この度は「レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲」のレビュアーとして選出頂き
ありがとうございました!
いつもの挨拶はここまでにしまして
早速レビューのほうを始めさせて頂きたいと思います
他の方の様な絵などを多様したレビューは才能が無く、文面主体となるので
見にくいかと思いますが、よろしければ最後までお付き合いください
今回は以下の順番で進めていこうと思います
1.マザーボード外観
2.今回使用したパーツ
3.組み立て
4.BIOS画面を見てみる
5.ドライバインストールについて
6.さて困ったぞ…
7.まとめ
それではレビューのほうをご覧ください
1.マザーボード外観
まずはマザーボードおよび付属品を見ていきたいと思います
パッケージは従来通りの青を基調としたパッケージ
最近は青スキーなので個人的には好みのパッケージです
以前レビューさせて頂いた「DH67BL」と比較しても
サイズ以外あまりパッケージの色使いなどに違いは感じられません
ではマザーボードの各部を見ていきます
CPUフェーズ数は3フェーズでしょうか
シンプルですが、この価格帯のマザーボードとしては標準的な感じがします
メモリスロットは4スロット
4GB×4枚構成で16GBも可能です
やはり今時メモリスロットは4スロットほしいものです
SATAコネクタは全部で5つ
そのうち2つがSATA6Gbps対応で、2つがSATA3Gbps、一つはeSATA扱いとなっています
ATXマザーですので欲を言えばあと1つコネクタがほしかったですが
価格的に(Z68としては)エントリークラスの部類に入りますし
このあたりでコスト削減が入ったというところでしょうか
拡張スロットは
PCIe x16が1本
PCIe x1が2本
PCIが3本
となっています
PCIe x16が1本しか無く、CFやSLIは行えませんが
Intel 6シリーズからはチップセットレベルでPCIのサポートが廃止されている中で
このマザーボードは3本ものPCIスロットを搭載しており
最新CPUでPCIをたくさん扱いたい方には有力な選択肢となるマザーボードではないでしょうか
フロントUSB端子は4つ
フロントIEEE1394端子を所持しており
フロントにIEEE1394を搭載しているケースも有効活用できます
CPUファンコネクタのほかに
フロント、リア用のファンコネクタとして2つのファンコネクタがあります
これだけあればとりあえず困ることはなさそうです
I/Oポート部の各コネクタは
DVI-D×1
HDMI×1
ディスプレイポート×1
USB2.0×6
USB3.0×2
IEEE1394×1
eSATA×1
LANポート×1
オーディオ入出力端子
光デジタル出力×1
となっています
映像端子が3つもあり、内一つはディスプレイポートですので
出力端子は豪華ですね
このマザーボードの一番特徴的なところはここではないでしょうか
拡張スロット側の基板に何も搭載されていない部分が目立ち
寂しく感じます
とある記事でこのマザーボードはMATXとして流用できる様につくられたので
拡張スロット側に部品のない部分が目立つといったものを見ました
その証拠かどうかは知りませんが、Intel様のホームページで
このマザーボードの製品情報を見ると拡張スロットが未だにPCI×1となっています
MATXとしての計画もあるのでしょうか
基板裏側です
mSATAスロットは見つからず
mSATA用のSSDを利用してのSRTはこのマザーボードでは残念ながら不可能です
付属品は
SATAコネクタ2本
ドライバCD
説明書
となっており非常にシンプルです
SATAコネクタが2本あるので、最小構成で起動する分には不足無く十分といえます
また毎度おなじみの説明書ですが
絵を多様して説明しており、初心者が見ても容易に組み上げられるところは
非常に便利です
2.今回使用したパーツ
今回使用したパーツは下記となります
・CPU
Intel Core i7 2600K(レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲 レビュー品)
・CPUクーラー
サイズ 忍者参
・マザーボード
Intel DZ68DB(これ。レビューインフィニティ第7弾 Z68星雲 レビュー品)
・メモリ
