5枚目、今回最後のレビュー、 タベア・ツィンマーマンの初のソロ・レコーディング作品です。
今回の試聴環境は、
+ Final Audio PianoForte
です。弦楽器にもこの組み合わせはいけるようです。
曲目
・レーガー(1873-1916):無伴奏ヴィオラ組曲Op.131Dより第1番ト短調
・J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(ヴィオラ編)第1番ト長調
・レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲Op.131Dより第2番ニ長調
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(ヴィオラ編)第2番ニ短調
・レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲Op.131Dより第3番ホ短調
演奏
タベア・ツィンマーマン
録音
2008年
感想
ヴィオラのソロがとても美しい。今回の5枚の中でもっとも聴きやすく、気に入っています。
感覚がよい意味で研ぎ澄まされる楽曲が集まっています。
演奏の質も極上ですが、録音の質も素晴らしいです。
このCDでレーガーを初めて知りましたが、レーガーと、J.S.バッハの曲が交互に収録されていますが、時代が違う作品ですので、表情付けが素人でも分かるくらいに違ってます。
どちらも、聴きこんでみてください。
なんか、精神的な疲れが取れました。これはいいものでした。
気に入った曲
・無伴奏チェロ組曲(ヴィオラ編)第1番ト長調
私の感覚で、いかにもバロック音楽!
何か心が落ち着く空間に連れて行かれる感覚ですね。
バロック音楽をまた聴きたくなりました。
・レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲Op.131Dより第3番ホ短調
ヴィオラのための組曲Op.131Dは、3曲からなるそうですが、これには第2, 3番が収録されています。
J.S.バッハのヴィオラの音色を豊かに見せるのとは違う、シンプルさを感じますね。
レーガーがバロック期を受け入れつつ、違うヴィオラらしさを出そうとしたのかもしれません。
kenさん
2011/05/27
私は、興味はあるのですが、ハイレゾ音源を聞ける環境がないので、応募しませんでした。
はにゃさん
2011/05/27
応募時点では私も悩みましたが、案じても仕方ないので応募してみました。
当然SACDプレーヤーがあれば、もっといい感じでしょうけど、このCDは私の試聴環境を見てもらってもわかるように、癖の少ないHD AUDIO搭載のパソコン + 雑誌付録イヤホンで十分いけますよ。
リーダーさん
2011/05/27
困った・・・w
はにゃさん
2011/05/28
ありがとうございます。私的にはお勧めできる一枚です。
hmv の商品紹介 http://www.hmv.co.jp/news/article/910020116/ に
ナクソス・ジャパンさんによる紹介がありますので、一読されると良いかと思います。
amazon.com で MP3による試聴は可能です。MP3では十分に伝えられない気がしますので、こういう音楽でOKと思ったら、Hybrid SACDを選んだ方がいいかと思います。