■■使用機材■■
●メインPC
●サブPC(自作)
・ケース Windy MT PRO-4000
・マザー Asus P7P55D LE(P55チップセット)
・CPU Intel Core i5-750(クアッドコア)
・HDD 日立320GB
・メモリ DDR3 4GB
・OS Windows7 HomePremium SP1
・拡張ボード Asus U3S6(USB3.0 NECコントローラ、SATA3 Marvell 88SE9123コントローラ)
●外付けHDDケース
■■外観チェック■■
動画でどうぞ。
■■指定課題:本体に取り付ける■■
こちらも動画でどうぞ!
本体に固定するのはミリネジです。
●注意●
使用する信号ケーブルは、かならずSATA3対応のものを使用しましょう。
SATA2用のケーブルを使ったとき、速度が安定しませんでした。
■■指定課題:OSをSSDにコピーする■■
SSDにOSをセットアップする方法はいくつかありますが、今回はParagon Backup & Recovery 2012 Freeを利用して移行作業をしました。
●Intel Data Migration Software使用時の注意
Intelの配布するOS移行ツール(Intel Data Migration Software)を使用する場合、元のHDDのパーティション構造も引き継ぎます。
したがって、SSDの容量よりもHDDの使用済み容量が大きいと、マイグレーションを実行できません。
(シャドウパーティションも含みます)
■■指定課題:各種ベンチマーク■■
時間の測定には、G-Shocのストップウォッチを使用しました。
グラフのGSは、FRONTIER GSシリーズ、
自作は、自作PCです。
●OS起動時間
POST画面の時間を差し引いた時間です。
メインPCでは、SSD 520はわずか18秒で起動完了!!
一服する暇もありません。
自作機は、FRONTIER GSより倍の時間がかかりましたが、パソコン側の問題で速度が頭打ちになっているのが原因でしょう。
FRONTIER GSのHDD(WD 10EARS)が、いくらなんでも遅くて気持ち悪いですね^^;
●仮想OSインストール
ScientificLinux6を仮想環境へインストールする時間を比較しました。
CPUと、HDD、どちらの性能も重要な処理ですが、結果も速度順に並びました。
仮想化ソフト:Oracle ViertualBox
設定プロセッサ数:4
インストールディスクの場所:デスクトップ(SSD内)
仮想HDDの場所:デスクトップ(SSD内)
インストール後ディスクサイズ:3.8GB
●動画エンコード
自作PCでは、SSDに交換することでずまずの高速化に成功。
FRONTIER GSでは、何がネックになったのか、HDDもSSDもほぼ同タイムとなりました。
エンコーダー:GomEncoder
プロファイル:iPad Normal
素材の動画:某DVDを無圧縮リッピングしたもの(4分割、計3.8GB)
出力ファイルサイズ:287MB
●動画編集
SSD 520では、編集中のプレビューでのタイムラグがほぼ無くなります。
HDDではプレビューするたびに1秒~数秒のラグが発生し、イラッとすることもしばしば。
使用ソフト:Corel VideoStudio X4 Pro
■■指定課題:Crystal Disk Mark Nano picoの結果■■
まずはHDD(WD 10EARS)・SSD 320・SSD 520の比較です。
とくにRead速度において、SSD 520が異次元の速さですね。
NCQ有効時(QD32テスト)のRead・Writeも、素晴らしい効果をあげています。
自作PCのSATA3コントローラーであるMarvell 88SE9123は、チップの仕様上300MB/sちょいで頭打ちとなります。
それでも十分高速ではありますが、ちょっともったいない。
■■自由課題:お手軽静穏化■■
FRONTIER GSシリーズは、元々静かなPCです。
それだけに、HDDの回転音とシーク音でイラっとする場面も多々あります。
換装の効果ですが、非常に静粛性が向上し、深夜でも全く気にならないレベルになりました。
電源初投入の際、静か過ぎて壊したと思ったくらいで、標準のCPUファンの静かさにも改めて驚かされました。
日中の利用でも、静かなPCはストレスもかなり減ります。
ドライブのSSD化は必須と言ってもいいでしょう。
■■自由課題:爆速外付けストレージ製作■■
せっかくUSB3.0対応PCがあるのだし、SSD 520を外付け化するぜ!
と気軽に考えていましたが、そうは問屋は卸してくれませんでした。
●第一号:既製のUSB3.0対応外付けHDDを改造
I-O DATA製HDJ-UT2.0を改造してみましたが、結果は散々。
USB3.0でPCに接続すると、結構苦労して組み込んだんですが、認識せず(´;ω;`)
●第二号:SATA3対応をうたうケースでチャレンジ
急遽調達しました、玄人志向 GW2.5SATA3-U3。
型番から想像がつくとおり、SATA3とSSDへの対応を公式にうたっています。
思ったより出来がよくて安心しました。
無事に動いた!
パフォーマンスはだいぶ犠牲になってますが、それでも内臓SSD 320と同等でふんばりました。
自作マシンでは認識しなくてあせりました。
同時に接続していたSSD320を撤去し、再起動で無事認識。
パフォーマンスはあまり芳しくありませんが、既存のどの外付けHDDよりも高速なのは間違いないですね。
●外付け化のいいところ
・並のUSBメモリや外付けHDDより、高速、高信頼性。
・衝撃に強い
●外付け化の課題
・ケースとの相性問題が出やすい。(2012年2月時点)
・古めのPCでは、効果が半減する機種も。
■■発熱■■
SSD 320は発熱らしい発熱はありませんでした。
しかしSSD 520は高性能なぶん、確実に発熱します。
室温20℃でしばらくCrystal disk markを走らせたところ、エコモデルのHDD並にホカホカしていました。
夏場の空調の効いてない室内や、外付けケースに密閉する場合に、高負荷で回しっぱなしはお勧めしません。
Read・Writeしてない時は、発熱しませんので、一般的な使い方なら心配なさそうです。
■■その他■■
HDDとSSD全般の実力さがあまりにも開いているため、SSD 320とSSD 520の違いを体感できる場面はまだ少ないです。
しかし、SATA3ポート搭載のPCであればSSD 520を選んで間違いありません。
価格差もかなり小さいですし。
Marvel 88SE9123を搭載できるPCはバリバリ現役スペックですから、SSD 520の性能を100%享受できないのは少々残念です。
これからSATA3拡張ボードを購入の際は、コントローラの銘柄チェックが必須です。
■■あとがき■■
Intel SSD 520プレミアムレビュワーへ選出いただき、ありがとうございます。
Intel様、Zigsow様にお礼申し上げます。
また、最後までご覧くださった皆様にも、お礼申し上げます。
退会したユーザーさん
2012/02/29
それに、外付けで使うのはもったいないです。
いぐなっちさん
2012/02/29
たしかに、まだ外付け化はもったいないですかね。
もうちょっと性能のいいSATA-USBコントローラがほしいですね。
データの法廷保存期間が長い、建築関係では重宝しそうです。
kenさん
2012/03/07
Marvelのコントローラでは、ベンチマークの数値が、
頭打ちになるんですね。
インテルさんには、早くチップセット内蔵のSATA3ポートを
現行の2個から増やして欲しくなりますね。
いぐなっちさん
2012/03/08
ありがとうございます♪
Marvelも、まさかこんなに早く転送速度を上回るドライブが出るとは思ってなかったのかもしれませんね^^;
SATA3ポート2つは、確かにすでに不足しだしてますものね・・・。
Z77はどうなるのでしょうね。