レビューメディア「ジグソー」

普通のCDだけど、ここまで出来るよ

このたびは、本件のレヴュアーに選んでいただきまして、zigsow事務局並びに関係各社さまありがとうございます。

とりあえずファーストインプレッションにて公開しておきます。

使用している機器は、以下のシステムです。
DVD/SACDプレイヤー パイオニアDV-800V
アンプ 自作6CA7 3結シングルアンプ
スピーカー JBL 4312D
イヤースピーカー/ドライバー STAX SR-407/SRM-407

SACDではなく、従来方式の44.1kHzサンプル16bit量子化CDなので、フツーのCDプレイヤーで再生できます。このCDはシステムの音質評価用に、優良録音を集めたオムニバスという位置づけと理解しました。定番のクラシックやジャズなど、いろいろ詰まって16曲入っています。
私は、この種のオムニバスアルバムの論評は苦手とするところなのですが、無理やりがんばってキーボードを叩いてみます。

1.セルゲイ・ラフマニノフ作曲 「交響的舞曲」から第一楽章
16Bit44.1KHzのCDでもここまで出来るようになったことを実感させてくれる壮大なオーケストラ演奏。CD登場初期に多数登場した音質評価用のオムニバスアルバムと比較して、さらに音の粒立ちが向上しているように聞こえます。但し、ハイレートから44.1kにダウンしている分、若干の折り返しのようなものが聞こえるような気がしますが、それもSTAXを使ってあら探しするようなことをしなければ全然気になりません。

2.ペペ・ロメロ「サパテアード」
ペペ・ロメロ(Pepe Romero)はスペイン出身の著名なクラシック・ギター奏者。
サパテアードは大雑把に言って「メキシコ風のタップダンス」で、沓で床をリズミカルに打ち、パーカッションとする演奏(?)。
このタップは素晴らしいリズム感を持ち、ロメロのギターと見事なグルーヴ感を表現しています。
床の大きさや、タップを打つときの脚が動いて空気を切る音まで判るような録音です。

3.マル・ウォルドロン作曲「レフト・アローン」
サックスの代わりに二胡を入れたジャズカルテットです。
二胡は中国上海生まれの姜建華(ジャン・ジェン・ホワ)による演奏。
この楽曲の収められたアルバムを買ってみようかな、という気になりました。

4.レスピーギ作曲「シバの女王ベルキス」から第3楽章「戦いの踊り」
目の前いっぱいに山のように大規模なオーケストラが盛り上がり、
指揮者になった雰囲気を味わえる音です。

5.クリストファー・ハーディ /Touch
マリンバやドラムスの他に壷を叩いたようなパーカッションが沢山。
一人で演奏しているんでしょうか、不思議な音楽です。

6.Lift your veil/a Rose for me
これはギター、琴、ドラムスとフィドルのアンサンブルで中華風味ということだと思います。
ギターも他の楽器も、かなりオンマイクで録音されています。

7.チャイコフスキー/白鳥の湖
ハープの中で空気がどのように振動しているのか、見えてきます。
楽器を構成している木材の質の良さとか、そんな雰囲気が伝わるようです。

8.ブロンディ「ハート・オブ・グラス」
歌手は韓国の歌手ユンサンナ
アメリカのバンド、ブロンディの曲を韓国のYoun Sun Nah (ユンサンナ)が歌います。
韓国の人は言語の関係で日本人と発音が違うのか、歌の上手な人が多いような気がします。

9.ブルース スターク「Blue Dream」
スタークの吹くSAXは、優しい音で歌います。
静かな演奏で、寝てしまいそうです。

10.スターダスト  ジャズのスタンダード・ナンバー Stardustです。
演奏はThe Hot Club of SF
ウッドベースの安定感ある演奏が、全体に安心感を与えているようです。
バックでコードを刻んでいるギターは、ピックの尖っていないところで弦を撫ぜているように聞こえます。

11.ヴィヴァルディ「四季」から春
オーディオチェックCDの定番です。
定位が良好で、各弦楽器の位置がよく判ります。

12.アメイジング・グレイス
中国人演奏家の李?(Wei Li)が琴で演奏。(?は偉のへんを火にした文字)
琴の内部構造まで判ってくるような、アタック感もサスティーンも良く伝わってくる録音です。

13.エスター・オファリム「Kinderpiele」
イスラエルの歌手・女優エスター・オファリムは色々な歌を歌っていますが、youtubeにこれを歌っている動画がありました。ギターと歌だけのシンプルな演奏です。
湿度の低い、爽やかな空気が伝わってくる録音と言えるでしょう。

14.カルメンからハバネラ「恋は野の鳥」
みんなが知ってるジョルジュ・ビゼー作曲「カルメン」の第一幕です。
演奏がすぐ終わってしまって、「え~、これだけなの?」と感じてしまうのが、私がオムニバスで困る理由の一つです。もっと聞かせて欲しいんです。

15.山本剛 『オータム・イン・シアトル/Autumn In Seattle』
日本屈指のジャズピアニスト 山本剛の演奏です。
ピアノ、ベース、ドラムスのオーソドックスなジャズトリオで、安心して聞けます。
酒場のBGMでかかっているような雰囲気です。

16.パッヘルベルのカノン
弦楽器じゃなくて、鉄琴による演奏なんですね。
音板の定位感が決まっている優秀な録音だと思います。

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