この度は、レビューインフィニティ第7弾「Z68星雲」のレビューアーに選出いただき、ありがとうございました。この場をお借りし、ご関係者の皆様に御礼申し上げます。
それでは、DZ68DBに続き、Intel® Core™ i7-2600Kをアップさせていただきます。
(一部、DZ68DBのレビューと重複しますことをご了承ください。)
Intel® Core™ i7-2600Kは、ロクナナレビュー時に購入し所有しております。
今回は、この2600Kとの比較も含め、レビューしていきます。
マザーボードDZ68DBと共に到着しました。
相変わらず、小さなパッケージです。
中には、CPU本体、クーラー、説明書が入っています。説明書の裏にCore i7ステッカーがついています。
搭載するマザーボードは、今回のZ68星雲のマザーであるDZ68DBです。
このマザーに載せた時のスコアは・・・
CPU7.6は、2600Kの標準的なスコアです。定格で使用しても高性能なCPUです。
内蔵グラフィックスもHD3000と強化されたようですが、やはり3Dゲームを楽しむには役不足のようです。
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ここからは、倍率ロックフリーである2600Kの性能をOCによって引き出していきます。
言うまでもなく、定格を超える駆動周波数で使用するOCは自己責任であり、万が一破損しても、メーカーの保証はありません。
また、個体差がありますので全てのCore i7 2600Kでの動作を保証するものではありません。
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手始めに軽めのOCということで、42倍で回してみましたが、どうも思わしくありません。
すぐに定格クロックまで落ちてしまいます。
どうも、このマザーはOCがあまり得意ではないようです。
この後、最終的に Core Current Limitを120までアップすることで、安定したOCに成功しました。
(P67BGB3では、Core Current Limit はデフォルトのままで安定したOCが可能です。)
電圧 Dynamic設定で、CPU:48倍、GPU:40倍まで成功しました。
(GPUは40倍までしか試しませんでした^^;)
CPU 49倍(4.9GHz)では、Windows起動中に止まってしまいます。
FSBは101MHzにするだけで、全く起動できませんでした。
まだ、電圧盛ればいけそうな気はしますが、現状のコア電圧もすでに最大1.3911V、CPU温度はKABUTOのファンを100%固定にした状態で最大75℃になっていますので、ここまでとします。
FSB:100MHz(99.8MHz)、CPU:48倍(4789MHz)、GPU:40倍(1998MHz)をMAXとします。
OCにより、CPU,GPU共に順当にパフォーマンスアップしています。
OpenGLの車の動きもかなり滑らかになりました。
FFXIV Benchも1000を超えるまでになりましたが、残念ながら快適とは言えません。
やはり、3Dゲームを楽しむためには、グラボの増設は必要でしょう。
エクスペリエンスインデックスは、CPUが7.8、GPUはAero、Game共6.5までアップしました。
(メモリーをDDR3-1333 2GBX2、HDDをWD3200AAJSに変更したため、スコアが低下しました。)
P67に載せるにあたり、現在所有している2600Kと比較してみました。
所有品は、マレーシア製造品でした。
今回のレビュー品は、コスタリカ製のようです。
ヒートスプレッダの形状が異なります。
この後は、P67のドクロマザー(DP67BGB3)に載せてみます。
今回使用するP67では、サイズの簡易水冷 APSALUS120 を使用しています。
ラジエターファンは、サイズの光る鎌風の風に変更しています。
OCに備え、ファンコンの回転数を最大にしておきます。
(仕様上は1600rpmですが、ファンコンの表示は1560rpmとなりました。)
まずは45倍で起動してみましたが、何事も無く起動してきました。
今までのものは、この時点で電圧を盛ってやる必要がありました。
コア電圧は、Dynamic設定にしているため、この状態でも1.32V程度までかかっています。
ただし、この後48倍では、ようこそ画面でフリーズ。
47倍、46倍ではようこそ画面の後、デスクトップが表示される前にブルーバックで落ちました。
