以前、ジャンクコーナーで発見したときに捕獲しておきました。友人からTualatin対応マザーボードを頂いたのでWinXPをインストールして簡単に動作テストを行ってみました。
＜テスト環境＞
・CPU：Intel Celeron 1.30GHz（SL5VR,Tualatin-256K）
・マザー：SOLTEK SL-65KV2-CT（VIA Apollo Pro133T）
・メモリ：PC133 768MB （256MBx3）
・VGA：GeForce4MX 64MB
・HDD：WESTERN DIGITAL WD1600 (160GB,IDE）
・光学ドライブ：LITE-ON LH-20A1P25C （ATAPI）
・電源：鎌力 Rev.B 380W
・OS：WindowsXP Pro SP3
●Intel Celeron 1.3GHz (SL5VR）
プロセスルールが180nmから130nmへ更新し動作クロックが上昇し、コア剥き出しのFC-PGAから現在のCPUのようなヒートスプレッダを搭載したFC-PGA2パッケージへ変更されたのが特徴です。Tualatin-256KコアはPentium3用のTualatinコアをベースにL2にウェイトが入れられているようです。
Tualatin（Tualatin-256K）コアのCPUを動作させるにはIntel i815E/EP B-StepやApollo Pro133Tチップセット搭載マザーボードが必要になります。
＜スペック＞
・S-Spec：SL5VR
・実クロック：1.30GHz
・Socket：Socket 370
・L2キャッシュ：256KB
・FSB：100MHz
・コア名称：Tualatin-256K
・コア電圧：1.5V
・プロセス：130nm
・TDP：33.4W
●ベンチマーク
3Dベンチを回すほどの性能はないのでSuperPI-MODを使用してシングルスレッド性能をテストしてみました。
＜SuperPI-MOD 1M スコア＞
・768MB（133MHz,CL3）：154.663秒
Celeron 1.2GHzは160.281秒なので6秒ほど速くなっています。
●消費電力
ワットチェッカーPlusを使用して消費電力を計測してみました。
＜Celeron 1.30GHz＞
・アイドル時：60W
・負荷時：66W
アイドル時は60W。負荷時は66WとCeleron 1.2GHzと差は1～2Wで誤差範囲内のレベルです。
●感想
CeleronブランドのCPUでもTualatin-256Kコアなので性能はなかなか良好です。Tualatinコアのためアイドル時の消費電力が高めなのは残念ですが、1.2GHzとの差は少ないのは良いと思います。
最上位のCeleron 1.4GHzも試してみたいです。
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購入金額
525円
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購入日
2008年頃
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購入場所
はにゃさん
2011/08/23
トータルで60Wですか。そろそろうちのP3-933も i5-2500Tとかに置き換えようかな？
Sheltieさん
2011/08/23
ピン曲がりのCPUは別でして、こちらは先に検証していました。ピン曲がりのCPUも無事動作したので紹介文が完成したら登録したいと思います。
Tualatinコアはアイドル時の消費電力が高く、最近のCPUより多いのは意外でした。P3-933はCoppermineですからギリギリ50W未満ですね。Sandy Bridge世代のCPUはグレード次第ではアイドル時の消費電力は50Wより更に低いですから買い替えもありかもです。