まずは恒例(?)の到着時の状態から
AMD派の私がIntel製CPUを使うのは10数年ぶりになります。製品使用後、
コストパフォーマンスのAMDと絶対性能のIntelというイメージがどう変わるのか楽しみです。
まずはパッケージ形態。かなりコンパクトです。
マニュアルぽい冊子がついてきました。
レバーをロックから外して
今まで、ソケット側に穴があって、CPU側にピンが出ているものばかり使っていましたので
結構新鮮に感じました。確かにCPUからピンを出すより合理的です。
次はCPUクーラーの取り付けですが、プッシュピン式のクーラーの固定方法が判らず(矢印の意味がわからなかった)、開くことはないだろうと思っていたCPUのマニュアルを1回だけ確認しました。
そこだけペラ紙で1枚入れといてくれれば、マニュアルいらないのにw
四隅のプッシュピンの上に、回転方向の矢印が書かれています。
このクーラーの固定は押し込むだけです。プッシュピンの上の黒い軸を
矢印の方向に回転させて、矢印の頭が中央を向くようにするのは
クーラーを外す時だけです。取り付け時は、矢印が横を向いている状態にします。
コア数:4(スレッド数:8)
動作周波数:3.4GHz(3.8GHz)
GPU:HD3000/850MHz(1350MHz)
キャッシュ:L2:256KB×4 L38MB
TDP:95W
Socket:LGA1155
実際の使用感
体感できる速度UP(Phenom9350e[2.0GHz]→3.4GHz)
Win7のインストール時間 30分程度→15分程度
Win7SP1の適用時間 1時間程度→27分程度
問題点としては、発熱とリテールクーラーの性能不足でしょうか。
BIOS画面で5分程放置 → センサー検知温度85℃
Win7インストール直後のWindowsエクスペリエンス実行 → 熱暴走
Win7再起動後 → 測定OK
翌々日の起動 → 完了せず。BIOSのPOSTも完了せず
どうやら、熱でGPU部分がいかれてるようです。
ケースを入れ換えて大型のクーラーに換装してみます。
M/B側の問題ですが、GPUが入りませんね。
大型のクーラーに換装してみたところ、熱暴走するまでの時間が延びましたが
30分くらいベンチを回すとやっぱり止まります。
何ヶ月か試行した結果、BIOSの標準設定では、FAN速度が20%となっており
ほとんど回転していないため、放熱が間に合っていなかったことが判明しました。
BIOSの設定で、100%固定にすると問題なく動作しはじめました。
20%になっています。
286rpmだと、ほとんどファンが回っていない状態です。
簡易水冷にしてみたところ、安定して動作してくれるようになりました。
Phenom9350e(2.0GHz)+Radeon HD 5770 の環境から、
Core i7 2600K(3.4GHz)+内蔵HD3000にしたところ、表示がもっさりしすぎて
耐えられませんでした。CPUだけ早くしても、ボトルネックが改善しなければ
体感は変わらないということですね。
CPUパワーに頼った処理は格段に向上しました。
多量のMP3ファイルをWavにコンバートする処理は、体感で1.5倍くらいになりましたし
jpegファイルをzip圧縮する作業も、2倍とまではいきませんが、8割未満の時間で
処理が完了する気がします。動画のエンコードはまだ試していませんが期待が持てます。
処理速度の面では全く不満のない製品です。
問題点や不満点を上げるのが難しい、いい製品だと思います。
内蔵GPUの処理速度について、ある程度期待していましたが、こちらだけは期待はずれ。
過信してはいけないようです。
CPU側にピンがなく、M/B側に微細なピンが存在する形状でピンがとても繊細なためか
M/B側を1回交換して頂きました。CPU側は不安がないですが、システム全体としては
扱いが難しくなった気がします。CPUより、M/B側に不安が残りました。
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