Patriot Memory PSD34G1600KH
・SSD
Crucial RealSSD C300 64GB
・HDD
HGST Travelstar 7K500
・HDD
Seagate ST32000542AS-BOX
・光学ドライブ
パイオニア BDR-206BK/WS
・サウンドカード
オンキヨー SE-200PCI
・PCケース
Antec P183 V3
・電源ユニット
ENERMAX MODU87+600W EMG600AWT
・その後追加予定のグラフィックボード
ASUS EAH6950/2DI2S/2GD5(Radeon HD 6950)
以上の構成で組み上げていきます
3.組み立て
では実際にここから組み立てていきます
まずはレバーを矢印の方向に引っ張り、その後持ち上げて
CPUカバーのロックを外します
その後カバーを上に持ち上げます
カバーを持ち上げたら
今度は保護カバーを外します
「REMOVE」と書いてある場所の出っ張りを上に持ち上げると簡単に取り外せます
保護カバーを取り外したら
写真の出っ張りの位置を確認して、同じ方向でCPUを取り付けます
カバーのほうにも取り付けの矢印がありますので、それとCPUの矢印を確認しても
取り付けられます
CPUを取り付けたらカバーを閉めます
ロックを外したときとは逆の容量でレバーを固定し、CPUカバーをロックします
CPUにグリスを塗ります
塗りすぎには気をつけましょう
塗るのが難しいときはCPUに米粒大程度のグリスをたらし、クーラーで押し広げるのも手です
CPUクーラーを取り付けて固定します
今回使用した忍者参はバックプレート式でねじ止めなので取り付けミスは起こりにくいと思いますが
純正のプッシュピンタイプですち固定したつもりでも固定できていないことがありますので
よく確認してください
CPUクーラーのピンをマザーボードのCPUファンピンに差し込みます
続いてメモリを取り付けます
メモリの切り込みの部分とスロットの出っ張りの部分を合わせて
左右から下に押し込んで固定します
またデュアルチャネルのためには基本同一色のスロットに取り付けます
光学ドライブ、HDDなどを本体に取り付けた後
I/Oパネルをマザーボード付属の物に交換し、マザーボードを取り付けて
ねじで固定します
今回は先にドライブから取り付けを行いましたが
内部が狭いケースの場合などは先にマザーボードから取り付けた方が良いこともありますので
ケースに応じて柔軟に対応してください
ケースに電源ユニットを取り付けます
拡張カードの取り付け、ケーブル類の配線を行い
これで完成となります
4.BIOS画面を見てみる
起動してこの画面が表示されたときにF2キーを押すことで
BIOS画面に入ることができます
Mainタブではバージョンの情報や搭載されているCPU、メモリクロック、容量などを知ることができます
今回のBIOSバージョンは0014で、CPUもしっかりと「Core i7 2600K」として認識されています
Configurationタブでは各種オンボードデバイスの有効無効設定、ファンコントロールなどを行えます
ここで主に使うのはファンコントロール設定かと思います
ここで面白いと感じたのがこの拡張スロットの表示画面
使用されている拡張スロットが一目でわかります
そしてなぜかスロット1がない…
Peformanceタブでは各種オーバークロックなどの設定が行えます
警告画面が表示されます(おそらくオーバークロックは自己責任といった文面でしょう)ので
NoではなくYesにすることで設定画面に入ることができます
Yesを選択するとこのような画面に
ベースクロックの設定やグラフィックの倍率、電圧変更などが行えます
CPUの倍率変更やメモリ設定はさらに細かい画面で行うことになります
内蔵GPUのクロックははベースクロック×倍率÷2となりますので
初期では1350Mhzに設定されています
ここは一応最高255倍まで設定することができました
Processor Overridesを選択することで
CPUのオーバークロック画面に入ることができます
ここでは主にCPUの電圧変更やTurbo Boost時の倍率設定などを設定できます
ちなみにノーマル時の倍率変更は下げることしかできません
またオーバークロックに関してはCPUのレビューのほうで改めて行いたいと思います
