レビューメディア「ジグソー」

安心のブランド、K2.

このたびはHDクラシックスのレヴュアーに選んでいただき、ありがとうございます。
NAXOS様とZigsow様にお礼申し上げます。

最後になりました一枚、This is K2 HD SOUND!となります。

では、K2HDとはなんぞやというところから行きたいと思います。

JVCのサイトをみると引用元

「K2HDマスタリング」は、FLAIRマスタリング・エンジニアの感性と新技術「K2 High Definitionコーディング」技術により、最大100kHz/24bitの情報でマスター音源に本来込められている楽曲の魅力を各メディアに収める画期的なマスタリングです。これにより44.1kHz/16bitのCDマスターに192kHz/24bitの音楽情報を収めることに成功し、これまでにはないCDの<<高音質化>>を実現しました。

・・・とあります。

新技術について意味のある説明がないうえに、エンジニアの感性で実現されたといわれてもリンダこまっちゃう。

しかし、いままでK2とついたCD買ってみて確かに音がよかった記憶があるので、そこは細かく言いません(今は)。


まずは曲目から。

01 Rachmaninoff - SYMPHONIC DANCE No. 1 Non Allegro
02 ZAPATEADO
03 LEFT ALONE
04 Respighi - QUEEN OF SHEBA SUITE/WAR DANCE
05 TOUCH
06 LIFT YOUR VEIL/A ROSE FOR ME
07 Tchaikovsky - SWAN LAKE DUO
08 HEART OF GLASS
09 BLUE DREAM
10 STAR DUST
11 Vivaldi - FOUR SEASONS/SPRING
12 AMAZING GRACE
13 KINDERPIELE
14 HABANERA FANTASIA FROM CARMEN
15 AUTUMN IN SEATTLE
16 Pachelbel - CANON IN D


01 Rachmaninoff SYMPHONIC DANCE No. 1 Non Allegro
ダイナミックレンジが広いです。細かい音が大きな音に埋もれることなく透明感のある録音になっています。

02 ZAPATEADO
サパテアードとはかかとを鳴らすスペインのダンスとのこと。
ギターと靴音だけのシンプルな音源で、そのせいもあってかものすごいリアリティのある録音になっています。

03 LEFT ALONE
Jazzの定番ですね。リードは二胡でしょうか。
だいぶ雰囲気がちがいます。
ベースもごりっとしているし、二胡がいろっぽい。
収録元のCDもほしくなりました。

04 Respighi - QUEEN OF SHEBA SUITE/WAR DANCE
民族的な印象のある曲で、"戦いの踊り"というタイトルそのものです。
これも臨場感のある録音になっています。

05 TOUCH
パーカッションを不思議な雰囲気で演奏しています。
これもシンプルなので楽器がそこに浮かび上がってくるような気になります。

06 LIFT YOUR VEIL/A ROSE FOR ME
中国のカントリー?
正直なじみのないジャンルで何と言っていいのか・・・w

07 Tchaikovsky - SWAN LAKE DUO
録音は古いですが、それを補う以上の生々しさがあります。

08 HEART OF GLASS
切ないバラードです。
カバーするならここまでやってくれたほうが気持ちがいいです。

09 BLUE DREAM
まさに夢に誘われそうな演奏。
でも悲しい夢を見てしまうかも・・・

10 STAR DUST
これまたJazzの定番ですね。
ベースが安定していて聴いていて不安になりません。
それにしてもいい感じで録音されてるなぁ。

11 Vivaldi - FOUR SEASONS/SPRING
あまりにもきれいでどこに文句をつけたらいいのかわからないのが文句だ、ぐらいの安定感。

12 AMAZING GRACE
中国の琴による演奏。
ここまでいくと生で聞くよりいいんじゃないかとも思えるぐらいです。

13 KINDERPIELE
牧歌的な曲。
これも40年前の録音ですが、素直に録音できていて聴いていて疲れません。

14 HABANERA FANTASIA FROM CARMEN
カルメンですね。
実はビゼーのCDは持っていないのでサンプルが収録された原版を買おうかと考えています。
少なくとも録音に文句を言うことはなさそうw

15 AUTUMN IN SEATTLE
トリオ編成のJazzです。
これまたきれいな演奏で録音。

16 Pachelbel - CANON IN D
ラストはおなじみ、パッヘルベルのカノン。
鉄琴をメインに打楽器で演奏しています。
まさに目の前に楽器が見えてくるよう。

オーディオ的なことも書かせていただきます。

録音はどれもサンプラーにされるだけのことはある素晴らしいものです。
しかし、私の好みではない点も少し。
なんというか、温度が低い感じがしてしまうんですよ。
しかし、自分のシステムや店での視聴につかうのはもちろん、純粋に音楽を聞くのにも優れています。

好みに合わなかった分強くは押しませんが、さすがだ、というところです。


これまたオススメできます。

23人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • げるねおさん

    2012/01/08

    例の場所でコレ、聴かせていただきました。スピーカーはAXIOM80 in平面バッフル。

    これは確かにイイですね!冒頭の交響的舞曲のなんと立体的で音離れの良い音か!

    AXIOM80の良さを存分に引き出してくれる盤だと思いました。もっとも、AXIOM80は買い手が付いちゃったようですがw
  • 北のラブリエさん

    2012/01/08

    >げるねおさん

    いいですよね、コレ。
    楽曲はものすごく好み!というのが入っているわけではないのですが、録音はとにかくいい。

    一度自宅で聞かれてみては?w

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