紛失してしまいました・・・


●ビデオ編集機能
ビデオ編集といっても「誕生日おめでとう!」などのタイトルを作成し、X-1やX68kシリーズでお馴染みのスーパーインポーズ機能を使用して映像入力端子から入力した映像と編集したファミコン画面をミックスして出力可能という代物です。ファミコン側の映像の黒色の部分が透けて、そこに入力した映像が写る感じです。

スーパーインポーズ機能についてはX1/X68kユーザーなら試したことあるのではないかと思います。ちなみにファミコンのゲーム画面と映像をミックスすることも可能です。編集機能は必要ないのでこれ以上は試してません(ノ∀`)


●感想
ファミコンタイトラーは無改造でS映像出力可能な唯一のファミコンということで非常に貴重な製品と思います。RGB出力可能なPPU目当ての購入者が多く、解体されて現存する個体数も少ないといわれているのが残念です。

ヴァーチャルコンソールなどのエミュレーターのおかげで過去のゲームもプレイすることが出来るようになった今となっては無用な品ともいえるかもしれません。しかし特殊チップを搭載した名作はエミュレーターでの再現性が低いので個人的には満足できませんヽ(`Д´)ノ

現在では入手困難と思いますが古き良き時代の名作ソフトをS映像出力の鮮明な画面でプレイしたいという方にお勧めです。






「え? S映像出力でどのゲームをプレイしたのか知りたい?」

「もちろん史上最強の不動の名作”コナミの悪魔城伝説”です。ハイ」 (`・ω・´)
  • 購入金額

    9,000円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

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