ということで、電圧を盛らずに出来るOCは45倍までという結果になりました。
電圧アップはDZ68DBでも行なっていないため、本レビューでのOCはここまでとします。
Intel のエクストリームシリーズとして髑髏を冠する DP67BGB3 よりも、メディアシリーズの DZ68DB の方が高いクロックで起動できたのは驚きです。
最後に、インテル® クイック・シンク・ビデオ(以下、QSV)を使ってみたいと思います。
(QSVは、DP67BGB3では利用できないため、DZ68DBで行なっています。)
用意したのは、TMPGEnc Video Mastering Works 5 (体験版)
素材は、HANDYCAMに入っていたサンプル(デモ)ムービー(AVCHD 230MB 2分32秒)
出力設定画面の映像エンコーダで、Intel Media SDKのHardwareを選択すれば、QSVが有効になります。(Softwareは、非対応CPU向けのようです。)
x264は、CPUパワーでエンコードします。8スレッドを使ってエンコードしています。
QSVを使用すると、CPU負荷が40~50%程度に下がりながらも高速にエンコードできます。
QSV(ハードウェア)を使用すると、少ないCPU負荷で高速エンコードができることがわかりました。
所有する個体とで体感上で性能の違いは感じられませんし、ベンチマークにおいても差は感じられませんでしたが、オーバークロックについては、現在保有している2600Kよりも若干耐性が高いかな?という程度の個体差で、相変わらず高いOC耐性を誇ります。
定格3.4GHz、TB時3.8GHzの仕様を持つCPUが、いとも簡単に4.5GHzで常時稼動することは驚きです。
Core i7最上位は6コアの990Xですが、Sandy Bridge最上位である2600Kとの価格差は大きく、約25000円で入手できる2600Kのコストパフォーマンスは非常に高いものです。
通常使用においては、最高のCPUであると思います。
退会したユーザーさん
2011/09/15
ねおさん
2011/09/15
がんばりまっす!
退会したユーザーさん
2011/09/15
でも楽しみにしてまつ(・・b
ねおさん
2011/09/15
何とかガンバります^^;
harmankardonさん
2011/09/15
素の状態は,さすがに2600Kですね.
OC時のエクスペリエンスインデックススコアーありませんか?
P67期待しております.
ねおさん
2011/09/15
とりあえず、P67マザーでの現状のスコアです。
yasuさん
2011/09/16
僕のパソコン一番高いサブコアで5.6
相当時代遅れの俺のパソコン
い7-2600Kの威力恐るべし
ねおさん
2011/09/16
コメントありがとうございます。
このスコアは、P67マザーでCore i7 2600Kを4.2GHzにOCして使用しているメインPCのものです。
7.8から7.9へのアップがなかなかできないんですけどね^^;
HDDスコアは、通常SATA2のSSDで7.8、SATA3またはSATA2 RAID0で7.9が出るようです。
このマシンでは、5.0GHzでの駆動までは確認できていますが、その時のエクスペリエンスインデックスはとってありませんでした・・・orz
今回のCPUでも、まずは5.0GHzを目指していきたいと思っています。
harmankardonさん
2011/09/17
死角なしですね.
凄いです.
harmankardonさん
2011/09/17
iGPUのオーバークロックをされたら,どれくらいまでいくのか,教えてください.
ねおさん
2011/09/17
> でも,iGPUでは無いですよね.
はい。これはP67マザーで、Radeon HD6850でのスコアです。
> iGPUのオーバークロックをされたら,どれくらいまでいくのか,教えてください.
この3連休でチャレンジしますよ♪
でもDZ68DBのOCは、あまり期待できないかも・・・
ねおさん
2011/09/17
この板でスコアが上がらない理由は、やはりCPU温度が上がるとクロックを下げてしまうことにあるようです。
どうも、CPU温度70℃程度で3.8GHz位まで下がります。
ねおさん
2011/09/17
CPU温度のリミッターは、やはり70度のようです。
ねおさん
2011/09/17
愛生さん
2011/09/17
ちなみに、負荷は掛けてみたのですか?
ねおさん
2011/09/17
> ちなみに、負荷は掛けてみたのですか?