CPU電圧はどうやら1.35Vまでしか設定できない模様
シンプルでオーバークロック初心者にも分かりやすいといえば分かりやすいですが
慣れた人には物足りないかもしれません
Memory Overridesを選択することで
メモリの設定画面に入ることができます
XMPには対応していないようですが、一応メモリ設定も
DDR3-2133まで設定できるようです
またタイミング設定も行えますので手動という手間はありますが、問題ない箇所と思います
SecurityタブではBIOSやHDDにパスワードを掛けることができます
パスワードを掛ければ盗難に遭ってもデータを盗まれることは防げますが
自分で忘れて解除できない事態に陥らない様に注意を…
Powerタブでは省電力設定が行えます
基本的にここをいじることはあまりないでしょう
BootタブではBootに使うデバイスや順番の変更が行えます
不要なデバイスはここで切っておいてもよいでしょう
5.ドライバインストールについて
Intel様のマザーボードのドライバインストールは非常に楽です
ドライバCDを起動してインストールしたいドライバやソフトにチェックを入れますが
この自動ログオン設定画面でユーザー名をパスワードを入力してあげると
自動的に再起動を行ってすべてのドライバをインストールしてくれます
わざわざ一つ一つインストールする手間が省け
インストール中は別の作業が行えるのは便利です
6.さて困ったぞ…
無事OSインストールやドライバのインストールも終わり
さあ使うぞーと思ったら困った事態が…
上記のような画面が出て再起動を繰り返し起動できない状態に陥ります
特にOS再起動時には必ずといっていいほど発生します
要約するとBIOSかハードウェアの変更でエラーを検知した というような内容のようですが…
いろいろとネットで調べてみると気になる記事が
「パトリオットのメモリを使用してメモリ設定をAutoにするとメモリタイミングにめちゃくちゃな値が書き込まれる」
とのことでした
というわけで早速メモリ設定画面を見てみると…
こーんな値が書き込まれていました…
特に重要なのがtRCの値のようで
ここは33以上の数値が入っていないといけないようです
メモリ自体はDDR3-1600としてしっかりと認識しているだけに
盲点です
この値が正しい数値のようですので
設定して何度か再起動を行いましたが
今までのエラーが嘘の様に出なくなりました
まだBIOS再起動後はエラー表示が出ることがあるものの
今のところWindows再起動からのエラーは確認できておらず
快適に使用できるようになったと言って良いと思います
同様の症状に悩まされている方は一度設定してみてはいかがでしょうか
7.まとめ
今回DZ68DBのレビューをさせて頂いて感じたところは
・I/Oデバイスが豊富
・Z68チップセットマザーの中でも安価な部類に入る
・PCIの数が多い
・NICがインテル製
といった点でした
上記の点からこのマザーボードが選択肢に入る方は
・安価にZ68を利用してみたい
・極端なオーバークロックなどは行わない
・豊富なPCIスロット数に魅力を感じる人
・豊富な映像出力に魅力を感じる人
になるかと思います
特に安いというのは魅力的ではないでしょうか
ただメモリの設定など不安要素はありますので
その点が改善されるとさらに魅力の増すマザーボードだと思います
リンさん
2011/09/12
トラブルにも見舞われながら解決されて何よりです。
結構Intelマザーはシビアなのでしょうか。
他の人もOCに苦労されたりメモリーに苦労されたりしていますね。
なんにしてもZ68羨ましいです。
SSDと組み合わせてキャッシュディスクやってみたいです><
ねおさん
2011/09/12
ISRT、なかなかスゴイですよ。
Kitaさん
2011/09/12
レビューご苦労様です。
Core i7の方も楽しみにしています。
harmankardonさん
2011/09/12
後半戦に期待しています.
kenken1581さん
2011/09/12
私は、まだ箱もあけてないです。
miraさん
2011/09/12
やはりmATX仕様と互換性を持たせられる所為か、PCIスロット以下の基盤はすごい綺麗ですよね。笑
しかしNICもintel製ですか。低価格帯マザーにしては美味しいポイントですね。最近はNICのコストが下がってきたのかな?
