今住んでいる家は築50年近い昭和のおうち。ピンポンもまさにピンポン。
ボタンを押すとピンポーンって鳴るやつ。
家の中と2本線で繋がっていてそちらには単二電池4本で動作するピンポン(チャイム)がついている。昔はそれだけでよかったのだがリフォームして各部屋に空調もついて締め切る事が多くなり、2Fでは気づかない事も多く、2Fに向けて配線を分岐して2Fにも同じピンポンをつけていた。
またさすがに昭和当時のチャイムは一度壊れて平成に一度交換している。ただそれも以前音が鳴らなくなり、内部の作動不良だったのでとりあえず潤滑スプレーつかったりして鳴るようにしていた。
…と思ったら今度はスイッチが壊れた。スイッチは正真正銘昭和の新築時のモノ。よくまあ持ってたな。
スイッチだけの交換も考えたが、ここで交換しなかったらタイミングが無くなりそうだったので思い切って現代的なインターホンに切り替えることに。どうせならカメラ付きがいい。
最初は完全に無線式(スイッチやカメラ側が電池動作)のものを調べていたが…どうも最近のやつはピンポンと同じ2本線でカメラと音声と電源を通信するらしい。まじかよすげえな。とはいえ昭和の配線で使えるかは賭けだったがダメだったら配線ひきなおす覚悟で買ってみた。
パナソニック どこでもドアホン VL-SWE210KLA
スイッチ(カメラ)と本体は有線2本で接続。本体はコンセント給電(なので電気工事士免許なしでOK 元々電池式ピンポンだから壁側にも電源配線無し)。それに加えて電話の子機みたいなやつがあってこちらは無線&コンセント式の充電ドッグというセット。
元の条件があえばDIY設置も難しくない
まずは外側。既存のスイッチを外す。
時代を感じるスイッチでマイナスネジで固定されていた。普通はプラスだろう。
スイッチは壊れたというより内部の部品が外れたという感じで固定しなおしたら一応なおった。
配線はご覧の通り単なる2本線。サビが酷かったのでネジザウルスリキッド(ネジ用のサビ取り剤)でサビを取った後接点復活剤を塗っておいた。ピカピカ。
土台枠をつける。
昭和の時代から規格化されているのでネジ穴はそのまま使える。ただ弱っているので補助として自動車用両面テープで壁にくっつけて補強しておいた。
次は本体の接続。本体は裏面に線の接続端子とカメラ調整レバーがある。元々単なる押しボタンの位置でカメラには低い位置だったので目いっぱい上に向けておく。
ネジ1本で本体装着完了。
カバーを付けて外側OK。事前にモノを用意していたのもありここまで30分もかかっていない。
さて室内側。ここで外側には線は「2本線」としか指定が無かったが、室内側の親機には「単芯線」との指定がある。家についている壁内配線はより線なのでそのままでは使えない。
どちらにせよ元のピンポンは高い位置にあるので目線の位置まで下げる必要がある。なので延長がてら単芯線を繋いでその先で接続する(説明書でもより線の場合は一旦単芯線を圧着端子で接続してから繋げとある)。
家には配線工具や配線はどかどかあるのだがそれは全部車用のより線。単芯線を購入。
エルパ (ELPA) チャイムコード 10m 0.8mm×2心 ホワイト TIVF-10H(W)。10mもいらんけどすぐ手に入る単芯線がこれしかなかった。てかパッケージイラストがより線で間違えて買ったかと焦った。
間違いなく単芯線だった。
再びネジザウルスリキッドで元の線のサビ取り後、家に余ってた閉塞圧着端子で接続。延長不要&元から単芯線ならこの辺の配線用の工具や部材もいらないのでより簡単な筈。家のやつでなくても車の配線触った事ある人なら十分できる。
親機背面。端子穴が複数あるが外側との接続の2本線のみ使用で他はオプション用。
こちらも規格穴の枠になっているので元からついているならポン付けできるが今回は場所を移動するのでドリルで壁に穴開けて設置。モニタの位置が目線くらいがいいとのことなのでちょっと高め。
あとはひっかければOK。
当然コンセントから電源をとる必要があるのと、今回は壁の裏ではなく別所からの壁の表側を伝って配線を延長したので2本線が出ていて見た目はよろしくないが機能的には問題ない。
後元々壁から配線が出ている穴はどうしたもんかと思ったが元のピンポンチャイムから電池外して戻したら見慣れた風景で違和感ないのでこのままで(オイ)
操作もわかりやすい
さて昭和の配線で動くのかってのが一番心配だったが無事動作OK。カメラや音声も同じパナソニック製をつけている親戚宅と差が無いように感じるので影響はないようだ。
人間を載せたくないからってアクリルパネル菊月ちゃんつかうな。
特に親機のボタンは大きくてわかりやすい。チャイムがなったらデカイボタン押せばいい。
チャイム時には何枚かの画像も保存される(映像ではなくスクショを何枚かといったイメージ)。
またモニターボタンを押せばチャイム関係無しにカメラの映像を確認できる。
夜間でもボタン・カメラ側にLEDライトが仕込まれているのである程度顔が判る。他の照明が殆どない状態でもだいたい顔が判った。普段は玄関に照明があるので夜でも十分だ。
子機の方は無線なので操作に若干のタイムラグがある感じだが、こちらは持ち歩けるので来客が判っている場合とかは出たい人間の部屋に持ち込んだりできるので、普段家にいる人間の場所が安定しないならぜひこの子機付きがいいだろう。
子機つきなのでフォローできたがピンポン音は音量最大でも元の電池ピンポンより音が小さく感じた。当然子機からも音が鳴るので2F側はそれでフォローできるが子機無しだと色々不便だったかも。まだ大丈夫だけど家族の耳が遠くなる事もあるだろうし。
しっかしこれ、たった2本の線でどうやってこんなに色んな制御してるんだろうと思って説明書をよく見なおしたら、線は電源供給とかだけなようで、他のカメラ信号とかは無線で飛ばしてるようだ。なるほどかしこい。だから昭和の古い線でも問題なく動くのか。
また今回機能アップと共に電池交換を気にする必要がなくなったのもでかい。
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購入金額
24,189円
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購入日
2025年03月20日
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購入場所
アプライド(ヤフーショッピング)
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