とりあえず、PCMark7、CINEBENCH r11.5、FFXIVベンチだけです。
はにゃさん
2011/09/21
i7-2600Kはいい石ですね。Celeron 300Aを彷彿とさせます。
違うのはデスクトップ用ハイエンドと、ローエンドという位置づけですけどwww
Intel マザーだと Core Current Limit があるってのがミソですね。
ねおさん
2011/09/21
> i7-2600Kはいい石ですね。Celeron 300Aを彷彿とさせます。
ホントにスゴイ石だと思います。
以前はCeleron等のクロック倍率の低いローエンドCPUで、当たりを引く必要がありましたが、上位CPUでこれだけのOC耐性を持っているCPUが供給され、この価格で買える。
更には、P67やZ68マザーで簡単に4.5GHzを体験できるなんて、幸せな時代ですね。
> Intel マザーだと Core Current Limit があるってのがミソですね。
これなんですけど、DP67BGB3ではデフォルトの97Aのままで、何も問題なく回ってくれるんですけどね・・・
本来はDZ68DBの動きが正しくて、DP67BGB3のバグって気もしますけどね^^;
退会したユーザーさん
2011/09/21
(^0^/
OCの箇所で、思わず「そこ、それ以上いくとNGだよね!」と頷きながら読みました!
ドーン!とOCするのではなく、少しだけ試しながら定格より若干上で操作するのがオイシイのでしょうね!
導入から実践、ベンチまで検証されるのは大変だったでしょう!
こういった個人利用のレビューがきっと知らない誰かの役に立ちますよ!
お疲れ様でした!
m(_ _)m
ねおさん
2011/09/21
> 導入から実践、ベンチまで検証されるのは大変だったでしょう!
> こういった個人利用のレビューがきっと知らない誰かの役に立ちますよ!
今回Z68星雲でのセットレビューだったため、2600Kは少し悩みました。
すでに所有しているCPUを、あらためてレビューするのって難しかったですね。
今まではP67マザーでVGAカード必須だったので、内蔵グラフィックスがどの程度か興味がありましたが、やはり、比較対象をVGAカード(しかも、所有するHD6850が基準)にしちゃダメですね^^;
QSVや、Virtuは今まで使ったことなかったので、違う意味で戸惑いがありましたけどね・・・
kenさん
2011/09/22
倍率フリーとはいえ、流石にOCすると随分と発熱しますね。
標準のクーラーでは、かなりきつそうですね。
同じ2600Kでも、生産国とヒートスプレッダに違いがあるとは、
思いませんでした。
色々と検証、お疲れ様でした。
ねおさん
2011/09/22
Sandy Bridgeは発熱が少ないと言われていますが、流石に4.5GHz以上にもなるとリテールクーラーでは役不足ですね。
KABUTOでも苦しいので、
などのハイエンド空冷が欲しいところですね。
> 同じ2600Kでも、生産国とヒートスプレッダに違いがあるとは、思いませんでした。
ホントは性能比較するつもりだったんですけど、ほとんど差がなかったんです。
生産国の違いやヒートスプレッダの違いは、わたしも今回知りました。
今回のZ68星雲のレビュー品の中でも、マレーシア産とコスタリカ産が混在しているようですね。
(ヒートスプレッダの形状で判断できましたw)
形状の違う理由はわかりません><
リンさん
2011/10/08
自分はK無しを使っていますが、レビューを読むとK付き欲しくなっていしまいますね。
4.5Gの速度・・・どんなんなんだろう。
スポーツカーみたいなもんですよね。
ヒートスプレッダに違いがあるのにはビックリしました。
ねおさん
2011/10/08
> 自分はK無しを使っていますが、レビューを読むとK付き欲しくなっていしまいますね。
購入することを考えると、僅かな価格差なのでK付きの方がお得だと思います。
通常用途であれば、Core i5 2500Kが、よりコスパ高いようにも思いますね。
6コア12スレッドには敵いませんが、4コア8スレッドでもパワーは持て余し気味ですね^^;