私のAtomのintelマザーには蟹さんNICが積んでありましたし…。
丸ボロマンさん
2011/09/13
僕はいろいろ試行錯誤中でまだレビュー書けてません(;^ω^)
kenさん
2011/09/13
レビュー中のメモリトラブル対策もお疲れ様でした。
こういうことがあるんですね。
最近は全然自作はしていないので、勉強になりました。
また、最近のBIOSの説明が分かり易くて、良かったです。
R-O-G-Eさん
2011/09/13
最近のマザボのセットアップディスクは楽でよいですね。
メモリトラブルお疲れ様です(笑)
僕も早く作らないと…。
ネイエフさん
2011/09/13
ありがとうございます!
まだきちっと解決したとはいえない状態ですが
今のところ発生頻度は大幅に落ちたので
使いやすくはなりましたね~
メモリ交換したらどうなるやら…
私としては990Xうらやましいですよ!(笑
ねおさん
ねおさんもお疲れ様です!
レビュー拝見させていただきましたが
ISRTの効果はすばらしいですね~
Kitaさん、harmankardonさん
ありがとうございます!
CPUのほうはもうしばらくお待ちください…
kenken1581さん
ありがとうございます!
kenken1581さんもはやくあけてしまいましょうw
miraさん
ありがとうございます!
いやー拡張スロット部の基盤は見事に何もなくてまっさらですねw
こういう基盤は私は初めて見ました
以前レビューさせて頂いたH67マザーもNICはIntel製でしたし
Atomを除いたマザーは案外IntelNICを搭載しているのかもしれませんね
丸ボロマンさん
ありがとうございます!
丸ボロマンさんもレビューがんばってください!
kenさん
ありがとうございます!
ブルーバックが出ている訳でもなく
再起動時のみに頻繁に発生していたので
何事だーと思って調べてみたらこういうことだったようです
一応相性という形でいいのかもしれませんね~
BIOS説明もうまく伝わった様で
よかったです
4453さん
2011/09/14
このマザーボードって、BIOSはF2キーで入るんですね。
メーカーPCみたいで面白いですw
後、パトリオットのメモリは盲点ですね。
トラブルシューティングの話として参考になりました~。
退会したユーザーさん
2011/09/26
m(_ _)m
ネイエフさんが仰る通り、極端なOCをせず、少しだけスピードアップを楽しみたい人にピッタリなマザボですよね!
(^0^/
自分は使ってみて、このマザボの安定感をとても気に入りました。
Z68チップ、やっぱり全部入りだけあって、相当チカラが入ってるな!と感じました。
Sheltieさん
2011/09/27
メモリはSPD値を参考にしつつもBIOSで自動調整が入るので自動調整がうまく行かないと不安定になったりしてしまうことがありますね。
PCI周辺の空きパターンはM-ATXマザーと配線のパターンを共有させて開発コスト削減しているのかもしれません。
ネイエフさん
2011/09/27
お返事遅くなり申し訳ありません(汗
たしかにBIOSにはいるのって
普通delキーのイメージがあるので
ちょっと意外でしたねーw
そしてメモリについては参考になりましたら幸いです
zigzsowzさん
ありがとうございます!
このマザーはOCするならちょびっとがいいですね~
2600Kは定格でも性能はすばらしいですし、定格運用でもいいかもしれませんね
やはりいろいろできるZ68はすばらしいですね~
私は今回メモリでちょっといろいろやられちゃいましたが
いいマザーボードだと思います
Sheltieさん
ありがとうございます!
今回メモリのSPD値はめちゃくちゃな値が入っていたので
正直驚きました(汗
今まではこんな事はなかったもので…
まあでも修正掛けて今は安定しているのでOKです
空きパターンもこんなに広大なものは初めてなので
ちょっと驚きました
確かにコスト削減には有効そうですね