●再生環境
リビングでFMとかちょっとした音楽を聴くためにつかっているセットです。
正直ローエンド機材のうえ、老朽化しています。
DVDプレーヤ
AVアンプ (D/Aもこれでやってます)
スピーカー
SONY SS-V725AV (3way ブックシェルフ)
(1988年製造)
●K2HD マスタリングについて
このアルバムはSACDでも DVD audioでもなく、通常のCDメディアの44.1KHz 16bitですが、
K2HD マスタリングにより 最大 帯域100KHz 量子化ビット数 24bit 相当を体験できるとなっています。
単純化すると、192KHz 24bit入力を 44.1KHz 16bitに変換してマスタリングする技術になります。
●聴いて見た感想
曲の感想ではなく、K2 HDマスタリング CDとしてのファーストインプレッションです。
・ダイナミックレンジが広く感じる
・ノイズを感じない
・音がクリアになっている
・20KHz以上が出ているような感じがする
・音の定位がはっきりする
音がクリアになったことと、定位がしっかりしたことについては、マスタリング時のマスタークロックがルビジウムないしセシウムじゃないかと思ったのですが、ざっと調べたところ、やはりそのようです。
クロックのジッタが大きいと、再生波形が変わってしまい歪となり、違う音が混じります。
もちろん使用する機材のCDトランスポートのジッタ、クロック精度、AVアンプのクロック再生性能、DA性能などいろいろファクタがありますが、こんなローコストで古いセットでもこんな音がするのか!と感動しました。
よい手法と、マスタリングエンジニアのスキルが組み合わさって、マスターテープってこんな感じ?と思わせるぐらいですよ。
出来の悪いポータブルオーディオやミニコンポ向けの音しか作ってこなかったところとは雲泥の差です。
開発元のページでは “柔らかいながらも高域に伸びがあり、奥行き感のある”とこの技術を紹介していますが、これが一番いい表現だと私は思います。
この後、他の機材でも試してみたいと思います。
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