ズーム域は28~135mmということで、所謂標準ズームの焦点距離をカバーします。APS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラでは中望遠レンズという形になってしまいますが。
少し古めのキヤノンのズームレンズらしく、IS(イメージ・スタビライザー)とAF駆動用のUSM(超音波モーター)の組み合わせが採用されています。ただ、IS機構の設計が簡略化された、安価なEF-S 18-55mm F3.5-5.6と比較すると、ISの効果はそれほど体感出来ないのが気になりますが。
基本的にはフルサイズセンサーを搭載した、EOS 5Dで使用することを前提に購入しています。今までEOS 5Dで標準ズームを使いたい場合には、フィルムカメラ時代に購入していたEF 28-105mm F3.5-4.5 USMを使っていたのですが、このレンズと比較するとズーム域が拡大された影響もあるのか前玉が大幅に大きくなり、フィルター径が58mm→72mmへと大型化されています。
世代が新しくなった分の進歩を期待していたのですが、残念ながらAFの合焦速度なども含めてそれほど進歩したという印象は受けません。RAWでじっくりと撮影して画質を比較すれば違いが出てくるのかもしれませんが、軽く触った程度では特に良くなったという部分が見当たらないのです。ただ、最近のキヤノンのレンズはISをつけて実質値上げというパターンが続いていますので、手頃なレンズが入手しづらくなりつつあり、その意味では仕方の無い妥協点という気はしています。さすがに赤線が入ったレンズを買うほどには金をかけられませんので…。
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購入金額
19,800円
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購入日
2013年07月28日
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購入場所
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